有価証券報告書-第104期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業の好業績や設備投資の増加により、緩やかな回復基調が続きました。建設業界におきましては、公共投資の底堅い動きに加え、民間投資も増加基調が続き、建設需要は引き続き堅調に推移しました。
このような状況下にあって、当社グループは、内線分野では、採算性を重視した優良工事の確保と施工の省力化などの生産性の向上に努め、外線分野では、太陽光及び風力発電設備工事、送電線工事、鉄道関連工事などの受注に積極的に取り組みました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ14,456百万円増加し、122,058百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ9,852百万円増加し、52,387百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,603百万円増加し、69,671百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、新規受注高122,777百万円(前年同期比16.0%増)、売上高118,920百万円(同17.1%増)となり、利益面につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益は4,293百万円(同13.8%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(電気工事業) 売上高117,344百万円(前年同期比17.3%増)、営業利益5,830百万円(同17.0%減)となりました。
(不動産賃貸業)売上高1,439百万円(同3.9%増)、営業利益608百万円(同15.9%増)となりました。
(その他) 売上高136百万円(同2.9%減)、営業損失61百万円(前年同期は営業損失44百万円)となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが増加したこと等により、前連結会計年度に比べ6,399百万円増加し、当連結会計年度末には33,054百万円(前年同期比24.0%増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は8,424百万円(前年同期は7,334百万円の獲得)となりました。これは主に仕入債務の増加7,876百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は2,268百万円(前年同期は950百万円の使用)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出1,978百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は203百万円(前年同期は480百万円の使用)となりました。これは主に借入れによる収入612百万円によるものであります。
(注)「第2 事業の状況」に記載されている金額には、消費税等は含まれておりません。
③生産、受注及び販売の実績
a.受注実績
b.売上実績
(注)1.当連結企業集団では電気工事業以外は受注生産を行っておりません。
2.当連結企業集団では生産実績を定義することが困難であるため「生産の実績」は記載しておりません。
なお、参考のため提出会社単独の事業の実績は次のとおりであります。
電気工事業における受注工事高及び施工高の実績
c.受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高
(注)1.前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって、当期完成工事高にかかる増減額が含まれております。
2.次期繰越工事高の施工高は支出金により手持工事高の施工高を推定したものであります。
3.当期施工高は(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致しております。
d.受注工事高の受注方法別比率
工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。
(注)百分比は請負金額比であります。
e.完成工事高
完成工事のうち請負金額10億円以上の主なものは、次のとおりであります。
前事業年度
当事業年度
f.手持工事高(2019年3月31日現在)
手持工事のうち請負金額10億円以上の主なものは、次のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債及び収益・費用に反映されております。見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる可能性があります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.当連結会計年度の財政状態
前連結会計年度末に比べ総資産が14,456百万円増加(流動資産11,791百万円増加、固定資産2,665百万円増加)しました。流動資産については、現金預金及び電気工事業における受取手形・完成工事未収入金等が増加したことが主な要因であります。固定資産については、電気工事業における機械、運搬具及び工具器具備品の取得や風力発電設備及び太陽光発電設備に係る建設仮勘定の増加が主な要因であります。負債は、前連結会計年度末に比べ9,852百万円増加(流動負債9,215百万円増加、固定負債637百万円増加)しました。流動負債については、電気工事業における支払手形・工事未払金等及び電子記録債務の増加が主な要因であります。固定負債の増加は、太陽光発電事業準備に伴う借入と投資有価証券の時価上昇に伴う評価差額に対する繰延税金負債が増加したことによるものであります。純資産については、利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ4,603百万円増加しました。
