有価証券報告書-第151期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 10:47
【資料】
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【項目】
121項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、収益及び費用並びに資産及び負債等の額の算定に際して様々な見積り及び判断が行われておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当社グループの連結業績につきまして、国内は、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減などにより建築用塗料の需要低迷等の影響を受け、売上は前年並みにとどまりました。また、原材料価格の高止まり等により利益は伸び悩みました。海外は、インドにおいて、国内経済の成長が進展したことにより、塗料需要が大きく増加し、業績拡大が続きました。アジアにおいては、タイ経済の低迷が続く一方、インドネシア経済が堅調に推移し、塗料需要も拡大が続いたこと等により、アジア全体での売上は伸長いたしました。アフリカ及びその他セグメントの地域においては、売上の拡大基調が続きました。また、昨年度に新規連結化したジンバブエ共和国子会社の業績が連結業績に寄与いたしました。これらにより、海外全体での業績は前年を上回りました。
これらの結果、当期の連結業績は、売上高は3,493億33百万円(前期比9.0%増)、営業利益は315億80百万円(前期比6.6%増)、経常利益は377億25百万円(前期比6.4%増)、当期純利益は204億9百万円(前期比5.3%減)となりました。
なお、詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」に記載のとおりであります。
(3)当連結会計年度の財政状態の分析
① 流動資産
当連結会計年度末における流動資産合計は、2,148億68百万円(前期末比147億42百万円増)となりました。
流動資産の増加は、主に現金及び預金などの増加によるものであります。
② 固定資産
当連結会計年度末における固定資産合計は、2,332億17百万円(前期末比332億50百万円増)となりました。
固定資産の増加は、主に投資有価証券などの増加によるものであります。
③ 流動負債
当連結会計年度末における流動負債合計は、867億21百万円(前期末比29億23百万円減)となりました。
流動負債の減少は、主に短期借入金などの減少によるものであります。
④ 固定負債
当連結会計年度末における固定負債合計は、577億35百万円(前期末比53億5百万円増)となりました。
固定負債の増加は、主に繰延税金負債などの増加によるものであります。
⑤ 純資産
当連結会計年度末における純資産合計は、3,036億27百万円(前期末比456億11百万円増)となりました。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(5)キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
(6)中長期的な経営戦略及び対処すべき課題
中長期的な経営戦略及び対処すべき課題につきましては、「第2 事業の状況 3 対処すべき課題」に記載のとおりであります。