有価証券報告書-第205期(2024/04/01-2025/03/31)
10.繰延税金及び法人所得税
(1) 繰延税金
① 連結財政状態計算書に計上されている繰延税金資産及び繰延税金負債
連結財政状態計算書に計上されている繰延税金資産及び繰延税金負債は、以下のとおりです。
② 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳及び増減内容
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別内訳及び増減内容は、以下のとおりです。
(ア)前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
(注) その他は、主に在外営業活動体の換算差額です。
(イ)当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(注) その他は、主に在外営業活動体の換算差額、子会社の支配喪失に伴う変動、及び売却目的で保有する処分グループへの振替えによる変動です。
③ 未認識の繰延税金資産(税額ベース)
繰延税金資産を認識していない繰越欠損金、繰越税額控除及び将来減算一時差異は、以下のとおりです。
繰延税金資産を認識していない子会社等に対する投資に係る将来減算一時差異の総額は、前連結会計年度末および当連結会計年度末において、それぞれ261,611百万円および170,429百万円です。
④ 未認識の繰延税金資産と繰越期限
(ア)繰延税金資産を認識していない繰越欠損金の金額と繰越期限
繰延税金資産を認識していない繰越欠損金の金額と繰越期限は、以下のとおりです。
(イ)繰延税金資産を認識していない繰越税額控除の金額と繰越期限
繰延税金資産を認識していない繰越税額控除の金額と繰越期限は、以下のとおりです。
⑤ 繰延税金資産の回収可能性
繰延税金資産の金額は、前連結会計年度末および当連結会計年度末において、それぞれ24,867百万円および11,099百万円です。この繰延税金資産の回収可能性は、当社グループの事業計画に基づいて見積もった将来の各事業年度の課税所得と将来加算一時差異に依存しており、その範囲内で繰延税金資産を認識しています。
⑥ 未認識の繰延税金負債(税額ベース)
前連結会計年度末における繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る将来加算一時差異はありません。また、当連結会計年度末における繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、1,025百万円です。これらは当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高いことから、繰延税金負債を認識していません。
(2) 法人所得税
① 法人所得税
法人所得税の内訳は、以下のとおりです。
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の売却、および公正価値の著しい下落等により認識された法人所得税は、前連結会計年度において4,784百万円(損)、当連結会計年度において18,784百万円(損)です。
② 適用税率の調整
法定実効税率と実際負担税率との差異について、原因となった主要な項目の内訳は、以下のとおりです。
当社グループは、主に法人税、住民税及び事業税を課されており、これらを基礎として計算した法定実効税率は、前連結会計年度、当連結会計年度ともに30.6%です。ただし、海外子会社についてはその所在地における法人税等が課されています。
(表示方法の変更)
前連結会計年度において、「その他」に含めていた「持分法投資損益」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記しています。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の注記の組替えを行っています。
この結果、前連結会計年度において、「その他」に表示していた△0.3%は、「持分法投資損益」0.0%および「その他」△0.3%として組み替えています。
③ グローバル・ミニマム課税制度
日本では、2023年3月28日に第2の柱モデルルールに基づくグローバル・ミニマム課税制度を導入した改正法人税法が成立しています。本改正法人税法は、2024年4月1日以降開始する事業年度から適用されていますが、当連結会計年度における影響はありません。
(1) 繰延税金
① 連結財政状態計算書に計上されている繰延税金資産及び繰延税金負債
連結財政状態計算書に計上されている繰延税金資産及び繰延税金負債は、以下のとおりです。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年3月31日) | 当連結会計年度 (2025年3月31日) | |
| 繰延税金資産 | 2,239 | 534 |
| 繰延税金負債 | 38,211 | 26,550 |
| 純額 | △35,972 | △26,016 |
② 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳及び増減内容
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別内訳及び増減内容は、以下のとおりです。
(ア)前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
| (単位:百万円) | |||||
| 2023年4月1日 残高 | 純損益を 通じて認識 | その他の 包括利益 において認識 | その他 (注) | 2024年3月31日 残高 | |
| 委託研究費 | 6,301 | △4,037 | - | - | 2,264 |
| 棚卸資産 | 12,519 | △9,232 | - | △14 | 3,273 |
| 有形固定資産 | 2,373 | △948 | - | 74 | 1,499 |
| 無形資産 | △46,176 | 28,008 | - | △4,978 | △23,146 |
| その他の金融資産 | △19,029 | - | △11,379 | △30 | △30,438 |
| 未払費用及び引当金等 | 4,343 | △2,508 | - | 54 | 1,889 |
| 退職後給付 | △1,186 | △688 | △1,151 | 62 | △2,963 |
| 繰越欠損金 | 14,997 | △2,295 | - | 1,826 | 14,528 |
| 税額控除 | 748 | △810 | - | 62 | - |
| 在外子会社の未分配利益 | △1,666 | 287 | - | - | △1,379 |
| その他 | 1,116 | △2,996 | - | 381 | △1,499 |
| 合計 | △25,660 | 4,781 | △12,530 | △2,563 | △35,972 |
(注) その他は、主に在外営業活動体の換算差額です。
(イ)当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
| (単位:百万円) | |||||
| 2024年4月1日 残高 | 純損益を 通じて認識 | その他の 包括利益 において認識 | その他 (注) | 2025年3月31日 残高 | |
| 委託研究費 | 2,264 | △2,264 | - | - | - |
| 棚卸資産 | 3,273 | △1,710 | - | △1,650 | △87 |
| 有形固定資産 | 1,499 | △1,544 | - | 45 | - |
