四半期報告書-第47期第3四半期(平成28年10月1日-平成28年12月31日)

【提出】
2017/02/13 9:08
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【項目】
32項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、高水準で推移する企業収益や雇用・所得環境の着実な改善等を背景に企業の設備投資や個人消費に持ち直しがみられるなど、緩やかな回復を続けてまいりました。一方で、新興国経済の減速、外国為替市場や資源価格の変動等から依然として景気の先行きに不透明感が漂う状況にありました。
建設業界におきましては、公共投資は緩やかな減少傾向にあるものの、民間設備投資は堅調に推移しております。しかしながら慢性化した技能労働者不足からくる労務費の増加や資材価格の高騰が予想されるなど、先行きに不安の残る状況が続いてまいりました。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、「施工品質の向上」と「安全管理の強化」をより一層高めるべく、施工管理体制を整えるとともに「収益力」の強化に努めてまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、民間の住宅関連工事などで大型の地盤改良工事を施工したものの、土木関連の杭工事が減少したことなどにより、135億75百万円(前年同期比7.0%減)となりました。また、利益につきましては、施工効率の高い大型の杭工事が減少したことなどにより、営業利益は7億27百万円(前年同期比44.7%減)、経常利益は8億14百万円(前年同期比35.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億41百万円(前年同期比23.6%減)となりました。
セグメントの業績は以下のとおりであります。
①建設事業
建設事業は、民間の住宅関連工事などで大型の地盤改良工事を施工したものの、土木関連の杭工事が減少したことなどにより売上高が134億10百万円(前年同期比6.5%減)となりました。利益につきましては、施工効率の高い大型の杭工事が減少したことなどによりセグメント利益は7億58百万円(前年同期比43.5%減)となりました。
②土木建築コンサルティング全般等事業
土木建築コンサルティング全般等事業は、主に実験・試験に関する収入が減少したことにより、売上高が1億55百万円(前年同期比36.7%減)、セグメント損失は35百万円(前年同期は32百万円の損失)となりました。
③その他の事業
その他の事業は、主に賃貸マンション収入であり、売上高は9百万円(前年同期比2.7%減)、セグメント利益は4百万円(前年同期比3.6%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ5億22百万円減少し、159億59百万円となりました。これは主に設備投資により有形固定資産が1億14百万円増加したものの、受取手形・完成工事未収入金等が6億60百万円減少したことによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ10億20百万円減少し、51億22百万円となりました。これは主に支払手形・工事未払金等が8億91百万円減少したことによるものであります。また、純資産合計につきましては、前連結会計年度末に比べ4億98百万円増加し、108億36百万円となりました。これは主に利益剰余金が4億37百万円増加したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、45百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。