有価証券報告書-第2期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績等の状況の概況
① 財政状態及び経営成績等の状況
当社グループは創業時より「事業活動を通じての社会への貢献」と「全従業員の物心両面の幸福の追求」の2つを経営理念としております。また、当社グループが2021年3月期に30年目を迎えるにあたって中期経営方針を策定し、この方針の中で改めて経営理念に立ち返り、私たちのミッションとして「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」を掲げております。
このミッションに基づき、拡大するリユース市場の中で私たちの強さを活かし、「本を中核としたリユースのリーディングカンパニー」として、世の中の変化に対応して最も多くのお客様がご利用されるリユースチェーンとなることを目指します。
そのための基本戦略として次の2つを掲げております。
基本戦略Ⅰ:個店を磨く
店舗型とネット型それぞれのリユースサービスを磨き上げることが、最も多くのお客様にご利用いただけるリユースのリーディングカンパニーとなるための出発点と考え、各店舗別パッケージ・サービスに応じた磨き込みを行います。
基本戦略Ⅱ:総力戦で取り組む
これまでの当社グループは店舗と店舗以外の事業がそれぞれ個別にサービスを提供しておりましたが、今後は会員制度や販売・買取のプラットフォーム、それらを支えるシステム等を統合し共通化してまいります。そして、各サービスで蓄積された会員・商品情報、運営ノウハウ等の資産を全てのサービスで活用いたします。これらを実現するのが「ひとつのBOOKOFF」構想です。
このような経営方針の下、当連結会計年度に各店の地域特性に応じた取扱い商材の追加を推進するとともに、「BOOKOFF SUPER BAZAAR」を5店舗(5号札幌宮の沢店、イトーヨーカドー流山店、水戸姫子店、アグロガーデン神戸駒ヶ林店、25号八尾永畑店)、「BOOKOFF」単独店を1店舗、「BOOKOFF 総合買取窓口」を3店舗、マレーシアでの「Jalan Jalan Japan」を2店舗出店、「BOOKOFF」単独店から「BOOKOFF PLUS」へのリニューアルを1店舗実施、物流倉庫内業務の効率化推進等にも取り組みました。また、「ひとつのBOOKOFF」構想を実現するべく、アプリ会員向けのサービス施策の充実や電子買取システムのフランチャイズ加盟店向け展開のほか、ECサイト「BOOKOFF Online」を活用したオムニチャネル化並びにO2O戦略を推進するべく、積極的な投資を行いました。
当連結会計年度の売上高は国内直営既存店の店舗商品の「BOOKOFF Online」連携による販売、ハグオールの百貨店網の拡大、新規出店、FC加盟店の店舗譲受による店舗数増加等により84,389百万円(前連結会計年度比4.4%増)となりました。収益面については、ハグオールの通期黒字化達成やIT、プロモーション等への戦略投資によるコスト増などは当初想定通り推移した一方で、消費税増税や暖冬の影響により、粗利率の高いアパレルが低調に推移したことや、2019年10月の台風の影響で半数以上の店舗が臨時休業となったことなどにより営業利益1,428百万円(前連結会計年度比7.8%減)、経常利益は1,898百万円(前連結会計年度比10.5%減)と減益となりました。また店舗等にかかる固定資産について将来の回収可能性を検討して減損損失を計上したほか、物流機能の更なる効率化のための物流センターの統廃合等により固定資産除却損を計上したこと等で、親会社株主に帰属する当期純利益240百万円(前連結会計年度比88.9%減)となりました。
なお、当連結会計年度より、当社グループの報告セグメントを単一セグメントに変更したため、セグメント別の記載を省略しております。
当連結会計年度の資産、負債及び純資産の状況
(流動資産)
当連結会計年度における流動資産残高は23,704百万円(前連結会計年度末は23,765百万円)となり、60百万円減少しました。売掛金が308百万円、新規出店やFC加盟店からの店舗譲受等で商品が213百万円増加した一方で、その他流動資産が539百万円減少したことが主な要因です。
(固定資産)
当連結会計年度における固定資産残高は17,830百万円(前連結会計年度末は16,882百万円)となり、948百万円増加しました。新規出店やFC加盟店からの店舗譲受、システム投資を実施したこと等により有形固定資産が341百万円、無形固定資産が799百万円増加した一方で、投資その他の資産が191百万円減少したことが主な要因です。
(負債)
当連結会計年度における負債残高は28,687百万円(前連結会計年度末は27,640百万円)となり、1,046百万円増加しました。新規出店やFC加盟店からの店舗譲受、システム投資のために借入金が増加したこと等により流動負債が178百万円、固定負債が868百万円増加したことが主な要因です。
(純資産)
