有価証券報告書-第137期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

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2014/06/27 13:32
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連結財務諸表注記事項(IFRS)

1 報告企業
武田薬品工業株式会社(以下、当社)は日本に所在する企業であります。
当社グループの主な事業内容および主要な活動は事業セグメント(注記4)に記載しております。
2 作成の基礎
(1) IFRSに準拠している旨および初度適用に関する事項
当社グループの連結財務諸表は連結財務諸表規則第1条の2に規定する「特定会社」の要件をすべて満たすことから、連結財務諸表規則第93条の規定により、IFRSに準拠して作成しております。
この連結財務諸表は当社がIFRSに従って作成する最初の連結財務諸表であり、IFRSへの移行日は2012年4月1日であります。また、当社はIFRS第1号「国際財務報告基準の初度適用」(以下、IFRS第1号)を適用しております。IFRSへの移行が当社の経営成績、財政状態およびキャッシュ・フローの状況に与える影響は初度適用(注記36)に記載しております。
(2) 財務諸表の承認
当社グループの連結財務諸表は、2014年6月27日に代表取締役社長COOクリストフ ウェバーおよび取締役CFOフランソワ ロジェによって承認されております。
(3) 測定の基礎
連結財務諸表は、重要な会計方針(注記3)に記載している金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。
(4) 表示通貨
当社グループの連結財務諸表は当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しております。
(5) 会計上の判断、見積りおよび仮定
連結財務諸表の作成にあたり、経営者は会計方針の適用ならびに資産、負債、収益および費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積りおよび仮定の設定を行うことが義務付けられております。実際の業績はこれらの見積りとは異なる場合があります。
主な会計上の判断、見積りおよび仮定は以下のとおりであります。
・のれん、無形資産の減損テストにおける割引キャッシュ・フロー予測の計算に用いた重要な仮定(注記12,13)
・繰延税金資産の回収可能性(注記8)
・確定給付債務の測定(注記23)
・引当金の会計処理と評価(注記24)
・企業結合による条件付対価の評価(注記33)
・偶発負債の将来の経済的便益の流出の可能性(注記34)
(6) 未適用の公表済み基準書および解釈指針
連結財務諸表の承認日までに公表されている主な基準書および解釈指針の新設または改訂は次のとおりであります。当年度において当社グループはこれらを早期適用しておりません。
これらの適用による当社グループの連結財務諸表への影響については検討中であり、現時点では見積ることはできません。
IFRS強制適用時期
(以降開始年度)
当社グループ
適用時期
新設・改訂の概要
IAS 第16号有形固定資産2016年1月1日~2017年3月期許容可能な減価償却及び償却の方法の明確化
IAS 第19号従業員給付2014年7月1日~2016年3月期確定給付制度における従業員と第三者による拠出に関する改訂
IAS 第32号金融商品:表示2014年1月1日~2015年3月期金融資産と金融負債の相殺表示
IAS 第38号無形資産2016年1月1日~2017年3月期許容可能な減価償却及び償却の方法の明確化
IAS 第39号金融商品:認識及び測定2014年1月1日~2015年3月期デリバティブの更改とヘッジ会計の継続に関する改訂
IFRS 第9号金融商品金融商品の分類、測定及び認識に関する改訂
IFRS 第10号連結財務諸表2014年1月1日~2015年3月期投資企業の定義および投資企業が保有する投資の会計処理
IFRS 第11号共同支配の取決め2016年1月1日~2017年3月期共同支配事業に対する持分を取得した場合の会計処理の明確化
IFRS 第12号他の企業への関与の開示2014年1月1日~2015年3月期IFRS第10号に投資企業を追加したことに伴う改訂
IFRS 第15号顧客との契約から生じる収益2017年1月1日~2018年3月期IAS第18号、IAS第11号および関連する解釈指針の置き換えとなる新たな収益認識の基準
IFRIC 第21号賦課金2014年1月1日~2015年3月期賦課金の会計処理の明確化


3 重要な会計方針
(1) 連結の基礎
当連結財務諸表は、当社および当社の子会社ならびに関連会社の財務諸表に基づき作成しております。
① 子会社
子会社とは、当社により支配されている企業をいいます。
子会社の財務諸表は、支配開始日から支配終了日までの間、当社グループの連結財務諸表に含まれております。
決算日が異なる子会社の財務諸表は、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しております。
子会社に対する所有持分の変動で支配の喪失とならないものは、資本取引として会計処理しております。非支配持分の修正額と対価の公正価値との差額は、親会社の所有者に帰属する持分として資本に直接認識されております。
当社グループ内の債権債務残高および取引、ならびに当社グループ内取引によって発生した未実現損益は、連結財務諸表の作成に際して消去しております。
② 関連会社
関連会社とは、当社グループがその財務および経営方針に対して重要な影響力を有しているものの、支配をしていない企業をいいます。
関連会社への投資は、持分法を用いて会計処理しており、取得時に取得原価で認識しております。
連結財務諸表には、決算日が異なる関連会社への投資が含まれております。決算日の差異により生じる期間の重要な取引または事象については必要な調整を行っております。
持分法適用会社との取引から発生した未実現利益は、被投資企業に対する当社グループ持分を上限として投資から控除しております。未実現損失は、減損が生じている証拠がない場合に限り、未実現利益と同様の方法で投資から控除しております。
③ 企業結合
企業結合は、取得法を適用して会計処理をしております。
被取得企業における識別可能な資産および負債は取得日の公正価値で測定しております。
のれんは、企業結合で移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額、および取得企業が以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計が、取得日における識別可能な資産および負債の正味価額を上回る場合にその超過額として測定しております。企業結合で移転された対価は、取得企業が移転した資産、取得企業に発生した被取得企業の旧所有者に対する負債および取得企業が発行した資本持分の取得日における公正価値の合計で計算しております。
当社グループは非支配持分を公正価値もしくは被取得企業の識別可能な純資産に対する非支配持分相当額で測定するかについて、企業結合ごとに選択しております。
取得関連費は発生した期間に費用として処理しております。
なお、支配獲得後の非支配持分の追加取得については、資本取引として会計処理しており、当該取引からのれんは認識しておりません。
なお、選択適用が可能であるIFRS第1号の免除規定を採用し、移行日前の企業結合に関して、IFRS第3号「企業結合」を遡及適用しておりません。
(2) 外貨換算
① 外貨建取引
外貨建取引は、取引日の為替レートまたはそれに近似するレートで機能通貨に換算しております。
決算日における外貨建貨幣性項目は、決算日の為替レートで、公正価値で測定される外貨建非貨幣性項目は、当該公正価値の算定日の為替レートで、それぞれ機能通貨に再換算しております。
当該換算および決済により生じる換算差額は純損益として認識しております。ただし、その他の包括利益を通じて測定される金融資産、およびキャッシュ・フロー・ヘッジから生じる換算差額については、その他の包括利益として認識しております。
② 在外営業活動体
在外営業活動体の財政状態計算書の資産および負債は、その財政状態計算書の日現在の為替レートで、純損益およびその他包括利益を表示する各計算書の収益および費用は、取引日の為替レートまたはそれに近似するレートで換算しております。
当該換算により生じる換算差額は、その他の包括利益として認識しております。在外営業活動体が処分された場合には、当該営業活動体に関連した換算差額の累計額を処分した期の損益に振り替えております。
なお、選択適用が可能であるIFRS第1号の免除規定を採用し、移行日前の累積換算差額をすべて利益剰余金に振り替えております。
(3) 収益
① 物品の販売
物品の販売からの収益は、物品の所有に伴う重要なリスクおよび経済価値が買手に移転し、販売された物品に対して所有と通常結び付けられる程度の継続的な管理上の関与も実質的な支配も保持しておらず、収益の額を信頼性をもって測定でき、その取引に関連する経済的便益が流入する可能性が高く、その取引に関連して発生したまたは発生する原価を信頼性をもって測定できる場合に、認識しております。
収益は、値引、割戻等を控除後の受領したまたは受領可能な対価の公正価値により測定しております。
② 知的財産権収益・役務収益
知的財産権収益・役務収益は、関連する契約の実質に従って発生基準で認識しております。
(4) 法人所得税
法人所得税は当期税金と繰延税金との合計額であります。
① 当期税金
当期税金は、税務当局に対する納付または税務当局からの還付が予想される金額で測定しております。税額の算定に使用する税率および税法は、決算日までに制定または実質的に制定されたものであります。純損益として認識される当期税金には、その他の包括利益または資本において直接認識される項目から生じる税金および企業結合から生じる税金を含んでおりません。
当年度および過年度の未払法人所得税および未収法人所得税等は、決算日において施行されまたは実質的に施行されている法定税率および税法を使用して、税務当局に納付または税務当局から還付されると予想される額で算定しております。
② 繰延税金
繰延税金は、決算日における資産および負債の税務基準額と会計上の帳簿価額との間の一時差異に基づいて算定しております。繰延税金資産は、将来減算一時差異、未使用の繰越税額控除および繰越欠損金について、それらを回収できる課税所得が生じると見込まれる範囲において認識し、繰延税金負債は、原則として、将来加算一時差異について認識しております。
なお、以下の場合には、繰延税金資産または負債を計上しておりません。
・のれんの当初認識から一時差異が生じる場合
・企業結合でない取引で、かつ取引時に会計上の利益にも課税所得(欠損金)にも影響を与えない取引における資産または負債の当初認識から一時差異が生じる場合
・子会社、関連会社に対する投資に係る将来減算一時差異に関しては、予測可能な将来に当該一時差異が解消しない可能性が高い場合、または当該一時差異の使用対象となる課税所得が稼得される可能性が低い場合
・子会社、関連会社に対する投資に係る将来加算一時差異に関しては、当社が一時差異の解消の時点をコントロールすることができ、予測可能な将来に当該一時差異が解消しない可能性が高い場合
繰延税金資産および負債は、決算日における法定税率または実質的法定税率および税法に基づいて一時差異が解消される時に適用されると予想される税率で算定しております。
繰延税金資産および負債は、 当期税金資産と当期税金負債を相殺する法律上強制力のある権利を有し、かつ同一の税務当局によって同一の納税主体に対して課されている場合、相殺しております。
(5) 1株当たり利益
基本的1株当たり利益は、当社の普通株主に帰属する当期利益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して計算しております。希薄化後1株当たり利益は、希薄化効果を有するすべての潜在株式の影響を調整して計算しております。
(6) 有形固定資産
有形固定資産の認識後の測定方法として、原価モデルを採用しております。有形固定資産は取得原価から減価償却累計額および減損損失累計額を控除した価額で表示しております。
取得原価には、資産の取得に直接付随する費用、解体、除去および原状回復費用の当初見積額等が含まれております。
土地および建設仮勘定以外の資産の減価償却費は、見積耐用年数にわたり、主として定額法で計上しております。リース資産の減価償却費は、リース期間の終了時までに所有権を取得することに合理的確実性がある場合を除き、リース期間と見積耐用年数のいずれか短い方の期間にわたり定額法で計上しております。これらの資産の減価償却は、使用可能となった時点から開始しております。
主な資産の種類別の耐用年数は以下のとおりであります。
建物及び構築物3-50年
機械装置及び運搬具2-20年
工具器具及び備品2-20年

