四半期報告書-第112期第3四半期(平成27年10月1日-平成27年12月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策等の継続で企業収益や雇用情勢の改善が継続され、消費税増税の影響が一巡したことやインバウンド消費が継続したこともあり、緩やかに回復を続けました。しかし、中国や新興国経済成長の下振れ、中東政治リスクへの不安や、資源価格の大幅下落等により、依然として先行きは不透明であります。
このような経済情勢のなか、当グループは中長期経営計画「NB100」戦略の「大型開発品の創出」「大型設備投資の着手」「海外新規市場の開拓」に取り組んでまいりました。
また、今後の成長分野と位置づけるメディカル事業において、OTC 貼付剤および医療用貼付剤需要拡大に対する生産能力の拡充を目的として、愛知県安城市に工場を新設することといたしました。これに伴い、メディカル事業製品の生産機能を新工場および連結子会社であるニチバンメディカル㈱(福岡県朝倉郡筑前町)に再編し、当グループ内の最適生産体制を構築いたします。なお、現在の大阪工場(大阪府藤井寺市)は、建物等が老朽化していることから、平成30年3月期を目処に生産を終了する予定であります。
この結果、売上高は314億3千1百万円(前年同期比6.5%増)、経常利益は26億3千1百万円(前年同期比61.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億7千9百万円(前年同期比28.4%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
メディカル事業本部
(ヘルスケアフィールド)
ドラッグストアを中心とした大衆薬市場におきましては、大手ドラッグチェーンの業務提携化や、一部医薬品や商品のインターネット販売等による小売価格競争があり、厳しい販売環境でしたが、鎮痛消炎剤「ロイヒつぼ膏TM」は、製品シリーズ展開の効果と訪日外国人観光客への販売伸張が継続し、売上が非常に好調に推移いたしました。また、当第3四半期連結会計期間におきましても、パートナーシップ契約中のサッカー・スペインリーグ「FCバルセロナ」所属選手を起用したテレビCMを、クラブワールドカップ ジャパン開催に合わせ展開し、高機能救急絆創膏「ケアリーヴTM」の売上は好調に推移いたしました。
(医療材フィールド)
医療機関向け医療材料市場におきましては、医療費削減の傾向が続いており、依然として厳しい環境となりました。このような状況の中、医療現場のニーズを取り入れて製品化した、極低刺激性サージカルテープ「スキナゲートTMスパット」とフィルムドレッシング材「カテリープラスTM」の販売に注力しました結果、売上は堅調に推移いたしました。
以上の結果、ヘルスケアフィールドと医療材フィールドを合わせましたメディカル事業本部全体の売上高は124億2千8百万円(前年同期比15.6%増)、営業利益は32億9百万円(前年同期比36.6%増)となりました。
テープ事業本部
(オフィスホームフィールド)
文具事務用品市場におきましては、官公庁およびオフィスでの需要の縮小傾向が続き、個人消費も伸び悩んでおり、依然として厳しい環境となりました。このような状況の中、既存製品の販売活動と合わせ、パーソナル向け新製品「Dear Kitchen TM(ディアーキッチン)ワザアリTMテープ」、「プチジョアTM」を新たな販売チャネルへ営業展開しましたが、事業フィールドの主力製品である両面テープ「ナイスタックTM」他製品が、オフィスでの需要減少の影響を大きく受けており、売上の回復が停滞いたしました。
(工業品フィールド)
産業用テープ市場におきましては、国内需要全体としては緩やかに回復を続けてはおりますが、国際経済情勢への不安による設備投資の足踏みや、一部輸出産業の弱含みによって、工業製品の部材、包装資材としての粘着テープ製品の販売が伸び悩みました。このような状況の中でしたが、工業品フィールドの主力製品であります「包装用セロテープ®」は、収益確保のための販売戦略を強く推し進めた結果、売上は堅調に推移いたしました。また、利益性改善を目的とした製品戦略、販売戦略および生産設備投資を実施した結果、工業品フィールドの営業利益は増加いたしました。
以上の結果、オフィスホームフィールドと工業品フィールドを合わせましたテープ事業本部全体の売上高は190億2百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は13億6千7百万円(前年同期比21.9%増)となりました。
また、海外事業におきましては、前連結会計年度に設置いたしましたタイ国のバンコク駐在員事務所を基点として、メディカル製品を中心にアジア圏市場へのマーケティング活動を継続し、各国の需要に対応した製品開発を進めるとともに、各国の展示会等に積極的に参加して、販売チャネルの構築を進めております。
