有価証券報告書-第54期(2023/04/01-2024/03/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善、インバウンド需要の増加など景気の緩やかな回復が続くことが期待されております。しかしながら、長期化するウクライナ情勢等の地政学リスクや円安による物価高騰に伴う個人消費の減速などが危惧され、先行きへの不透明感は拭えない状況が続いております。
建設業界におきましては、公共投資、民間投資共に緩やかながら増加することが見込まれ、建設需要全体としては底堅く推移しつつあります。しかしながら、高止まりする建設資材価格や現場従事者の慢性的な不足に加え、時間外労働の上限規制への対応など多くの課題を抱えております。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、当連結会計年度は2021年5月に掲げた中期経営計画の最終年度であり、開発戦略等3つの基本戦略に基づき、各種施策に取り組み、品質および安全管理体制を整え施工に注力してまいりました。
当連結会計年度の売上高は、主に工場関連や物流施設の地盤改良工事、鉄道高架橋の杭工事など大型工事が寄与したことで202億7百万円(前連結会計年度比10.3%増)となりました。また、利益につきましては、建設資材価格の高止まりや労務費などが増加したことに伴い工事利益が減益となったことに加え、販売費及び一般管理費が増加した影響もあり営業利益は5億20百万円(前連結会計年度比20.2%減)、経常利益は5億57百万円(前連結会計年度比19.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億88百万円(前連結会計年度比19.6%減)と増収・減益となりました。
資産は、前連結会計年度末に比べ2億96百万円増加し、190億66百万円となりました。
負債は、前連結会計年度末に比べ73百万円増加し、63億77百万円となりました。また、純資産は、前連結会計年度末に比べ2億22百万円増加し、126億89百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(建設事業)
建設事業は、主に地盤改良工事において工場関連の工事が引き続き高水準で推移したことに加え物流施設の工事などが伸長したこと、また鉄道などのインフラ関連の杭工事が売上高に寄与したことで、売上高は197億6百万円(前連結会計年度比10.3%増)となりました。また、利益につきましては、建設資材価格の高止まりや労務費などが増加したことに伴い工事利益が減益となったことで、セグメント利益は5億6百万円(前連結会計年度比19.9%減)となりました。
(土木建築コンサルティング全般等事業)
土木建築コンサルティング全般等事業は、主に実験・試験業務に関する収入が増加したことにより、売上高は4億77百万円(前連結会計年度比10.9%増)となりました。また、利益につきましては、販売費及び一般管理費が増加した影響もありセグメント利益は8百万円(前連結会計年度比44.9%減)となりました。
(その他の事業)
その他の事業は、川崎市に所有している不動産の賃貸により、売上高は23百万円(前連結会計年度比0.1%増)、セグメント利益は6百万円(前連結会計年度比1.9%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて11億73百万円減少し、当連結会計年度末には83億42百万円(前連結会計年度比12.3%減)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得た資金は、1億42百万円(前連結会計年度は9億55百万円の収入)となりました。これは主にその他(未収消費税等の増加等)の支出4億44百万円、法人税等の支払額3億66百万円により資金が減少したものの、税金等調整前当期純利益6億4百万円、減価償却費4億74百万円により資金が増加したためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、9億47百万円(前連結会計年度は6億22百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出7億7百万円、投資有価証券の取得による支出2億円により資金が減少したためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、3億9百万円(前連結会計年度は4億4百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額2億81百万円により資金が減少したためであります。
③ 受注及び販売の実績
a.受注実績
受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.当社グループでは土木建築コンサルティング全般等事業及びその他の事業は受注生産を行っておりません。
b.売上実績
売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.売上実績総額に対する割合が100分の10以上の相手先の売上実績及びその割合は、次のとおりであります。
前連結会計年度
当連結会計年度
該当する相手先はありません。
なお、当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。