(7) のれん
企業結合から生じたのれんは、取得原価から減損損失累計額を控除した価額で表示しております。
のれんは償却を行わず、資金生成単位または資金生成単位グループに配分し、年次または減損の兆候がある場合にはその都度、減損テストを実施しております。のれんの減損損失は純損益として認識され、その後の戻入れは行っておりません。
なお、のれんの当初認識時点における測定は、「(1) 連結の基礎 ③企業結合」に記載しております。
(8) 無形資産
無形資産の認識後の測定方法として、原価モデルを採用しております。無形資産は取得原価から償却累計額および減損損失累計額を控除した価額で表示しております。
① 個別取得した無形資産
個別取得した無形資産は、当初認識時に取得原価で測定しております。
② 企業結合により取得した無形資産
企業結合により取得した無形資産は、取得日の公正価値で測定しております。
③ 自己創設無形資産(開発費)
開発(または内部プロジェクトの開発局面)における支出は、以下のすべてを立証できる場合に限り資産として認識することとしており、その他の支出はすべて発生時に費用処理しております。
(ⅰ) 使用または売却できるように無形資産を完成させることの、技術上の実行可能性
(ⅱ) 無形資産を完成させ、さらにそれを使用または売却するという意図
(ⅲ) 無形資産を使用または売却できる能力
(ⅳ) 無形資産が蓋然性の高い将来の経済的便益を創出する方法
(ⅴ) 無形資産の開発を完成させ、さらにそれを使用または売却するために必要となる、適切な技術上、財務上およびその他の資源の利用可能性
(ⅵ)開発期間中の無形資産に起因する支出を、信頼性をもって測定できる能力
上記のうち製品に係る無形資産の償却費は、見積耐用年数(概ね20年以内)にわたり定額法で計上しております。ソフトウェアの償却費は3年から7年にわたり定額法で計上しております。これらの資産の償却は、使用可能となった時点から開始しております。
無形資産の償却費は、連結純損益計算書の「売上原価」「販売費及び一般管理費」「研究開発費」および「製品に係る無形資産償却費及び減損損失」に含まれております。
なお、製品導入関連の無形資産については、開発中の製品に係るライセンスや販売権等の複合的な権利から構成されており、これに係る償却費および減損損失を機能別に分類して識別することが困難であることから、「製品に係る無形資産償却費及び減損損失」として、連結純損益計算書上で区分掲記しております。
(9) 投資不動産
投資不動産とは賃貸収益もしくは資本増価またはその両方を目的として保有する不動産であります。
投資不動産の測定は、有形固定資産に準じております。
(10) リース
リースは、所有に伴うリスクと経済価値を実質的にすべて借手に移転する場合には、ファイナンス・リースとして分類し、ファイナンス・リース以外のリースは、オペレーティング・リースとして分類しております。
① 借手側
ファイナンス・リースについては、リース期間の起算日においてリース開始日に算定したリース物件の公正価値またはリース開始日に算定した最低支払リース料総額の現在価値のいずれか低い金額で、連結財政状態計算書に資産および負債として認識しております。
オペレーティング・リースについては、リース料は他の規則的な方法により利用者の便益の時間的パターンがより良く表される場合は別として、リース期間にわたり定額法によって費用として計上しております。
② 貸手側
オペレーティング・リースについては、リース収益は他の規則的な方法がリース資産からの使用便益の減少の時間的パターンをより適切に示す場合を除き、リース期間にわたって定額法により計上しております。
(11) 非金融資産の減損
当社グループでは、決算日現在で、棚卸資産、繰延税金資産、売却目的で保有する資産、退職給付に係る資産を除く非金融資産の減損の兆候の有無を評価しております。
減損の兆候がある場合または年次で減損テストが要求されている場合には、各資産の回収可能価額の算定を行っております。個別資産についての回収可能価額の見積りが不可能な場合には、当該資産が属する資金生成単位の回収可能価額を見積っております。
資産または資金生成単位の回収可能価額は、売却費用控除後の公正価値と使用価値のいずれか高い方の金額で測定しております。使用価値は、見積った将来キャッシュ・フローを現在価値に割り引くことにより算定しており、使用する割引率は、貨幣の時間価値、および当該資産に固有のリスクを反映した利率を用いております。
資産または資金生成単位の回収可能価額が帳簿価額より低い場合にのみ、当該資産の帳簿価額をその回収可能価額まで減額し、純損益として認識しております。
過年度に減損を認識した、のれん以外の資産または資金生成単位については、決算日において過年度に認識した減損損失の減少または消滅している可能性を示す兆候の有無を評価しております。そのような兆候が存在する場合には、当該資産または資金生成単位の回収可能価額の見積りを行い、回収可能価額が帳簿価額を超える場合、算定した回収可能価額と過年度で減損損失が認識されていなかった場合の減価償却控除後の帳簿価額とのいずれか低い方を上限として、減損損失を戻入れております。減損損失の戻入れは、直ちに純損益として認識しております。
(12) 棚卸資産
棚卸資産は、原価と正味実現可能価額のいずれか低い額で計上しております。原価は主として総平均法に基づいて算定されており、購入原価、加工費および棚卸資産を現在の場所および状態とするまでに発生したその他の費用が含まれております。正味実現可能価額とは、通常の事業の過程における見積売価から、完成までに要する見積原価および販売に要する見積費用を控除した額であります。
(13) 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金および容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資であります。
(14) 売却目的で保有する資産
継続的な使用ではなく、売却により回収が見込まれる資産および資産グループのうち、現況で直ちに売却することが可能で、当社グループの経営者が売却計画の実行を確約しており、1年以内に売却が完了する予定である資産を売却目的保有に分類しております。売却目的保有に分類した資産は、帳簿価額と、売却費用控除後の公正価値のいずれか低い金額で測定しております。
(15) 退職後給付
当社グループは、従業員の退職後給付制度として退職一時金、年金および退職後医療費給付等に係わる制度を運用しております。これらの制度は確定給付制度と確定拠出制度に分類されます。
① 確定給付制度
確定給付債務の現在価値および関連する当期勤務費用ならびに過去勤務費用は、予測単位積増方式を用いて個々の制度ごとに算定しております。割引率は、連結会計年度の末日時点の優良社債の市場利回りを参照して決定しております。確定給付制度に係る負債または資産は、確定給付債務の現在価値から、制度資産の公正価値を控除して算定しております。確定給付資産または負債の純額の再測定は、発生した期に一括してその他の包括利益で認識し、利益剰余金へ振り替えております。
② 確定拠出制度
確定拠出型の退職後給付に係る費用は、従業員が役務を提供した期に費用として計上しております。
(16) 引当金
過去の事象の結果として、現在の法的債務または推定的債務が存在し、当該債務を決済するために経済的便益をもつ資源の流出が必要となる可能性が高く、当該債務の金額について信頼性のある見積りができる場合に、引当金を認識しております。
(17) 金融商品
① 金融資産
(ⅰ) 当初認識および測定
金融資産は、契約の当事者となる時点で当初認識し、当初認識時点において以下に分類しております。
(a) 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
売買目的保有金融資産または純損益を通じて公正価値で測定することを指定した金融資産
(b) 満期保有投資
固定または決定可能な支払金額と固定の満期日を有する非デリバティブ金融資産で、当社グループが満期まで保有する明確な意図と能力を有するもの
(c) 貸付金及び債権
支払額が固定または決定可能な非デリバティブ金融資産のうち、活発な市場での取引がないもの
(d) 売却可能金融資産
非デリバティブ金融資産のうち、売却可能金融資産に指定されたもの、または上記(a)(b)(c)のいずれにも分類されないもの
金融資産は、当初認識時点において公正価値で測定し、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産を除き、取得に直接起因する取引費用を加算して算定しております。
(ⅱ) 事後測定
(a) 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産は公正価値で測定し、再測定から生じる利得または損失は純損益として認識しております。
(b) 満期保有投資
満期保有投資は、実効金利法による償却原価から減損損失を控除した金額で測定しております。
なお、実効金利法は、金融資産もしくは金融負債の償却原価を計算し、関係する期間にわたり利息収益または費用を配分する方法であります。実効金利は、当該金融商品の予想残存期間(場合によってはより短い期間)を通じての、将来の見積現金受領額または支払額を、当初認識の正味帳簿価額まで正確に割り引く利率であります。
(c) 貸付金及び債権
貸付金及び債権は、実効金利法による償却原価から減損損失を控除した金額で測定しております。
利息の認識が重要でない短期の債権を除き、利息収益は実効金利を適用して認識しております。
(d) 売却可能金融資産
売却可能金融資産は、決算日現在の公正価値で測定し、公正価値の変動から生じる損益はその他の包括利益として認識しております。なお、貨幣性資産に係る外貨換算差額は純損益として認識しております。
売却可能である資本性金融商品に係る配当は、当社グループが支払を受ける権利が確定した期に純損益として認識しております。
(ⅲ) 減損
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産以外の金融資産は、決算日において減損していることを示す客観的証拠が存在するか否かを検討しております。金融資産については、客観的な証拠によって損失事象が当初認識後に発生したことが示されており、かつ、その損失事象が当該金融資産の見積将来キャッシュ・フローにマイナスの影響を及ぼすことが合理的に予測できる場合に減損していると判定しております。
売却可能金融資産については、その公正価値が著しく下落している、または長期にわたり取得原価を下回っていることも、減損の客観的証拠となります。
売上債権のような特定の分類の金融資産は、個別に減損の客観的証拠が存在しない場合でも、さらにグループ単位で減損の評価をしております。
償却原価で計上している金融資産について認識した減損損失の金額は、当該資産の帳簿価額と、見積将来キャッシュ・フローを金融資産の当初の実効金利で割り引いた金融資産の現在価値との差額であります。以後の期間において、減損損失の額が減少したことを示す客観的事象が発生した場合には、減損損失を戻入れ、純損益として認識しております。
売却可能金融資産が減損している場合には、その他の包括利益に認識した累積利得または損失を、その期間の純損益に振り替えております。売却可能な資本性金融商品については、以後の期間において、減損損失の戻入れは認識いたしません。一方、売却可能な負債性金融商品については、以後の期間において、公正価値が増加を示す客観的事実が発生した場合には、当該減損損失を戻入れ、純損益として認識しております。
(ⅳ) 認識の中止
金融資産から生じるキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した時、または金融資産を譲渡しほとんどすべてのリスクと経済価値が他の企業に移転した場合にのみ、金融資産の認識を中止しております。
金融資産の認識の中止に際しては、資産の帳簿価額と受取ったまたは受取可能な対価との差額、およびその他の包括利益に認識した累積利得または損失は純損益として認識しております。
② 金融負債
(ⅰ) 当初認識および測定
金融負債は、契約の当事者となる時点で当初認識し、当初認識時点において以下に分類しております。
(a) 純損益を通じて公正価値で測定する金融負債
純損益を通じて公正価値で測定することを指定した金融負債
(b) その他の金融負債(社債及び借入金含む)
純損益を通じて公正価値で測定する金融負債以外のもの
金融負債は、当初認識時点において公正価値で測定し、純損益を通じて公正価値で測定する金融負債を除き、発行に直接帰属する取引費用を減算して算定しております。
(ⅱ) 事後測定
(a) 純損益を通じて公正価値で測定する金融負債
純損益を通じて公正価値で測定する金融負債は公正価値で測定し、再測定から生じる利得または損失は純損益として認識しております。
(b) その他の金融負債(社債及び借入金含む)
その他の金融負債は、主として実効金利法を使用して償却原価で測定しております。
(ⅲ) 認識の中止
金融負債が消滅した時、すなわち、契約中に特定された債務が免責、取消し、または失効となった場合にのみ、金融負債の認識を中止しております。金融負債の認識の中止に際しては、金融負債の帳簿価額と支払われたまたは支払う予定の対価の差額は純損益として認識しております。
③ デリバティブ
為替レートおよび金利の変動等によるリスクに対処するため、先物為替予約、金利スワップおよび通貨スワップといったデリバティブを契約しております。
なお、当社グループの方針として投機目的のデリバティブ取引は行っておりません。
ヘッジ会計が適用されないデリバティブは、「純損益を通じて公正価値で測定する金融資産」または「純損益を通じて公正価値で測定する金融負債」に分類され、当該分類に基づいて会計処理しております。
④ ヘッジ会計
一部のデリバティブをキャッシュ・フロー・ヘッジとして指定し、ヘッジ会計を適用しております。
ヘッジの開始時に、ヘッジを行うための戦略に従い、ヘッジ手段とヘッジ対象の関係について文書化しております。さらに、ヘッジの開始時およびヘッジ期間中に、ヘッジ手段がヘッジされたリスクに起因するヘッジ対象キャッシュ・フローの変動を相殺するのに極めて有効であるかどうかを継続的に評価しております。
キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定し、かつ適格なデリバティブの公正価値の変動の有効部分はその他の包括利益として認識しております。利得または損失のうち重要な非有効部分は直ちに純損益として認識しております。
その他の包括利益で認識されていた金額は、ヘッジ対象が純損益として認識された期に、連結純損益計算書における認識されたヘッジ対象と同じ項目において純損益に振り替えております。
ヘッジ指定を取消した場合、ヘッジ手段が失効、売却、終結または行使された場合、もしくはもはやヘッジ会計として適格でない場合には、ヘッジ会計を中止しています。
(18) 政府補助金
政府補助金は、補助金交付のための付帯条件を満たし、補助金が受領されることについて合理的な保証が得られる場合に認識しております。資産の取得に対する補助金は、繰延収益として計上し、資産の耐用年数にわたり、規則的に収益として認識しております。発生した費用に対する補助金は、補助金で補償することが意図されている関連コストを費用として認識する期間にわたって、規則的に収益として認識しております。
(19) 株式に基づく報酬
当社グループは、株式報酬制度を導入しております。株式報酬制度として持分決済型と現金決済型を運用しております。
① 持分決済型
持分決済型の株式報酬は、受領した役務およびそれに対応する資本の増加を付与日における(資本性金融商品の)公正価値で測定し、権利確定期間にわたって費用として計上され、同額を資本の増加として認識しております。
② 現金決済型
現金決済型の株式報酬は、受領した役務および発生した負債を、当該負債の公正価値で測定し、権利確定期間にわたって費用として計上され、同額を負債の増加として認識しております。
また当該負債の公正価値は決算日および決済日に再測定し、公正価値の変動を純損益として認識しております。
(20) 資本
① 普通株式
普通株式は、発行価格を資本金および資本剰余金に計上しております。
② 自己株式
自己株式を取得した場合には、その支払対価を資本の控除項目として認識しております。
自己株式を売却した場合には、帳簿価額と売却時の対価の差額を資本剰余金として認識しております。
4 事業セグメント
(1) 報告セグメント
当社グループは、製品・サービス別に事業を管理し、各事業の本部機能を担う親会社または関係会社は、取り扱う製品・サービスについて国内および海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
当社グループでは、「医療用医薬品事業」、「ヘルスケア事業」および「その他事業」の3つを報告セグメントとしております。これらは、各々について分離した財務情報が入手可能であり、全ての報告セグメントについて、取締役会が経営資源の配分の決定および業績の評価を実施するために定期的に検討しております。
「医療用医薬品事業」は、医療用医薬品を製造・販売しております。
「ヘルスケア事業」は、一般用医薬品、医薬部外品を製造・販売しております。
「その他事業」は試薬、臨床検査薬、化成品の製造・販売等を行っております。
報告セグメントの利益は、営業利益をベースとした数値であります。
セグメント間の売上収益は、市場の実勢価格等に基づいております。
前年度(自 2012年4月1日 至 2013年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント合計調整額連結
医療用
医薬品
ヘルスケアその他
外部顧客への売上収益(注)11,401,52866,87593,0141,561,417△4,4131,557,005
セグメント間の売上収益2,9973786,5019,877△9,877
合計(注)21,404,52567,25399,5161,571,294△14,2891,557,005
セグメント利益34,07512,92117,93364,9306464,994
金融収益87,668
金融費用△20,455
持分法による投資利益861
税引前当期利益133,068

その他の重要な項目
(単位:百万円)
報告セグメント合計調整額連結
医療用
医薬品
ヘルスケアその他
減価償却費及び償却費169,9097825,539176,230176,230
減損損失70,9265070,97670,976


当年度(自 2013年4月1日 至 2014年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント合計調整額連結
医療用
医薬品
ヘルスケアその他
外部顧客への売上収益(注)11,529,07372,85793,7661,695,696△4,0111,691,685
セグメント間の売上収益3,0558386,41610,309△10,309
合計(注)21,532,12773,696100,1831,706,006△14,3211,691,685
セグメント利益112,10116,38210,805139,288△15139,274
金融収益49,297
金融費用△30,720
持分法による投資利益1,000
税引前当期利益158,851

その他の重要な項目
(単位:百万円)
報告セグメント合計調整額連結
医療用
医薬品
ヘルスケアその他
減価償却費及び償却費182,0827055,415188,203188,203
減損損失24,6162,92427,53927,539

(注)1 外部顧客への売上収益の内訳
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
物品の販売1,505,5641,605,424
知的財産権収益・役務収益51,44086,261
合計1,557,0051,691,685

(注)2 報告セグメント合計と連結財務諸表計上額との差額および当該差額の主な内容
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
報告セグメント合計1,571,2941,706,006
不動産子会社の賃貸収入△4,413△4,011
セグメント間取引消去△9,877△10,309
合計1,557,0051,691,685
連結財務諸表の売上収益1,557,0051,691,685


(2) 地域別情報
① 外部顧客への売上収益
(単位:百万円)
日本北米欧州ロシア/CIS中南米アジアその他合計
(うち米国)
前年度
(自2012年
4月1日
至2013年
3月31日)
734,311360,540343,828246,51468,33962,92160,09424,2851,557,005
当年度
(自2013年
4月1日
至2014年
3月31日)
733,882374,532352,065297,54889,57181,24585,37129,5361,691,685

(注)売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。
② 非流動資産
(単位:百万円)
日本米国欧州他合計
2012年4月1日残高546,225492,1461,139,9492,178,320
2013年3月31日残高539,113675,7801,182,6652,397,558
2014年3月31日残高519,578690,3011,319,6952,529,574

(注)金融商品、繰延税金資産および退職給付に係る資産を含んでおりません。
なお、欧州他には、国別に配分できないナイコメッド社取得に関連するのれんおよび無形資産が含まれております。これらの金額は2012年4月1日、2013年3月31日、2014年3月31日現在、それぞれ1,034,782百万円、1,041,528百万円、1,152,959百万円であります。
(3) 主要な顧客に関する情報
売上収益が当社グループ全体の売上収益の10%以上の相手先は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
関連する報告
セグメント名
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
㈱メディパルホールディングスおよびそのグループ会社医療用医薬品
およびヘルスケア
275,902270,575

