有価証券報告書-第103期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 10:54
【資料】
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【項目】
112項目

対処すべき課題


今後の経営環境は引き続き厳しい状況であることが予想されますが、当社グループは「不易流行」をスローガンに製造改革を進めます。小ロット、短納期化及び高度化が進むお客様のご要望に応え、価格以上の価値を創り込むと共に、新しい価値のある商品開発の強化に取り組んで参ります。
①製造改革の推進
競争力のある商品開発を強化するため、小ロット、短納期化及び高度化する要望に対応する生産
技術の向上や、人材の開発をはじめ、機械設備の省力化や生産ロスを排除するための取り組みを強化します。また、省エネ・省資源・低環境負荷を可能にする商品開発や生産技術を継続的に向上させ、低エネルギー社会の実現に向けた環境適応ビジネスの推進を強化します。
②先端ファブリックの開発・新規市場の開拓
グループ内や国内外の有力企業との垂直連携や産官学との戦略的連携、適地生産のための水平連
携等、世界的視野で取り組んで参ります。また、美・健康・快適・安全・環境の5つのテーマを軸に、先端素材を用いた独自技術の開発とグローバル・マーケットに通用する先端ファブリックの開発を加速し、新規市場の開拓を図ります。
③海外市場の拡大
欧州ファッション市場の維持拡大を継続すると共に、スポーツ分野はもとより、非衣料分野など
においても海外展示会や個展を開催する等、積極的に海外市場に対するブランディングを強化します。11年目を迎えた中国蘇州での製造販売事業も中国国内市場の低迷は引き続きあるものの、新たな取組先との関係強化や付加価値商品の導入を継続的に行い成長を目指します。