なお、参考のため提出会社単独の事業の状況を示せば、次のとおりであります。
建設事業における受注工事高及び施工高
① 受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高
前事業年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
当事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
(注)1.前期以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更あるものについては、当期受注工事高にその増減額を含めております。したがって、当期完成工事高にもこの増減額が含まれております。
2.次期繰越工事高の施工高は、未成工事支出金により手持工事高の工事進捗部分を推定したものであります。
3.当期施工高は、(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致しております。
② 完成工事高
(注)1.官公庁には、当社が建設業者から下請として受注したものを含みます。
2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
前事業年度
当事業年度
該当する相手先はありません。
③ 手持工事高(2024年3月31日現在)
(注)官公庁には、当社が建設業者から下請として受注したものを含みます。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(経営成績)
ⅰ 売上高及び営業利益
売上高は、主に鉄道高架橋を中心としたインフラ関連の杭工事や民間設備投資の工場関連や物流施設の地盤改良工事などの大型工事が寄与したことで増収となりました。この結果、売上高は202億7百万円(前連結会計年度比10.3%増)となりました。
売上原価は、主に売上高の増加に伴い増加いたしました。この結果、売上原価は173億73百万円(前連結会計年度比11.7%増)、売上原価率は建設資材の高止まりや労務費などの増加があり、86.0%(前連結会計年度比1.1ポイント増)となりました。
また、販売費及び一般管理費は、主に研究開発費などが増加したことで23億12百万円(前連結会計年度比9.5%増)、売上高販管費率は11.4%(前連結会計年度比0.1ポイント減)となりました。
以上の結果、営業利益は5億20百万円(前連結会計年度比20.2%減)、営業利益率2.6%(前連結会計年度比1.0ポイント減)となりました。
なお、セグメントごとの売上高と営業利益の概況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
ⅱ 営業外損益及び経常利益
営業外損益は、主に前連結会計年度に為替差益(営業外収益)であったものが為替差損(営業外費用)となったことや営業利益が減少したことで経常利益は5億57百万円(前連結会計年度比19.7%減)となりました。
ⅲ 特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益は、主に固定資産売却益(特別利益)が増加いたしました。しかしながら、経常利益が減少したことで、3億88百万円(前連結会計年度比19.6%減)、利益率は1.9%(前連結会計年度比0.7ポイント減)となり前連結会計年度を下回りました。
(財政状態)
当連結会計年度末における総資産額は190億66百万円(前連結会計年度比1.6%増)となりました。流動資産につきましては、主に電子記録債権が4億13百万円、流動資産のその他で未収消費税等などが3億42百万円増加したものの、現金預金が11億77百万円減少したことから、前連結会計年度末に比べ3億57百万円減少し、152億85百万円(前連結会計年度比2.3%減)となりました。
固定資産につきましては、主に機械装置及び運搬具を取得したことにより有形固定資産が3億68百万円増加し、25億87百万円となりました。また、主にソフトウエアの増加により無形固定資産が104百万円となったことや投資有価証券の取得などにより投資その他の資産が10億89百万円となったことなどで、固定資産合計は前連結会計年度末に比べ6億53百万円増加し、37億81百万円(前連結会計年度比20.9%増)となりました。
当連結会計年度末における負債合計は63億77百万円(前連結会計年度比1.2%増)となりました。流動負債につきましては、主に未払法人税等が1億75百万円減少したものの、支払手形・工事未払金等が2億15百万円増加したことから、前連結会計年度末に比べ62百万円増加し、57億42百万円(前連結会計年度比1.1%増)となりました。また、固定負債につきましては、主に株式給付引当金が増加したことで、前連結会計年度末に比べ11百万円増加し、6億34百万円(前連結会計年度比1.8%増)となりました。
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ2億22百万円増加し、126億89百万円(前連結会計年度比1.8%増)となりました。これは、主に利益剰余金が1億4百万円、その他有価証券評価差額金が89百万円増加したことなどによるものであります。