5 販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費のうち、主なものは以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
宣伝費及び販売促進費86,239105,253
給料118,979133,631
賞与32,09540,665
退職給付費用13,20415,380


6 その他の営業収益及び費用
(1) その他の営業収益
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
補助金収入2,9152,630
賃貸収入4,7344,316
固定資産売却益4,0706,577
譲渡事業に係るロイヤルティ収入4,3444,721
その他8,0645,618
合計24,12723,861

(2) その他の営業費用
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
賃貸収入に付随して発生した
直接的な費用
2,3225,022
寄付金2,8393,220
事業構造再編費用(注)25,23521,666
その他13,88115,130
合計44,27745,038

(注)効率的な事業運営体制の構築に向けた、従業員の削減や事業拠点の統廃合をはじめとする取り組みにかかる費用を事業構造再編費用として計上しております。主な内訳は削減対象の従業員に係る早期退職関連費用であります。
7 金融収益及び費用
(1) 金融収益
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
受取利息
現金及び現金同等物、貸付金及び債権1,2191,369
その他1
受取配当金3,9723,320
売却可能金融資産売却益56,28440,483
デリバティブ評価益4,103
為替差益11,057
法人所得税等還付加算金15,083
その他5222
合計87,66849,297

(2) 金融費用
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
支払利息3,3574,888
条件付対価に係る公正価値変動額6,53611,003
売却可能金融資産減損損失936825
デリバティブ評価損6,746
為替差損11,750
その他2,8792,252
合計20,45530,720

8 法人所得税
(1) 繰延税金
① 連結財政状態計算書上の繰延税金資産および繰延税金負債
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
繰延税金資産162,296179,368208,424
繰延税金負債262,477271,797280,595
純額△100,181△92,429△72,170


② 繰延税金資産および繰延税金負債の内訳および増減内容
(単位:百万円)
2012年4月
1日残高
当期利益への計上額その他の包括利益への計上額企業結合による増加その他2013年3月
31日残高
委託研究費98,31715,427△165113,579
棚卸資産22,6604,475△2,81271525,037
有形固定資産△50,8712,099△365△213△49,350
無形資産△246,73240,373△41,553△28,126△276,038
売却可能金融資産△45,088615,615223△39,189
未払費用および引当金等53,113754734,72358,664
退職後給付2,579△222△2,040378695
繰延収益2,4667,192739,731
繰越欠損金14,3009921,9491,28618,528
税額控除30,8294,90832136,058
在外子会社および関連会社の
未分配利益
△11,797△1,653△32△13,481
その他30,0422,945△7994,302△13,15323,337
合計△100,18177,3512,776△38,407△33,968△92,429

(単位:百万円)
2013年3月
31日残高
当期利益への計上額その他の包括利益への計上額企業結合による増加その他2014年3月
31日残高
委託研究費113,57916,264129,844
棚卸資産25,0371,2711,79028,099
有形固定資産△49,3502,580△1,094△47,864
無形資産△276,03828,895△4,059△35,574△286,776
売却可能金融資産△39,1893,7352,59122△32,841
未払費用および引当金等58,664△2,9784,16259,848
退職後給付695△434△4,7711,351△3,160
繰延収益9,731△6931199,157
繰越欠損金18,528△4,5612,71116,677
税額控除36,0589,70828646,052
在外子会社および関連会社の
未分配利益
△13,481539△80△13,023
その他23,337△4,2461,0331,69321,817
合計△92,42950,079△1,147△4,059△24,614△72,170

当社グループは、繰延税金資産の認識にあたり、将来減算一時差異または繰越欠損金の一部または全部が将来課税所得に対して利用できる可能性を考慮しております。繰延税金資産の回収可能性の評価においては、予定される繰延税金負債の取崩、予測される将来課税所得およびタックスプランニングを考慮しております。なお、認識された繰延税金資産については、過去の課税所得水準および繰延税金資産が認識できる期間における将来課税所得の予測に基づき、税務便益が実現する可能性は高いと判断しております。
③ 繰延税金資産を認識していない繰越欠損金および将来減算一時差異
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
繰越欠損金(注)136,120132,717142,039
将来減算一時差異15,82416,61611,571

(注) 繰延税金資産を認識していない繰越欠損金の金額と繰越期限は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
1年目72310
2年目159521
3年目97269371
4年目3171,660540
5年目3,5442,6984,886
5年超132,163127,859135,412
合計136,120132,717142,039

④ 繰延税金負債を認識していない将来加算一時差異
当社が一時差異の解消時期をコントロールでき、かつ予見可能な将来に一時差異が解消しない可能性が高い場合には、当該一時差異に関連する繰延税金負債を認識しておりません。繰延税金負債として認識されていない子会社および関連会社に対する投資に係る一時差異の総額は、2012年4月1日、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ81,509百万円、54,955百万円、130,448百万円であります。
(2) 法人所得税費用
法人所得税費用の内訳は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
当期税金費用(注)59,72499,372
繰延税金費用△77,351△50,079
合計△17,62749,292

(注)前年度の当期税金費用には、2006年7月に納付した移転価格税制に基づく法人税等追徴税の還付税金(57,397百万円)が含まれております。
当期税金費用には、従前は未認識であった税務上の欠損金、税額控除または過去の期間の一時差異から生じた便益の額が含まれております。これに伴う当期税金費用の減少額は、2013年3月期および2014年3月期において、それぞれ114百万円および1,362百万円であります。
繰延税金費用には、従前は未認識であった税務上の欠損金、税額控除または過去の期間の一時差異から生じた便益の額が含まれております。これに伴う繰延税金費用の減少額は、2013年3月期および2014年3月期において、それぞれ3,658百万円および7,276百万円であります。
各年度の法定実効税率と実際負担税率との調整は以下のとおりであります。実際負担税率は税引前当期利益に対する法人所得税の負担割合を表示しております。
(単位:%)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
法定実効税率38.038.0
課税所得計算上減算されない費用6.47.2
未認識の繰延税金資産増減2.8△3.1
税額控除△25.3△18.7
子会社の適用税率との差異1.31.5
在外子会社未分配利益に係る税効果増減1.2△0.3
過年度法人所得税等△42.8
移転価格税制による事前確認の合意による影響4.9△0.2
税率変更による影響0.87.2
その他△0.5△0.4
実際負担税率△13.231.0

「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が2014年3月31日に交付され、2014年4月1日以後に開始する連結会計年度から復興特別法人税が課されないことになりました。これに伴い、当社および国内子会社において繰延税金資産および繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は、2014年4月1日に開始する連結会計年度に解消が見込まれる一時差異については従来の38.0%から35.6%に変更されております。
その結果、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)は7,769百万円減少し、法人税等調整額が同額増加しております。
9 1株当たり利益
当社の普通株主に帰属する基本的1株当たり当期利益および希薄化後1株当たり当期利益の算定基礎は以下のとおりであります。
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
親会社の普通株主に帰属する当期利益
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)148,583106,658
親会社の普通株主に帰属しない当期利益(百万円)
1株当たり当期利益の算定に使用する当期利益(百万円)148,583106,658
普通株式の加重平均株式数(千株)789,437789,465
希薄化効果の影響(千株)196875
希薄化効果の影響調整後(千株)789,633790,340
1株当たり当期利益
基本的1株当たり当期利益(円)188.21135.10
希薄化後1株当たり当期利益(円)188.17134.95

希薄化効果を有しないため、希薄化後1株当たり当期利益の計算に含まれなかったストック・オプションは、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ15,644個および11,331個であります。
10 その他の包括利益
その他の包括利益の当期発生額および組替調整額、ならびに税効果の影響は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
在外営業活動体の換算差額(注)1
当期発生額180,402230,774
組替調整額△1,029
税効果調整前179,373230,774
税効果額
在外営業活動体の換算差額179,373230,774
売却可能金融資産の公正価値の変動(注)2
当期発生額41,23934,093
組替調整額△55,808△40,473
税効果調整前△14,569△6,380
税効果額5,6152,591
売却可能金融資産の公正価値の変動△8,954△3,789
キャッシュ・フロー・ヘッジ(注)3
当期発生額45,66722,775
組替調整額△43,576△25,522
税効果調整前2,091△2,747
税効果額△7991,033
キャッシュ・フロー・ヘッジ1,292△1,714
確定給付制度の再測定(注)4
当期発生額2,93413,607
税効果額△2,040△4,771
確定給付制度の再測定8948,836
その他の包括利益合計172,605234,107

(注)1 在外営業活動体の換算差額は、連結財務諸表に含まれる在外営業活動体の財務諸表を表示通貨に換算する際に生じた換算差額であります。
2 売却可能金融資産の公正価値の変動は、決算日における売却可能金融資産の公正価値の変動額であります。
3 キャッシュ・フロー・ヘッジは、デリバティブのうち、キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定したデリバティブに係る公正価値の変動のうち有効と認められる部分であります。
4 確定給付制度の再測定は、期首における数理計算上の仮定と実際の結果との差額および数理計算上の仮定の変更による影響額、ならびに制度資産に係る収益(確定給付負債(資産)の純額に係る利息純額に含まれる金額を除く)であります。
11 有形固定資産
(1) 種類別取得原価、減価償却累計額および減損損失累計額の増減ならびに帳簿価額
① 取得原価
(単位:百万円)
建物及び
構築物
機械装置
及び運搬具
工具器具
及び備品
土地建設仮勘定合計
2012年4月1日残高489,779351,266112,86472,51853,5451,079,973
取得10,87724,5026,89814,04416,00972,330
企業結合による増加3,8493,6193162954308,508
振替△6,82332,3901,812△5,414△50,907△28,943
処分△11,867△18,225△10,026△387△358△40,863
売却目的で保有する資産への振替△4,677△83△4,760
為替換算差額11,7108,8413,1201,4651,14526,282
その他3,037△4,703△1,352△175△366△3,559
2013年3月31日残高495,884397,690113,63282,26319,4971,108,967
取得5,80811,0037,50366618,92443,903
企業結合による増加914825182
振替5,89211,4851,90492△19,815△442
処分△7,300△7,479△1,800△1,882△18,461
売却目的で保有する資産への振替△624△75△699
為替換算差額12,41811,2213,2291,7731,16329,805
その他1,128△174413△973,1584,429
2014年3月31日残高513,215423,895124,90782,73922,9261,167,683


② 減価償却累計額および減損損失累計額
(単位:百万円)
建物及び
構築物
機械装置
及び運搬具
工具器具
及び備品
土地建設仮勘定合計
2012年4月1日残高△200,744△264,403△83,402△609△549,158
減価償却費△19,264△25,106△11,436△55,806
減損損失△5,126△9△62△3,341△8,538
振替21,3013,34324,644
処分8,83615,1239,21733,175
売却目的で保有する資産への振替3,6293,629
為替換算差額△4,001△5,460△2,271△83△11,815
その他△1,9472,5181,313△1721,713
2013年3月31日残高△197,316△277,337△86,641△862△562,156
減価償却費△19,614△28,295△11,428△59,337
減損損失△1,289△1,072△8△1,135△3,503
振替575575
処分4,5216,9701,21762913,337
売却目的で保有する資産への振替133133
為替換算差額△4,493△7,392△2,408△106△14,399
その他156△27△2146△80
2014年3月31日残高△217,327△307,152△99,482△1,469△625,430

③ 帳簿価額
(単位:百万円)
建物及び
構築物
機械装置
及び運搬具
工具器具
及び備品
土地建設仮勘定合計
2012年4月1日残高289,03586,86329,46371,90953,545530,814
2013年3月31日残高298,569120,35326,99181,40119,497546,811
2014年3月31日残高295,888116,74325,42581,27022,926542,253


(2) ファイナンス・リースによるリース資産
有形固定資産に含まれている、ファイナンス・リースによるリース資産の帳簿価額は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
建物及び構築物機械装置及び運搬具
2012年4月1日残高8,9274,500
2013年3月31日残高11,3163,703
2014年3月31日残高10,5173,280

(3) 減損損失
2013年3月期において、8,538百万円の減損損失を計上しております。
このうち4,195百万円を販売費及び一般管理費に、4,344百万円を研究開発費に計上しております。減損損失を認識した主要な資産は、医療用医薬品事業に属する土地、建物および構築物であり、回収可能価額は4,178百万円であります。これらは当初想定されていた収益性が見込めなくなったことによる減損であり、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。回収可能価額は処分コスト控除後の公正価値(不動産鑑定評価額等)により測定しており、当該公正価値のヒエラルキーのレベルはレベル3であります。なお、公正価値のヒエラルキーについては金融商品(注記28)に記載しております。
2014年3月期において、3,503百万円の減損損失を計上しております。
このうち2,762百万円を売上原価に、457百万円を販売費及び一般管理費に、285百万円を研究開発費に計上しております。減損損失を認識した主要な資産は、医療用医薬品事業及びその他事業に属する土地、建物及び構築物、機械装置であり、回収可能価額は3,209百万円であります。これらは当初想定されていた収益性が見込めなくなったことによる減損であり、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。回収可能価額は処分コスト控除後の公正価値(売却予定価額等)により測定しており、当該公正価値のヒエラルキーのレベルはレベル3であります。なお、公正価値のヒエラルキーについては金融商品(注記28)に記載しております。
(4) 担保に供している資産
銀行借入の担保となっている有形固定資産の帳簿価額は、2012年4月1日、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ4,051百万円、4,154百万円、1,889百万円であります。
(5) コミットメント
有形固定資産の取得に関するコミットメントは、2012年4月1日、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ15,054百万円、1,864百万円、1,843百万円であります。
12 のれん
(1) 取得原価および減損損失累計額の増減ならびに帳簿価額
① 取得原価
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
期首残高582,257714,024
企業結合による増加54,5114,548
為替換算差額77,25696,099
期末残高714,024814,671


② 減損損失累計額
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
期首残高
減損損失
為替換算差額
期末残高

③ 帳簿価額
(単位:百万円)
2012年4月1日残高582,257
2013年3月31日残高714,024
2014年3月31日残高814,671

(2) のれんの減損テスト
資金生成単位グループに配分された重要なのれんの帳簿価額は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
資金生成単位グループ(注)移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
医療用医薬品事業582,257714,024814,671
- 米国および癌領域を除く海外販売377,031429,593
- 米国を除く海外販売499,498
- 癌領域205,212235,081

