有価証券報告書-第153期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/26 14:41
【資料】
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【項目】
118項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。
詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(2) 当連結会計年度の財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度の流動資産は前連結会計年度に比べて1億78百万円減少し、632億11百万円となりました。
これは主として現金及び預金が40億66百万円増加し、受取手形及び売掛金が24億49百万円、商品及び製品
が22億89百万円減少したことによるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度の固定資産は前連結会計年度に比べて39億17百万円増加し、730億82百万円となりました。
これは主として投資有価証券が33億5百万円増加したことによるものであります。
(流動負債)
当連結会計年度の流動負債は前連結会計年度に比べて42億7百万円減少し、301億97百万円となりました。
これは主として短期借入金が25億30百万円、支払手形及び買掛金が12億83百万円減少したことによるもので
あります。
(固定負債)
当連結会計年度の固定負債は前連結会計年度に比べて47億11百万円増加し、427億25百万円となりました。
これは主として退職給付に係る負債が145億46百万円、リース債務が21億38百万円増加し、退職給付引当金
が108億89百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度の純資産の部は前連結会計年度の純資産の部と比べて32億35百万円増加し、純資産は633億71百万円となりました。
これは主として利益剰余金が28億61百万円増加したことによるものであります。
(3) 当連結会計年度の経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は851億4百万円となり、前連結会計年度に比べ30億円の増収となりました。これは主として、原繊材事業において、高付加価値品やミドル・ハイエンド品を中心として、強化プラスチック用途や電子材料用途の製品の拡販に努めたことや、設備材事業において、産業用途・建築土木用途向けのグラスファイバー・グラスウール製品の堅調な需要に対して安定供給に努めたことなどによるものであります。なお、他のセグメントの売上高の状況については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1) 業績」に記載しております。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は607億39百万円となり、前連結会計年度に比べ36億97百万円の増加となりました。
この結果、売上総利益は243億64百万円となり、前連結会計年度に比べ6億96百万円の減益となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費について特記すべき事項はありません。
この結果、営業利益は64億76百万円となり、前連結会計年度に比べ1億42百万円の減益となりました。
(営業外損益、経常利益)
当連結会計年度における営業外損益について特記すべき事項はありません。
この結果、経常利益は65億11百万円となり、前連結会計年度に比べ97百万円の増益となりました。
(特別損益、税金等調整前当期純利益)
当連結会計年度は、投資有価証券売却益38百万円の特別利益を計上し、一方、固定資産処分損1億34百万円など計2億62百万円の特別損失を計上しております。
この結果、税金等調整前当期純利益は62億87百万円となり、前連結会計年度に比べ9億53百万円の増益となりました。
(当期純利益)
法人税、住民税及び事業税並びに税効果適用に伴う法人税等調整額を合わせた税金費用は23億85百万円となり、前連結会計年度に比べ63百万円の負担減となりました。
この結果、当期純利益は38億58百万円となり、前連結会計年度に比べ10億18百万円の増益となりました。
(4) 当連結会計年度の資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の期末残高は101億39百万円となり、前連結会計年度に比べ38億55百万円の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度は121億52百万円の資金の増加(前年同期比59億29百万円の増加)となりました。これは法人税等の支払額24億41百万円などにより資金が減少した一方、税金等調整前当期純利益が62億87百万円となったほか、減価償却費47億13百万円により資金が増加したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度は42億67百万円の資金の減少(前年同期比27億38百万円の増加)となりました。これは固定資産の取得による支出30億60百万円、投資有価証券の取得による支出12億52百万円により資金が減少したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度は43億51百万円の資金の減少(前年同期比29億18百万円の減少)となりました。これは短期借入金の減少25億30百万円、配当金の支払額9億96百万円により資金が減少したことなどによるものであります。