四半期報告書-第16期第1四半期(2023/09/01-2023/11/30)

【提出】
2024/01/12 15:10
【資料】
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済の状況は、世界的な金融引締め、中国経済の先行き懸念、円安に伴う物価上昇等のリスクはありながらも、経済指標は雇用・所得環境の改善を示しており、緩やかな回復が続くことが期待されています。こうしたなかで、各企業の中長期視点からの設備投資への意欲が増している状況となっております。
当社グループの属する業界においては、2010年代後半から活発化していた各企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)関連の投資が継続して増加の傾向にあり、特にソフトウエアの分野において顕著であります。中でもChatGPTを代表とする生成系AIが注目を浴びており、業務改善、事業改革に積極的な企業はすでに活用フェーズに入っております。これまでDXが進んでいなかった業種、業界からも生成系AIに対する関心は高く、その導入はより広がるものと見込んでおります。また、引き続き既存システムの刷新やデータ分析のAI化に対する期待は高く、今後もこの流れは加速していくと見られています。一方で、エンジニアの不足は深刻化しており、優秀な人材の獲得競争が激化しております。
そのような状況下、当社グループは、「テクノロジーに想像力を載せる」という経営理念の下、人にやさしいICTサービスの提供を目指し、当社グループ独自のテクノロジーで新たな時代への橋渡しとなるイノベーションを追求しております。2023年9月1日にはGPU/データセンターに関する事業を行う株式会社ゼロフィールドをグループに迎え入れ、生成AI時代におけるAI開発力とコンピューティングパワーを併せもつ唯一無二のAIベンチャーとして、事業を推進してまいります。
当第1四半期連結累計期間においては、ポストコロナといわれる状況下で各企業のDXへの大規模な投資が加速する概況に照準を合わせ営業活動を行いました。展示会への出展やウェビナーを通じて、AI導入をゼロからサポートする月額制のサービス「AIラボ」を積極的に展開し、これまでDXで出遅れていた業界を中心に受注を進めております。これらは今後、新たな収益源となることを見込んでおります。また請負案件においても、当社AI技術へのニーズは高く、画像分析や需要予測といったAI開発案件の増加へとつながっております。
AIZE関連では、白ナンバー事業者へのアルコール検知の義務化の改正道路交通法施行が2023年12月に決定したことにより、AIZEシステムにアルコールチェッカーとの連携機能を搭載したサービスの受注が増加し、業績へ貢献いたしました。該当サービスに関する月額利用料については継続的な取引となるため、今後の業績拡大も見込まれております。また、マーケティング活動の活発化、販売パートナー網の拡充といった営業戦略により、AIZEプロダクトの拠点ID数は確実に増加しております。
同時に、社内業務においても積極的に生成系AIを活用することで、開発工程の効率化、生産性向上にも着手しており、この点でも成長を見込んでおります。
当社と株式会社ゼロフィールドは共同で、オンプレミスで利用できるAIサービスを開発しております。クラウドサービス上に情報保存することにリスクを感じている企業や公的セクターに対して、機密データをローカルで処理し管理するシステムを提供しております。併せて、当社従来のクラウドプラットフォームを活用することにより柔軟性の高いハイブリッドクラウドシステムも提供しております。当社のAIクラウドシステムと株式会社ゼロフィールドのGPUサーバーを併用することで、さらに競争優位性のあるサービスを実現していきます。
一方、エンジニア不足が継続する状況の中、先駆けてエンジニア人材強化のため先行投資を進めております。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は877,890千円(前年同期比63.3%増)、営業損失は72,971千円(前年同期は営業損失10,426千円)、経常損失は30,723千円(前年同期は経常損失9,306千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は25,066千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失10,195千円)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
なお、当第1四半期連結累計期間より「AIソリューション事業」、「GPUサーバー事業」の2事業区分に、報告セグメントの利益の開示を四半期連結損益計算書の営業利益又は営業損失から経常利益又は経常損失にそれぞれ変更し、当社グループの経営状況をより適切に表示することとしています。