自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ3.4ポイント減少し56.8%となりました。
b.当連結会計年度の経営成績
当連結会計年度における当社グループの売上高は、前連結会計年度に比べ17,360百万円増加し、118,920百万円となりました。利益面につきましては、営業利益が1,131百万円減少し6,378百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は686百万円減少し4,293百万円となりました。その内、電気工事業については、民間設備投資・公共投資共に底堅い動きを続けるなど建設需要は引き続き堅調に推移する中で受注高及び完成工事高の拡大に取り組んだ結果、売上高は、前連結会計年度に比べ17,310百万円増加し、117,344百万円となりましたが、労働者不足により外注費が増加するなど工事原価が上昇したことにより、営業利益は1,198百万円減少し、5,830百万円となりました。不動産賃貸業については、売上高は前連結会計年度に比べ53百万円増加し、1,439百万円となりました。また、減価償却費の減少により、営業利益は83百万円増加し、608百万円となりました。
③資本の財源及び資金の流動性
a.キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.財務政策
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、電気工事施工のための工事原価のほか、人件費をはじめとする販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、送電線及び再生可能エネルギー関連工事のための工具・機械装置の購入、更新費用等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な手元流動性とキャッシュ・フロー及び資金の調達力を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は、3,432百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は33,054百万円となっております。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業の好業績や設備投資の増加により、緩やかな回復基調が続きました。建設業界におきましては、公共投資の底堅い動きに加え、民間投資も増加基調が続き、建設需要は引き続き堅調に推移しました。
このような状況下にあって、当社グループは、内線分野では、採算性を重視した優良工事の確保と施工の省力化などの生産性の向上に努め、外線分野では、太陽光及び風力発電設備工事、送電線工事、鉄道関連工事などの受注に積極的に取り組みました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ14,456百万円増加し、122,058百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ9,852百万円増加し、52,387百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,603百万円増加し、69,671百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、新規受注高122,777百万円(前年同期比16.0%増)、売上高118,920百万円(同17.1%増)となり、利益面につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益は4,293百万円(同13.8%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(電気工事業) 売上高117,344百万円(前年同期比17.3%増)、営業利益5,830百万円(同17.0%減)となりました。
(不動産賃貸業)売上高1,439百万円(同3.9%増)、営業利益608百万円(同15.9%増)となりました。
(その他) 売上高136百万円(同2.9%減)、営業損失61百万円(前年同期は営業損失44百万円)となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが増加したこと等により、前連結会計年度に比べ6,399百万円増加し、当連結会計年度末には33,054百万円(前年同期比24.0%増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は8,424百万円(前年同期は7,334百万円の獲得)となりました。これは主に仕入債務の増加7,876百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は2,268百万円(前年同期は950百万円の使用)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出1,978百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は203百万円(前年同期は480百万円の使用)となりました。これは主に借入れによる収入612百万円によるものであります。
(注)「第2 事業の状況」に記載されている金額には、消費税等は含まれておりません。
③生産、受注及び販売の実績
