有価証券報告書-第5期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度(2020年1月1日〜2020年12月31日)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い経済活動及び社会生活が制限されている中で、景気の回復には長い期間を要することが予想されており、その先行きがより不透明となっています。
このような状況下において、当社グループは、「Every Life Deserves Attention(すべての命に、光を)」を経営理念として掲げ、そのほとんどが希少疾患に属する遺伝子疾患に対して画期的な新薬を提供することを目標とし、2016年の設立から5期目に当たる当連結会計年度におきましても、技術的基盤となるCRISPR-GNDM®プラットフォームの強みを生かし、「幅のある開発」と「バリューチェーンの補完」を目指し、パートナーに技術プラットフォームであるCRISPR-GNDM®技術を開放してパートナーの選定したターゲットに対してパートナーの資金で治療薬の開発を行う「協業モデルパイプライン」と自社でCRISPR-GNDM®技術を用いてターゲットの選定から行い、自己資金で治療薬の開発を行う「自社モデルパイプライン」の2種類を組み合わせたハイブリッド型ビジネスモデルにより遺伝子疾患治療薬の創出を実現すべく取り組みました。なお、当連結会計年度において経営成績等において、新型コロナウイルス感染症による影響は限定的と考えております。
当連結会計年度においては、協業モデルパイプライン5本、自社モデルパイプライン3本を進めております。協業モデルパイプラインにおいては、パートナーと複数パイプラインの共同研究を着実に進めたことにより、1つのパイプラインでライセンスの開発マイルストン収入(MDL-202)、新たに1つの共同研究開発の契約一時金(MDL-206)及び3つのパイプラインで共同研究開発のマイルストン収入の獲得を達成することが出来ました。また、自社モデルパイプラインにおいては、MDL-101でサルの試験の開始、MDL-104は新規にパイプラインに追加を含め開発を進捗させております。事業開発ではMDL-101他、複数のプログラムにおいてライセンス契約に向けて取り組んでおります。
以上の結果、事業収益は342,000千円(前期比46.9%減少)、営業損失は398,351千円(前期は営業利益157,194千円)、経常損失は439,549千円(前期は経常利益146,351千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は448,407千円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益140,528千円)となりました。事業収益342,000千円(46.9%減少)となりました。
なお、当社グループは、遺伝子治療薬開発事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(流動資産)
当連結会計年度末の流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べて1,573,572千円増加し、5,448,546千円となりました。これは主に、現金及び預金が1,564,240千円増加したためであります。
(固定資産)
当連結会計年度末の固定資産の残高は、前連結会計年度末に比べて765,017千円増加し、828,470千円となりました。これは主に、特許実施権が767,445千円増加したためであります。
(流動負債)
当連結会計年度末の流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べて32,873千円減少し、58,266千円となりました。これは主に、その他流動負債が43,792千円減少したためであります。
(固定負債)
当連結会計年度末の固定負債の残高は、前連結会計年度末に比べて7,148千円増加し、11,893千円となりました。これは主に、繰延税金負債が7,148千円増加したためであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ2,364,314千円増加し、6,206,857千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失発生に伴い利益剰余金が448,407千円減少したものの、資本金が1,407,320千円及び資本剰余金が1,407,320千円増加したためであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて1,564,240千円増加し、当連結会計年度末には5,421,476千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は376,575千円(前連結会計年度獲得した資金は224,148千円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失439,549千円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は830,310千円(前連結会計年度使用した資金は61,769千円)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出814,866千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は2,777,992千円(前連結会計年度獲得した資金は2,490,603千円)となりました。株式の発行による収入2,749,145千円発生したことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは生産を行っておりませんので、記載を省略しております。
b.受注実績
当社グループの事業による共同研究は受注形態をとっておりませんので、記載を省略しております。
c.販売実績
当社グループは、遺伝子治療薬開発事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
(注) 1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社が判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基礎に基づき、会計上の見積りを行なっておりますが、実際の結果は特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響の仮定に関する情報は「第5 経理の状況 注記事項 (追加情報)」に記載のとおりであります。
また、特に以下の事項は、会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。
(繰延税金資産)
当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上する方針としております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績及び財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金の状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループは、事業上必要な資金を手許資金で賄う方針でありますが、事業収益から得られる資金だけでなく、株式市場からの必要な資金の獲得や銀行からの融資、補助金等を通して、安定的に開発に必要な資金調達の多様化を図ってまいります。資金の流動性については、資産効率を考慮しながら、現金及び現金同等物において確保を図っております。資金需要としては、継続して企業価値を増加させるために、主に継続した研究開発や必要な設備投資資金となります。
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度(2020年1月1日〜2020年12月31日)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い経済活動及び社会生活が制限されている中で、景気の回復には長い期間を要することが予想されており、その先行きがより不透明となっています。
