有価証券届出書(新規公開時)
沿革
当社は、平成25年10月に東京都渋谷区初台において、ビッグデータ事業を開始するため、ビッグデータ活用に不可欠なデータサイエンティスト(注)1集団を擁する会社として設立されました。
当社設立以降の経緯は、次のとおりであります。
(注) 1.データサイエンティストとは、企業内外を取り巻く大量のデータを分析し、そこからビジネス的価値を生み出す役割を担う専門職種であり、経営や事業開発等に関するビジネスノウハウ、数理統計等分析技術に関する深い見識、基盤やプログラミングスキル等幅広い知識が必要とされる職種をいいます。
2.統計アルゴリズムとは、膨大な観測データの背後に潜むルール・規則を統計的に記述し、データから自動的に獲得する機械学習手法をいいます。
3.AI(Artificial Intelligence、人工知能)とは、人工的にコンピュータ上等で人間と同様の知能を実現させようという試み、あるいはそのための一連の基礎技術をいいます。
4.IoT(Internet of Things)とは、様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、モノがインターネットのように繋がる)、情報交換することにより相互に制御する仕組をいいます。
5.FinTech(Financial Technology)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組合せた造語で、ITを活用して金融、決済、財務サービスなどの世界にもたらされるイノベーションのことをいいます。
当社設立以降の経緯は、次のとおりであります。
年月 | 概要 |
平成25年10月 | ビッグデータ事業を開始するため、東京都渋谷区初台にテクノス・データ・サイエンス・マーケティング㈱(㈱テクノスジャパン出資比率100%)を資本金50,000千円で設立。 |
平成25年12月 | トレジャーデータ㈱とビッグデータビジネスで協業。 |
平成25年12月 | 早稲田大学とのビッグデータ活用研究に関する産学連携開始。 |
平成26年4月 | 早稲田大学マーケティング・コミュニケーション研究所とクラシエホールディングス㈱と共同研究「クラシエ社のヘアケア・スキンケア商品関連データ」について解析実施。 |
平成26年6月 | 本社を東京都新宿区西新宿に移転し、商号をテクノスデータサイエンス・マーケティング㈱に変更。 |
平成26年9月 | NetBase Solutions,Inc.と業務提携、グローバル規模のソーシャルデータ分析サービスを開始するため、同社のAI製品「Netbase」取扱い開始。 |
平成27年1月 | 統計アルゴリズム(注)2を活用したAI(注)3製品「scorobo」販売開始。 |
平成27年3月 | 統計アルゴリズムを活用したAI製品、全業務対応型「Omni-scorobo」展開。 |
平成27年4月 | ㈱ZMPが資本参加し(資本金62,000千円へ増資)、ビッグデータ解析サービスで業務提携。 |
平成27年8月 | SCSK㈱とビッグデータ事業で協業し、当社が取り扱うAI製品「Netbase」の販売代理店として契約締結。 |
平成27年8月 | ㈱セールスフォース・ドットコムとIoT (注)4分野ソリューション充実に向けSalesforce1 IoTジャンプスタートプログラムに協力。 |
平成27年9月 | 日本マイクロソフト㈱とMicrosoft Azure を利用したIoT分野で協業。 |
平成27年12月 | マーケティング事業を営むCreema㈱の全株式を取得し、子会社化。 |
平成28年2月 | 経営体質強化と新規ビジネスのための研究開発及び事業化に向けて第三者割当増資(主な割当先:㈱ZMPや㈱テクノスジャパン)を実施(資本金375,000千円)。 |
平成28年4月 | Creema㈱を吸収合併し、エンジニアリング強化の目的からテクノスデータサイエンス・エンジニアリング㈱に社名変更。 |
平成28年8月 | ㈱フィスコとFinTech(注)5分野での業務提携、クラウド型人工知能金融市況サービス研究開始。 |
平成28年9月 | ㈱ZMPとの協業による自動車業界での新ビジネス、インテリジェント車両センサー解析サービス提供開始。 |
平成28年12月 | ㈱フィスコとFinTech業務提携第1弾、AI製品「scorobo for Fintech」による銘柄選択レポート提供開始。 |
平成29年3月 | AI分野の革新企業としてエヌビディア合同会社「Inception Program」のパートナー企業に認定。 |
平成29年4月 | ㈱フィスコとFinTech業務提携第2弾、AI製品「scorobo for Fintech」による経済指標予測AI提供開始。 |
平成29年6月 | SNS上の大量データを分析することで精度の高いターゲティングを可能にするディープラーニング技術を活用したAI製品「scorobo for SNS」を提供開始。 |
平成29年9月 | ㈱エヌ・ティ・ティ・データとあいおいニッセイ同和損害保険㈱が資本参加し(資本金553,500千円へ増資)、AIビジネス拡大にむけて両社と業務提携。 ㈱ZMPと資本業務提携解消し、㈱ZMP保有の当社株式を自己株式として取得。 |
平成29年11月 | 東京電力パワーグリッド㈱とディープラーニング技術を活用した架空送電線診断システムの共同開発開始。 |
(注) 1.データサイエンティストとは、企業内外を取り巻く大量のデータを分析し、そこからビジネス的価値を生み出す役割を担う専門職種であり、経営や事業開発等に関するビジネスノウハウ、数理統計等分析技術に関する深い見識、基盤やプログラミングスキル等幅広い知識が必要とされる職種をいいます。
2.統計アルゴリズムとは、膨大な観測データの背後に潜むルール・規則を統計的に記述し、データから自動的に獲得する機械学習手法をいいます。
3.AI(Artificial Intelligence、人工知能)とは、人工的にコンピュータ上等で人間と同様の知能を実現させようという試み、あるいはそのための一連の基礎技術をいいます。
4.IoT(Internet of Things)とは、様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、モノがインターネットのように繋がる)、情報交換することにより相互に制御する仕組をいいます。
5.FinTech(Financial Technology)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組合せた造語で、ITを活用して金融、決済、財務サービスなどの世界にもたらされるイノベーションのことをいいます。