以上の結果、当連結会計年度末における自己資本比率は64.5%(前連結会計年度比0.1ポイント増)、ROEは3.2%(前連結会計年度比0.8ポイント減)となりました。当連結会計年度のROEにつきましては、経営目標とする8%以上を達成することはできませんでしたが、引き続き企業価値を高めるべくROEの向上に努めてまいります。
なお、今後の見通しにつきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、「3 事業等のリスク」に記載のとおりでありますが、当社グループといたしましては、このようなリスク要因の存在を認識した上で、その発生を未然に防ぎ、万一発生した場合でも適切に対処するよう努める所存であります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
ⅰ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
ⅱ 資本の財源及び資金の流動性
資本政策につきましては、財務の健全性や資本効率など最適な資本構成を追求しながら、将来のために内部留保の充実と株主への利益還元の最適なバランスを考え実施していくことを基本としております。
当社が中長期的に安定した成長を遂げるためには、利益の源泉となる建設事業への投資資金を確保することが必要であると認識しております。具体的には、施工機械などの新規取得や更新、各工法において施工管理を高めるための管理装置の精度向上や新しい技術開発への研究開発投資であります。
今後の建設市場の動向は、新型コロナウイルス感染症により抑制されていた民間の設備投資が盛り上がりを見せ回復傾向にあります。その中で会社が持続的に成長を続けるためには建設事業においてシェア拡大を目的とした合併や買収、国内未開拓市場へ参入、海外建設市場へ進出など内部留保を積極的に活用することが必要であると考えております。
当連結会計年度においては、施工機械などへの設備投資7億56百万円、研究開発費1億2百万円を計上しております。なお、これらの投資のための財源は、主として自己資金で賄っており当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は83億42百万円となっております。また、持続的な成長のための戦略的な大型の投資などで自己資金が逼迫する恐れが見込まれる場合には、金融機関等からの資金調達を検討してまいります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載しております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
また、対象となった工事案件ごとに最新の施工状況を把握し最善の見積りに努めておりますが、新型コロナウイルス感染症にみられるような事態により工事の中断や延期等の発生、または何らかの事由により工事収益総額や工事原価総額等を見積る上で誤謬があった場合には、当社グループの業績や財政状態に悪影響を与える可能性があります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善、インバウンド需要の増加など景気の緩やかな回復が続くことが期待されております。しかしながら、長期化するウクライナ情勢等の地政学リスクや円安による物価高騰に伴う個人消費の減速などが危惧され、先行きへの不透明感は拭えない状況が続いております。
建設業界におきましては、公共投資、民間投資共に緩やかながら増加することが見込まれ、建設需要全体としては底堅く推移しつつあります。しかしながら、高止まりする建設資材価格や現場従事者の慢性的な不足に加え、時間外労働の上限規制への対応など多くの課題を抱えております。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、当連結会計年度は2021年5月に掲げた中期経営計画の最終年度であり、開発戦略等3つの基本戦略に基づき、各種施策に取り組み、品質および安全管理体制を整え施工に注力してまいりました。
当連結会計年度の売上高は、主に工場関連や物流施設の地盤改良工事、鉄道高架橋の杭工事など大型工事が寄与したことで202億7百万円(前連結会計年度比10.3%増)となりました。また、利益につきましては、建設資材価格の高止まりや労務費などが増加したことに伴い工事利益が減益となったことに加え、販売費及び一般管理費が増加した影響もあり営業利益は5億20百万円(前連結会計年度比20.2%減)、経常利益は5億57百万円(前連結会計年度比19.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億88百万円(前連結会計年度比19.6%減)と増収・減益となりました。
資産は、前連結会計年度末に比べ2億96百万円増加し、190億66百万円となりました。
負債は、前連結会計年度末に比べ73百万円増加し、63億77百万円となりました。また、純資産は、前連結会計年度末に比べ2億22百万円増加し、126億89百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(建設事業)
建設事業は、主に地盤改良工事において工場関連の工事が引き続き高水準で推移したことに加え物流施設の工事などが伸長したこと、また鉄道などのインフラ関連の杭工事が売上高に寄与したことで、売上高は197億6百万円(前連結会計年度比10.3%増)となりました。また、利益につきましては、建設資材価格の高止まりや労務費などが増加したことに伴い工事利益が減益となったことで、セグメント利益は5億6百万円(前連結会計年度比19.9%減)となりました。