(注) 事業の状況(キャッシュ・フローの状況を除く)に記載しております金額には消費税等が含まれておりません。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、売上債権や有形固定資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ26億7千1百万円増加し、506億1千5百万円となりました。また純資産は10億6千1百万円増加し、279億4千7百万円となりました。この結果、自己資本比率は55.2%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ1億3千1百万円(1.2%)増加し、110億9千万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前第3四半期連結累計期間に比べ13億6千万円(128.9%)増加し、24億1千6百万円となりました。これは主に売上債権は増加したものの、税金等調整前四半期純利益、減損損失、仕入債務の増加があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前第3四半期連結累計期間に比べ3億6千2百万円(26.2%)増加し、17億4千5百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前第3四半期連結累計期間に比べ1億7千6百万円(48.6%)増加し、5億3千9百万円となりました。これは主に配当金の支払額が増加したことによるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、8億7百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は、次のとおりであります。
(注) 1.金額には、消費税等は含まれておりません。
※2.当グループ内の最適生産体制の構築を目的とした投資です。
3.上記に関連し、現在の大阪工場(大阪府藤井寺市)は、建物等が老朽化していることから、平成30年3月期を目処に生産を終了する予定です。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
わが国経済は緩やかに回復を続けておりますが、諸外国要因等により、依然として先行きは不明瞭であります。
このような状況のなか、当グループは、平成30年(2018年)に迎える「創業100周年」に向けた中長期経営計画「NB100」の戦略フレームである「企業品質向上」「基盤効率化・安定化」「成長追求」に基づき施策を実行してまいります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策等の継続で企業収益や雇用情勢の改善が継続され、消費税増税の影響が一巡したことやインバウンド消費が継続したこともあり、緩やかに回復を続けました。しかし、中国や新興国経済成長の下振れ、中東政治リスクへの不安や、資源価格の大幅下落等により、依然として先行きは不透明であります。
このような経済情勢のなか、当グループは中長期経営計画「NB100」戦略の「大型開発品の創出」「大型設備投資の着手」「海外新規市場の開拓」に取り組んでまいりました。
また、今後の成長分野と位置づけるメディカル事業において、OTC 貼付剤および医療用貼付剤需要拡大に対する生産能力の拡充を目的として、愛知県安城市に工場を新設することといたしました。これに伴い、メディカル事業製品の生産機能を新工場および連結子会社であるニチバンメディカル㈱(福岡県朝倉郡筑前町)に再編し、当グループ内の最適生産体制を構築いたします。なお、現在の大阪工場(大阪府藤井寺市)は、建物等が老朽化していることから、平成30年3月期を目処に生産を終了する予定であります。
この結果、売上高は314億3千1百万円(前年同期比6.5%増)、経常利益は26億3千1百万円(前年同期比61.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億7千9百万円(前年同期比28.4%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
メディカル事業本部
(ヘルスケアフィールド)
ドラッグストアを中心とした大衆薬市場におきましては、大手ドラッグチェーンの業務提携化や、一部医薬品や商品のインターネット販売等による小売価格競争があり、厳しい販売環境でしたが、鎮痛消炎剤「ロイヒつぼ膏TM」は、製品シリーズ展開の効果と訪日外国人観光客への販売伸張が継続し、売上が非常に好調に推移いたしました。また、当第3四半期連結会計期間におきましても、パートナーシップ契約中のサッカー・スペインリーグ「FCバルセロナ」所属選手を起用したテレビCMを、クラブワールドカップ ジャパン開催に合わせ展開し、高機能救急絆創膏「ケアリーヴTM」の売上は好調に推移いたしました。
(医療材フィールド)
医療機関向け医療材料市場におきましては、医療費削減の傾向が続いており、依然として厳しい環境となりました。このような状況の中、医療現場のニーズを取り入れて製品化した、極低刺激性サージカルテープ「スキナゲートTMスパット」とフィルムドレッシング材「カテリープラスTM」の販売に注力しました結果、売上は堅調に推移いたしました。
以上の結果、ヘルスケアフィールドと医療材フィールドを合わせましたメディカル事業本部全体の売上高は124億2千8百万円(前年同期比15.6%増)、営業利益は32億9百万円(前年同期比36.6%増)となりました。
