有価証券報告書-第18期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/22 12:46
【資料】
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【項目】
93項目
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、前事業年度から続く新型コロナ感染症の拡大、東京オリンピック・パラリンピックの開催延期、二度の緊急事態宣言の発出等により、企業の業績は悪化、個人消費も冷え込み、マイナス成長となりました。
当社を取り巻く環境においては、東京オリンピック・パラリンピックの開催延期に伴いオリンピック関連案件の発注延期、海外からの観光客減少に伴い多言語案件の減少、展示会の中止等に伴い営業機会の減少等のマイナス影響があった一方で、企業のテレワーク対応、学校のオンライン授業対応等により、eラーニング教材、動画等でのナレーション作成用途での需要が増加し、また、個人の外出自粛に伴いコンシューマー向け製品の需要が拡大しました。当社は、ポストコロナ社会を見据え、次世代音声合成エンジン「AITalk®5.0」シリーズの提供を開始、セレンス社との技術連携強化、個人向けオリジナルブランド新製品「A.I.VOICE™琴葉茜・葵パッケージ版」と「A.I.VOICE™伊織弓鶴パッケージ版」の発売を開始致しました。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
ⅰ.財政状態
(資産)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末と比較して162,854千円増加し、1,352,003千円となりました。
(負債)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末と比較して21,233千円減少し、119,981千円となりました。
(純資産)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末と比較して184,088千円増加し、1,232,022千円となりました。
ⅱ.経営成績
当事業年度の売上高は887,565千円(前事業年度比8.4%増)、営業利益は288,198千円(同5.3%増)、経常利
益は288,424千円(同5.6%増)、当期純利益は215,194千円(同24.7%増)となりました。
なお当社は音声合成事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりませんが、特性に応じた3つの区分別の売上高につきましては、法人向け製品538,565千円(前事業年度比7.9%増)、法人向けサービス225,085千円(同1.9%減)、コンシューマー向け製品123,914千円(同37.2%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して136,843千円増加し、1,101,358千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は、180,600千円(前事業年度は217,309千円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動により支出した資金は、11,856千円(前事業年度は6,452千円の収入)となりま
した。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動により支出した資金は、31,900千円(前事業年度は229,357千円の支出)となりました。
③生産、受注及び販売の実績
ⅰ.生産実績
当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
ⅱ.受注実績
当社は、提供する主要なサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
ⅲ.販売実績
当社は音声合成事業の単一セグメントのため、当事業年度の販売実績をサービス区分別に示すと、次のとおり
であります。
サービスの名称当事業年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
前事業年度比(%)
法人向け製品 (千円)538,565107.9
法人向けサービス (千円)225,08598.1
コンシューマー向け製品 (千円)123,914137.2
合計 (千円)887,565108.4

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前事業年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
当事業年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
株式会社NTTドコモ165,21520.2152,63317.2

3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当事業年度の財政状態及び経営成績は、次のとおりであります。
ⅰ.財政状態
(資産)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末と比較して162,854千円増加し、1,352,003千円となりました。これは主に、現金及び預金が136,843千円、売掛金が18,191千円増加したことによるものです。
(負債)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末と比較して21,233千円減少し、119,981千円となりました。これは主に、未払法人税等が17,783千円、未払金が5,200千円減少したことによるものです。
(純資産)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末と比較して184,088千円増加し、1,232,022千円となりました。これは主に、当期純利益の計上により利益剰余金が215,194千円増加、配当金の支払いにより利益剰余金が35,125千円減少したことによるものです。
ⅱ.経営成績
(売上高)
当事業年度の売上高は887,565千円(前事業年度比8.4%増)となり、前事業年度より、68,437千円の増加となりました。これは、eラーニング教材、動画等でのナレーション作成用途において、音声収録の代わりに音声ファイル作成パッケージソフト「AITalk®声の職人®」や「AITalk®声プラス®」の利用が増加したこと、防災分野における翻訳機能付多言語案件が引き続き好調であったこと、放送業界における音声合成の活用が拡がりを見せたこと等により、法人向け製品の売上が前事業年度比7.9%増となったこと、及び、今期新たに発売を開始した個人向けオリジナル新製品「A.I.VOICE™琴葉茜・葵パッケージ版」と「A.I.VOICE™伊織弓鶴パッケージ版」が、コロナ禍において売れ行きが好調であったこと等により、コンシューマー向け製品が前事業年度比37.2%増と伸長したことによるものであります。一方で、展示会の中止等に伴い営業機会が減少するなどマイナス影響もあり、法人向けサービスは前事業年度比1.9%減となりました。
(営業利益)
営業・管理系人員の人件費増加、研究開発費の増加等により販売費及び一般管理費が64,862千円増加したものの、売上高の増加がそれを吸収し、当事業年度の営業利益は288,198千円(前事業年度比5.3%増)となりました。
(経常利益)
営業利益の増加及び補助金収入等により、当事業年度の経常利益は288,424千円(前事業年度比5.6%増)となりました。
(当期純利益)
投資有価証券評価損等の特別損失の計上があったものの、経常利益の増加がそれを吸収し、当事業年度の当期純利益は215,194千円(前事業年度比24.7%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の当事業年度のキャッシュ・フローは、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は、180,600千円(前事業年度は217,309千円の収入)となりました。これは主に、売上債権の増加額18,190千円、法人税等の支払額82,600千円等があったものの、売上増加に伴う税引前当期純利益283,933千円の計上があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動により支出した資金は、11,856千円(前事業年度は6,452千円の収入)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出8,780千円、無形固定資産の取得による支出3,279千円等があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動により支出した資金は、31,900千円(前事業年度は229,357千円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額35,072千円によるものです。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。
(資金需要)
当社の運転資金需要の主なものは、多言語のライセンス使用によるロイヤリティ支払や翻訳等のカスタマイズ開発の仕入、スタジオ収録費用の支払のほか、販売費及び一般管理費等に含まれる営業費用、研究活動における機能拡充・強化等に係る費用であります。
(財務政策)
当社の運転資金につきましては、手持資金(利益等の内部留保資金)で賄っております。自己資金で手当できない場合、借入による調達となりますが、借入先・借入金額・条件等は、所定の手続きにより承認後、資金調達を行うことになります。

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