(土木建築コンサルティング全般等事業)
土木建築コンサルティング全般等事業は、主に実験・試験業務に関する収入が増加したことにより、売上高は4億77百万円(前連結会計年度比10.9%増)となりました。また、利益につきましては、販売費及び一般管理費が増加した影響もありセグメント利益は8百万円(前連結会計年度比44.9%減)となりました。
(その他の事業)
その他の事業は、川崎市に所有している不動産の賃貸により、売上高は23百万円(前連結会計年度比0.1%増)、セグメント利益は6百万円(前連結会計年度比1.9%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて11億73百万円減少し、当連結会計年度末には83億42百万円(前連結会計年度比12.3%減)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得た資金は、1億42百万円(前連結会計年度は9億55百万円の収入)となりました。これは主にその他(未収消費税等の増加等)の支出4億44百万円、法人税等の支払額3億66百万円により資金が減少したものの、税金等調整前当期純利益6億4百万円、減価償却費4億74百万円により資金が増加したためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、9億47百万円(前連結会計年度は6億22百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出7億7百万円、投資有価証券の取得による支出2億円により資金が減少したためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、3億9百万円(前連結会計年度は4億4百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額2億81百万円により資金が減少したためであります。
③ 受注及び販売の実績
a.受注実績
受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 受注残高(千円) | ||
| 当連結会計年度 (自 2023年4月 1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比 (%) | 当連結会計年度 (自 2023年4月 1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比 (%) | |
| 建設事業 | 25,735,425 | 42.0 | 11,818,470 | 104.1 |
| 土木建築コンサルティング 全般等事業 | - | - | - | - |
| その他の事業 | - | - | - | - |
| 合計 | 25,735,425 | 42.0 | 11,818,470 | 104.1 |
(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.当社グループでは土木建築コンサルティング全般等事業及びその他の事業は受注生産を行っておりません。
b.売上実績
売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2023年4月 1日 至 2024年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 金額(千円) | ||
| 建設事業 | 19,706,818 | 10.3 |
| 土木建築コンサルティング 全般等事業 | 477,114 | 10.9 |
| その他の事業 | 23,173 | 0.1 |
| 合計 | 20,207,106 | 10.3 |
(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.売上実績総額に対する割合が100分の10以上の相手先の売上実績及びその割合は、次のとおりであります。
前連結会計年度
| 清水建設㈱ | 1,863百万円 | 10.2% |
当連結会計年度
該当する相手先はありません。
なお、当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。
なお、参考のため提出会社単独の事業の状況を示せば、次のとおりであります。
建設事業における受注工事高及び施工高
① 受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高
前事業年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
| 工事別 | 前期繰越 工事高 (千円) | 当期受注 工事高 (千円) | 計 (千円) | 当期完成 工事高 (千円) | 次期繰越工事高 | 当期施工高 (千円) | ||
| 手持工事高 (千円) | うち施工高 (千円) | |||||||
| 杭工事 | 3,735,428 | 9,163,010 | 12,898,439 | 9,503,042 | 3,395,396 | 4.4% | 150,121 | 9,257,826 |
