有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2019/01/22 15:00
【資料】
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【項目】
102項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況分析は、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
また、第15期連結会計年度に決算期を変更しており、第16期連結会計年度は比較対象期間が異なることから前年同期増減率については記載しておりません。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に当たっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、過去の実績などを勘案して合理的な見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。
(2) 経営成績の分析
第16期連結会計年度(自 平成29年3月1日 至 平成30年2月28日)
(売上高)
売上高は、1,728,256千円となりました。これは主に、Atlassian製品ライセンス売上によるものであります。
(売上原価)
売上原価は、1,047,893千円となりました。これは主に、売上に伴うAtlassian製品ライセンスの仕入によるものであります。この結果、売上総利益は680,362千円となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費は、549,514千円となりました。これは主に、人件費によるものであります。この結果、営業利益は130,847千円となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)
営業外収益は主に販売奨励金により12,052千円、営業外費用は主に為替差損により13,072千円となりました。この結果、経常利益は129,827千円となりました。
(特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益)
特別損益については、該当事項はありません。法人税、住民税及び事業税37,154千円の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は93,145千円となりました。
第17期第3四半期連結累計期間(自 平成30年3月1日 至 平成30年11月30日)
(売上高)
売上高は、1,763,801千円となりました。これは主に、Atlassian製品ライセンス売上によるものであります。
(売上原価)
売上原価は、1,053,788千円となりました。これは主に、売上に伴うAtlassian製品ライセンスの仕入によるものであります。この結果、売上総利益は710,012千円となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費は、465,299千円となりました。これは主に、人件費によるものであります。この結果、営業利益は244,713千円となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)
営業外収益は主に為替差益により21,516千円、営業外費用は支払利息により121千円となりました。この結果、経常利益は266,108千円となりました。
(特別損益、親会社株主に帰属する四半期純利益)
特別損益については、該当事項はありません。法人税、住民税及び事業税97,779千円の計上により、親会社株主に帰属する四半期純利益は177,674千円となりました。
(3) 財政状態の分析
第16期連結会計年度(自 平成29年3月1日 至 平成30年2月28日)
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、806,023千円(前連結会計年度末531,057千円)となりました。これは主に、受注拡大に伴う現金及び預金114,794千円の増加、売掛金145,792千円の増加、有形固定資産8,527千円の増加、敷金8,751千円の増加によるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、355,702千円(前連結会計年度末173,299千円)となりました。これは主に、買掛金82,376千円の増加、短期借入金30,000千円の増加、前受金26,887千円の増加、賞与引当金11,573千円の増加によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、450,321千円(前連結会計年度末357,757千円)となりました。これは主に、利益剰余金93,145千円の増加によるものであります。
第17期第3四半期連結累計期間(自 平成30年3月1日 至 平成30年11月30日)
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、1,047,488千円(前連結会計年度末806,023千円)となりました。これは主に、受注拡大に伴う現金及び預金が266,676千円増加した一方、売掛金が44,973千円減少したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、418,346千円(前連結会計年度末355,702千円)となりました。これは主に、未払法人税等が62,260千円、前受金が50,042千円増加した一方、買掛金が32,309千円、短期借入金が30,000千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、629,142千円(前連結会計年度末450,321千円)となりました。これは主に、利益剰余金177,674千円の増加によるものであります。
(4) キャッシュ・フローの分析
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容等、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
そのため、当社グループは常に業界動向に留意しつつ、優秀な人材を確保し市場のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。
(6) 経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループが今後の業容を拡大し、より良いサービスを継続的に展開していくために、経営者は「第2 事業の状況 3 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の様々な課題に対処していくことが必要であると認識しております。それらの課題に対応するために、経営者は、常に外部環境の構造やその変化に関する情報の入手及び分析を行い、現在及び将来における事業環境を確認し、その間の課題を認識すると同時に最適な解決策を実施していく方針であります。