また、前第1四半期連結累計期間のセグメント情報は、当第1四半期連結累計期間の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。
(AIソリューション事業)
当セグメントにおきましては、AI、IoT、DXに係る開発、WEBシステム開発やAIZE関連請負開発に関する売上高は安定的に推移いたしました。また、AIZEプロダクトについては、アルコール検知の義務化に伴う特需の影響を受け、売上高が大きく伸長いたしました。一方、エンジニア人材強化や広告宣伝活動のための先行投資を実施しております。その結果、当第1四半期連結累計期間において、売上高は671,336千円(前年同期比24.9%増)となり、セグメント損失は2,613千円(前年同期はセグメント損失9,306千円)となりました。また、当セグメントのうち、SI部門における経営上の指標であるエンジニア単価については605千円(前連結会計年度比0.7%減)、エンジニア人数については756人月(前連結会計年度比26.8%の進捗)、AIZE部門における経営上の指標である拠点ID数は5,801件(前連結会計年度末比78.5%増)となりました。
(GPUサーバー事業)
当セグメントは、株式会社ゼロフィールドの子会社化によりGPUマシン販売・保守管理を軸とした事業として、当第1四半期連結会計期間より開始いたしました。
マシン販売・保守管理に関する売上高は想定通り推移いたしました。一方、事業運営に係る費用のうち、固定費の割合が高く、利益の創出には至りませんでした。結果、当第1四半期連結累計期間において、売上高は206,553千円となり、セグメント損失は28,107千円となりました。また、当セグメントにおけるKPIである、マシン販売台数の実績は72台となりました。なお、当セグメントについては前第1四半期連結累計期間における実績がないため、比較分析は行っておりません。
② 財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産の合計は、4,312,116千円と前連結会計年度末と比較して2,009,469千円増加しております。
流動資産は2,852,981千円(前期末比700,290千円増)となり、主な要因としては、商品及び製品が427,591千円、その他(主に前渡金・前払費用)が199,236千円それぞれ増加したことであります。
固定資産は1,459,135千円(前期末比1,309,178千円増)となり、主な要因としては、のれんが607,197千円、顧客関連資産が288,978千円、建物及び構築物が235,239千円それぞれ増加したことであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債の合計は、3,705,078千円と前連結会計年度末と比較して1,734,576千円増加しております。
流動負債は2,288,490千円(前期末比1,441,770千円増)となり、主な要因としては、契約負債が509,096千円、前受金が447,438千円、短期借入金が366,664千円それぞれ増加したことであります。
固定負債は1,416,588千円(前期末比292,806千円増)となり、主な要因としては、長期借入金が160,488千円、繰延税金負債が125,842千円それぞれ増加したことであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、607,038千円と前連結会計年度末と比較して274,892千円増加しております。主な要因としては、第三者割当増資等により資本金及び資本剰余金がそれぞれ149,979千円増加したことであります。
(2)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は11,127千円であります。研究開発活動は次のとおりであります。
(AIソリューション事業)
主にAIZE技術開発を目的としたソフトウエア開発に関する費用であり、金額は11,013千円となっております。
(GPUサーバー事業)
主に製品の機能向上のための開発に関する費用であり、金額は113千円となっております。
(3)従業員数
当第1四半期連結累計期間において、株式会社ゼロフィールドを連結の範囲に含めたことにより、GPUサーバー事業において従業員数が27名増加いたしました。これらの結果、当第1四半期連結会計期間末における当社グループの従業員数は260名となっております。
(4)主要な設備の状況
当第1四半期連結累計期間において、株式会社ゼロフィールドを連結の範囲に含めたことにより、主要な設備が増加しております。同社の連結子会社化に伴い、有形固定資産は265,252千円、無形資産は896,886千円それぞれ増加しております。有形固定資産は主に建物及び構築物、無形資産は主にのれんであります。

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