当連結会計年度における純資産残高は12,848百万円(前連結会計年度末は13,006百万円)となり、158百万円減少しました。親会社株主に帰属する当期純利益を計上した一方で、その他有価証券評価差額金の減少や剰余金の配当を実施したこと等が主な要因です。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ47百万円減少し6,094百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は3,543百万円(前連結会計年度は2,751百万円増加)となりました。これは、税金等調整前当期純利益が901百万円であり、減価償却費1,581百万円、減損損失592百万円、のれん償却額130百万円、固定資産除却損229百万円等により資金が増加した一方、売上債権の増加263百万円等により資金が減少したことが主な要因です。前連結会計年度に実施したグループ再編に伴う税負担の軽減等により前連結会計年度に比べて増加額は拡大しました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は2,744百万円(前連結会計年度は559百万円減少)となりました。これは、新規出店等に伴う有形固定資産の取得1,161百万円、システムへの追加投資等による無形固定資産の取得449百万円、店舗譲受による支出590百万円があったことが主な要因です。新規出店やFC加盟店からの店舗譲受、システム投資を前連結会計年度と比べて積極的に実施したことで減少額は拡大しました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、減少した資金は832百万円(前連結会計年度は9,895百万円減少)となりました。これは、リース債務の返済による支出416百万円、配当金の支払額261百万円により資金が減少したことが主な要因です。新株予約権付社債の償還を実施した前連結会計年度に比べて減少額は大幅に縮小しました。
③ 仕入及び販売の実績
(a)仕入実績
当社グループは、主として、一般顧客からの買取により商品仕入を行っております。
当連結会計年度の仕入実績は、次のとおりであります。
(注)1.上記金額には消費税等は含まれておりません。
2.区分間の取引については相殺消去しております。
3.区分「BOOKOFF」の内容は主にBOOKOFF国内店舗仕入、BOOKOFF Online仕入となっております。
4.区分「その他リユース」の内容は主にhugall、㈱ジュエリーアセットマネジャーズの仕入となっております。
5.区分「FC」の内容は主にFC加盟店に対する商品、備品消耗品の仕入となっております。
(b)販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。
① 売上実績
(注)1.上記金額には消費税等は含まれておりません。
2.区分間の取引については相殺消去しております。
3.区分「BOOKOFF」の内容は主にBOOKOFF国内店舗売上、BOOKOFF Online売上となっております。
4.区分「その他リユース」の内容は主にhugall、㈱ジュエリーアセットマネジャーズの売上となっております。
5.区分「FC」の内容は主にFC加盟店に対する商品、備品消耗品の売上、FC加盟店からのロイヤリティ収入、システム手数料収入等となっております。
② 地域別売上状況 (単位:百万円)
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 店舗数の状況
(注1)フランチャイズ加盟企業から譲受けしたBOOKOFF9店舗及び、当連結会計年度より店舗数に加えた総合買取窓口13店舗を含んでおります。
(注2)当社グループが譲受けしたBOOKOFF9店舗を含んでおります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(ア) 経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績は、売上高84,389百万円(前連結会計年度比4.4%増)、営業利益1,428百万円(前連結会計年度比7.8%減)、経常利益1,898百万円(前連結会計年度比10.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益240百万円(前連結会計年度比88.9%減)となりました。
(売上高)
売上高は84,389百万円(前連結会計年度比4.4%増)となりました。「BOOKOFF」既存店において書籍、ソフトメディア等の売上高が好調に推移したことに加え、大型複合店舗の出店も実施しました。またECサイトでの販売が好調に推移しました。
(売上原価)
売上原価は33,312百万円(前連結会計年度比2.3%増)となりました。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、給与及び手当、パート・アルバイト給与、地代家賃などを中心として、合計49,648百万円(前連結会計年度比6.3%増)となりました。
(営業外損益)
営業外収益は設備賃貸収入、古紙リサイクル収入等、合計969百万円(前連結会計年度比8.2%減)となりました。営業外費用は支払利息、設備賃貸原価等、合計500百万円(前連結会計年度比2.8%増)となりました。
(特別損益)
特別利益は関係会社清算益、移転補償金等、合計18百万円(前連結会計年度比88.5%減)となりました。特別損失は減損損失、固定資産除却損等、合計1,015百万円(前連結会計年度比101.8%増)となりました。
当連結会計年度の経営成績と2019年5月10日に公表した2020年3月期連結業績予想(以下、期初予想とします)との増減額と増減率は次の一覧表のとおりであります。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
売上高はBOOKOFF国内直営店においてCD・DVD・ゲームやブランドバッグ・時計・貴金属を中心に売上高が想定を上回って推移したことなどにより、期初予想を上回りました。
