四半期報告書-第79期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/07 9:10
【資料】
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益が堅調に推移する中、設備投資は増加傾向が続き、個人消費も雇用・所得環境の改善を背景に緩やかに増加しました。
その中で当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は115,890百万円(前年同期比6.8%増)、経常利益は4,161百万円(同0.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,527百万円(同29.9%増)となりました。
セグメントの業績は次の通りです。
段ボール
段ボールの需要は、国内経済が着実な改善傾向にある中、通販・宅配向けや食品向け等の需要増もあり、生産量は前年同期を上回る見通しであります。
当社グループの段ボール生産量は、前年同期を上回りました。
段ボールの売上高は、トーモクベトナム社の新規連結もあって64,683百万円(前年同期比1.2%増)となり、営業利益は、幅広くコスト削減を実施しましたが原材料価格の値上がりにより4,487百万円(同8.2%減)に留まりました。
住宅
住宅市場においては、雇用・所得環境の改善が継続するほか、政府の住宅取得支援策等により住宅取得への関心は底堅く推移しております。
スウェーデンハウス㈱は、「オリコン日本顧客満足度ランキング」で連続第1位の受賞を積極的に訴求するとともにZEH補助金対象企画商品「HUS ECO ZERO LIMITED EDITION」を改定し高級ブランドイメージの浸透に取組むと同時に、新規格商品「Hemma Bäst」(ヘンマ ベスト)等の商品戦略を通して販売強化に取組んでおります。
売上高は、24,055百万円(前年同期比4.4%増)となりました。引き続き販売価額や利益率の改善に努めるとともにトータルコストの削減に努めました。売上が第4四半期に集中し上半期はコストが先行するという住宅事業の特性もあって、営業損失は1,322百万円(前年同期は営業損失1,800百万円)となりました。
運輸倉庫
運輸倉庫においては、好天の影響により飲料関係が順調に推移し、前期より開始した新規取引先の取扱が伸長し、売上高は27,151百万円(前年同期比25.8%増)となりました。今期開設したセンターの一時費用の発生や車両不足、ドライバー不足等による費用増加もありましたが内部コスト改善に努め、営業利益は1,300百万円(同19.7%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、現金及び預金が減少しましたが、たな卸資産や有形固定資産の増加等により、前連結会計年度末比5,121百万円増加の141,654百万円となりました。負債も流動負債その他の増加等により前連結会計年度末比2,664百万円増加の84,489百万円となり、純資産の部は利益剰余金の増加等により前連結会計年度末比2,457百万円増加の57,164百万円となりました。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動の金額は、186百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。