(注)「医療用医薬品事業」は、上表において別掲している資金生成単位グループの他、複数の資金生成単位(グループ)から構成されております。
また、当年度において研究開発部門における組織再編を実施したことに伴い、関連する資産生成単位グループに配分されていたのれんの再配分を実施いたしました。その結果、前年度において医療用医薬品事業の「癌領域 」および「米国および癌領域を除く海外販売」に配分していたのれんについては、当年度においては、それぞれ「医療用医薬品事業」および医療用医薬品事業の「米国を除く海外販売」に再配分しております。
のれんの減損損失は、回収可能価額が帳簿価額を下回っている場合に認識され、当該のれんの帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。回収可能価額は、使用価値に基づき算定しております。
移行日時点、2013年3月期および2014年3月期における減損テストの結果、資金生成単位グループの回収可能価額は帳簿価額を上回っているため、減損損失は計上しておりません。
「医療用医薬品事業」、医療用医薬品事業のうち「米国および癌領域を除く海外販売」および「米国を除く海外販売」に係る使用価値は、経営陣によって承認された4年間の事業計画と成長率を基礎としたキャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算定しております。成長率は、資金生成単位グループが属する市場もしくは国の長期平均成長率を勘案して決定しております(1.5%~3.5%)。
医療用医薬品事業のうち、「癌領域」に係る使用価値は、経営陣によって承認された3年間の事業計画と資産生成単位に属する品目別損益計画を基礎としたキャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算定しております。
割引率(税引後)は、各資金生成単位グループが属する市場もしくは国の加重平均資本コストを基に算定しております(4.8%~9.5%)。
なお、使用価値は当該資金生成単位グループの帳簿価額を十分に上回っており、使用価値算定に用いた割引率および成長率について合理的な範囲で変動があった場合にも、重要な減損が発生する可能性は低いと判断しております。
13 無形資産
(1) 種類別取得原価、償却累計額および減損損失累計額の増減ならびに帳簿価額
① 取得原価
(単位:百万円)
ソフトウェア製品に係る
無形資産
その他合計
2012年4月1日残高31,0431,271,45714,8261,317,325
取得8,00418,8041,27728,085
企業結合による増加106,1205,646111,765
処分△543△6,286△89△6,918
為替換算差額3,578159,4041,156164,138
2013年3月31日残高42,0811,549,49922,8161,614,395
取得8,68029,0213,89741,598
企業結合による増加13,86413,864
処分△3,065△1,137△64△4,266
為替換算差額3,903187,704388191,996
2014年3月31日残高51,5981,778,95127,0371,857,586

② 償却累計額および減損損失累計額
(単位:百万円)
ソフトウェア製品に係る
無形資産
その他合計
2012年4月1日残高△20,073△260,564△9,916△290,553
償却費△5,141△112,198△2,387△119,726
減損損失△25△62,362△62,388
処分3755,205275,608
為替換算差額△1,602△49,821△107△51,530
2013年3月31日残高△26,465△479,741△12,383△518,589
償却費△6,300△120,108△1,507△127,915
減損損失△23,093△23,093
処分2,3101,073393,423
為替換算差額△3,733△51,819△262△55,814
2014年3月31日残高△34,188△673,688△14,113△721,989

③ 帳簿価額
(単位:百万円)
ソフトウェア製品に係る
無形資産
その他合計
2012年4月1日残高10,9701,010,8924,9101,026,772
2013年3月31日残高15,6151,069,75810,4331,095,806
2014年3月31日残高17,4111,105,26312,9241,135,597

なお、各決算日において重要な自己創設無形資産はありません。
(2) 重要な無形資産
当社は、2011年9月のナイコメッド社取得によりパントプラゾールを始めとする製品に係る無形資産を、2012年4月1日、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ659,712百万円、629,854百万円、671,309百万円保有しております。また、2008年5月のミレニアム社取得によりベルケイドを始めとする製品に係る無形資産を、2012年4月1日、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ213,109百万円、199,474百万円、169,101百万円保有しております。
なお、2014年3月31日現在、ナイコメッド社取得に関連する無形資産の残存償却年数は8~13年、ミレニアム社取得に関連する無形資産の残存償却年数は1~4年であります。
(3) 減損損失
2013年3月期において、62,388百万円の減損損失を計上しております。
このうち、当初想定されていた収益性が見込めなくなったことによる41,306百万円、当社の米国子会社が販売している特定の製品について自主回収および販売中止を決定したことによる20,268百万円を、連結純損益計算書上、「製品に係る無形資産償却費及び減損損失」に計上しており、回収可能価額は、それぞれ44,043百万円およびゼロであります。また、開発中の製品に関する開発中止の決定による789百万円の減損損失を、「研究開発費」に計上しており、回収可能価額はゼロであります。これらはすべて医療用医薬品事業に属するものであります。
2014年3月期において、23,093百万円の減損損失を計上しております。
当該減損損失は、当初想定されていた収益性が見込めなくなったことによるものであり、連結純損益計算書上、「製品に係る無形資産償却費及び減損損失」に計上しており、回収可能価額は47,983百万円であります。なお、当該減損損失は、医療用医薬品事業に属するものであります。
減損損失は帳簿価額から回収可能価額を控除することにより算定しております。回収可能価額は主に使用価値により測定しており、上記において使用価値の算定に使用した割引率(税引後)は7.7%-9.0%であります。回収可能価額のうち一部は処分コスト控除後の公正価値(売却見込額等)により測定しており、当該公正価値のヒエラルキーのレベルはレベル3であります。なお、公正価値のヒエラルキーについては金融商品(注記28)に記載しております。
(4) コミットメント
無形資産の取得に関するコミットメント(割引前)は、2012年4月1日、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ181,916百万円、187,331百万円および183,804百万円であります。
当該コミットメントは、主として開発中のパイプラインまたは上市した製品に係るものであり、開発中のパイプラインに関しては上市までの開発マイルストンを、上市した製品に関してはコマーシャルマイルストンの最大支払額を含めております。なお、開発中のパイプラインに関しては、コマーシャルマイルストンの支払条件が達成されるかどうかの不確実性が高いため、上記コミットメント金額にコマーシャルマイルストンは含めておりません。
14 投資不動産
(1) 取得原価
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
期首残高49,59777,860
取得14918
処分△835△6,383
振替28,943442
売却目的で保有する資産への振替△1,435
その他65
期末残高77,86070,507


(2) 減価償却累計額および減損損失累計額
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
期首残高△16,132△41,168
減価償却費△698△951
処分3564,218
振替△24,644△575
売却目的で保有する資産への振替995
減損損失△50△943
期末残高△41,168△38,424

(3) 帳簿価額および公正価値
(単位:百万円)
帳簿価額公正価値
2012年4月1日残高33,46570,230
2013年3月31日残高36,69177,229
2014年3月31日残高32,08353,508

主要な投資不動産の公正価値は、所在する地域における適切な専門家としての資格を有する独立した鑑定人による評価に基づいております。その評価は、当該不動産の所在する地域の評価基準に従った市場証拠に基づいたものであります。その他重要性が乏しい投資不動産に関する公正価値は、主として公示された地価、税務上使用される算定基準額に基づき自社にて算定した金額であります。投資不動産の公正価値のヒエラルキーのレベルはレベル3であります。なお、公正価値のヒエラルキーについては金融商品(注記28)に記載しております。
(4) 減損損失
2013年3月期、2014年3月期において、それぞれ50百万円、943百万円の減損損失を計上しております。これらはすべて、当初想定されていた収益性が見込めなくなったことによりその他事業で計上した減損損失であり、連結純損益計算書の「その他の営業費用」に計上しております。
15 その他の金融資産
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
デリバティブ資産63546,88074,461
売却可能金融資産179,070167,427201,541
定期預金6282,12579,724
その他8,77611,56222,061
合計189,109227,994377,787
その他の金融資産(非流動)182,835211,753192,806
その他の金融資産(流動)6,27416,240184,981


16 棚卸資産
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
商品及び製品94,226109,184121,485
仕掛品52,79465,07871,216
原材料及び貯蔵品48,98054,99761,628
合計196,000229,258254,329

費用として計上された棚卸資産の評価損は、2013年3月期および2014年3月期において、それぞれ6,036百万円および7,710百万円であります。
17 売上債権及びその他の債権
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
売上債権344,451345,784380,370
その他15,15732,37454,680
貸倒引当金△2,460△3,180△4,430
合計357,148374,977430,620

18 現金及び現金同等物
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
現金及び預金214,257287,488353,178
短期投資239,990258,092312,870
合計454,247545,580666,048

19 売却目的で保有する資産
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
土地81183393
建物及び構築物2,3683,791612
合計2,4493,9741,005

2012年4月1日および2013年3月31日現在における売却目的で保有する資産は、欧州における事業再編に伴い、ドイツの土地および建物の売却を意思決定したことから、当該土地および建物を売却目的保有に分類したものであります。当該資産は医療用医薬品事業に属するものであり、2014年3月期において売却しております。
2014年3月31日現在における売却目的で保有する資産は、医療用医薬品事業において、欧州における事業再編に伴い、ドイツの土地および建物の売却を意思決定したこと、また、その他事業において、国内における土地および建物の売却を意思決定したことから、当該資産を売却目的保有に分類したものであります。なお、2014年3月期に、売却目的保有に分類するにあたり、その他事業において、投資不動産に係る減損損失247百万円を計上しており、当該減損損失は連結純損益計算書の「その他の営業費用」に計上しております。
公正価値は所在する地域における適切な専門家としての資格を有する独立した鑑定人による評価に基づいております。その評価は、当該不動産の所在する地域の評価基準に従った市場証拠に基づいたものであります。売却目的保有に分類された資産の公正価値のヒエラルキーのレベルはレベル3であります。なお、公正価値のヒエラルキーについては金融商品(注記28)に記載しております。
20 社債及び借入金
移行日
(2012年4月1日)
(百万円)
前年度
(2013年3月31日)
(百万円)
当年度
(2014年3月31日)
(百万円)
平均利率
(%)
(注)1
返済期限
社債(1年以内に償還予定のものを除く) (注)2189,555471,294463,3300.92016年3月~2020年7月
1年以内に償還予定の社債 (注)2154,1151.0
長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く)111,393111,329241,2500.62016年2月~2020年7月
1年以内に返済予定の長期借入金150631.3
短期借入金241,4111,7951,2261.4
合計542,359584,568859,984
社債及び借入金(非流動)300,948582,623704,580
社債及び借入金(流動)241,4111,945155,404

(注) 1 「平均利率」については、当年度末残高に対する加重平均利率を記載しております。また、金利スワップを行いヘッジ会計を適用している借入金については、金利スワップ後の固定金利を適用して記載しております。
2 社債の発行条件の要約は以下のとおりであります。
会社名銘柄発行年月日移行日
(2012年
4月1日)
(百万円)
前年度
(2013年
3月31日)
(百万円)
当年度
(2014年
3月31日)
(百万円)
利率
(%)
担保償還期限
武田薬品工業株式会社第11回
無担保社債
2012年
3月22日
69,85769,89369,9290.4無担保2016年
3月22日
武田薬品工業株式会社第12回
無担保社債
2012年
3月22日
59,85859,88659,9150.4無担保2017年
3月22日
武田薬品工業株式会社第13回
無担保社債
2012年
3月22日
59,84059,86659,8930.5無担保2018年
3月22日
武田薬品工業株式会社
(※)
米ドル建
無担保
普通社債
(2015年償還)
2012年
7月17日
140,925
[15億米ドル]
154,115
[15億米ドル]
1.0無担保2015年
3月17日
武田薬品工業株式会社
(※)
米ドル建
無担保
普通社債
(2017年償還)
2012年
7月17日
140,724
[15億米ドル]
153,877
[15億米ドル]
1.6無担保2017年
3月17日
武田薬品工業株式会社第14回
無担保社債
2013年
7月19日
59,8670.5無担保2019年
7月19日
武田薬品工業株式会社第15回
無担保社債
2013年
7月19日
59,8500.7無担保2020年
7月17日
合計189,555471,294617,444

(※)武田薬品工業株式会社米ドル建無担保普通社債は、外国において発行したものであるため、外貨建ての金額を[付記]しております。また、当該社債の償還額および利息の支払額については、発行と同時に通貨スワップにより、円貨額を確定させております。
21 その他の金融負債
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
デリバティブ負債4387,3164,005
ファイナンス・リース債務18,72218,41217,470
企業結合による条件付対価11,69775,24193,377
その他12,29834,00744,095
合計43,155134,975158,946
その他の金融負債(非流動)31,61996,419110,129
その他の金融負債(流動)11,53638,55648,817

22 リース取引
(1) ファイナンス・リース債務
(単位:百万円)
最低リース料総額最低リース料総額の現在価値
移行日
(2012年
4月1日)
前年度
(2013年
3月31日)
当年度
(2014年
3月31日)
移行日
(2012年
4月1日)
前年度
(2013年
3月31日)
当年度
(2014年
3月31日)
1年以内3,0263,3743,6452,2632,5602,871
1年超5年以内12,65213,57213,66710,30411,32311,828
5年超7,2125,3013,3196,1554,5292,770
合計22,89022,24820,63118,72218,41217,470
控除:財務費用4,1683,8363,161
最低リース料の現在価値18,72218,41217,470
ファイナンス・リース債務(非流動)16,45915,85214,598
ファイナンス・リース債務(流動)2,2632,5602,871

ファイナンス・リース債務(非流動)の当年度末残高に対する加重平均利率は4.8%、ファイナンス・リース債務(流動)の当年度末残高に対する加重平均利率は3.2%であります。
(2) オペレーティング・リース債務
費用として計上された支払リース料は、2013年3月期および2014年3月期において、それぞれ7,771百万円、11,066百万円であります。
解約不能オペレーティング・リースに基づく将来の最低支払リース料の支払期日別の内訳は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
1年以内6,5738,4919,031
1年超5年以内13,47418,66520,771
5年超3,5515,3909,795
合計23,59932,54539,598


23 従業員給付
(1) 確定給付制度
確定給付型年金制度の給付額は、勤務年数、退職時の給与支払額、およびその他の要素に基づき設定されております。
また、確定給付制度への拠出は、税法上の損金算入限度額、制度資産の積立状態、数理計算等の様々な要因を考慮の上で行っております。
連結純損益計算書および連結財政状態計算書で認識した金額は以下のとおりであります。
連結純損益計算書
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
確定給付費用10,32410,947

連結財政状態計算書
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
確定給付債務の現在価値275,957293,748309,312
制度資産の公正価値235,655250,407268,617
退職給付に係る負債53,13666,64176,497
退職給付に係る資産(注)12,83423,29935,802
連結財政状態計算書における
資産および負債の純額
40,30243,34240,695

(注)退職給付に係る資産は、連結財政状態計算書上、「その他の非流動資産」に含まれております。
① 確定給付債務
(ⅰ) 現在価値の増減
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
期首残高275,957293,748
当期勤務費用7,6669,342
利息費用5,5534,926
確定給付制度の再測定
人口統計上の仮定の変化による
数理計算上の差異
1,9938,672
財務上の仮定の変化による
数理計算上の差異
18,954△294
実績修正△5,232△912
過去勤務費用1,317△11
給付支払額△20,204△17,751
為替換算差額7,74411,593
期末残高293,748309,312

確定給付債務の加重平均存続期間は、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ12.9年および12.7年であります。
(ⅱ) 現在価値の算定に用いた重要な数理計算上の仮定
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
割引率国内1.6%1.1%1.1%
海外3.9%3.2%3.2%