a.受注実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) (百万円) | 前年同期比(%) |
| 電気工事業 | 122,777 | 116.0 |
| 不動産賃貸業 | - | - |
| 報告セグメント計 | 122,777 | 116.0 |
| その他 | - | - |
| 計 | 122,777 | 116.0 |
b.売上実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) (百万円) | 前年同期比(%) |
| 電気工事業 | 117,344 | 117.3 |
| 不動産賃貸業 | 1,439 | 103.9 |
| 報告セグメント計 | 118,784 | 117.1 |
| その他 | 136 | 97.1 |
| 計 | 118,920 | 117.1 |
(注)1.当連結企業集団では電気工事業以外は受注生産を行っておりません。
2.当連結企業集団では生産実績を定義することが困難であるため「生産の実績」は記載しておりません。
なお、参考のため提出会社単独の事業の実績は次のとおりであります。
電気工事業における受注工事高及び施工高の実績
c.受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高
| 期別 | 工事 種類別 | 前期繰越工事高 (百万円) | 当期受注工事高 (百万円) | 計 (百万円) | 当期完成工事高 (百万円) | 次期繰越工事高 | 当期 施工高 (百万円) | ||
| 手持工事高 (百万円) | うち施工高 | ||||||||
| 比率(%) | 金額 (百万円) | ||||||||
| 前事業年度 (自2017年4月1日 至2018年3月31日) | 外線工事 | 27,898 | 40,090 | 67,989 | 26,100 | 41,888 | 2.7 | 1,130 | 26,478 |
| 内線工事 | 69,297 | 62,364 | 131,662 | 70,234 | 61,427 | 3.2 | 1,965 | 71,160 | |
| 計 | 97,196 | 102,455 | 199,651 | 96,334 | 103,316 | 3.0 | 3,096 | 97,638 | |
| 当事業年度 (自2018年4月1日 至2019年3月31日) | 外線工事 | 41,888 | 37,696 | 79,585 | 35,458 | 44,126 | 4.0 | 1,765 | 36,093 |
| 内線工事 | 61,427 | 81,082 | 142,510 | 77,704 | 64,806 | 2.1 | 1,360 | 77,099 | |
| 計 | 103,316 | 118,779 | 222,095 | 113,162 | 108,932 | 2.9 | 3,125 | 113,192 | |
(注)1.前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって、当期完成工事高にかかる増減額が含まれております。
2.次期繰越工事高の施工高は支出金により手持工事高の施工高を推定したものであります。
3.当期施工高は(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致しております。
d.受注工事高の受注方法別比率
工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。
| 期別 | 区分 | 特命(%) | 競争(%) | 計(%) |
| 前事業年度 (自2017年4月1日 至2018年3月31日) | 外線工事 | 47.7 | 52.3 | 100.0 |
| 内線工事 | 53.3 | 46.7 | 100.0 | |
| 当事業年度 (自2018年4月1日 至2019年3月31日) | 外線工事 | 60.7 | 39.3 | 100.0 |
| 内線工事 | 54.3 | 45.7 | 100.0 |
(注)百分比は請負金額比であります。
e.完成工事高
| 期別 | 区分 | 官公庁 (百万円) | 鉄道会社 (百万円) | 電力会社 (百万円) | 建設会社 (百万円) | 金融機関 (百万円) | 不動産会社 (百万円) | その他 (百万円) | 計 (百万円) |
| 前事業年度 (自2017年4月1日 至2018年3月31日) | 外線工事 | 309 | 778 | 11,261 | 279 | 0 | 227 | 13,244 | 26,100 |
| 内線工事 | 5,590 | 4 | 146 | 39,042 | 4,830 | 6,746 | 13,873 | 70,234 | |
| 計 | 5,900 | 782 | 11,407 | 39,322 | 4,830 | 6,973 | 27,118 | 96,334 | |
| 当事業年度 (自2018年4月1日 至2019年3月31日) | 外線工事 | 500 | 773 | 11,395 | 1,965 | - | 233 | 20,591 | 35,458 |
| 内線工事 | 5,685 | 3 | 201 | 43,632 | 6,560 | 8,730 | 12,889 | 77,704 | |
| 計 | 6,185 | 776 | 11,597 | 45,597 | 6,560 | 8,964 | 33,480 | 113,162 |
完成工事のうち請負金額10億円以上の主なものは、次のとおりであります。
前事業年度
| 名取ソーラーウェイ(同) | 名取ソーラーウェイ太陽光発電所建設工事 |
| 嬬恋ソーラーウェイ(同) | 嬬恋ソーラーウェイ太陽光発電所建設工事 |
