有価証券報告書-第43期(2025/04/01-2026/03/31)

【提出】
2026/06/22 9:44
【資料】
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【項目】
118項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当社の顧客である医薬品・医療機器企業は、開発コストの増大や薬価の引き下げ、医療機器の保険償還価格の減少等による収益性の変化によって厳しい状況に直面しています。そのため、各部門においては中長期的に大幅なコスト削減が求められる中で、増大する業務負担に対応しなければならないという複雑な課題に直面しています。
このような状況の中、業務支援によって顧客の課題を解決することを事業の軸としてきた当社は、医薬品・医療機器企業の開発から製造販売後の各段階における「安全性情報管理」、「ドキュメントサポート」、「製造販売後調査」、「臨床研究」の各サービスを通じて、継続的な品質向上や生産性改善を伴う受託業務のオペレーションに加えて、標準化・自動化の推進によって改革した業務プロセスとオペレーションの提供を行ってまいりました。これにより、顧客の課題解決の支援とさらなる価値の提供を進めることで、市場の競争優位性の強化に繋げ、持続可能な成長の達成と中長期的な企業価値の向上に努めております。
既存顧客における安全性情報管理、ドキュメントサポートの両サービスにおいて、追加受託案件を稼働したほか、稼働を開始した複数の新規顧客からの受託案件が寄与したものの、安全性情報管理サービスの一部顧客において、委託業務範囲の見直しや副作用情報の症例数が減少し、売上高が減少しました。これに対し、時間外業務や採用の抑制など業務量に応じた労務費の適正化を図り、収益悪化幅の抑制に努めました。
売上高は4,815百万円と前年同期比510百万円(同9.6%)の減収となりました。営業利益は957百万円と前年同期比348百万円(同26.7%)の減益、経常利益は964百万円と前年同期比345百万円(同26.4%)の減益、当期純利益は679百万円と前年同期比233百万円(同25.6%)の減益となりました。また、当社が重視している売上高経常利益率は20.0%(前年同期比4.6pt減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物は、3,761百万円(前事業年度末比282百万円増加)となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローの増加は570百万円となりました。これは、主に税引前当期純利益964百万円の計上、法人税等の支払いによる459百万円等の資金の減少があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動によるキャッシュ・フローの減少は80百万円となりました。これは、主に有形固定資産の取得48百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動によるキャッシュ・フローの減少は207百万円となりました。これは、主に配当金の支払いによる支出192百万円によるものであります。
(3)生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当社はCRO事業(医薬品開発業務受託事業)を営んでおり、生産活動は行っておりませんので、該当事項はございません。
b. 受注実績
当社の提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載しておりません。
c. 販売実績
当社はCRO事業の単一セグメントであり、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)
CRO事業4,815,813△9.6
合計4,815,813△9.6

(注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先前事業年度当事業年度
販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)
中外製薬㈱1,654,52231.11,207,49025.1
グラクソ・スミスクライン㈱457,3278.6462,7319.6
日本イーライリリー㈱351,4696.6386,8378.0
アッヴィ合同会社385,4757.2359,8997.5


(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、本文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。ただし、将来に関する事項には不確実性があるため、実際の結果は、これら見積りと異なる可能性があります。
② 経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は、原則として財務諸表に基づいて分析した内容であり、将来に関する事項にはリスクと不確実性を内在しており、将来生じる実際の結果と異なる可能性もありますのでご留意ください。なお、以下の記載のうち、将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 3. 事業等のリスク」をご参照ください。
④ 資本の財源及び資金の流動性
当社の主な資金需要となる、運転資金及び設備投資等につきましては、市場からの調達及び自己資金を基本としております。
⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について
「第2 事業の状況 1. 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。
(1)経営成績の分析
「経営成績等の状況の概要(1)財政状態及び経営成績の状況」に記載の通りであります。
(2)財政状態及び経営成績の状況
(資産)
当事業年度における流動資産は4,966百万円と前事業年度末比71百万円(1.5%)の増加となりました。主な要因は、現金及び預金282百万円の増加と、売掛金及び契約資産176百万円の減少によるものです。固定資産は737百万円と前事業年度末比46百万円(6.8%)の増加となりました。主な要因は、大阪オペレーションセンターの開設等に伴う有形固定資産89百万円の増加によるものです。この結果、資産合計は5,704百万円と前事業年度末比118百万円(2.1%)の増加となりました。
(負債)
当事業年度における流動負債は636百万円と前事業年度末比443百万円(41.1%)の減少となりました。主な要因は、未払金123百万円、未払法人税等220百万円の減少によるものです。固定負債は284百万円と前事業年度末比75百万円(35.8%)の増加となりました。主な要因は、リース債務38百万円の増加によるものです。この結果、負債合計は921百万円と前事業年度末比368百万円(28.6%)の減少となりました。
(純資産)
当事業年度における純資産は4,782百万円と前事業年度末と比べ486百万円(11.3%)の増加となりました。これは主に、当期純利益679百万円の計上、配当の支払192百万円によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
「経営成績等の状況の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。

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