四半期報告書-第67期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/09 9:12
【資料】
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものである。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費に持ち直しの動きがみられるほか、雇用が良好で輸出や設備投資も改善の動きが続くなど緩やかな回復基調が続いている。また、四国地域においても生産など一部に弱さが残るものの、ほぼ全国と同様の状況で推移した。
こうした中、当社グループは、積極的な営業活動の展開などにより、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は 53,227百万円(前年同四半期比 13.8%増加)となり、営業利益は 1,193百万円(同 62.0%増加)、経常利益は 1,495百万円(同 54.5%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は 1,127百万円(同 88.6%増加)となった。
セグメントの業績は、次のとおりである。
(設備工事業)
当建設業界においては、公共投資や民間投資など全体として高水準を維持する一方、労働者不足や工事原価の高止まりなど厳しい状況も続いた。
こうした中、積極的な営業活動の展開と業務全般に亘る合理化・効率化により、完成工事高は 52,852百万円(前年同四半期比 19.4%増加)、セグメント利益は 904百万円(同 251.0%増加)となった。
(リース事業)
連結子会社 ㈱ヨンコービジネスが、工事用機械、車両、備品等のリース事業を行っている。
事業環境が厳しい中、新規顧客の開拓に注力した結果、売上高は 2,472百万円(同 5.3%増加)、セグメント利益は 206百万円(同 4.3%減少)となった。
(太陽光発電事業)
当社及び連結子会社 ㈱ヨンコーソーラーが、太陽光発電事業による電気の販売を行っている。
販売電力量が好調に推移したことにより、売上高は 1,168百万円(同 5.3%増加)、セグメント利益は 446百万円(同 11.4%増加)となった。
(その他)
CADソフトウェアの販売、指定管理業務を中心に、その他の売上高は 844百万円(同 64.4%増加)、セグメント損失は 30百万円(前年同四半期はセグメント損失 26百万円)となった。
(2) 経営方針、経営戦略等及び対処すべき課題等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営戦略等及び対処すべき課題等に重要な変更及び新たな策定はない。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発活動の金額は 51百万円(設備工事業 2百万円、その他 48百万円)であり、当該金額には受託研究にかかる費用 0百万円を含めている。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はない。

(4) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略上の対応方針
当社グループの事業に関して、業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクは、以下の事柄があると認識している。
① 主要取引先である四国電力㈱の設備投資の動向
② 一般建設投資の動向(建設市場の状況、競争環境など)
③ 完成工事原価の変動(材料価格、労務費など)
④ 取引先の倒産等による債務不履行
⑤ 退職給付債務の変動(年金資産の運用利回りなど)
⑥ 投資有価証券の価格変動(金利、株価など)
⑦ 法的規制(法令改廃、行政処分など)
当社グループは、これらの想定される事業リスクについて、影響度と顕在化の可能性の観点から分類した上で対応方針を策定しており、リスク顕在化の未然防止を図るとともにリスク発生時の影響を最小限に留めるよう的確な対応に努める所存である。