(ⅲ) 感応度分析
重要な数理計算上の仮定が0.5%変動した場合に、退職給付債務の現在価値に与える影響は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
当年度
(2014年3月31日)
割引率国内0.5%上昇した場合△12,917
0.5%低下した場合14,171
海外0.5%上昇した場合△5,461
0.5%低下した場合6,168

本分析においては、その他の変数は一定であることを前提としております。
② 制度資産
確定給付制度に関する基金は当社グループから独立しておりますが、当社グループからの拠出のみを財源としております。
年金資産の運用は、年金給付等の支払を将来にわたり確実に行うため、許容されるリスクのもとで必要とされる総合収益を長期的に確保することを目的としております。また掛金等の収入と給付支出の中長期的な動向とその変動を考慮するとともに、年金資産の投資収益率の不確実性の許容される程度について十分な検討を行うこととしております。この目的、検討を踏まえ、投資対象としてふさわしい資産を選択するとともに、その期待収益率・リスク等を考慮した上で、将来にわたる最適な資産の組み合わせである基本資産配分を策定しております。
(ⅰ) 公正価値の増減
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
期首残高235,655250,407
制度資産に係る利息収益4,2113,310
確定給付制度の再測定
制度資産に係る収益18,65021,073
事業主による拠出5,2335,745
給付支払額△16,605△14,544
為替換算差額3,2632,627
期末残高250,407268,617

2015年3月期における、確定給付制度への拠出金額は5,088百万円と予測しております。
(ⅱ) 公正価値の資産種類別内訳
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
活発な
市場での
市場価格が
あるもの
活発な
市場での
市場価格が
ないもの
活発な
市場での
市場価格が
あるもの
活発な
市場での
市場価格が
ないもの
活発な
市場での
市場価格が
あるもの
活発な
市場での
市場価格が
ないもの
株式35,08441,27141,02742,61141,17425,091
債券24,07667,34710,73183,11226,47573,566
その他4,05863,8184,68068,24620,41281,898
制度資産合計63,218172,43756,438193,96988,061180,555

(2) 確定拠出制度
確定拠出制度に関して費用として計上された金額は、2013年3月期および2014年3月期において、それぞれ12,442百万円、13,512百万円であります。
なお、上記には公的制度に関して費用として認識した金額を含んでおります。
(3) その他の従業員給付費用
退職給付以外の従業員給付に係る費用のうち主なものは、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
給料200,118228,909
賞与52,11565,017
その他64,78360,088

上記には解雇給付費用を含んでおりません。解雇給付費用についてはその他の営業費用(注記6)に記載しております。
24 引当金
引当金の内訳および増減内容は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
資産除去
債務
(注)1
スモン訴訟
補填引当金
(注)2
事業構造再編に係る
引当金
(注)3
販売に関する引当金
(注)4
その他合計
2013年4月1日残高5,6512,05622,23463,29629,398122,635
期中増加額838,414173,39743,112225,007
期中減少額(目的使用)△766△147△18,625△156,731△23,655△199,923
期中減少額(戻入)△19△1,258△14,074△6,447△21,798
為替換算差額△03,0915,9764,76113,828
2014年3月31日残高4,9481,90913,85771,86447,170139,748

(注)1 資産除去債務は、建物・製造設備等の石綿障害予防規則等に伴うアスベスト除去に係る費用、PCB含有設備等のPCB処理特別措置法等に伴う処理費用等に係るものであります。これらの費用は主に1年以上経過した後に支払われることが見込まれておりますが、将来の事業計画等により影響を受けます。
2 スモン訴訟補填引当金は、今後の健康管理手当および介護費用等の支払に備えるため、決算日現在の当社関係の和解者を対象に、1979年9月、スモンの会全国連絡協議会等との間で締結された和解に関する確認書および成立した和解の内容に従って算出した額を計上しております。
3 事業構造再編に係る引当金は、2012年1月に公表された、欧州および米国を中心とする海外連結子会社における従業員数の削減計画と事業拠点の統廃合をはじめとした事業運営体制の合理化策に係るものであります。事業構造再編に係る引当金については、詳細な公式計画を有し、かつ計画の実施や公表を通じて、影響を受ける関係者に当該事業構造再編が確実に実施されると予期させた時点で認識しております。支払時期は、将来の事業計画等により影響を受けます。
4 販売に関する引当金は、販売した製商品の売上割戻、返品調整等に係るものであり、米国での医療制度に関する売上連動リベートを含んでおります。これらの費用は主に1年以内に支払われることが見込まれております。
25 その他の負債
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
未払費用(注)1140,610153,341167,356
繰延収益(注)210,49832,84529,530
その他48,66448,23978,623
合計199,771234,425275,508
その他の負債(非流動)14,91641,11539,555
その他の負債(流動)184,856193,311235,953

(注)1 未払費用には、未払賞与を含む従業員関連負債が2012年4月1日、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ70,665百万円、81,695百万円および85,598百万円含まれております。
2 繰延収益には、有形固定資産に関して受領した政府補助金が、2012年4月1日、2013年3月31日および2014年3月31日現在それぞれ4,689百万円、25,492百万円および23,698百万円含まれております。このうち主なものは新型インフルエンザワクチンの開発・生産体制整備に関するものであります。この政府補助金は、当該設備の減価償却費が認識される期間にわたり収益として認識しております。
26 仕入債務及びその他の債務
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
仕入債務101,003117,471129,345
未払金75,10652,40055,555
合計176,109169,871184,900

27 資本及びその他の資本項目
(1) 授権株式数および発行済株式数
(単位:千株)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
授権株式数3,500,0003,500,000
発行済株式数
期首789,666789,666
ストック・オプションの行使による増加15
期末789,666789,681

(注) 当社の発行する株式は、すべて権利内容に何ら限定のない無額面の普通株式であります。
上記の発行済株式数に含まれる自己株式数は、2012年4月1日、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ252千株、206千株、213千株であります。
(2) 配当
配当金の総額
(百万円)
1株当たり配当額
(円)
基準日効力発生日
前年度
(自2012年4月1日 至2013年3月31日)
2012年6月26日 定時株主総会71,05590.002012年3月31日2012年6月27日
2012年10月31日 取締役会71,05890.002012年9月30日2012年12月3日
当年度
(自2013年4月1日 至2014年3月31日)
2013年6月26日 定時株主総会71,05990.002013年3月31日2013年6月27日
2013年10月31日 取締役会71,06090.002013年9月30日2013年12月2日

なお、配当の効力発生日が翌年度となるものは以下のとおりであります。
配当金の総額
(百万円)
1株当たり配当額
(円)
基準日効力発生日
2014年6月27日 定時株主総会71,06090.002014年3月31日2014年6月30日

(3) 非支配持分へ付与されたプット・オプション
在外子会社が非支配持分の所有者に対して付与した在外子会社株式の売建プット・オプションについて、その公正価値を金融負債として認識するとともに、同額を資本剰余金から減額しております。当該金額は、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ10,257百万円および11,312百万円であります。なお、2012年4月1日において、当該プット・オプションはありません。
プット・オプションの公正価値は、外部専門家の評価に基づき計算しております。
プット・オプションの公正価値のヒエラルキーのレベルはレベル3であります。公正価値の変動額は資本剰余金として計上しております。なお、公正価値のヒエラルキーについては金融商品(注記28)に記載しております。
28 金融商品
(1) 資本リスク管理
当社グループは、経営の健全性・効率性を堅持し、持続的な成長を実現するため、安定的な財務基盤を構築および維持することを資本リスク管理の基本方針としております。当該方針に沿い、競争力のある製品の開発・販売を通じて獲得している潤沢な営業キャッシュ・フローを基盤として、事業上の投資、配当等による株主還元、借入返済を実施しております。
(2) 財務上のリスク管理
① リスク管理方針
当社グループは、事業活動を行う過程において生じる財務上のリスクを軽減するために、リスク管理を行っております。
リスク管理にあたっては、リスク発生要因の根本からの発生を防止することでリスクを回避し、回避できないリスクについてはその低減を図るようにしております。
デリバティブ取引は、後述するリスクを回避することを目的とし、利用範囲や取引先金融機関選定基準等について定めた規程に基づき、実需の範囲で行うこととしております。
② 金融商品の内容およびそのリスク
(ⅰ) 金融資産
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
現金及び現金同等物454,247545,580666,048
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産(デリバティブ)4422081,808
ヘッジ会計を適用している
デリバティブ
19346,67272,653
満期保有投資7171
貸付金及び債権366,481388,593532,405
売却可能金融資産179,070167,427201,541

(ⅱ) 金融負債
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
純損益を通じて公正価値で測定する金融負債(デリバティブ)4386,547949
純損益を通じて公正価値で測定する金融負債(企業結合による条件付対価)11,69775,24193,377
ヘッジ会計を適用している
デリバティブ
7693,055
その他の金融負債(社債及び借入金含む)749,488806,8581,106,448

上表の当社グループが保有する金融商品は、取引先の信用リスク、流動性リスクおよび市場環境が変動するリスク(為替リスク・金利リスク・価格変動リスク)に晒されております。
(3) 信用リスク
① 信用リスク管理
売上債権である受取手形および売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。
当社は、債権管理に係る社内規程に従い、取引先ごとに期日管理および残高管理を行うとともに、主要な取引先の信用状況を定期的に把握し、回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
当社グループの手元資金につきましては、その大部分を、プーリングを通じて当社および米欧の地域財務管理拠点に集中しております。この資金は、資金運用に係る社内規程に従い、格付の高い短期の銀行預金および債券等に限定し、格付・運用期間などに応じて設定している限度額に基づいて運用しているため、信用リスクは僅少であります。
プーリングの対象としていない資金につきましては、連結子会社において当社の規程に準じた管理を行っております。
デリバティブの利用にあたっては、カウンターパーティーリスクを軽減するために、格付の高い金融機関とのみ取引を行っております。
さらに必要に応じて、担保・保証などの保全措置も講じております。
決算日現在における、保有する担保の評価額を考慮に入れない場合の最大の信用リスク額は、信用リスクに晒される金融資産の帳簿価額により表されております。
② 期日経過金融資産
(単位:百万円)
合計期日経過額
30日以内30日超
60日以内
60日超
90日以内
90日超
1年以内
1年超
2012年4月1日残高26,80511,6673,7713,0215,1053,241
2013年3月31日残高23,26511,3073,2522,3384,3272,041
2014年3月31日残高30,68011,0914,5695,9477,2841,789

上表の金額は貸倒引当金を控除しております。
③ 貸倒引当金
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
期首残高2,9903,254
期中増加額411,114
期中減少額(目的使用)△12△117
期中減少額(戻入)△50△229
その他の増減285526
期末残高3,2544,548

(4) 流動性リスク
① 流動性リスク管理
流動性リスク管理は本社財務統括部で実施しており、当社グループの短期、中期、長期の資金と流動性の管理のための、適切な流動性リスク管理のフレームワークを設定しております。
当社グループは、予算と実際のキャッシュ・フローおよび売却可能金融資産残高を継続的に監視することにより、流動性リスクを管理しております。
② 金融負債の期日別残高
(単位:百万円)
帳簿残高契約上
の金額
1年以内1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
4年超
5年以内
5年超
2012年4月1日
社債及び借入金
社債189,555190,00070,00060,00060,000
借入金352,804352,804241,41114331,25080,000
デリバティブ負債438438438
2013年3月31日
社債及び借入金
社債471,294472,450141,22570,000201,22560,000
借入金113,274113,2741,9457931,25080,000
デリバティブ負債7,3167,3156,80118119210238
2014年3月31日
社債及び借入金
社債617,444618,490154,24570,000214,24560,000120,000
借入金242,539242,5391,28931,25080,000130,000
デリバティブ負債4,0054,0072,218786660418123△198

社債のうち、外貨建社債については、通貨スワップを行いヘッジ会計を適用しております。当該外貨建社債の契約額は、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ282,450百万円(3,000百万米ドル)および308,490百万円(3,000百万米ドル)であります。なお、2012年4月1日において、当該外貨建社債の契約はありません。
(5) 市場リスク
市場環境が変動するリスクにおいて、当社グループが晒されている主要なものには①為替リスク、②金利リスク、③価格変動リスクがあり、これらのリスクに対応するため、先物為替予約等のデリバティブ取引を行っております。
なお、当社はデリバティブ取引については、取引権限を定めた社内規程に基づき、本社財務統括部が取引を行い、財務統括部とは別の組織である会計センターが記帳および契約先との残高照合等を行っております。欧州の地域財務管理拠点においても、当社の規程に準じた管理を行っております。
① 為替リスク
(ⅰ) 為替リスク管理
当社グループは、原則として連結子会社には為替リスクを負わせず、当社および欧州の地域財務管理拠点に為替リスクを集約して管理しております。
当社および当該地域財務拠点で晒されている為替リスクは、通貨別・月別に把握し、先物為替予約等を利用してヘッジしております。
(ⅱ) 先物為替予約および通貨スワップ
金額的に重要で、かつ、取引が個別に認識できる一部の外貨建取引について、先物為替予約および通貨スワップを利用しております。
(a) 先物為替予約
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
契約額等契約額等のうち
1年超
公正価値契約額等契約額等のうち
1年超
公正価値契約額等契約額等のうち
1年超
公正価値
売建
米ドル89,954△4,84115,425△91
ユーロ17,9622,99814911,962△4436,635△52
台湾ドル2,42259511671△791,743△21
タイバーツ2,867754△8906△1732,014△80
インドネシアルピア143△1707△46
人民元1,450558△1647△91430△22
韓国ウォン848282△1411△681,836△65
買建
米ドル10,295△168
ユーロ30,649△13437,584△79476,2171,232
ポンド10,7041,011415,09565
シンガポールドル3,738379△171,1021493,68016

(b) 通貨スワップ
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
契約額等契約額等のうち
1年超
公正価値契約額等契約額等のうち
1年超
公正価値契約額等契約額等のうち
1年超
公正価値
買建
米ドル294,542290,79146,672317,600159,25872,653

上記は外貨建社債に係るものであり、ヘッジ会計を適用しております。
(ⅲ) 為替感応度分析
当社グループは主に米ドルとユーロの為替リスクに晒されております。
当社グループが決算日現在において保有する金融商品について、円が米ドルおよびユーロに対して5%円安となった場合に、純損益が受ける影響は2013年3月期、2014年3月期においてそれぞれ△1,950百万円、2,707百万円であります。
なお、機能通貨建ての金融商品、および在外営業活動体の資産および負債、収益および費用を円貨に換算する際の影響は含んでおりません。また、その他の変動要因は一定であることを前提としております。
② 金利リスク
(ⅰ) 金利リスク管理
当社グループは、変動利付借入金について金利変動リスクを抑制するため、金利スワップを実施して支払金利の固定化を図っております。
(ⅱ) 金利スワップ
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
契約額等
(想定元本)
契約額等のうち
1年超
公正価値契約額等
(想定元本)
契約額等のうち
1年超
公正価値契約額等
(想定元本)
契約額等のうち
1年超
公正価値
金利スワップ80,00080,00019380,00080,000△769200,000200,000△2,639

