四半期報告書-第57期第3四半期(平成26年9月1日-平成26年11月30日)

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2015/01/13 16:11
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、4-6月期に引き続き7-9月期の経済成長率もマイナスになる等厳しい経済環境が続いており、消費税率引き上げ後の景気低迷が長引いております。一方で、雇用の回復や堅調な個人消費によって好調な米国経済を背景とするドル高、シェールガス革命に起因する原油安が急激に進んでおり、日本経済を取り巻く環境が大きく変わってきています。また、中国経済は、構造的な不安材料を抱えながらも7%台なかばの高い成長率を維持していますが、東南アジア諸国をはじめとする新興国は政治的問題、財政問題に伴う通貨安等により成長率が鈍化し始めております。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、国内での需要伸び悩みの中、日華化学㈱から譲り受けたダイカスト用油剤、熱間鍛造潤滑剤の売上高が増加した他、インドネシアでは紙おむつ用ホットメルト接着剤の生産が順調に拡大し、売上高増に貢献しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は19,979百万円(前年同期比14.0%増)となり、経常利益は2,027百万円(前年同期比41.8%増)、四半期純利益は1,217百万円(前年同期比37.3%増)となりました。
セグメントの業績の概況は、次のとおりであります。
①日本
(特殊潤滑油)
当社主力の特殊潤滑油においては、消費税率引き上げ後の自動車生産の低迷により、日華化学㈱から譲り受けたダイカスト用油剤、熱間鍛造潤滑剤を除くと大きな伸びはありませんでした。そうした中で、水溶性切削油剤では新規顧客の獲得と既存顧客への出荷が好調に推移した他、ロングライフクーラント(不凍液)が輸出に支えられ売上高を伸ばしました。
(合成潤滑油)
高温用合成潤滑油は、当社顧客による中国、北米向けの好調な輸出に支えられ、売上高は堅調に推移しました。また、ハードディスク表面潤滑剤は、高価格品である新製品への移行が進むとともに、円安により売上高が増加し前年同期を上回りました。
(素材)
流動パラフィンは、リチウムイオン電池のセパレータ生産向け、化粧品原料用途が堅調に推移した他、中国向け輸出も大きく伸びました。また、金属加工油の添加剤として使用される石油スルホネートの売上高も好調に推移しました。
(ホットメルト接着剤)
粘着剤向けホットメルト接着剤は、新規顧客の獲得等により堅調な売上高を維持しておりますが、主力である大人用紙おむつなどの衛生材向けについては、在庫調整等によりほぼ前年同期並みの売上高となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は15,830百万円(前年同期比10.6%増)となり、セグメント利益は1,036百万円(前年同期比14.3%増)となりました。
②中国
中国では、伸び率は低下したものの安定した自動車生産台数に支えられ、ダイカスト用油剤、難燃性作動液等が前年同期の売上高を上回った他、フィルター向けホットメルト接着剤も堅調に推移しました。
当セグメントの売上高は1,898百万円(前年同期比15.1%増)となり、セグメント利益は225百万円(前年同期比44.8%増)となりました。
③東南アジア
タイでは、自動車生産台数が前年同期比で減少する中、特殊潤滑油の販売については厳しい状況が続いておりますが、インドネシアにおける子供用紙おむつ向けホットメルト接着剤の生産が順調に拡大している他、ダイカスト用油剤、熱間鍛造潤滑剤の売上高が好調に推移した結果、東南アジア全体では好調を維持しております。
当セグメントの売上高は2,659百万円(前年同期比32.8%増)となり、セグメント利益は320百万円(前年同期比57.2%増)となりました。
④北米
北米では、好調な自動車生産を背景に、自動車関連顧客向け販売が順調に推移するとともに、今年度進出いたしましたメキシコにおけるダイカスト用油剤等の売上高が増加しました。また、合成潤滑油や日華化学㈱から譲り受けた熱間鍛造潤滑剤が売上高に大きく貢献しました。
当セグメントの売上高は582百万円(前年同期比72.2%増)となり、セグメント利益は50百万円(前年同期比134.7%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて3,359百万円増加し、23,016百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が557百万円、受取手形及び売掛金が1,104百万円、たな卸資産が509百万円、有形固定資産が1,073百万円増加したことによります。
負債は、前連結会計年度末に比べて2,118百万円増加し、10,588百万円となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金が520百万円、短期借入金が839百万円、長期借入金が364百万円増加したことによります。
純資産は、利益剰余金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べて1,241百万円増加し、12,428百万円となりました。
(3)事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、791百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因および経営戦略の現状と見通し
わが国経済は、消費税率引き上げ後の景気低迷が長引いている中、急激な円安が進んでおりますが、新興国を中心とする海外での需要増加を背景に、当社の主たる顧客である自動車部品メーカーや紙おむつメーカー等による海外生産の流れは変わっておりません。また、主たる原材料の原油・ナフサ価格については、足元急落しておりますが、依然地政学的リスクを抱えており不透明な状況にあります。
このような事業環境において、当社グループは今後とも成長が見込まれる中国、東南アジア、北米への重点的取り組みを行っており、中国、タイ、インドネシアには既に生産販売拠点としての子会社を有し、各地域の需要に対応しております。また、新たに中国・天津市にホットメルト接着剤の工場を建設中であり、中国市場での紙おむつ用ホットメルト接着剤需要への対応を進めております。北米では引き続き市場開拓を推進するとともに、米国子会社の駐在員事務所をメキシコに設置し、積極的に自動車部品メーカー等の需要を取り込んでおります。
新製品開発では、「環境関連分野」、「情報関連分野」、「エネルギーデバイス分野」の3分野に重点をおき、人的、技術的ネットワークを生かしながら、当社のコア技術をさらに強化し、国内外の顧客ニーズにあった製品開発に注力しております。
生産面においては、品質の安定、生産効率の向上、コストダウンの推進を目指し、国内工場をはじめグループ生産拠点での原材料の最適調達、最適生産等、グローバル生産体制の構築を推進しております。

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