| 地盤改良工事 | 1,615,229 | 7,937,678 | 9,552,908 | 7,379,098 | 2,173,810 | 32.5% | 706,476 | 7,965,127 |
| 合計 | 5,350,658 | 17,100,689 | 22,451,347 | 16,882,141 | 5,569,206 | 15.4% | 856,598 | 17,222,954 |
当事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
| 工事別 | 前期繰越 工事高 (千円) | 当期受注 工事高 (千円) | 計 (千円) | 当期完成 工事高 (千円) | 次期繰越工事高 | 当期施工高 (千円) | ||
| 手持工事高 (千円) | うち施工高 (千円) | |||||||
| 杭工事 | 3,395,396 | 15,381,214 | 18,776,610 | 8,918,395 | 9,858,215 | 2.3% | 221,876 | 8,990,150 |
| 地盤改良工事 | 2,173,810 | 8,892,050 | 11,065,860 | 9,636,175 | 1,429,684 | 21.3% | 305,095 | 9,234,793 |
| 合計 | 5,569,206 | 24,273,264 | 29,842,471 | 18,554,571 | 11,287,899 | 4.7% | 526,971 | 18,224,944 |
(注)1.前期以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更あるものについては、当期受注工事高にその増減額を含めております。したがって、当期完成工事高にもこの増減額が含まれております。
2.次期繰越工事高の施工高は、未成工事支出金により手持工事高の工事進捗部分を推定したものであります。
3.当期施工高は、(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致しております。
② 完成工事高
| 期別 | 区分 | 官公庁(千円) | 民間(千円) | 合計(千円) | |
| 前事業年度 | (自 2022年4月 1日 至 2023年3月31日) | 杭工事 | 7,900,165 | 1,602,877 | 9,503,042 |
| 地盤改良工事 | 1,128,884 | 6,250,213 | 7,379,098 | ||
| 合計 | 9,029,049 | 7,853,091 | 16,882,141 | ||
| 当事業年度 | (自 2023年4月 1日 至 2024年3月31日) | 杭工事 | 7,542,596 | 1,375,799 | 8,918,395 |
| 地盤改良工事 | 1,976,316 | 7,659,858 | 9,636,175 | ||
| 合計 | 9,518,912 | 9,035,658 | 18,554,571 | ||
(注)1.官公庁には、当社が建設業者から下請として受注したものを含みます。
2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
前事業年度
| 清水建設㈱ | 1,851百万円 | 11.0% |
当事業年度
該当する相手先はありません。
③ 手持工事高(2024年3月31日現在)
| 区分 | 官公庁(千円) | 民間(千円) | 合計(千円) |
| 杭工事 | 9,377,725 | 480,490 | 9,858,215 |
| 地盤改良工事 | 298,850 | 1,130,834 | 1,429,684 |
| 合計 | 9,676,575 | 1,611,324 | 11,287,899 |
(注)官公庁には、当社が建設業者から下請として受注したものを含みます。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(経営成績)
ⅰ 売上高及び営業利益
売上高は、主に鉄道高架橋を中心としたインフラ関連の杭工事や民間設備投資の工場関連や物流施設の地盤改良工事などの大型工事が寄与したことで増収となりました。この結果、売上高は202億7百万円(前連結会計年度比10.3%増)となりました。
売上原価は、主に売上高の増加に伴い増加いたしました。この結果、売上原価は173億73百万円(前連結会計年度比11.7%増)、売上原価率は建設資材の高止まりや労務費などの増加があり、86.0%(前連結会計年度比1.1ポイント増)となりました。
また、販売費及び一般管理費は、主に研究開発費などが増加したことで23億12百万円(前連結会計年度比9.5%増)、売上高販管費率は11.4%(前連結会計年度比0.1ポイント減)となりました。
以上の結果、営業利益は5億20百万円(前連結会計年度比20.2%減)、営業利益率2.6%(前連結会計年度比1.0ポイント減)となりました。
なお、セグメントごとの売上高と営業利益の概況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
ⅱ 営業外損益及び経常利益
