訂正有価証券報告書-第144期(2021/04/01-2022/03/31)
14.非金融資産の減損
(1) 認識した減損損失及び資産の種類別内訳
当社グループは、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ18,536百万円及び9,357百万円の減損損失を計上しております。これらの減損損失は連結損益計算書の「その他の営業費用」に計上しております。
使用権資産は各資産に含めて表示しております。
(2) 減損損失を認識した主な資産及びセグメントの内訳
前連結会計年度
① ヘルスケア等セグメント
当社は、事業構造改革の一環として、欧州で動物栄養事業を営むAANE社の全株式を、フランスのMetex社に譲渡することを2021年2月26日の取締役会にて決議し、同日、Metex社にAANE社の株式の買取りを請求できるオプション契約を締結しました。また、北米の飼料用アミノ酸の製造設備についても事業構造改革の検討を進めております。
これに伴い、欧州及び北米の飼料用アミノ酸製造設備の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、「その他の営業費用」にそれぞれ7,775百万円、7,960百万円の減損損失を計上しております。
減損損失の内訳は以下のとおりです。
回収可能価額の測定については、注記「11.売却目的保有に分類される処分グループ及び非継続事業」をご参照ください。
非流動資産に係る回収可能価額(4,050百万円)は使用価値により測定しており、税引前割引率16.0%を用いて将来キャッシュ・フローを現在価値に割り引いて計算しております。
当連結会計年度
① 調味料・食品セグメント
当社の子会社であるモア・ザン・グルメ社(以下、「MTG社」という。)において、昨今の事業環境の変化や実績を踏まえ、将来想定される収益性が当初想定していた事業計画よりも低下したことから、MTG社ののれん1,676百万円、無形資産2,785百万円の減損を認識し、「その他の営業費用」として計上しております。回収可能価額(4,471百万円)は使用価値により測定しており、税引前割引率15.7%を用いて将来キャッシュ・フローを現在価値に割り引いて算定しております。
② 冷凍食品セグメント
当社は、事業構造改革の一環として、当社の子会社である味の素冷凍食品社の保有する大阪工場での生産を2023年3月目途に終了することにいたしました。
これに伴い、当該工場に属するのれん798百万円、土地625百万円、機械装置及び運搬具553百万円を含む、合計2,411百万円の減損損失を、「その他の営業費用」として計上しております。回収可能価額(683百万円)は、処分費用控除後の公正価値により測定しております。
(3) のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の減損テスト
1. 味の素フーズ・ノースアメリカ社(以下、「AFNA」という。)
前連結会計年度及び当連結会計年度のAFNAののれんの減損テストでは、資産の回収可能価額を処分コスト控除後の公正価値により算定しております。処分コスト控除後の公正価値の算定に当たっては、前連結会計年度は割引キャッシュ・フロー法及び類似企業比較法を使用し、割引キャッシュ・フロー法の比重を高くした加重平均値を用いて算定しており、当連結会計年度は割引キャッシュ・フロー法を使用し算定しております。
前連結会計年度及び当連結会計年度の割引キャッシュ・フロー予測の計算に当たっては、実際の経営成績及び経営者が承認した事業計画に基づいております。当該事業計画は、業界の将来の見通しに関する経営者の評価と過去の実績を反映したものであり、外部情報及び内部情報に基づき作成しております。
また、前連結会計年度において使用した類似企業比較法は、足元の実績や翌期の予算に基づくEBITDAに、上場している同業他社のEV(株式時価総額をもとに算出した企業価値)/EBITDA倍率を乗じ、それにコントロールプレミアムを加味して価値を算定しております。
経営者が処分コスト控除後の公正価値の算定に当たって基礎とした主要な仮定は以下のとおりです。
・経営者が将来キャッシュ・フローを予測した期間:5年間(前連結会計年度は5年間)
・キャッシュ・フロー予測を延長するために用いた成長率:3.0%(前連結会計年度は3.0%)
・キャッシュ・フロー予測に適用した税引前割引率:10.8%(前連結会計年度は10.8%)
・類似企業比較法におけるEV/EBITDA倍率:N/A(前連結会計年度は12.5倍)
この公正価値測定は、用いた評価技法への重大なインプットに基づき、レベル3の公正価値に区分されます。
なお、当連結会計年度において回収可能価額は帳簿価額を58,297百万円上回っており、仮に割引率が3.4%上昇した場合、減損損失が発生する可能性があります。
2. コーヒー類(日本)
前連結会計年度及び当連結会計年度における、味の素AGF㈱を含むコーヒー類(日本)ののれんの減損テスト及び耐用年数を確定できない無形資産(商標権)の減損テストは、資産の回収可能価額を使用価値により算定しております。使用価値の算定に当たっては、割引キャッシュ・フロー予測を用いております。
使用価値の算定に当たっては、経営者が承認した3年間の事業計画(前連結会計年度は3年間の事業計画)に基づいております。当該事業計画は、業界の将来の見通しに関する経営者の評価と過去の実績を反映したものであり、外部情報及び内部情報に基づき作成しております。また、事業計画の対象期間を超える将来キャッシュ・フロー予測を推定するために用いた成長率は0.5%(前連結会計年度は0.2%)、将来キャッシュ・フロー予測に適用した税引前割引率は6.8%(前連結会計年度は6.9%)です。