営業利益、経常利益はBOOKOFF国内直営店において、消費税増税や暖冬の影響により、粗利率の高い書籍、アパレルがそれぞれ低調に推移したことや、2019年10月の台風の影響で半数以上の店舗が臨時休業となったことなどにより、期初予想を下回りました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、当社グループが保有する店舗等にかかる固定資産について将来の回収可能性を検討した結果、減損損失592百万円を計上したこと、及び物流機能のさらなる効率化のため、物流センターの統廃合を行ったことで、固定資産除却損229百万円を計上した結果、期初予想を下回りました。
(イ) 財政状態の分析
財政状態の分析につきましては「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況 ①財政状態及び経営成績等の状況」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(ア) キャッシュ・フローの分析
財政状態の分析につきましては「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(イ) 資金調達の流動性
当社のグループの資金の源泉は、現金及び現金同等物と営業活動によるキャッシュ・フローであります。当社グループの主な運転資金需要は、お客様からの商品買取(仕入)、店舗運営に係る人件費及び地代家賃等販売管理費であり、主な設備投資需要は、新規出店及び改装、店舗の賃借に係る差入保証金、販売管理に係るシステム改修等であります。運転資金と設備投資資金は、営業活動によるキャッシュ・フローで充当することを基本として、グループ内での資金効率化を進めつつ、金融機関からの借入金により調達しております。
これらの結果、当連結会計年度末における借入金の残高は17,822百万円(前連結会計年度末は17,418百万円)となっております。また現金及び現金同等物の残高は6,094百万円(前連結会計年度末は6,142百万円)となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。個々の重要な会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」、減損損失の見積りについては「連結損益計算書関係」注記に記載のとおりであります。
(1)経営成績等の状況の概況
① 財政状態及び経営成績等の状況
当社グループは創業時より「事業活動を通じての社会への貢献」と「全従業員の物心両面の幸福の追求」の2つを経営理念としております。また、当社グループが2021年3月期に30年目を迎えるにあたって中期経営方針を策定し、この方針の中で改めて経営理念に立ち返り、私たちのミッションとして「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」を掲げております。
このミッションに基づき、拡大するリユース市場の中で私たちの強さを活かし、「本を中核としたリユースのリーディングカンパニー」として、世の中の変化に対応して最も多くのお客様がご利用されるリユースチェーンとなることを目指します。
そのための基本戦略として次の2つを掲げております。
基本戦略Ⅰ:個店を磨く
店舗型とネット型それぞれのリユースサービスを磨き上げることが、最も多くのお客様にご利用いただけるリユースのリーディングカンパニーとなるための出発点と考え、各店舗別パッケージ・サービスに応じた磨き込みを行います。
基本戦略Ⅱ:総力戦で取り組む
これまでの当社グループは店舗と店舗以外の事業がそれぞれ個別にサービスを提供しておりましたが、今後は会員制度や販売・買取のプラットフォーム、それらを支えるシステム等を統合し共通化してまいります。そして、各サービスで蓄積された会員・商品情報、運営ノウハウ等の資産を全てのサービスで活用いたします。これらを実現するのが「ひとつのBOOKOFF」構想です。
このような経営方針の下、当連結会計年度に各店の地域特性に応じた取扱い商材の追加を推進するとともに、「BOOKOFF SUPER BAZAAR」を5店舗(5号札幌宮の沢店、イトーヨーカドー流山店、水戸姫子店、アグロガーデン神戸駒ヶ林店、25号八尾永畑店)、「BOOKOFF」単独店を1店舗、「BOOKOFF 総合買取窓口」を3店舗、マレーシアでの「Jalan Jalan Japan」を2店舗出店、「BOOKOFF」単独店から「BOOKOFF PLUS」へのリニューアルを1店舗実施、物流倉庫内業務の効率化推進等にも取り組みました。また、「ひとつのBOOKOFF」構想を実現するべく、アプリ会員向けのサービス施策の充実や電子買取システムのフランチャイズ加盟店向け展開のほか、ECサイト「BOOKOFF Online」を活用したオムニチャネル化並びにO2O戦略を推進するべく、積極的な投資を行いました。
当連結会計年度の売上高は国内直営既存店の店舗商品の「BOOKOFF Online」連携による販売、ハグオールの百貨店網の拡大、新規出店、FC加盟店の店舗譲受による店舗数増加等により84,389百万円(前連結会計年度比4.4%増)となりました。収益面については、ハグオールの通期黒字化達成やIT、プロモーション等への戦略投資によるコスト増などは当初想定通り推移した一方で、消費税増税や暖冬の影響により、粗利率の高いアパレルが低調に推移したことや、2019年10月の台風の影響で半数以上の店舗が臨時休業となったことなどにより営業利益1,428百万円(前連結会計年度比7.8%減)、経常利益は1,898百万円(前連結会計年度比10.5%減)と減益となりました。また店舗等にかかる固定資産について将来の回収可能性を検討して減損損失を計上したほか、物流機能の更なる効率化のための物流センターの統廃合等により固定資産除却損を計上したこと等で、親会社株主に帰属する当期純利益240百万円(前連結会計年度比88.9%減)となりました。