上記は借入金に係るものであり、ヘッジ会計を適用しております。
③ 価格変動リスク
(ⅰ) 価格変動リスク管理
保有している資本性金融商品については、定期的に時価や発行体の財務状況等を把握するとともに、発行体が取引先企業である場合には、当該企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
また、株式等の価格を基礎とする金額で現金の支払いを行う現金決済型の株式報酬の一部については、差金決済方式の株式先渡により支払額の固定化を図っております。
(ⅱ) 株式先渡
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
契約額等
(株式数×先渡価格)
契約額等のうち
1年超
公正価値契約額等
(株式数×先渡価格)
契約額等のうち
1年超
公正価値契約額等
(株式数×先渡価格)
契約額等のうち
1年超
公正価値
株式先渡
(差金決済方式)
9,1882,710△326

上記は現金決済型の株式報酬に係るものであり、ヘッジ会計を適用しております。
(ⅲ) 市場価格に関する感応度分析
当社グループが、決算日現在において保有する資本性金融商品および資本性金融商品への投資を保有することになる信託への投資について、市場価格が10%上昇した場合には、その他の包括利益(税効果考慮前)が受ける影響は、2013年3月期、2014年3月期においてそれぞれ16,463百万円、13,872百万円であります。なお、その他の変動要因は一定であることを前提としております。
(6) 金融商品の公正価値
① 公正価値の算定方法
(ⅰ) 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産および金融負債
ヘッジ会計を適用していないデリバティブの公正価値は、取引先金融機関から入手した時価情報によっております。
企業結合による条件付対価については、企業結合(注記33)で記載しております。
(ⅱ) 満期保有投資
満期保有投資の公正価値は、市場価格によっております。
(ⅲ) 貸付金及び債権
貸付金及び債権については、短期間で決済されるため、帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっています。
(ⅳ) 売却可能金融資産
売却可能金融資産の公正価値は、市場価格もしくは取引先金融機関から入手した時価情報によっております。
(ⅴ) ヘッジ会計を適用しているデリバティブ
ヘッジ会計を適用しているデリバティブの公正価値は(ⅰ)純損益を通じて公正価値で測定する金融資産および金融負債と同様の方法によっております。
(ⅵ) その他の金融負債
社債の公正価値は、取引先金融機関から入手した時価情報によっております。
借入金の公正価値は、一定の期間ごとに区分した債務ごとに、その将来キャッシュ・フローを信用リスクを加味した利率により割り引いた現在価値によっております。
非支配持分へ付与されたプット・オプションについては、資本及びその他の資本項目(注記27)で記載しております。
上記以外の債務については、流動項目は短期間で決済され、また非流動項目は実勢金利であるため、帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっております。
② 公正価値の階層(公正価値ヒエラルキー)
レベル1:活発に取引される市場で公表価格により測定された公正価値
レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接、または間接的に使用して算出された公正価値
レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値
③ 金融商品の公正価値
各決算日における金融商品の帳簿価額と公正価値は以下のとおりであります。
なお、公正価値で測定する金融商品および帳簿価額と公正価値が極めて近似している金融商品については、次表には含めておりません。
また、売却可能金融資産のうち、公正価値を把握することが困難と認められる金融資産については、次表には含めておりません。これらの金融資産の帳簿価額は2012年4月1日、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ2,833百万円、2,794百万円および2,886百万円であります。
(単位:百万円)
移行日
(2012年4月1日)
前年度
(2013年3月31日)
当年度
(2014年3月31日)
帳簿価額公正価値帳簿価額公正価値帳簿価額公正価値
社債(注)189,555189,633471,294476,831617,444621,107
長期借入金(注)111,393111,407111,479111,990241,313241,896

(注)1年内返済および償還予定の残高を含んでおります。
なお、社債及び借入金の公正価値のレベルはレベル2であります。
④ 連結財政状態計算書において認識された公正価値の測定
(単位:百万円)
2012年4月1日レベル1レベル2レベル3合計
資産:
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産(デリバティブ)442442
ヘッジ会計を適用している
デリバティブ
193193
売却可能金融資産176,237176,237
合計176,237635176,872
負債:
純損益を通じて公正価値で測定する金融負債(デリバティブ)438438
ヘッジ会計を適用している
デリバティブ
合計438438

(単位:百万円)
2013年3月31日レベル1レベル2レベル3合計
資産:
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産(デリバティブ)208208
ヘッジ会計を適用している
デリバティブ
46,67246,672
売却可能金融資産164,632164,632
合計164,63246,880211,512
負債:
純損益を通じて公正価値で測定する金融負債(デリバティブ)6,5476,547
ヘッジ会計を適用している
デリバティブ
769769
合計7,3167,316

(単位:百万円)
2014年3月31日レベル1レベル2レベル3合計
資産:
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産(デリバティブ)1,8081,808
ヘッジ会計を適用している
デリバティブ
72,65372,653
売却可能金融資産138,72359,932198,655
合計138,723134,393273,116
負債:
純損益を通じて公正価値で測定する金融負債(デリバティブ)949949
ヘッジ会計を適用している
デリバティブ
3,0553,055
合計4,0054,005

(注)各報告期間において、レベル1、2および3の間の振替はありません。
企業結合による条件付対価は上表に含んでおりません。条件付対価については、企業結合(注記33)で記載しております。
非支配持分へ付与されたプット・オプションは上表に含んでおりません。プット・オプションについては、資本及びその他の資本項目(注記27)で記載しております。
29 株式報酬
当社グループは中長期の業績および企業価値を向上させることを目的として株式報酬制度を採用しております。
(1) 持分決済型株式報酬(ストック・オプション制度)
本制度には権利確定条件は付されておりません。なお、権利行使期間の開始前であっても、新株予約権の割当てを受けた者が任期満了により退任または定年退職した場合その他正当な理由のある場合には、退任または退職の日の翌日より新株予約権の行使ができるものとしております。
取締役は、新株予約権の行使時において、当社の取締役であることを要します。ただし任期満了により退任した場合その他正当な理由のある場合はこの限りでありません。
コーポレート・オフィサーおよび上級幹部は、新株予約権の行使時において、当社グループの取締役または従業員その他これに準ずる地位にあることを要します。ただし、任期満了により退任または定年退職した場合その他正当な理由のある場合はこの限りではありません。
持分決済型の株式報酬に関して計上された費用は、2013年3月期および2014年3月期において、それぞれ580百万円および685百万円であります。
① IFRS第2号が適用されているストック・オプション
(ⅰ) ストック・オプション制度の内容
対象付与されたオプション数(株)付与日失効日
(1) 2009年度発行当社取締役 5名66,9002009年7月10日2019年7月10日
(2) 2010年度発行当社取締役 5名64,6002010年7月10日2020年7月10日
(3) 2011年度 第1回発行当社取締役 4名59,2002011年7月15日2021年7月15日
(4) 2011年度 第2回発行当社コーポレート・オフィサーおよび上級幹部
113名
1,564,4002011年7月15日2031年7月15日
(5) 2012年度 第1回発行当社取締役 4名62,6002012年7月17日2022年7月17日
(6) 2012年度 第2回発行当社コーポレート・オフィサーおよび上級幹部
118名
1,973,8002012年8月27日2032年7月17日
(7) 2013年度 第1回発行当社取締役 4名45,9002013年7月19日2023年7月19日
(8) 2013年度 第2回発行当社コーポレート・オフィサーおよび上級幹部
134名
1,133,1002014年1月10日2033年7月19日

2013年3月期に付与されたストック・オプションの公正価値は、第1回が2,678円、第2回が369円であります。また、2014年3月期に付与されたストック・オプションの公正価値は第1回が3,709円、第2回が553円であります。
付与されたストック・オプションの公正価値はブラック・ショールズ・モデルに基づいて測定されております。
ブラック・ショールズ・モデルで使用された仮定は以下のとおりであります。
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
2012年度
第1回発行
2012年度
第2回発行
2013年度
第1回発行
2013年度
第2回発行
株価3,660円3,730円4,730円4,820円
予想ボラティリティ(注)23.53%22.95%23.67%22.08%
予想残存期間6.5年11.4年6.5年11.0年
予想配当率4.92%4.83%3.81%3.73%
リスクフリーレート0.34%0.99%0.46%0.76%

(注)予想ボラティリティは、予想残存期間に対応する期間の過去の週次株価を基にして算定しております。
(ⅱ) ストック・オプション数の変動および加重平均行使価格
前年度
(自2012年4月1日 至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日 至2014年3月31日)
取締役コーポレート・オフィ
サーおよび上級幹部
取締役コーポレート・オフィ
サーおよび上級幹部
オプション数(株)加重平均
行使価格(円)
オプション数(株)加重平均
行使価格(円)
オプション数(株)加重平均
行使価格(円)
オプション数(株)加重平均
行使価格(円)
期首未行使残高167,10011,564,4003,705182,10013,538,2003,716
権利付与62,60011,973,8003,72545,90011,133,1004,981
権利失効△32,9003,716
権利行使△47,6001△14,5001
権利満期消滅
期末未行使残高182,10013,538,2003,716213,50014,638,4004,025
期末行使可能残高21,800153,3001

(ⅲ) ストック・オプションの行使の状況
前年度
(自2012年4月1日 至2013年3月31日)
権利行使数(株)権利行使日行使日の株価(円)
(1) 2009年度発行30,5002012年8月31日3,670
(1) 2009年度発行9,8002012年9月20日3,725
(1) 2009年度発行7,3002013年2月21日4,775
合計47,600

当年度
(自2013年4月1日 至2014年3月31日)
権利行使数(株)権利行使日行使日の株価(円)
(2) 2010年度発行7,0002013年9月11日4,645
(3) 2011年度 第1回発行7,5002013年9月11日4,645
合計14,500

未行使のストック・オプションの加重平均行使価格は2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ3,534円、3,848円であり、加重平均残存契約年数はいずれも18年であります。
② IFRS第2号が適用されていないストック・オプション(2002年11月7日より後に付与されたが、移行日より前に権利が確定したもの)
(ⅰ) ストック・オプション制度の内容
対象付与されたオプション数(株)付与日失効日
(1) 2008年度発行当社取締役 7名62,4002008年7月11日2018年7月11日

(ⅱ) ストック・オプション数の変動および加重平均行使価格
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
オプション数(株)加重平均行使価格(円)オプション数(株)加重平均行使価格(円)
期首未行使残高14,00019,6001
権利付与
権利失効
権利行使△4,4001
権利満期消滅
期末未行使残高9,60019,6001
期末行使可能残高9,60019,6001

(ⅲ) ストック・オプションの行使の状況
前年度
(自2012年4月1日 至2013年3月31日)
権利行使数(株)権利行使日行使日の株価(円)
(1) 2008年度発行4,4002013年2月21日4,775
合計4,400

未行使のストック・オプションの加重平均行使価格は2013年3月31日および2014年3月31日現在、いずれも1円であり、加重平均残存契約年数はそれぞれ5年および4年であります。
(2) 現金決済型株式報酬
当社子会社では、特定の従業員に対して、株式等の価格を基礎とする金額で現金の支払いを行う現金決済型による2種類の株式報酬を付与しております。
現金決済型の株式報酬に関して計上された費用は、2013年3月期および2014年3月期において、それぞれ20,488百万円および14,585百万円であります。
現金決済型株式報酬取引に関する負債の帳簿価額は2012年4月1日、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ16,456百万円、31,414百万円および28,028百万円であります。
① 擬似株式増価受益権
現金決済型の株式報酬として、擬似株式増価受益権(PSAR:Phantom Stock Appreciation Right)があります。擬似株式増価受益権は、付与日の株価と権利行使日の株価との差額を現金で支払うものであり、付与日の属する連結会計年度末から3年間にわたって毎年付与数の3分の1ずつ権利が確定します。権利行使期間は、付与日の属する連結会計年度末から10年間であります。
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
PSAR(権利数)加重平均行使価格(円)PSAR(権利数)加重平均行使価格(円)
期首残高16,968,4183,61714,452,0044,202
権利付与4,474,6053,7043,154,5014,457
権利失効△1,477,4183,720△466,7354,497
権利行使△5,068,5713,475△2,198,7704,388
権利満期消滅△ 445,0304,037△59,3984,712
期末残高14,452,0044,20214,881,6024,600
期末行使可能残高11,021,8414,19111,780,2494,599

② 譲渡制限付株式ユニット
現金決済型の株式報酬として、権利確定時における株価相当額に配当金相当額を加味した金額を現金で支払う譲渡制限付株式ユニット(RSU:Restricted Stock Unit)があります。当該制度では付与日の属する連結会計年度末から3年間にわたって毎年付与数の3分の1ずつ権利が確定します。なお、当該制度は株価を基礎として報酬額が決定し、支払いがなされるため行使価格はありません。
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
RSU(権利数)加重平均行使価格(円)RSU(権利数)加重平均行使価格(円)
期首残高3,277,2744,232,267
権利付与2,855,7472,902,239
権利失効△369,816△412,250
権利行使△1,530,938△2,069,596
期末残高4,232,2674,652,660
期末行使可能残高1,858,6712,117,043

(注) RSUの支払額の一部について、差金決済方式の株式先渡を行い、ヘッジ会計を適用しております。
期末現在で権利が確定した現金決済型株式報酬制度に関する本源的価値は、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ18,597百万円および13,809百万円であります。
30 キャッシュ・フロー情報
(1) 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出
① 前年度(自2012年4月1日 至2013年3月31日)
株式の取得により新たに子会社となったURLファーマ社およびその子会社、マルチラブ社等の支配獲得時の資産および負債の主な内訳ならびに支払対価は以下のとおりであります。
(単位:百万円)

金額
非流動資産179,825
流動資産(現金及び現金同等物を除く)21,171
非流動負債△43,679
流動負債△16,887
その他△1,331
支払対価の合計144,737
支払対価に含まれる条件付対価52,841
支配獲得時の資産のうち現金及び現金同等物5,637
取得のための支出86,258

② 当年度(自2013年4月1日 至2014年3月31日)
株式の取得により新たに子会社となった米国インビラージェン Inc.等の支配獲得時の資産および負債の主な内訳ならびに支払対価は以下のとおりであります。
(単位:百万円)

金額
非流動資産15,432
流動資産(現金及び現金同等物を除く)860
非流動負債△3,228
流動負債△2,000
支払対価の合計11,154
支払対価に含まれる条件付対価7,722
支配獲得時の資産のうち現金及び現金同等物89
取得のための支出3,342


(2) 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入
① 前年度(自2012年4月1日 至2013年3月31日)
株式の売却により子会社でなくなったURLファーマ社およびその子会社(後発品事業を含む非コルクリス事業)の支配喪失時の資産および負債の主な内訳ならびに受取対価は以下のとおりであります。
(単位:百万円)

金額
非流動資産6,192
流動資産(現金及び現金同等物を除く)1,021
流動負債△1,669
受取対価の合計5,640
売却価額のうち未収額103
支配喪失時の資産のうち現金及び現金同等物96
売却による収入5,441

