有価証券報告書-第203期(2022/04/01-2023/03/31)
15.無形資産
(1) 取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減並びに帳簿価額
無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減並びに帳簿価額は、以下のとおりです。
① 取得原価
② 償却累計額及び減損損失累計額
③ 帳簿価額
(注) 1 無形資産の償却費は、連結損益計算書において、売上原価、販売費及び一般管理費並びに研究開発費に計上しています。
2 自己創設無形資産はありません。
3 無形資産として資産化した借入費用はありません。
4 製品に係る無形資産のうち、研究開発の段階にあり、未だ規制当局の販売承認が得られていないものは、使用可能な状態にないため、将来の経済的便益が流入する期間が予見可能でないと判断し、耐用年数を確定できない無形資産に分類しています。当該無形資産の帳簿価額は、前連結会計年度末29,799百万円及び当連結会計年度末11,743百万円です。
(2) 重要な無形資産
連結財政状態計算書に計上されている重要な無形資産は、以下のとおりです。
主に当社グループによるMyovant Sciences Ltd.、Urovant Sciences Ltd.(現:Sumitovant Biopharma Ltd.)、Cynapsus Therapeutics Inc.(現:Sunovion CNS Development Canada ULC)及びTolero Pharmaceuticals, Inc. (現:Sumitomo Pharma Oncology, Inc.)の買収により取得した製品に係る無形資産です。研究開発の状況は、「第2 事業の状況 6研究開発活動」に記載しています。
なお、進行中の研究開発資産である仕掛研究開発は、未だ規制当局の販売承認が得られておらず、使用可能な状態にないため、将来の経済的便益が流入する期間が予見可能でないと判断し、耐用年数を確定できない無形資産に分類しています。また、研究開発プロセスに内在する不確実性のため、製品化に至らず減損損失が発生するリスクや、市場環境の変動等に伴う収益性の低下により減損損失が発生するリスクがあります。
(3) 減損損失
無形資産は、概ね独立したキャッシュ・インフローを生み出す最小の資金生成単位でグルーピングを行っています。なお、製品に係る無形資産については、製品及び開発品ごとの個別資産を資金生成単位としています。
無形資産の減損損失は、回収可能価額が帳簿価額を下回っている場合に認識され、当該無形資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額しています。回収可能価額は、使用価値に基づき算定しています。使用価値は、過去の経験及び外部からの情報に基づいた将来キャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算定しています。
無形資産の減損テストには、資金生成単位ごとに設定した加重平均資本コスト等を基礎とした割引率を用いており、減損テストに使用した税引前の割引率は、前連結会計年度は7.0%~18.0%、当連結会計年度は7.0%~13.8%です。
減損テストの結果、当連結会計年度において認識した減損損失80,066百万円は、連結損益計算書の販売費及び一般管理費並びに研究開発費にそれぞれ58,926百万円、21,140百万円計上しています。
当該減損損失は、主として医薬品事業の北米セグメントにおける、パーキンソン病に伴うオフ症状治療剤「キンモビ」に係る特許権の減損損失55,369百万円、及びソフトウェアの減損損失63百万円、COPD治療剤「ロンハラ マグネア」に係る特許権の減損損失3,494百万円、急性骨髄性白血病(AML)を対象としたTP-0903に係る仕掛研究開発の減損損失20,598百万円です。
「キンモビ」に係る特許権、及びソフトウェア、「ロンハラ マグネア」に係る特許権については収益性が見込めなくなったため、TP-0903に係る仕掛研究開発については開発中止により収益性が見込めなくなったため、帳簿価額全額を減額しています。
なお、上記を除く仕掛研究開発については、使用価値は当該資産の帳簿価額を十分に上回っており、使用価値の算定に用いた主要な仮定が合理的な範囲で変動があった場合にも、減損が発生する可能性は低いと判断しています。
(1) 取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減並びに帳簿価額
無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減並びに帳簿価額は、以下のとおりです。
① 取得原価
| (単位:百万円) | ||||
| 製品に係る無形資産 | ソフトウェア | その他 | 合計 | |
| 2021年4月1日残高 | 511,066 | 19,568 | 239 | 530,873 |
| 個別取得 | 3,176 | 2,507 | 455 | 6,138 |
| 売却又は処分 | - | △114 | △3 | △117 |
| 為替換算差額 | 51,735 | 1,043 | 13 | 52,791 |
| その他 | - | - | - | - |
| 2022年3月31日残高 | 565,977 | 23,004 | 704 | 589,685 |
| 個別取得 | 1,763 | 2,368 | 1 | 4,132 |
| 売却又は処分 | △17,895 | △1,160 | △136 | △19,191 |
| 為替換算差額 | 48,915 | 910 | 14 | 49,839 |
| 売却目的で保有する資産への振替 | △30 | △132 | △27 | △189 |
| 子会社の支配喪失に伴う変動 | △15 | △523 | △5 | △543 |
| その他 | - | - | - | - |
| 2023年3月31日残高 | 598,715 | 24,467 | 551 | 623,733 |
② 償却累計額及び減損損失累計額
| (単位:百万円) | ||||
| 製品に係る無形資産 | ソフトウェア | その他 | 合計 | |
| 2021年4月1日残高 | △134,478 | △12,808 | △181 | △147,467 |
| 償却費 | △24,178 | △2,710 | △9 | △26,897 |