なお、当連結会計年度より、当社グループの報告セグメントを単一セグメントに変更したため、セグメント別の記載を省略しております。
当連結会計年度の資産、負債及び純資産の状況
(流動資産)
当連結会計年度における流動資産残高は23,704百万円(前連結会計年度末は23,765百万円)となり、60百万円減少しました。売掛金が308百万円、新規出店やFC加盟店からの店舗譲受等で商品が213百万円増加した一方で、その他流動資産が539百万円減少したことが主な要因です。
(固定資産)
当連結会計年度における固定資産残高は17,830百万円(前連結会計年度末は16,882百万円)となり、948百万円増加しました。新規出店やFC加盟店からの店舗譲受、システム投資を実施したこと等により有形固定資産が341百万円、無形固定資産が799百万円増加した一方で、投資その他の資産が191百万円減少したことが主な要因です。
(負債)
当連結会計年度における負債残高は28,687百万円(前連結会計年度末は27,640百万円)となり、1,046百万円増加しました。新規出店やFC加盟店からの店舗譲受、システム投資のために借入金が増加したこと等により流動負債が178百万円、固定負債が868百万円増加したことが主な要因です。
(純資産)
当連結会計年度における純資産残高は12,848百万円(前連結会計年度末は13,006百万円)となり、158百万円減少しました。親会社株主に帰属する当期純利益を計上した一方で、その他有価証券評価差額金の減少や剰余金の配当を実施したこと等が主な要因です。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ47百万円減少し6,094百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は3,543百万円(前連結会計年度は2,751百万円増加)となりました。これは、税金等調整前当期純利益が901百万円であり、減価償却費1,581百万円、減損損失592百万円、のれん償却額130百万円、固定資産除却損229百万円等により資金が増加した一方、売上債権の増加263百万円等により資金が減少したことが主な要因です。前連結会計年度に実施したグループ再編に伴う税負担の軽減等により前連結会計年度に比べて増加額は拡大しました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は2,744百万円(前連結会計年度は559百万円減少)となりました。これは、新規出店等に伴う有形固定資産の取得1,161百万円、システムへの追加投資等による無形固定資産の取得449百万円、店舗譲受による支出590百万円があったことが主な要因です。新規出店やFC加盟店からの店舗譲受、システム投資を前連結会計年度と比べて積極的に実施したことで減少額は拡大しました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、減少した資金は832百万円(前連結会計年度は9,895百万円減少)となりました。これは、リース債務の返済による支出416百万円、配当金の支払額261百万円により資金が減少したことが主な要因です。新株予約権付社債の償還を実施した前連結会計年度に比べて減少額は大幅に縮小しました。
③ 仕入及び販売の実績
(a)仕入実績
当社グループは、主として、一般顧客からの買取により商品仕入を行っております。
当連結会計年度の仕入実績は、次のとおりであります。
| (単位:百万円) |
| 区分 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 構成比(%) | |
| 国内直営店 | BOOKOFF | 28,823 | 87.0% |
| その他リユース | 1,619 | 4.9% | |
| 合計 | 30,443 | 91.9% | |
| 海外直営店 | 519 | 1.6% | |
| FC | 1,571 | 4.7% | |
| その他 | 587 | 1.8% | |
| 総合計 | 33,121 | 100.0% | |
(注)1.上記金額には消費税等は含まれておりません。
2.区分間の取引については相殺消去しております。
3.区分「BOOKOFF」の内容は主にBOOKOFF国内店舗仕入、BOOKOFF Online仕入となっております。
4.区分「その他リユース」の内容は主にhugall、㈱ジュエリーアセットマネジャーズの仕入となっております。
5.区分「FC」の内容は主にFC加盟店に対する商品、備品消耗品の仕入となっております。
(b)販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。
① 売上実績
| (単位:百万円) |
| 区分 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 構成比(%) | |
| 国内直営店 | BOOKOFF | 76,189 | 90.3% |
| その他リユース | 3,492 | 4.1% | |
| 合計 | 79,681 | 94.4% | |
| 海外直営店 | 1,772 | 2.1% | |
| FC | 2,100 | 2.5% | |
| その他 | 834 | 1.0% | |
| 総合計 | 84,389 | 100.0% | |
(注)1.上記金額には消費税等は含まれておりません。
2.区分間の取引については相殺消去しております。
