四半期報告書-第59期第1四半期(平成28年3月1日-平成28年5月31日)

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2016/07/11 16:29
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、景気の減速が続いている中、円高のさらなる進展や自動車生産および鉄鋼生産が引き続き低迷する等、当社を取り巻く経済環境は厳しい状況にありました。一方、世界経済は、米国が堅調な経済成長を続ける中、中国や東南アジアの経済成長率が鈍化する等、依然先行き不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、すべての部門で売上数量が前年同期を上回りましたが、販売単価の下落、円高により売上高は伸び悩みました。一方で、原材料価格下落に伴う売上原価の低減はあったものの、販売費及び一般管理費の増加等により経常減益となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は6,543百万円(前年同期比1.8%増)となり、経常利益は559百万円(前年同期比13.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は363百万円(前年同期比15.9%減)となりました。
セグメントの業績の概況は、次のとおりであります。
①日本
(特殊潤滑油)
特殊潤滑油においては、自動車生産に最も影響を受けるダイカスト用油剤を除いて売上数量は前年同期を上回りましたが、販売単価の下落により売上高は前年同期並みにとどまりました。そうした中で、熱間鍛造潤滑剤および冷熱媒体については、新規顧客の獲得等により、売上数量、金額ともに前年同期を上回りました。
(合成潤滑油)
高温用合成潤滑油は、自動車のベアリング向けグリース基油が、国内向け出荷が低調であった一方で、中国向けの出荷増により、前年同期並みの実績となりました。ハードディスク表面潤滑剤は、ハードディスクドライブの生産数量の減少および円高により売上数量、金額ともに前年同期を下回りました。
(素材)
流動パラフィンは、ポリスチレン、国内化粧品、医薬品用途が堅調に推移したことや輸出も堅調に推移したことから、売上数量は大幅に増加いたしましたが、原材料価格下落に伴う販売単価の下落により売上高は前年同期並みにとどまりました。また、金属加工油の添加剤として使用される石油スルホネートも同様に、売上数量は増加した一方で、売上高は前年を若干下回る実績にとどまりました。
(ホットメルト接着剤)
ホットメルト接着剤は、主力である大人用紙おむつ等の衛生材用途が堅調に推移する中、粘着用途では新規顧客の獲得により売上高を伸ばすことができました。
以上の結果、当セグメントの売上高は5,077百万円(前年同期比2.3%増)となり、セグメント利益は299百万円(前年同期比10.8%減)となりました。
②中国
中国では、減税措置に伴い、自動車生産に回復の兆しが見え始めたことから、特殊潤滑油の売上高は堅調に推移した一方で、前年に稼動し始めた天津子会社において費用が先行して発生していることから、中国全体としては減益となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は684百万円(前年同期比5.4%増)となり、セグメント利益は49百万円(前年同期比32.8%減)となりました。

③東南アジア
東南アジアでは、タイにおける自動車生産が少しずつ回復傾向にあることから、特殊潤滑油の売上高は堅調に推移いたしました。インドネシアにおける子供用紙おむつ向けホットメルト接着剤の販売は、数量を伸ばしたものの、円高により売上高は減少いたしました。
以上の結果、当セグメントの売上高は996百万円(前年同期比0.7%減)となり、セグメント利益は95百万円(前年同期比13.3%減)となりました。
④北米
北米では、堅調な自動車生産を背景に、ダイカスト用油剤の販売が順調に推移するとともに、スルホネートも売上高を伸ばした結果、前年同期を上回る結果となりましたが、販売費及び一般管理費の増加、製品構成の違いにより減益となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は218百万円(前年同期比5.2%増)となり、セグメント利益は17百万円(前年同期比20.3%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて516百万円減少し、24,329百万円となりました。主な要因は、その他流動資産が176百万円増加した一方で現金及び預金が125百万円、たな卸資産が219百万円、有形固定資産が131百万円、投資その他の資産が126百万円減少したことによります。
負債は、前連結会計年度末に比べて452百万円減少し、10,142百万円となりました。主な要因は、長期借入金が298百万円、その他流動負債が277百万円増加した一方で支払手形及び買掛金が394百万円、短期借入金が420百万円、賞与引当金が212百万円減少したことによります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて64百万円減少し、14,187百万円となりました。
(3)事業上および財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、278百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因および経営戦略の現状と見通し
わが国経済は、景気の減速が続いている中、円高の進行や自動車生産台数が引き続き低迷する等、厳しい環境が続いております。また、国内需要が低迷し、輸出が伸び悩む中、当社の主たる顧客である自動車部品メーカーや紙おむつメーカーは海外に生産拠点を拡充する等、ますますグローバル化を進めております。一方、主たる原材料のベースである原油・ナフサ価格は緩やかに上昇しつつあります。
このような事業環境において、当社グループは中・長期的に成長が見込まれる中国、東南アジア、北米への重点的取り組みを行い、子会社の生産拠点がある中国、タイ、インドネシアならびにその周辺国における需要に対応してまいります。また、中国・天津市に建設したホットメルト接着剤工場では生産が始まり、中国市場での紙おむつ用ホットメルト接着剤需要への対応を進めております。北米では引き続き市場開拓を推進するとともに、米国子会社の駐在員事務所のあるメキシコにおいても、積極的に自動車部品メーカー等の需要を取り込んでまいります。
新製品開発では、有機ELが注目されてきている中、それに関連する封止材や世界最高水準の高性能水分透過率測定装置(「モレスコスーパーディテクト」)を開発、改良するとともに、有機薄膜型太陽電池の研究にも取り組む等、「環境関連分野」、「情報関連分野」、「エネルギーデバイス分野」の3分野に重点をおき、人的、技術的ネットワークを生かしながら、当社のコア技術をさらに強化し、国内外の顧客ニーズにあった製品開発に注力してまいります。また、本社第2研究棟増築に伴い、さらなる研究開発分野の拡大や効率化等、長期的な視野にたった研究開発を推進してまいります。
生産面においては、プロジェクトをつくり、品質の安定、生産効率の向上、コストダウンを推進し国際競争力を高めるとともに、国内工場をはじめグループ生産拠点での原材料の最適調達、最適生産等、グローバル生産体制の構築を強化してまいります。

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