なお、当連結会計年度において回収可能価額は帳簿価額を49,164百万円上回っており、仮に割引率が4.0%上昇した場合、減損損失が発生する可能性があります。
3. バイオファーマサービス事業
当連結会計年度のバイオファーマサービス事業ののれんの減損テストは、資産の回収可能価額を使用価値により算定しております。使用価値の算定に当たっては、割引キャッシュ・フロー予測を用いております。
使用価値の算定に当たっては、経営者が承認した、3年間及び5年間の事業計画に基づいております。当該事業計画は、業界の将来の見通しに関する経営者の評価と過去の実績を反映したものであり、外部情報及び内部情報に基づき作成しております。また、事業計画の対象期間を超える将来キャッシュ・フロー予測を推定するために用いた成長率は1.9%~5.9%(前連結会計年度は2.3%~4.9%)、将来キャッシュ・フロー予測に適用した税引前割引率は11.1%~18.3%(前連結会計年度は12.2%~15.8%)です。
なお、当連結会計年度において回収可能価額は帳簿価額を64,033百万円上回っており、仮に各国における割引率が5.8%上昇した場合、減損損失が発生する可能性があります。
資金生成単位及び資金生成単位グループに配分したのれんの帳簿価額は、以下のとおりです。
資金生成単位及び資金生成単位グループに配分した耐用年数を確定できない無形資産の帳簿価額は、以下のとおりです。
(1) 認識した減損損失及び資産の種類別内訳
当社グループは、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ18,536百万円及び9,357百万円の減損損失を計上しております。これらの減損損失は連結損益計算書の「その他の営業費用」に計上しております。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2020年4月 1日 至 2021年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2021年4月 1日 至 2022年3月31日) | |
| 建物及び構築物 | 3,502 | 857 |
| 機械装置及び運搬具 | 11,134 | 1,806 |
| 工具器具及び備品 | 162 | 196 |
| 土地 | 297 | 625 |
| 建設仮勘定 | 2,831 | 191 |
| ソフトウェア | 550 | 424 |
| 商標権 | - | 556 |
| のれん | - | 2,474 |
| その他 | 56 | 2,228 |
| 合計 | 18,536 | 9,357 |
使用権資産は各資産に含めて表示しております。
(2) 減損損失を認識した主な資産及びセグメントの内訳
前連結会計年度
① ヘルスケア等セグメント
当社は、事業構造改革の一環として、欧州で動物栄養事業を営むAANE社の全株式を、フランスのMetex社に譲渡することを2021年2月26日の取締役会にて決議し、同日、Metex社にAANE社の株式の買取りを請求できるオプション契約を締結しました。また、北米の飼料用アミノ酸の製造設備についても事業構造改革の検討を進めております。
これに伴い、欧州及び北米の飼料用アミノ酸製造設備の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、「その他の営業費用」にそれぞれ7,775百万円、7,960百万円の減損損失を計上しております。
減損損失の内訳は以下のとおりです。
| (単位:百万円) | |||
| 所在地 | 資金生成単位 | 種類 | 金額 |
| フランス | 飼料用アミノ酸製造設備 | 建物及び構築物 | 1,277 |
| 機械装置及び運搬具 | 4,647 | ||
| その他 | 1,851 | ||
| 合計 | 7,775 | ||
回収可能価額の測定については、注記「11.売却目的保有に分類される処分グループ及び非継続事業」をご参照ください。
| (単位:百万円) | |||
| 所在地 | 資金生成単位 | 種類 | 金額 |
| アメリカ | 飼料用アミノ酸製造設備 | 建物及び構築物 | 1,816 |
| 機械装置及び運搬具 | 4,709 | ||
| その他 | 1,433 | ||
| 合計 | 7,960 | ||
非流動資産に係る回収可能価額(4,050百万円)は使用価値により測定しており、税引前割引率16.0%を用いて将来キャッシュ・フローを現在価値に割り引いて計算しております。
当連結会計年度
① 調味料・食品セグメント
当社の子会社であるモア・ザン・グルメ社(以下、「MTG社」という。)において、昨今の事業環境の変化や実績を踏まえ、将来想定される収益性が当初想定していた事業計画よりも低下したことから、MTG社ののれん1,676百万円、無形資産2,785百万円の減損を認識し、「その他の営業費用」として計上しております。回収可能価額(4,471百万円)は使用価値により測定しており、税引前割引率15.7%を用いて将来キャッシュ・フローを現在価値に割り引いて算定しております。
② 冷凍食品セグメント
当社は、事業構造改革の一環として、当社の子会社である味の素冷凍食品社の保有する大阪工場での生産を2023年3月目途に終了することにいたしました。