3.区分「BOOKOFF」の内容は主にBOOKOFF国内店舗売上、BOOKOFF Online売上となっております。
4.区分「その他リユース」の内容は主にhugall、㈱ジュエリーアセットマネジャーズの売上となっております。
5.区分「FC」の内容は主にFC加盟店に対する商品、備品消耗品の売上、FC加盟店からのロイヤリティ収入、システム手数料収入等となっております。
② 地域別売上状況 (単位:百万円)
| 名称 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 内・関係会社運営 | 店舗数 (2020年3月31日現在) | |
| 北海道 | 1,846 | - | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR 5号札幌宮の沢店」など11店舗 | |
| 東北 | 3,199 | - | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR 仙台泉古内店」など22店舗 | |
| 茨城県 | 1,730 | - | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR 荒川沖店」など11店舗 | |
| 群馬県 | 2,200 | - | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR 17号前橋リリカ店」など8店舗 | |
| 埼玉県 | 4,909 | 796 | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR 大宮ステラタウン店」など31店舗 | |
| 千葉県 | 4,558 | - | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR ビビット南船橋店」など22店舗 | |
| 東京都 | 15,758 | 110 | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR 多摩永山店」など82店舗 | |
| 神奈川県 | 18,446 | - | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR 409号川崎港町店」など46店舗 | |
| 山梨県 | 850 | - | 「BOOKOFF PLUS 田富昭和通り店」など7店舗 | |
| 関東甲信越 | 48,454 | 906 | ||
| 中部・北陸 | 7,349 | - | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR 248号西友岡崎店」など35店舗 | |
| 近畿 | 8,711 | 2,730 | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR 307号枚方池之宮店」など61店舗 | |
| 中国・四国 | 3,318 | 857 | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR 広島段原店」など21店舗 | |
| 九州・沖縄 | 3,310 | 1,152 | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR ノース天神店」など33店舗 | |
| その他リユース | 3,492 | 1,428 | ||
| 海外 | 1,772 | 1,772 | 「BOOKOFFニューヨーク西45丁目店」など14店舗 | |
| FC | 2,100 | - | ||
| その他 | 834 | 21 | ||
| 合計 | 84,389 | 8,870 | ||
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 店舗数の状況
| 名称 | 当連結会計年度 (2020年3月31日現在) | 内・関係会社運営 (店) | 前期比 (店) | FC加盟店店舗数 (店) | 前期比 (店) | |||
| 北海道 | 11 | 店 | - | 1 | 29 | - | ||
| 東北 | 22 | - | - | 28 | △2 | |||
| 茨城県 | 11 | - | - | 5 | - | |||
| 栃木県 | - | - | - | 17 | - | |||
| 群馬県 | 8 | - | - | 1 | - | |||
| 埼玉県 | 31 | 9 | - | 12 | △1 | |||
| 千葉県 | 22 | - | - | 21 | - | |||
| 東京都 | 82 | 2 | 10 | 23 | - | |||
| 神奈川県 | 46 | - | - | 23 | △1 | |||
| 山梨県 | 7 | - | - | - | - | |||
| 長野県 | - | - | - | 21 | - | |||
| 新潟県 | - | - | - | 25 | - | |||
| 関東甲信越 | 207 | 11 | 10 | 148 | △2 | |||
| 中部・北陸 | 35 | - | - | 73 | △1 | |||
| 近畿 | 61 | 30 | - | 24 | - | |||
| 中国・四国 | 21 | 12 | - | 45 | △1 | |||
| 九州・沖縄 | 33 | 19 | 9 | 48 | △10 | |||
| 海外 | 14 | 14 | 2 | 2 | - | |||