② 当年度(自2013年4月1日 至2014年3月31日)
当年度において、重要な子会社または事業の売却はありません。
31 子会社および関連会社
2014年3月31日時点の当社グループの子会社および関連会社の内訳は、以下のとおりであります。
(連結子会社)
事業セグメント会社名国名議決権所有割合(%)
医療用医薬品事業武田アメリカ・ホールディングス Inc.米国100.0
武田ファーマシューティカルズ ・インターナショナル Inc.米国100.0
武田ファーマシューティカルズUSA Inc.米国100.0
武田カナダ Inc.カナダ100.0
ミレニアム・ファーマシューティカルズ Inc.米国100.0
武田カリフォルニア Inc.米国100.0
武田ワクチン Inc.米国100.0
米州武田開発センター Inc.米国100.0
武田ベンチャー投資 Inc.米国100.0
武田ヨーロッパ・ホールディングス B.V.オランダ100.0
武田 A/Sデンマーク100.0
武田ファーマシューティカルズ ・インターナショナル GmbHスイス100.0
武田ファーマシューティカルズ・ヨーロッパ Limited英国100.0
武田 GmbHドイツ100.0
武田ファルマ Vertrieb
GmbH & Co. KG
ドイツ100.0
武田イタリア S.p.A.イタリア80.0
武田オーストリア GmbHオーストリア100.0
武田ファルマ Ges.m.b.Hオーストリア100.0


事業セグメント会社名国名議決権所有割合(%)
医療用医薬品事業武田フランス S.A.S.フランス100.0
武田 Pharma A/Sデンマーク100.0
武田ナイコメッド ASノルウェー100.0
武田ベルギー SCA/CVAベルギー100.0
武田 Christiaens SCA/CVAベルギー100.0
英国武田 Limited英国100.0
Oy Leiras 武田
Pharmaceuticals Ab
フィンランド100.0
武田ファルマ AGスイス100.0
武田 Farmaceutica Espana S.A.スペイン100.0
武田オランダ B.V.オランダ100.0
武田 Pharma ABスウェーデン100.0
武田 Pharma Sp.z.o.o.ポーランド100.0
武田 Hellas S.A.ギリシャ100.0
武田アイルランド Limitedアイルランド100.0
武田ケンブリッジ Limited英国100.0
欧州武田開発センター Ltd.英国100.0
武田ファーマシューティカルズ
Limited Liability Company
ロシア100.0
武田ウクライナ LLCウクライナ100.0
武田カザフスタン LLPカザフスタン100.0
武田 Distribuidora Ltda.ブラジル100.0
Multilab Indústria e Comércio de Produtos Farmacêuticos Ltda.ブラジル100.0
武田 Pharma Ltda.ブラジル100.0
武田メキシコ S.A. de C.V.メキシコ100.0
武田 S.R.L.ベネズエラ100.0
武田 Pharma, S.A.アルゼンチン100.0
武田(中国)投資有限公司中国100.0
武田ファーマシューティカルズ
(アジア・パシフィック) Pte. Ltd.
シンガポール100.0
広東テックプール・
バイオファーマ Co., Ltd.
中国51.3
武田薬品(中国)有限公司中国100.0
天津武田薬品有限公司中国100.0
武田ファーマシューティカルズ
韓国 Co., Ltd.
韓国100.0
タイ武田 Ltd.タイ52.0
台湾武田Ltd.台湾100.0
P.T. インドネシア武田インドネシア70.0
フィリピン武田 Inc.フィリピン100.0
武田シンガポール Pte. Limitedシンガポール100.0
アジア武田開発センター Pte. Ltd.シンガポール100.0


事業セグメント会社名国名議決権所有割合(%)
医療用医薬品事業武田ワクチン Pte. Ltd.シンガポール100.0
武田 (Pty.) Ltd.南アフリカ100.0
武田ファーマシューティカルズ・
オーストラリア Pty. Ltd.
オーストラリア100.0
日本製薬㈱日本87.5
ヘルスケア事業武田ヘルスケア㈱日本100.0
その他事業和光純薬工業㈱日本70.3
水澤化学工業㈱日本54.2
その他84社

(持分法適用関連会社)
事業セグメント会社名国名議決権所有割合(%)
ヘルスケア事業天藤製薬㈱日本30.0
その他16社

32 関連当事者取引
主要な経営幹部に対する報酬は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
基本報酬及び賞与1,2891,402
株式報酬1,6111,211
退職後給付6056
合計2,9602,669


33 企業結合
(1) 重要な企業結合
① 前年度(自2012年4月1日 至2013年3月31日)
URL Pharma, Inc.(米国)の取得
(ⅰ) 企業結合の概要
(a) 被取得企業の名称および事業の内容
被取得企業の名称 URL Pharma, Inc.
事業の内容 医薬品の製造・販売・研究開発
(b) 企業結合を行った主な理由
当社の100%子会社である武田ファーマシューティカルズUSA Inc.(以下「TPUSA社」)は、成人の痛風患者における高尿酸血症治療剤ユーロリック(一般名:フェブキソスタット)を販売しております。今回の買収によりURL Pharma, Inc.(以下「URLファーマ社」)の痛風の予防および治療薬であるコルクリス(一般名:コルヒチン、米国薬局方Colcrys)を製品ラインアップに加えることで、TPUSA社は米国市場において急性期および慢性期の痛風治療に対して複数の治療オプションを提供できることとなり、米国での同社の痛風領域フランチャイズを強化することになります。
(c) 取得日
2012年6月1日(米国時間)
(d) 被取得企業の支配獲得の経緯および取得した議決権付資本持分割合
当社の100%子会社である武田アメリカ・ホールディングス Inc.による現金(条件付取得対価を含む)を対価として、議決権付株式を100%取得しております。
(ⅱ) 取得資産および負債の公正価値、取得対価の内訳
(単位:百万円)
金額
無形資産90,997
その他の資産29,077
繰延税金負債△32,014
その他の負債△13,813
のれん34,037
合計108,284
現金66,790
条件付対価41,494
取得対価合計108,284

のれんは、主に既存製品とのシナジー効果を反映したものであります。
条件付対価は、URLファーマ社の旧株主に対して、2015年以降の一定期間、コルクリス事業の業績に応じて支払われるロイヤルティの見込額に貨幣の時間価値を考慮して計算しております。なお、支払額の上限は設けられておりません。
当該企業結合に係る取得関連費用として634百万円を「販売費及び一般管理費」に計上しております。
(ⅲ) 当社グループの業績に与える影響
URLファーマ社の営業活動の大部分が当社グループの事業に統合されたため、URLファーマ社から生じた取得日以降の収益および純損益を区分することは実務上不可能と判断しております。
また、取得日が当年度期首に実施されたと仮定した場合における、グループ全体の年間損益に与える影響は軽微であるため、収益および純損益の記載を省略しております。
(ⅳ) 偶発負債
当該企業結合において偶発負債を認識しておりますが、当該負債に対して同額の補償資産を認識しております。そのため決済における実質的な流出の可能性はほとんどありません。
② 当年度(自2013年4月1日 至2014年3月31日)
当年度において重要な企業結合はありません。
(2) 条件付対価
企業結合による条件付対価は主として一定期間、コルクリス事業の業績に応じて支払われるロイヤルティの見込額であり、時間的価値を考慮して計算しております。
条件付対価の公正価値のヒエラルキーのレベルはレベル3であります。条件付対価に係る公正価値変動額のうち、時間的価値の変動に基づく部分を「金融費用」に計上するとともに、時間的価値以外の変動に基づく部分を「その他の営業収益」または「その他の営業費用」に計上しております。なお、公正価値のヒエラルキーについては金融商品(注記28)に記載しております。
① 増減
(単位:百万円)
前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
期首残高11,69775,241
企業結合による増加額
URLファーマ41,494
その他11,3477,722
期中公正価値変動額(未実現)
URLファーマ6,06411,598
その他△4161,118
期中決済額
URLファーマ
その他△6,730△3,641
為替換算差額11,7836,904
その他△5,565
期末残高75,24193,377

② 期日別支払予定額
(単位:百万円)

前年度
(自2012年4月1日
至2013年3月31日)
当年度
(自2013年4月1日
至2014年3月31日)
1年以内9,5556,265
1年超3年以内19,22235,293
3年超5年以内27,16939,647

6年目以降に支払いが見込まれる条件付対価の大部分は、コルクリス事業の業績に応じて支払われるロイヤルティであり、支払額の上限がなく、将来の業績見通しに基づき支払見込額を算出しております。なお、6年目以降に支払いが見込まれる条件付対価の概算見積額は、2013年3月31日および2014年3月31日現在、それぞれ1,620億円および1,630億円であります。
③ 感応度分析
条件付対価の公正価値に影響を与える重要な仮定が変動した場合に、条件付対価の公正価値に与える影響は以下のとおりです。
(単位:百万円)

当年度
(2014年3月31日)
コルクリス事業から生じる売上収益5%上昇した場合3,608
5%低下した場合△3,608
割引率0.5%上昇した場合△1,985
0.5%低下した場合2,060

34 偶発負債
(1) 債務保証
金融機関との取引に関する債務保証であり、2013年3月31日および2014年3月31日現在の残高は、それぞれ839百万円および683百万円であります。なお、保証債務は履行可能性が低いため、金融負債として認識しておりません。
(2) 訴訟
当社および「武田ファーマシューティカルズUSA Inc.」(以下「TPUSA社」)等複数の在米子会社ならびにEli Lilly and Company(本社:米国インディアナ州インディアナポリス、以下「イーライリリー社」)は、「ピオグリタゾンを含有する製剤」の服用による膀胱癌の増悪等を主張する方々から、複数の米国連邦および州裁判所において訴訟を提起されております。また、カナダで同様の健康被害を主張するクラスアクションおよび、フランスで膀胱癌への補償を求める訴訟が提起されております。
米国の連邦裁判所または州裁判所において、2013年および2014年本報告書発行までにトライアル(陪審審理)に付された6件の事件のうち、5件については、これまでに当社側の主張を認める陪審評決または判決がありました。これら事件の原告は、陪審評決または判決に対して、審理後申し立てまたは上訴を以って争っています。また、2014年2月3日からルイジアナ州西部連邦裁判所においてトライアルが始まりましたTerrence Allen外を原告とする事件(被告Takeda Pharmaceuticals North America(現「TPUSA社」)外、事件番号No. 6:12-cv-00064)において、原告の主張を認める陪審評決がありました。同評決においては、補償的損害賠償として総額1,475千米ドル(当社側負担割合75%、イーライリリー社負担割合25%)および懲罰的損害賠償として当社およびTPUSA社などに60億米ドル、イーライリリー社に30億米ドルの損害額をそれぞれ認定しました。当社およびTPUSA社などは、複数の法的根拠によって今回の陪審評決は維持されるべきではないと考えますので、審理後の申し立ておよび控訴をも視野に入れて可能なあらゆる法的手段を以って争う方針であります。但し、裁判結果の不確実性は否定できないことから、この不確実性に由来する潜在的な損失の規模についての当社の評価は、IAS第37号「引当金、偶発負債及び偶発資産」第92項に従って、開示を差し控えております。
35 後発事象
(1) 当社グループ上級幹部に対する株式の付与を伴うインセンティブプランの導入
当社は、2014年4月25日開催の取締役会において、国内外の当社グループ上級幹部に対するグローバルで共通のインセンティブプランとして、新たに株式付与制度(以下「本制度」)を導入することを決議し、当該決議に基づき、2014年5月21日に信託を設定いたしました。
本制度の導入に伴い、一部の子会社における株価連動型報酬制度と、当社におけるコーポレート・オフィサーおよび上級幹部に対するストック・オプションの発行は廃止いたします。
当社は、国内外の当社グループ上級幹部を対象に、当社の中長期的な業績の向上と企業価値の増大への貢献意識を高めることを目的として、会社業績との連動性が高く、かつ透明性および客観性の高いインセンティブプランとして、本制度を導入いたしました。
本制度を導入するにあたり、株式付与ESOP(Employee Stock Ownership Plan)信託(以下「ESOP信託」)と称される仕組みを採用しております。ESOP信託とは、米国のESOP制度を参考にした従業員インセンティブプランであり、ESOP信託により取得した当社株式およびこれに相当する額の金銭を、職位や業績目標の達成度等に応じて従業員に交付等するものであります。
[信託契約の内容]
・信託者:当社
・受託者:三菱UFJ信託銀行株式会社
(共同受託者 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)
・受益者:国内外の当社グループ従業員のうち受益者要件を充足する者
・信託契約日: 2014年5月21日
・信託の期間: 2014年5月21日~2017年7月31日(予定)
・議決権の行使:行使しないものとします
・取得株式の種類: 当社普通株式
・取得株式の総額: 160億円
・株式の取得時期: 2014年5月22日~2014年5月29日
・株式の取得方法: 取引所市場より取得
(2) 当社取締役に対する株式の付与を伴うインセンティブプランの導入
当社は、2014年4月25日開催の取締役会において、取締役の報酬体系を改訂し、新たなインセンティブプランとして、株式報酬制度(以下「本制度」)を導入することを決議しておりましたが、2014年5月20日開催の取締役会において、本制度の導入に関する議案を2014年6月27日開催の第138回定時株主総会(以下「本株主総会」)に付議することを決議するとともに、本制度に基づき2014年度に実施するインセンティブプランの詳細を決議し、本株主総会において本制度の導入に関する議案が決議されました。
本制度の導入に伴い、現行の当社取締役に対するストック・オプション報酬制度は廃止し、今後は、新規のストック・オプションの付与を行わないことといたします。
当社は、当社取締役(社外取締役を除く)を対象に、当社の中長期的な業績の向上と企業価値の増大への貢献意識を高めることを目的として、会社業績との連動性が高く、かつ透明性および客観性の高い役員報酬制度として、本制度を導入いたしました。
本制度を導入するにあたり、役員報酬BIP(Board Incentive Plan)信託(以下「BIP信託®」)と称される仕組みを採用しております。BIP信託とは、米国の業績連動型株式報酬(Performance Share)制度および譲渡制限付株式報酬(Restricted Stock)制度を参考にした役員に対するインセンティブプランであり、BIP信託により取得した当社株式を業績目標の達成度等に応じて当社取締役に交付するものであります。
[信託契約の内容]
・信託者:当社
・受託者:三菱UFJ信託銀行株式会社
(共同受託者 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)
・受益者:当社取締役(社外取締役を除く)のうち受益者要件を充足する者
・信託契約日: 2014年8月4日(予定)
・信託の期間: 2014年8月4日(予定)~2017年7月31日(予定)
・議決権の行使:行使しないものとします
・取得株式の種類: 当社普通株式
・取得株式の総額: 13億円(予定)(信託報酬および信託費用を含む)
・株式の取得時期: 2014年8月6日(予定)~2014年8月31日(予定)
(なお、決算期(中間決算期、四半期決算期を含む)末日以前の5営業日から決算期末日までを除く)
・株式の取得方法: 取引所市場より取得
36 初度適用
当年度からIFRSに準拠した連結財務諸表を開示しております。日本基準に準拠して作成された直近の連結財務諸表は2013年3月31日に終了する連結会計年度に関するものであり、移行日は2012年4月1日であります。
IFRSの初度適用において開示が求められる調整表は以下のとおりであります。
なお、調整表の「表示組替」には利益剰余金および包括利益に影響を及ぼさない項目を、「認識・測定の差異」には利益剰余金および包括利益に影響を及ぼす項目を含めて表示しております。
(1) 前年度(自2012年4月1日 至2013年3月31日)の損益および包括利益に対する調整
(単位:百万円)
日本基準(表示科目)日本基準表示組替認識・測定
の差異
IFRS注記IFRS
(表示科目)
売上高1,557,267△3△2601,557,005売上収益
売上原価△460,674△2,712△460△463,845②③売上原価
売上総利益1,096,594△2,715△7201,093,159売上総利益
販売費及び一般管理費△974,088426,37234,795△512,922③④販売費及び一般管理費
△326,9515,628△321,323③⑤研究開発費
△148,580△25,192△173,772③④⑤製品に係る無形資産償却費及び減損損失
42,005△17,87724,127③⑦その他の営業収益
△43,045△1,232△44,277その他の営業費用
営業利益122,505△52,913△4,59864,994営業利益
営業外収益23,55756,7007,41187,668金融収益
営業外費用△32,89511,886554△20,455③⑥金融費用
特別利益95,021△95,021
特別損失△78,48278,482
持分法による投資利益866△5861持分法による投資利益
税金等調整前当期純利益129,7073,362133,068税引前当期利益
法人税等合計3,88013,74717,627法人所得税費用
少数株主損益調整前当期純利益133,58717,109150,695当期利益
その他の包括利益合計170,5092,096172,605その他の包括利益合計
包括利益304,09519,205323,300当期包括利益合計