これに伴い、当該工場に属するのれん798百万円、土地625百万円、機械装置及び運搬具553百万円を含む、合計2,411百万円の減損損失を、「その他の営業費用」として計上しております。回収可能価額(683百万円)は、処分費用控除後の公正価値により測定しております。
(3) のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の減損テスト
1. 味の素フーズ・ノースアメリカ社(以下、「AFNA」という。)
前連結会計年度及び当連結会計年度のAFNAののれんの減損テストでは、資産の回収可能価額を処分コスト控除後の公正価値により算定しております。処分コスト控除後の公正価値の算定に当たっては、前連結会計年度は割引キャッシュ・フロー法及び類似企業比較法を使用し、割引キャッシュ・フロー法の比重を高くした加重平均値を用いて算定しており、当連結会計年度は割引キャッシュ・フロー法を使用し算定しております。
前連結会計年度及び当連結会計年度の割引キャッシュ・フロー予測の計算に当たっては、実際の経営成績及び経営者が承認した事業計画に基づいております。当該事業計画は、業界の将来の見通しに関する経営者の評価と過去の実績を反映したものであり、外部情報及び内部情報に基づき作成しております。
また、前連結会計年度において使用した類似企業比較法は、足元の実績や翌期の予算に基づくEBITDAに、上場している同業他社のEV(株式時価総額をもとに算出した企業価値)/EBITDA倍率を乗じ、それにコントロールプレミアムを加味して価値を算定しております。
経営者が処分コスト控除後の公正価値の算定に当たって基礎とした主要な仮定は以下のとおりです。
・経営者が将来キャッシュ・フローを予測した期間:5年間(前連結会計年度は5年間)
・キャッシュ・フロー予測を延長するために用いた成長率:3.0%(前連結会計年度は3.0%)
・キャッシュ・フロー予測に適用した税引前割引率:10.8%(前連結会計年度は10.8%)
・類似企業比較法におけるEV/EBITDA倍率:N/A(前連結会計年度は12.5倍)
この公正価値測定は、用いた評価技法への重大なインプットに基づき、レベル3の公正価値に区分されます。
なお、当連結会計年度において回収可能価額は帳簿価額を58,297百万円上回っており、仮に割引率が3.4%上昇した場合、減損損失が発生する可能性があります。
2. コーヒー類(日本)
前連結会計年度及び当連結会計年度における、味の素AGF㈱を含むコーヒー類(日本)ののれんの減損テスト及び耐用年数を確定できない無形資産(商標権)の減損テストは、資産の回収可能価額を使用価値により算定しております。使用価値の算定に当たっては、割引キャッシュ・フロー予測を用いております。
使用価値の算定に当たっては、経営者が承認した3年間の事業計画(前連結会計年度は3年間の事業計画)に基づいております。当該事業計画は、業界の将来の見通しに関する経営者の評価と過去の実績を反映したものであり、外部情報及び内部情報に基づき作成しております。また、事業計画の対象期間を超える将来キャッシュ・フロー予測を推定するために用いた成長率は0.5%(前連結会計年度は0.2%)、将来キャッシュ・フロー予測に適用した税引前割引率は6.8%(前連結会計年度は6.9%)です。
なお、当連結会計年度において回収可能価額は帳簿価額を49,164百万円上回っており、仮に割引率が4.0%上昇した場合、減損損失が発生する可能性があります。
3. バイオファーマサービス事業
当連結会計年度のバイオファーマサービス事業ののれんの減損テストは、資産の回収可能価額を使用価値により算定しております。使用価値の算定に当たっては、割引キャッシュ・フロー予測を用いております。
使用価値の算定に当たっては、経営者が承認した、3年間及び5年間の事業計画に基づいております。当該事業計画は、業界の将来の見通しに関する経営者の評価と過去の実績を反映したものであり、外部情報及び内部情報に基づき作成しております。また、事業計画の対象期間を超える将来キャッシュ・フロー予測を推定するために用いた成長率は1.9%~5.9%(前連結会計年度は2.3%~4.9%)、将来キャッシュ・フロー予測に適用した税引前割引率は11.1%~18.3%(前連結会計年度は12.2%~15.8%)です。
なお、当連結会計年度において回収可能価額は帳簿価額を64,033百万円上回っており、仮に各国における割引率が5.8%上昇した場合、減損損失が発生する可能性があります。
資金生成単位及び資金生成単位グループに配分したのれんの帳簿価額は、以下のとおりです。
| (単位:百万円) | ||
| 資金生成単位及び資金生成単位グループ | 前連結会計年度 (2021年3月31日) | 当連結会計年度 (2022年3月31日) |
| AFNA | 35,606 | 39,363 |
| コーヒー類(日本) | 30,906 | 30,906 |
| バイオファーマサービス事業 | 17,545 | 19,258 |
| その他 | 11,965 | 10,311 |
| 合計 | 96,024 | 99,839 |
資金生成単位及び資金生成単位グループに配分した耐用年数を確定できない無形資産の帳簿価額は、以下のとおりです。
| (単位:百万円) | ||
| 資金生成単位及び資金生成単位グループ | 前連結会計年度 (2021年3月31日) | 当連結会計年度 (2022年3月31日) |
| コーヒー類(日本) | 25,907 | 25,907 |
| その他 | 1,850 | 1,949 |
| 合計 | 27,757 | 27,856 |