| 合計 | 404 | 86 | (注1)22 | 397 | (注2)△16 | |||
(注1)フランチャイズ加盟企業から譲受けしたBOOKOFF9店舗及び、当連結会計年度より店舗数に加えた総合買取窓口13店舗を含んでおります。
(注2)当社グループが譲受けしたBOOKOFF9店舗を含んでおります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(ア) 経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績は、売上高84,389百万円(前連結会計年度比4.4%増)、営業利益1,428百万円(前連結会計年度比7.8%減)、経常利益1,898百万円(前連結会計年度比10.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益240百万円(前連結会計年度比88.9%減)となりました。
(売上高)
売上高は84,389百万円(前連結会計年度比4.4%増)となりました。「BOOKOFF」既存店において書籍、ソフトメディア等の売上高が好調に推移したことに加え、大型複合店舗の出店も実施しました。またECサイトでの販売が好調に推移しました。
(売上原価)
売上原価は33,312百万円(前連結会計年度比2.3%増)となりました。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、給与及び手当、パート・アルバイト給与、地代家賃などを中心として、合計49,648百万円(前連結会計年度比6.3%増)となりました。
(営業外損益)
営業外収益は設備賃貸収入、古紙リサイクル収入等、合計969百万円(前連結会計年度比8.2%減)となりました。営業外費用は支払利息、設備賃貸原価等、合計500百万円(前連結会計年度比2.8%増)となりました。
(特別損益)
特別利益は関係会社清算益、移転補償金等、合計18百万円(前連結会計年度比88.5%減)となりました。特別損失は減損損失、固定資産除却損等、合計1,015百万円(前連結会計年度比101.8%増)となりました。
当連結会計年度の経営成績と2019年5月10日に公表した2020年3月期連結業績予想(以下、期初予想とします)との増減額と増減率は次の一覧表のとおりであります。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
| (単位:百万円) |
| 期初予想 (A) | 経営成績 (B) | 増減額(B-A) | 増減率 | |
| 売上高 | 83,000 | 84,389 | 1,389 | 1.70% |
| 営業利益 | 1,800 | 1,428 | △371 | △20.6% |
| 経常利益 | 2,300 | 1,898 | △401 | △17.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,200 | 240 | △959 | △80.0% |
売上高はBOOKOFF国内直営店においてCD・DVD・ゲームやブランドバッグ・時計・貴金属を中心に売上高が想定を上回って推移したことなどにより、期初予想を上回りました。
営業利益、経常利益はBOOKOFF国内直営店において、消費税増税や暖冬の影響により、粗利率の高い書籍、アパレルがそれぞれ低調に推移したことや、2019年10月の台風の影響で半数以上の店舗が臨時休業となったことなどにより、期初予想を下回りました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、当社グループが保有する店舗等にかかる固定資産について将来の回収可能性を検討した結果、減損損失592百万円を計上したこと、及び物流機能のさらなる効率化のため、物流センターの統廃合を行ったことで、固定資産除却損229百万円を計上した結果、期初予想を下回りました。
(イ) 財政状態の分析
財政状態の分析につきましては「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況 ①財政状態及び経営成績等の状況」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(ア) キャッシュ・フローの分析
財政状態の分析につきましては「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(イ) 資金調達の流動性
当社のグループの資金の源泉は、現金及び現金同等物と営業活動によるキャッシュ・フローであります。当社グループの主な運転資金需要は、お客様からの商品買取(仕入)、店舗運営に係る人件費及び地代家賃等販売管理費であり、主な設備投資需要は、新規出店及び改装、店舗の賃借に係る差入保証金、販売管理に係るシステム改修等であります。運転資金と設備投資資金は、営業活動によるキャッシュ・フローで充当することを基本として、グループ内での資金効率化を進めつつ、金融機関からの借入金により調達しております。
これらの結果、当連結会計年度末における借入金の残高は17,822百万円(前連結会計年度末は17,418百万円)となっております。また現金及び現金同等物の残高は6,094百万円(前連結会計年度末は6,142百万円)となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。個々の重要な会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」、減損損失の見積りについては「連結損益計算書関係」注記に記載のとおりであります。