テープ事業本部
(オフィスホームフィールド)
文具事務用品市場におきましては、官公庁およびオフィスでの需要の縮小傾向が続き、個人消費も伸び悩んでおり、依然として厳しい環境となりました。このような状況の中、既存製品の販売活動と合わせ、パーソナル向け新製品「Dear Kitchen TM(ディアーキッチン)ワザアリTMテープ」、「プチジョアTM」を新たな販売チャネルへ営業展開しましたが、事業フィールドの主力製品である両面テープ「ナイスタックTM」他製品が、オフィスでの需要減少の影響を大きく受けており、売上の回復が停滞いたしました。
(工業品フィールド)
産業用テープ市場におきましては、国内需要全体としては緩やかに回復を続けてはおりますが、国際経済情勢への不安による設備投資の足踏みや、一部輸出産業の弱含みによって、工業製品の部材、包装資材としての粘着テープ製品の販売が伸び悩みました。このような状況の中でしたが、工業品フィールドの主力製品であります「包装用セロテープ®」は、収益確保のための販売戦略を強く推し進めた結果、売上は堅調に推移いたしました。また、利益性改善を目的とした製品戦略、販売戦略および生産設備投資を実施した結果、工業品フィールドの営業利益は増加いたしました。
以上の結果、オフィスホームフィールドと工業品フィールドを合わせましたテープ事業本部全体の売上高は190億2百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は13億6千7百万円(前年同期比21.9%増)となりました。
また、海外事業におきましては、前連結会計年度に設置いたしましたタイ国のバンコク駐在員事務所を基点として、メディカル製品を中心にアジア圏市場へのマーケティング活動を継続し、各国の需要に対応した製品開発を進めるとともに、各国の展示会等に積極的に参加して、販売チャネルの構築を進めております。
(注) 事業の状況(キャッシュ・フローの状況を除く)に記載しております金額には消費税等が含まれておりません。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、売上債権や有形固定資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ26億7千1百万円増加し、506億1千5百万円となりました。また純資産は10億6千1百万円増加し、279億4千7百万円となりました。この結果、自己資本比率は55.2%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ1億3千1百万円(1.2%)増加し、110億9千万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前第3四半期連結累計期間に比べ13億6千万円(128.9%)増加し、24億1千6百万円となりました。これは主に売上債権は増加したものの、税金等調整前四半期純利益、減損損失、仕入債務の増加があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前第3四半期連結累計期間に比べ3億6千2百万円(26.2%)増加し、17億4千5百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前第3四半期連結累計期間に比べ1億7千6百万円(48.6%)増加し、5億3千9百万円となりました。これは主に配当金の支払額が増加したことによるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、8億7百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は、次のとおりであります。
| 会社名 | 事業所名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定額 | 資金調達方法 | 着手年月 | 完了予定 年月 | 完成後の 増加能力 | |
| 総額 (百万円) | 既支払額 (百万円) | ||||||||
| 提出 会社 | 未定 (愛知県安城市) | メディカル事業本部 | 医薬品生産工場および研究施設 | 6,000 | ― | 自己資金 | 平成28年 3月 | 平成29年 10月 | ※2 |
(注) 1.金額には、消費税等は含まれておりません。
※2.当グループ内の最適生産体制の構築を目的とした投資です。
3.上記に関連し、現在の大阪工場(大阪府藤井寺市)は、建物等が老朽化していることから、平成30年3月期を目処に生産を終了する予定です。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
わが国経済は緩やかに回復を続けておりますが、諸外国要因等により、依然として先行きは不明瞭であります。
このような状況のなか、当グループは、平成30年(2018年)に迎える「創業100周年」に向けた中長期経営計画「NB100」の戦略フレームである「企業品質向上」「基盤効率化・安定化」「成長追求」に基づき施策を実行してまいります。