(注)前年度の日本基準において販売費及び一般管理費に含めておりました「特許権等使用料」は、当該取引の性格を改めて検討した結果、当社の営業活動の実態をより適切に反映させるため、上表では「売上原価」に組み替えております。なお、上表の「売上原価」に含まれる「特許権等使用料」は13,046百万円であります。
① 売上収益に対する調整
主としてヘッジ会計の適用範囲の変更により生じたものであります 。
② 売上原価に対する調整
日本基準では、有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却方法について、主として定率法を採用しておりましたが、IFRSでは主として定額法を採用しております。
日本基準では、数理計算上の差異を発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数で償却しておりましたが、IFRSでは確定給付制度の再測定を、発生時にその他の包括利益で認識し、利益剰余金に振り替えております。
③ 売上原価、販売費及び一般管理費、研究開発費、製品に係る無形資産償却費及び減損損失、その他の営業収益、その他の営業費用、金融収益および金融費用に対する調整
日本基準では、営業外収益、営業外費用、特別利益および特別損失に区分していた項目を、IFRSでは財務関連項目を金融収益または金融費用に、それ以外の項目については、売上原価、販売費及び一般管理費、研究開発費、製品に係る無形資産償却費及び減損損失、その他の営業収益、その他の営業費用に区分しております。
④ 販売費及び一般管理費に対する調整
日本基準では、有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却方法について、主として定率法を採用しておりましたが、IFRSでは定額法を採用しております。
日本基準では、数理計算上の差異を発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数で償却しておりましたが、IFRSでは確定給付制度の再測定を、発生時にその他の包括利益で認識し、利益剰余金に振り替えております。
日本基準では、のれんの償却については、子会社の実態に基づいた期間(概ね20年)にわたり均等償却を行っておりましたが、IFRSでは償却を行っておりません。
日本基準で認識していた無形資産償却費のうち一部については、IFRSでは製品に係る無形資産償却費及び減損損失に含めて表示しております。
⑤ 研究開発費に対する調整
日本基準では、費用処理していた研究開発費のうち一部についてIFRSでは無形資産として計上し、その償却額および減損損失を製品に係る無形資産償却費及び減損損失または研究開発費で認識しております。
日本基準では、数理計算上の差異を発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数で償却しておりましたが、IFRSでは確定給付制度の再測定を、発生時にその他の包括利益で認識し、利益剰余金に振り替えております。
⑥ 金融費用に対する調整
日本基準では、退職給付費用のうち利息費用および期待運用収益を売上原価または販売費及び一般管理費に計上しておりましたが、IFRSでは金融費用に計上しております。また、社債発行に要した費用は日本基準では一括して費用処理しておりますが、IFRSでは実効金利法により費用処理しております。
⑦ その他の調整
政府補助金については日本基準では営業外収益および特別利益に計上しておりますが、IFRSでは繰延収益として計上し、政府補助金により取得した有形固定資産の減価償却に応じて収益計上を行っております。
(2) IFRS 移行日(2012年4月1日)現在の資本に対する調整
(単位:百万円)
日本基準(表示科目)日本基準表示組替認識・測定
の差異
IFRS注記IFRS
(表示科目)
資産の部資産
固定資産非流動資産
有形固定資産488,702△14,19656,308530,814①⑤有形固定資産
無形固定資産(のれん)582,257582,257のれん
無形固定資産(その他)933,99092,7821,026,772無形資産
賃貸用不動産19,10811,7472,61033,465投資不動産
8,304△198,285持分法で会計処理されている投資
投資有価証券186,697△4,054192182,835その他の金融資産
長期貸付金991△991
その他66,176△33,706△14,62517,845その他の非流動資産
貸倒引当金△119119
繰延税金資産20,232137,7804,283162,296繰延税金資産
固定資産合計2,298,035105,003141,5312,544,569非流動資産合計
流動資産流動資産
棚卸資産195,013987196,000棚卸資産
受取手形及び売掛金344,67912,726△258357,148売上債権及びその他の債権
貸倒引当金△2,8552,855
有価証券240,740△234,5841186,274その他の金融資産
4,7244,724未収法人所得税等
その他65,303△23,608△86040,835その他の流動資産
現金及び預金214,885239,362454,247現金及び現金同等物
繰延税金資産221,230△221,230
1,059,229(小計)
2,4492,449売却目的で保有する資産
流動資産合計1,278,996△217,306△131,061,677流動資産合計
資産合計3,577,030△112,302141,5193,606,247資産合計
負債及び資本
負債の部負債
固定負債非流動負債
社債190,000111,393△445300,948社債及び借入金
長期借入金111,393△111,393
28,5973,02131,619その他の金融負債
退職給付引当金54,4302,090△3,38453,136退職給付に係る負債
スモン訴訟填補引当金2,386△2,386
資産除去債務6,4579,68216,139引当金
役員退職慰労引当金1,265△1,265
リース債務16,468△16,468
その他69,276△58,9724,61214,916その他の非流動負債
繰延税金負債301,758△82,94843,667262,477繰延税金負債
固定負債合計753,433△121,67047,471679,234非流動負債合計
流動負債流動負債
短期借入金241,411241,411社債及び借入金
支払手形及び買掛金101,95074,159176,109仕入債務及びその他の債務
未払金122,081△111,00445911,536その他の金融負債
未払法人税等24,09710,76334,860未払法人所得税
その他の引当金11,88398,546110,429引当金
未払費用170,16317,050△2,357184,856その他の流動負債
賞与引当金35,288△35,288
その他44,858△44,858
流動負債合計751,7319,368△1,898759,200流動負債合計
負債合計1,505,165△112,30245,5731,438,435負債合計
純資産の部
株主資本資本
資本金63,54163,541資本金
資本剰余金49,63850450,142資本剰余金
自己株式△808△808自己株式
利益剰余金2,254,075△333,5371,920,537利益剰余金
その他の包括利益累計額合計△354,605428,31073,706その他の資本の構成要素
新株予約権504△504
少数株主持分59,5221,17360,695非支配持分
純資産合計2,071,86695,9462,167,812資本合計
負債純資産合計3,577,030△112,302141,5193,606,247負債及び資本合計


① 有形固定資産に対する調整
日本基準では、有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却方法について、主として定率法を採用しておりましたが、IFRSでは主として定額法を採用しております。
② 無形資産の計上
日本基準では費用処理していた研究開発費のうち一部についてIFRSでは無形資産として計上しております。
③ 社債に対する調整
外貨建社債の為替変動リスクを回避するために行っているヘッジ会計について、日本基準では振当処理を採用し、予約時の為替レートで換算しておりましたが、IFRSにおけるキャッシュ・フロー・ヘッジでは決算日の為替レートにより換算しております。
④ 退職給付債務に対する調整
日本基準では、数理計算上の差異を発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数で償却しておりましたが、IFRSでは確定給付制度の再測定を、発生時にその他の包括利益で認識し、利益剰余金に振り替えております。
⑤ 上記の他、IFRSの規定に準拠するために表示組替を行っており、主なものは以下のとおりであります。
・繰延税金資産および繰延税金負債については、流動部分をすべて非流動に組み替えております。
・IFRSの表示規定に基づき、「投資不動産」および「売却目的で保有する資産」を区分掲記しております。
・日本基準における現金及び預金のうち、預入期間が3ヶ月超の定期預金は「その他の金融資産」(流動)に、有価証券のうち短期投資を「現金及び現金同等物」に組み替えております。
・「引当金」については、IFRSにおいて規定されている定義および計上要件等に基づき、一部組替を行っております。
・IFRSの表示規定に基づき、日本基準においてその他の固定負債として計上されている海外子会社の不確実な税務ポジションに関する負債の一部を「未払法人所得税」に組み替えております。
(3) 前年度(2013年3月31日)現在の資本に対する調整
(単位:百万円)
日本基準(表示科目)日本基準表示組替認識・測定
の差異
IFRS注記IFRS
(表示科目)
資産の部資産
固定資産非流動資産
有形固定資産511,101△20,28355,993546,811①⑥有形固定資産
無形固定資産(のれん)675,35338,671714,024のれん
無形固定資産(その他)1,014,38281,4241,095,806無形資産
賃貸用不動産18,08216,3082,30136,691投資不動産
9,202△319,171持分法で会計処理されている投資
投資有価証券176,702△11,62146,672211,753その他の金融資産
長期貸付金1,038△1,038
その他82,699△49,634△5,53927,526その他の非流動資産
貸倒引当金△6767
繰延税金資産21,228154,3973,743179,368繰延税金資産
固定資産合計2,500,51897,399223,2342,821,151非流動資産合計
流動資産流動資産
棚卸資産229,531△273229,258棚卸資産
受取手形及び売掛金345,53228,924521374,977売上債権及びその他の債権
貸倒引当金△3,1663,166
有価証券258,092△241,85216,240その他の金融資産
12,04012,040未収法人所得税等
その他95,330△45,316△67849,336その他の流動資産
現金及び預金289,613255,967545,580現金及び現金同等物
繰延税金資産240,149△240,149
1,227,432(小計)
3,9743,974売却目的で保有する資産
流動資産合計1,455,081△223,246△4301,231,405流動資産合計
資産合計3,955,599△125,846222,8044,052,556資産合計
負債及び資本
負債の部負債
固定負債非流動負債
社債428,830111,32942,464582,623社債及び借入金
長期借入金111,329△111,329
95,44997096,419その他の金融負債
退職給付引当金60,1533,1363,35266,641退職給付に係る負債
スモン訴訟填補引当金2,056△2,056
資産除去債務5,61616,21121,828引当金
役員退職慰労引当金1,482△1,482
リース債務15,859△15,859
その他171,149△154,33024,29641,115その他の非流動負債
繰延税金負債322,133△83,73833,402271,797繰延税金負債
固定負債合計1,118,608△142,669104,4841,080,423非流動負債合計
流動負債流動負債
短期借入金1,7951501,945社債及び借入金
支払手形及び買掛金118,69252,372△1,193169,871仕入債務及びその他の債務
未払金99,053△63,6373,14038,556その他の金融負債
未払法人税等113,43015,928129,358未払法人所得税
その他の引当金10,92889,878100,806引当金
未払費用146,08945,7771,445193,311その他の流動負債
賞与引当金72,338△72,338
その他51,307△51,307
流動負債合計613,63216,8233,392633,847流動負債合計
負債合計1,732,240△125,846107,8761,714,270負債合計
純資産の部
株主資本資本
資本金63,54163,541資本金
資本剰余金39,3818413540,257資本剰余金
自己株式△587△587自己株式
利益剰余金2,243,11393△315,4121,927,795利益剰余金
その他の包括利益累計額合計△186,443429,540243,097その他の資本の構成要素
新株予約権934△934
少数株主持分63,41876564,183非支配持分
純資産合計2,223,359114,9282,338,286資本合計
負債純資産合計3,955,599△125,846222,8044,052,556負債及び資本合計


① 有形固定資産に対する調整
日本基準では、有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却方法について、主として定率法を採用しておりましたが、IFRSでは主として定額法を採用しております。
② のれんの償却に対する調整
日本基準では、のれんの償却については、子会社の実態に基づいた期間(概ね20年)にわたり均等償却を行っておりましたが、IFRSでは償却を行っていないため、利益剰余金に調整が反映されております。
③ 無形資産の計上
日本基準では費用処理していた研究開発費のうち一部についてIFRSでは無形資産として計上しております。
④ 社債に対する調整
外貨建社債の為替変動リスクを回避するために行っているヘッジ会計について、日本基準では振当処理を採用し、予約時の為替レートで換算しておりましたが、IFRSにおけるキャッシュ・フロー・ヘッジでは決算日の為替レートにより換算しております。
⑤ 退職給付債務に対する調整
日本基準では数理計算上の差異を発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数で償却しておりましたが、IFRSでは確定給付制度の再測定を、発生時にその他の包括利益で認識し、利益剰余金に振り替えております。
⑥ 上記の他、IFRSの規定に準拠するために表示組替を行っており、主なものは以下のとおりであります。
・繰延税金資産および繰延税金負債については、流動部分をすべて非流動に組み替えております。
・IFRSの表示規定に基づき、「投資不動産」および「売却目的で保有する資産」を区分掲記しております。
・IFRSの表示規定に基づき、1年以内に売却予定の投資有価証券を、「その他の金融資産」(流動)に組み替えております。
・日本基準における現金及び預金のうち、預入期間が3ヶ月超の定期預金は「その他の金融資産」(流動)に、有価証券のうち短期投資を「現金及び現金同等物」に組み替えております。
・「引当金」については、IFRSにおいて規定されている定義および計上要件等に基づき、一部組替を行っております。
・IFRSの表示規定に基づき、日本基準においてその他の固定負債として計上されている海外子会社の不確実な税務ポジションに関する負債の一部を「未払法人所得税」に組み替えております。
(4) キャッシュ・フロー計算書に対する調整
日本基準に準拠し開示していた連結キャッシュ・フロー計算書と、IFRSに準拠し開示されている連結キャッシュ・フロー計算書に、重要な差異はありません。

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