| 無形資産 | △23,146 | 1,902 | - | 165 | △21,079 |
| その他の金融資産 | △30,438 | △2,664 | 23,949 | - | △9,153 |
| 未払費用及び引当金等 | 1,889 | △1,517 | - | △231 | 141 |
| 退職後給付 | △2,963 | △384 | △1,064 | - | △4,411 |
| 繰越欠損金 | 14,528 | △3,946 | - | △104 | 10,478 |
| 在外子会社の未分配利益 | △1,379 | △34 | - | - | △1,413 |
| その他 | △1,499 | 1,431 | △310 | △114 | △492 |
| 合計 | △35,972 | △10,730 | 22,575 | △1,889 | △26,016 |
(注) その他は、主に在外営業活動体の換算差額、子会社の支配喪失に伴う変動、及び売却目的で保有する処分グループへの振替えによる変動です。
③ 未認識の繰延税金資産(税額ベース)
繰延税金資産を認識していない繰越欠損金、繰越税額控除及び将来減算一時差異は、以下のとおりです。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年3月31日) | 当連結会計年度 (2025年3月31日) | |
| 繰越欠損金 | 103,589 | 186,347 |
| 繰越税額控除 | 31,187 | 31,235 |
| 将来減算一時差異 | 78,976 | 67,306 |
繰延税金資産を認識していない子会社等に対する投資に係る将来減算一時差異の総額は、前連結会計年度末および当連結会計年度末において、それぞれ261,611百万円および170,429百万円です。
④ 未認識の繰延税金資産と繰越期限
(ア)繰延税金資産を認識していない繰越欠損金の金額と繰越期限
繰延税金資産を認識していない繰越欠損金の金額と繰越期限は、以下のとおりです。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年3月31日) | 当連結会計年度 (2025年3月31日) | |
| 1年目 | - | - |
| 2年目 | - | 1,839 |
| 3年目 | - | 9,030 |
| 4年目 | 7,785 | 8,298 |
| 5年目以降 | 95,804 | 167,180 |
| 合計 | 103,589 | 186,347 |
(イ)繰延税金資産を認識していない繰越税額控除の金額と繰越期限
繰延税金資産を認識していない繰越税額控除の金額と繰越期限は、以下のとおりです。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2024年3月31日) | 当連結会計年度 (2025年3月31日) | |
| 1年目 | - | - |
| 2年目 | - | - |
| 3年目 | - | - |
| 4年目 | - | - |
| 5年目以降 | 31,187 | 31,235 |
| 合計 | 31,187 | 31,235 |
⑤ 繰延税金資産の回収可能性
繰延税金資産の金額は、前連結会計年度末および当連結会計年度末において、それぞれ24,867百万円および11,099百万円です。この繰延税金資産の回収可能性は、当社グループの事業計画に基づいて見積もった将来の各事業年度の課税所得と将来加算一時差異に依存しており、その範囲内で繰延税金資産を認識しています。
⑥ 未認識の繰延税金負債(税額ベース)
前連結会計年度末における繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る将来加算一時差異はありません。また、当連結会計年度末における繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、1,025百万円です。これらは当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高いことから、繰延税金負債を認識していません。
(2) 法人所得税
① 法人所得税
法人所得税の内訳は、以下のとおりです。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | |
| 当期法人所得税 | △3,404 | △16,754 |
| 繰延法人所得税 | ||
| 一時差異等の発生及び解消 | △5,520 | 1,600 |
| 繰延税金資産の回収可能性の評価 | 739 | 9,047 |
| 税率変更による影響 | - | 83 |
| 小計 | △4,781 | 10,730 |
| 合計 | △8,185 | △6,024 |
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の売却、および公正価値の著しい下落等により認識された法人所得税は、前連結会計年度において4,784百万円(損)、当連結会計年度において18,784百万円(損)です。
② 適用税率の調整
法定実効税率と実際負担税率との差異について、原因となった主要な項目の内訳は、以下のとおりです。
当社グループは、主に法人税、住民税及び事業税を課されており、これらを基礎として計算した法定実効税率は、前連結会計年度、当連結会計年度ともに30.6%です。ただし、海外子会社についてはその所在地における法人税等が課されています。
| 前連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | |||
| 法定実効税率 | 30.6 | % | 30.6 | % |
| 交際費等永久に損金に算入されない項目 | △0.2 | % | 4.4 | % |
| 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 | 0.1 | % | 0.1 | % |
| 試験研究費等の税額控除 | 0.2 | % | △8.1 | % |
| 未認識の繰延税金資産の変動 | △19.7 | % | △44.0 | % |
| 子会社の適用税率との差異 | △4.8 | % | △17.2 | % |
| 子会社の未分配利益に係る税効果増減 | 0.1 | % | 0.2 | % |
| 条件付対価公正価値の変動額による影響 | △0.1 | % | △2.9 | % |
| 税率変更による影響 | - | % | 0.5 | % |
| 持分法投資損益 | 0.0 | % | 1.6 | % |
| のれんの減損損失 | △3.4 | % | - | % |
| その他 | △0.3 | % | 0.6 | % |
| 実際負担税率 | 2.5 | % | △34.2 | % |
(表示方法の変更)
前連結会計年度において、「その他」に含めていた「持分法投資損益」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記しています。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の注記の組替えを行っています。
この結果、前連結会計年度において、「その他」に表示していた△0.3%は、「持分法投資損益」0.0%および「その他」△0.3%として組み替えています。
③ グローバル・ミニマム課税制度
日本では、2023年3月28日に第2の柱モデルルールに基づくグローバル・ミニマム課税制度を導入した改正法人税法が成立しています。本改正法人税法は、2024年4月1日以降開始する事業年度から適用されていますが、当連結会計年度における影響はありません。