営業外損益は、主に前連結会計年度に為替差益(営業外収益)であったものが為替差損(営業外費用)となったことや営業利益が減少したことで経常利益は5億57百万円(前連結会計年度比19.7%減)となりました。
ⅲ 特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益は、主に固定資産売却益(特別利益)が増加いたしました。しかしながら、経常利益が減少したことで、3億88百万円(前連結会計年度比19.6%減)、利益率は1.9%(前連結会計年度比0.7ポイント減)となり前連結会計年度を下回りました。
(財政状態)
当連結会計年度末における総資産額は190億66百万円(前連結会計年度比1.6%増)となりました。流動資産につきましては、主に電子記録債権が4億13百万円、流動資産のその他で未収消費税等などが3億42百万円増加したものの、現金預金が11億77百万円減少したことから、前連結会計年度末に比べ3億57百万円減少し、152億85百万円(前連結会計年度比2.3%減)となりました。
固定資産につきましては、主に機械装置及び運搬具を取得したことにより有形固定資産が3億68百万円増加し、25億87百万円となりました。また、主にソフトウエアの増加により無形固定資産が104百万円となったことや投資有価証券の取得などにより投資その他の資産が10億89百万円となったことなどで、固定資産合計は前連結会計年度末に比べ6億53百万円増加し、37億81百万円(前連結会計年度比20.9%増)となりました。
当連結会計年度末における負債合計は63億77百万円(前連結会計年度比1.2%増)となりました。流動負債につきましては、主に未払法人税等が1億75百万円減少したものの、支払手形・工事未払金等が2億15百万円増加したことから、前連結会計年度末に比べ62百万円増加し、57億42百万円(前連結会計年度比1.1%増)となりました。また、固定負債につきましては、主に株式給付引当金が増加したことで、前連結会計年度末に比べ11百万円増加し、6億34百万円(前連結会計年度比1.8%増)となりました。
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ2億22百万円増加し、126億89百万円(前連結会計年度比1.8%増)となりました。これは、主に利益剰余金が1億4百万円、その他有価証券評価差額金が89百万円増加したことなどによるものであります。
以上の結果、当連結会計年度末における自己資本比率は64.5%(前連結会計年度比0.1ポイント増)、ROEは3.2%(前連結会計年度比0.8ポイント減)となりました。当連結会計年度のROEにつきましては、経営目標とする8%以上を達成することはできませんでしたが、引き続き企業価値を高めるべくROEの向上に努めてまいります。
なお、今後の見通しにつきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、「3 事業等のリスク」に記載のとおりでありますが、当社グループといたしましては、このようなリスク要因の存在を認識した上で、その発生を未然に防ぎ、万一発生した場合でも適切に対処するよう努める所存であります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
ⅰ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
ⅱ 資本の財源及び資金の流動性
資本政策につきましては、財務の健全性や資本効率など最適な資本構成を追求しながら、将来のために内部留保の充実と株主への利益還元の最適なバランスを考え実施していくことを基本としております。
当社が中長期的に安定した成長を遂げるためには、利益の源泉となる建設事業への投資資金を確保することが必要であると認識しております。具体的には、施工機械などの新規取得や更新、各工法において施工管理を高めるための管理装置の精度向上や新しい技術開発への研究開発投資であります。
今後の建設市場の動向は、新型コロナウイルス感染症により抑制されていた民間の設備投資が盛り上がりを見せ回復傾向にあります。その中で会社が持続的に成長を続けるためには建設事業においてシェア拡大を目的とした合併や買収、国内未開拓市場へ参入、海外建設市場へ進出など内部留保を積極的に活用することが必要であると考えております。
当連結会計年度においては、施工機械などへの設備投資7億56百万円、研究開発費1億2百万円を計上しております。なお、これらの投資のための財源は、主として自己資金で賄っており当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は83億42百万円となっております。また、持続的な成長のための戦略的な大型の投資などで自己資金が逼迫する恐れが見込まれる場合には、金融機関等からの資金調達を検討してまいります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載しております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
また、対象となった工事案件ごとに最新の施工状況を把握し最善の見積りに努めておりますが、新型コロナウイルス感染症にみられるような事態により工事の中断や延期等の発生、または何らかの事由により工事収益総額や工事原価総額等を見積る上で誤謬があった場合には、当社グループの業績や財政状態に悪影響を与える可能性があります。