このような状況下において、当社グループは、「Every Life Deserves Attention(すべての命に、光を)」を経営理念として掲げ、そのほとんどが希少疾患に属する遺伝子疾患に対して画期的な新薬を提供することを目標とし、2016年の設立から5期目に当たる当連結会計年度におきましても、技術的基盤となるCRISPR-GNDM®プラットフォームの強みを生かし、「幅のある開発」と「バリューチェーンの補完」を目指し、パートナーに技術プラットフォームであるCRISPR-GNDM®技術を開放してパートナーの選定したターゲットに対してパートナーの資金で治療薬の開発を行う「協業モデルパイプライン」と自社でCRISPR-GNDM®技術を用いてターゲットの選定から行い、自己資金で治療薬の開発を行う「自社モデルパイプライン」の2種類を組み合わせたハイブリッド型ビジネスモデルにより遺伝子疾患治療薬の創出を実現すべく取り組みました。なお、当連結会計年度において経営成績等において、新型コロナウイルス感染症による影響は限定的と考えております。
当連結会計年度においては、協業モデルパイプライン5本、自社モデルパイプライン3本を進めております。協業モデルパイプラインにおいては、パートナーと複数パイプラインの共同研究を着実に進めたことにより、1つのパイプラインでライセンスの開発マイルストン収入(MDL-202)、新たに1つの共同研究開発の契約一時金(MDL-206)及び3つのパイプラインで共同研究開発のマイルストン収入の獲得を達成することが出来ました。また、自社モデルパイプラインにおいては、MDL-101でサルの試験の開始、MDL-104は新規にパイプラインに追加を含め開発を進捗させております。事業開発ではMDL-101他、複数のプログラムにおいてライセンス契約に向けて取り組んでおります。
以上の結果、事業収益は342,000千円(前期比46.9%減少)、営業損失は398,351千円(前期は営業利益157,194千円)、経常損失は439,549千円(前期は経常利益146,351千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は448,407千円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益140,528千円)となりました。事業収益342,000千円(46.9%減少)となりました。
なお、当社グループは、遺伝子治療薬開発事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(流動資産)
当連結会計年度末の流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べて1,573,572千円増加し、5,448,546千円となりました。これは主に、現金及び預金が1,564,240千円増加したためであります。
(固定資産)
当連結会計年度末の固定資産の残高は、前連結会計年度末に比べて765,017千円増加し、828,470千円となりました。これは主に、特許実施権が767,445千円増加したためであります。
(流動負債)
当連結会計年度末の流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べて32,873千円減少し、58,266千円となりました。これは主に、その他流動負債が43,792千円減少したためであります。
(固定負債)
当連結会計年度末の固定負債の残高は、前連結会計年度末に比べて7,148千円増加し、11,893千円となりました。これは主に、繰延税金負債が7,148千円増加したためであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ2,364,314千円増加し、6,206,857千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失発生に伴い利益剰余金が448,407千円減少したものの、資本金が1,407,320千円及び資本剰余金が1,407,320千円増加したためであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて1,564,240千円増加し、当連結会計年度末には5,421,476千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は376,575千円(前連結会計年度獲得した資金は224,148千円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失439,549千円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は830,310千円(前連結会計年度使用した資金は61,769千円)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出814,866千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は2,777,992千円(前連結会計年度獲得した資金は2,490,603千円)となりました。株式の発行による収入2,749,145千円発生したことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは生産を行っておりませんので、記載を省略しております。
b.受注実績
当社グループの事業による共同研究は受注形態をとっておりませんので、記載を省略しております。
c.販売実績
当社グループは、遺伝子治療薬開発事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
| 遺伝子治療薬開発事業 | 342,000 | △46.9 |
| 合計 | 342,000 | △46.9 |
(注) 1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 第4期連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日) | 第5期連結会計年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| アステラス製薬株式会社 | 629,500 | 97.7 | 335,000 | 98.0 |
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社が判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基礎に基づき、会計上の見積りを行なっておりますが、実際の結果は特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響の仮定に関する情報は「第5 経理の状況 注記事項 (追加情報)」に記載のとおりであります。
また、特に以下の事項は、会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。
(繰延税金資産)
当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上する方針としております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績及び財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金の状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループは、事業上必要な資金を手許資金で賄う方針でありますが、事業収益から得られる資金だけでなく、株式市場からの必要な資金の獲得や銀行からの融資、補助金等を通して、安定的に開発に必要な資金調達の多様化を図ってまいります。資金の流動性については、資産効率を考慮しながら、現金及び現金同等物において確保を図っております。資金需要としては、継続して企業価値を増加させるために、主に継続した研究開発や必要な設備投資資金となります。