| ㈱大林組 | 日向日知屋太陽光発電所電気設備工事 |
| 響灘ウインドエナジーリサ ーチパーク(同) | (仮称)響灘ウインドエナジーリサーチパーク |
| ㈱大林組 | (仮称)フジフーズ株式会社習志野工場新築工事 |
当事業年度
| ORソーラー・サーティー ン(同) | オリックス洋野町有家メガソーラー発電所建設工事 |
| 鹿島建設㈱ | 日本橋二丁目CD街区 C街区電気設備工事 |
| 大成建設㈱ | (仮称)TGMM芝浦プロジェクト(A棟・ホテル棟新設工事) |
| 戸田建設㈱ | KKR虎の門病院整備事業 |
| 日本橋室町三丁目再開発A 地区新築工事JV | 室町三丁目A地区新築 |
f.手持工事高(2019年3月31日現在)
| 区分 | 官公庁 (百万円) | 鉄道会社 (百万円) | 電力会社 (百万円) | 建設会社 (百万円) | 金融機関 (百万円) | 不動産会社 (百万円) | その他 (百万円) | 計 (百万円) |
| 外線工事 | 273 | 930 | 7,345 | 3,761 | - | 26 | 31,788 | 44,126 |
| 内線工事 | 9,378 | - | 0 | 37,974 | 6,410 | 2,661 | 8,379 | 64,806 |
| 計 | 9,651 | 930 | 7,346 | 41,736 | 6,410 | 2,688 | 40,167 | 108,932 |
手持工事のうち請負金額10億円以上の主なものは、次のとおりであります。
| (同)那須烏山ソーラー | 那須烏山ソーラー新設工事 | 2019年6月完成予定 |
| 福島中森発電所(同) | 福島山田ソーラー発電所建設工事 | 2020年3月完成予定 |
| ㈱ジェイウインドせたな | せたな大里風力発変電所 送電線工事 | 2020年4月完成予定 |
| (同)榛名キャピタル | (仮称)日光千本木太陽光発電所建設工事 | 2020年5月完成予定 |
| (同)丸森発電所 | 丸森太陽光発電所建設工事 | 2020年7月完成予定 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債及び収益・費用に反映されております。見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる可能性があります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.当連結会計年度の財政状態
前連結会計年度末に比べ総資産が14,456百万円増加(流動資産11,791百万円増加、固定資産2,665百万円増加)しました。流動資産については、現金預金及び電気工事業における受取手形・完成工事未収入金等が増加したことが主な要因であります。固定資産については、電気工事業における機械、運搬具及び工具器具備品の取得や風力発電設備及び太陽光発電設備に係る建設仮勘定の増加が主な要因であります。負債は、前連結会計年度末に比べ9,852百万円増加(流動負債9,215百万円増加、固定負債637百万円増加)しました。流動負債については、電気工事業における支払手形・工事未払金等及び電子記録債務の増加が主な要因であります。固定負債の増加は、太陽光発電事業準備に伴う借入と投資有価証券の時価上昇に伴う評価差額に対する繰延税金負債が増加したことによるものであります。純資産については、利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ4,603百万円増加しました。
自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ3.4ポイント減少し56.8%となりました。
b.当連結会計年度の経営成績
当連結会計年度における当社グループの売上高は、前連結会計年度に比べ17,360百万円増加し、118,920百万円となりました。利益面につきましては、営業利益が1,131百万円減少し6,378百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は686百万円減少し4,293百万円となりました。その内、電気工事業については、民間設備投資・公共投資共に底堅い動きを続けるなど建設需要は引き続き堅調に推移する中で受注高及び完成工事高の拡大に取り組んだ結果、売上高は、前連結会計年度に比べ17,310百万円増加し、117,344百万円となりましたが、労働者不足により外注費が増加するなど工事原価が上昇したことにより、営業利益は1,198百万円減少し、5,830百万円となりました。不動産賃貸業については、売上高は前連結会計年度に比べ53百万円増加し、1,439百万円となりました。また、減価償却費の減少により、営業利益は83百万円増加し、608百万円となりました。
③資本の財源及び資金の流動性
a.キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.財務政策
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、電気工事施工のための工事原価のほか、人件費をはじめとする販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、送電線及び再生可能エネルギー関連工事のための工具・機械装置の購入、更新費用等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な手元流動性とキャッシュ・フロー及び資金の調達力を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は、3,432百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は33,054百万円となっております。