有価証券報告書-第145期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)
19 売却目的で保有する資産または処分グループ
当社グループは、連結財政状態計算書において特定の資産を売却目的保有に分類しております。非流動資産および処分グループの帳簿価額が主に売却により回収される見込みであり、売却の可能性が非常に高いと考えられる場合に、売却目的で保有する資産に振り替えております。売却目的で保有する非流動資産および処分グループは、帳簿価額と売却コスト控除後の公正価値のいずれか低い金額で計上しております。
売却目的保有に分類された処分グループを、帳簿価額と、売却コスト控除後の公正価値のいずれか低い金額で計上する際に測定される利得または損失は、その他の営業収益または営業費用に計上しております。
売却目的で保有する処分グループ
当社グループは前年度以前において売却目的で保有する処分グループに分類した資産および負債のうち、前年度において、SHP647に係る再評価益60,179百万円(注記5)の計上に加えて、下記の譲渡を完了し228,923百万円の事業譲渡益をその他の営業収益に計上しております(注記5)。なお、2021年3月期に連結キャッシュ・フロー計算書に計上された事業売却による収入(処分した現金及び現金同等物控除後)530,388百万円は主にこれら処分グループの売却収入により構成されております。
・2020年9月に譲渡を完了したアイルランドの製造拠点に関連する有形固定資産の売却契約。なお、当該取引が2021年3月期における連結損益計算書に与える重要な影響はありません。
・日本の湘南ヘルスイノベーションパーク設備に関連する有形固定資産の売却契約。2020年9月に当該資産の譲渡が完了したことに伴い、セール・アンド・リースバック契約が実行された結果、2020年9月において使用権資産75,131百万円およびリース負債63,859百万円をそれぞれ計上しています。
・2021年1月に売却した、当社グループがラテンアメリカで販売する当社非中核資産である一部の医療用医薬品および一般用医薬品のポートフォリオをHypera S.A.へ譲渡する契約。
・2021年1月に売却した「TACHOSHIL」(手術用パッチ剤)に関連する資産および負債の譲渡契約。なお、当該製品の売却が2021年3月期における連結損益計算書に与える重要な影響はありません。
・当社グループがアジア・パシフィックの国々のみで販売する当社非中核資産である一部の医療用医薬品および一般用医薬品のポートフォリオ、また、欧州およびカナダにおいて販売する当社の非中核資産である一部の医療用医薬品の譲渡契約。加えて、欧州で販売する一般用医薬品および医療用医薬品のポートフォリオの一部、ならびにデンマークおよびポーランドに所在する2つの製造拠点の売却。
・234,105百万円で譲渡を完了した武田コンシューマーヘルスケア株式会社の譲渡契約。
2021年3月31日現在の売却目的で保有する処分グループは、主に売却目的で保有する処分グループに分類された中国で販売している非中核資産である一部の一般用医薬品に関連する資産および負債であり、公正価値のヒエラルキーレベルはレベル3であります。当該製品の譲渡は2022年3月に完了し、5,602百万円の譲渡益をその他の営業収益に計上しております(注記5)。また、当該取引にかかる売却収入は、2022年3月期に連結キャッシュ・フロー計算書に計上された事業売却による収入(処分した現金及び現金同等物控除後)28,196百万円の大部分を構成しております。
なお、当社グループは、2021年3月期において、処分グループを売却目的保有に分類したことにより5,824百万円の減損損失をその他の営業費用(注記5)に計上しており、一部減損損失は事業構造再編費用に含まれております。2022年3月期において、処分グループを売却目的保有に分類したことによる減損損失の計上はありません。
当社グループは、連結財政状態計算書において特定の資産を売却目的保有に分類しております。非流動資産および処分グループの帳簿価額が主に売却により回収される見込みであり、売却の可能性が非常に高いと考えられる場合に、売却目的で保有する資産に振り替えております。売却目的で保有する非流動資産および処分グループは、帳簿価額と売却コスト控除後の公正価値のいずれか低い金額で計上しております。
売却目的保有に分類された処分グループを、帳簿価額と、売却コスト控除後の公正価値のいずれか低い金額で計上する際に測定される利得または損失は、その他の営業収益または営業費用に計上しております。
売却目的で保有する処分グループ
(単位:百万円) | |
前年度 | |
(2021年3月31日) | |
のれん | 12,078 |
無形資産 | 8,018 |
棚卸資産 | 392 |
その他 | 201 |
資産合計 | 20,689 |
当社グループは前年度以前において売却目的で保有する処分グループに分類した資産および負債のうち、前年度において、SHP647に係る再評価益60,179百万円(注記5)の計上に加えて、下記の譲渡を完了し228,923百万円の事業譲渡益をその他の営業収益に計上しております(注記5)。なお、2021年3月期に連結キャッシュ・フロー計算書に計上された事業売却による収入(処分した現金及び現金同等物控除後)530,388百万円は主にこれら処分グループの売却収入により構成されております。
・2020年9月に譲渡を完了したアイルランドの製造拠点に関連する有形固定資産の売却契約。なお、当該取引が2021年3月期における連結損益計算書に与える重要な影響はありません。
・日本の湘南ヘルスイノベーションパーク設備に関連する有形固定資産の売却契約。2020年9月に当該資産の譲渡が完了したことに伴い、セール・アンド・リースバック契約が実行された結果、2020年9月において使用権資産75,131百万円およびリース負債63,859百万円をそれぞれ計上しています。
・2021年1月に売却した、当社グループがラテンアメリカで販売する当社非中核資産である一部の医療用医薬品および一般用医薬品のポートフォリオをHypera S.A.へ譲渡する契約。
・2021年1月に売却した「TACHOSHIL」(手術用パッチ剤)に関連する資産および負債の譲渡契約。なお、当該製品の売却が2021年3月期における連結損益計算書に与える重要な影響はありません。
・当社グループがアジア・パシフィックの国々のみで販売する当社非中核資産である一部の医療用医薬品および一般用医薬品のポートフォリオ、また、欧州およびカナダにおいて販売する当社の非中核資産である一部の医療用医薬品の譲渡契約。加えて、欧州で販売する一般用医薬品および医療用医薬品のポートフォリオの一部、ならびにデンマークおよびポーランドに所在する2つの製造拠点の売却。
・234,105百万円で譲渡を完了した武田コンシューマーヘルスケア株式会社の譲渡契約。
2021年3月31日現在の売却目的で保有する処分グループは、主に売却目的で保有する処分グループに分類された中国で販売している非中核資産である一部の一般用医薬品に関連する資産および負債であり、公正価値のヒエラルキーレベルはレベル3であります。当該製品の譲渡は2022年3月に完了し、5,602百万円の譲渡益をその他の営業収益に計上しております(注記5)。また、当該取引にかかる売却収入は、2022年3月期に連結キャッシュ・フロー計算書に計上された事業売却による収入(処分した現金及び現金同等物控除後)28,196百万円の大部分を構成しております。
なお、当社グループは、2021年3月期において、処分グループを売却目的保有に分類したことにより5,824百万円の減損損失をその他の営業費用(注記5)に計上しており、一部減損損失は事業構造再編費用に含まれております。2022年3月期において、処分グループを売却目的保有に分類したことによる減損損失の計上はありません。