| 減損損失 | △899 | - | - | △899 |
| 売却又は処分 | - | 114 | 3 | 117 |
| 為替換算差額 | △15,072 | △773 | △2 | △15,847 |
| その他 | - | - | - | - |
| 2022年3月31日残高 | △174,627 | △16,177 | △189 | △190,993 |
| 償却費 | △26,450 | △2,846 | △8 | △29,304 |
| 減損損失 | △80,003 | △63 | - | △80,066 |
| 売却又は処分 | 17,875 | 1,145 | - | 19,020 |
| 為替換算差額 | △12,924 | △705 | - | △13,629 |
| 売却目的で保有する資産への振替 | 15 | 85 | 27 | 127 |
| 子会社の支配喪失に伴う変動 | 13 | 388 | 3 | 404 |
| その他 | 1 | 21 | - | 22 |
| 2023年3月31日残高 | △276,100 | △18,152 | △167 | △294,419 |
③ 帳簿価額
| (単位:百万円) | ||||
| 製品に係る無形資産 | ソフトウェア | その他 | 合計 | |
| 2021年4月1日残高 | 376,588 | 6,760 | 58 | 383,406 |
| 2022年3月31日残高 | 391,350 | 6,827 | 515 | 398,692 |
| 2023年3月31日残高 | 322,615 | 6,315 | 384 | 329,314 |
(注) 1 無形資産の償却費は、連結損益計算書において、売上原価、販売費及び一般管理費並びに研究開発費に計上しています。
2 自己創設無形資産はありません。
3 無形資産として資産化した借入費用はありません。
4 製品に係る無形資産のうち、研究開発の段階にあり、未だ規制当局の販売承認が得られていないものは、使用可能な状態にないため、将来の経済的便益が流入する期間が予見可能でないと判断し、耐用年数を確定できない無形資産に分類しています。当該無形資産の帳簿価額は、前連結会計年度末29,799百万円及び当連結会計年度末11,743百万円です。
(2) 重要な無形資産
連結財政状態計算書に計上されている重要な無形資産は、以下のとおりです。
| 帳簿価額(単位:百万円) | 残存償却期間 | ||||
| 前連結会計年度 (2022年3月31日) | 当連結会計年度 (2023年3月31日) | 当連結会計年度 (2023年3月31日) | |||
| Myovant Sciences Ltd. | マイフェンブリー | 特許権 | 139,604 | 142,471 | 15年 |
| オルゴビクス | 特許権 | 64,745 | 66,075 | 15年 | |
| Urovant Sciences Ltd. | ジェムテサ | 特許権 | 93,894 | 94,691 | 13年 |
| Cynapsus Therapeutics Inc. | キンモビ | 特許権 | 51,481 | - | - |
| Tolero Pharmaceuticals, Inc. | TP-0903 | 仕掛研究開発 | 18,606 | - | - |
主に当社グループによるMyovant Sciences Ltd.、Urovant Sciences Ltd.(現:Sumitovant Biopharma Ltd.)、Cynapsus Therapeutics Inc.(現:Sunovion CNS Development Canada ULC)及びTolero Pharmaceuticals, Inc. (現:Sumitomo Pharma Oncology, Inc.)の買収により取得した製品に係る無形資産です。研究開発の状況は、「第2 事業の状況 6研究開発活動」に記載しています。
なお、進行中の研究開発資産である仕掛研究開発は、未だ規制当局の販売承認が得られておらず、使用可能な状態にないため、将来の経済的便益が流入する期間が予見可能でないと判断し、耐用年数を確定できない無形資産に分類しています。また、研究開発プロセスに内在する不確実性のため、製品化に至らず減損損失が発生するリスクや、市場環境の変動等に伴う収益性の低下により減損損失が発生するリスクがあります。
(3) 減損損失
無形資産は、概ね独立したキャッシュ・インフローを生み出す最小の資金生成単位でグルーピングを行っています。なお、製品に係る無形資産については、製品及び開発品ごとの個別資産を資金生成単位としています。
無形資産の減損損失は、回収可能価額が帳簿価額を下回っている場合に認識され、当該無形資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額しています。回収可能価額は、使用価値に基づき算定しています。使用価値は、過去の経験及び外部からの情報に基づいた将来キャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算定しています。
無形資産の減損テストには、資金生成単位ごとに設定した加重平均資本コスト等を基礎とした割引率を用いており、減損テストに使用した税引前の割引率は、前連結会計年度は7.0%~18.0%、当連結会計年度は7.0%~13.8%です。
減損テストの結果、当連結会計年度において認識した減損損失80,066百万円は、連結損益計算書の販売費及び一般管理費並びに研究開発費にそれぞれ58,926百万円、21,140百万円計上しています。
当該減損損失は、主として医薬品事業の北米セグメントにおける、パーキンソン病に伴うオフ症状治療剤「キンモビ」に係る特許権の減損損失55,369百万円、及びソフトウェアの減損損失63百万円、COPD治療剤「ロンハラ マグネア」に係る特許権の減損損失3,494百万円、急性骨髄性白血病(AML)を対象としたTP-0903に係る仕掛研究開発の減損損失20,598百万円です。
「キンモビ」に係る特許権、及びソフトウェア、「ロンハラ マグネア」に係る特許権については収益性が見込めなくなったため、TP-0903に係る仕掛研究開発については開発中止により収益性が見込めなくなったため、帳簿価額全額を減額しています。
なお、上記を除く仕掛研究開発については、使用価値は当該資産の帳簿価額を十分に上回っており、使用価値の算定に用いた主要な仮定が合理的な範囲で変動があった場合にも、減損が発生する可能性は低いと判断しています。