四半期報告書-第60期第1四半期(平成29年3月1日-平成29年5月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出や生産の持ち直しなど、企業部門がけん引役となって、緩やかな回復基調が続くものの、個人消費は依然として力強さに欠ける状況です。海外経済については、米国は雇用が改善基調で推移しているものの、個人消費の伸び率鈍化に伴って実質GDP成長率は鈍化傾向にあり、景気減速が懸念される状況です。中国においても、政府消費やインフラ投資など財政による下支えにより、実質GDP成長率は緩やかに上昇しておりますが、先行きについては鈍化の懸念もあります。一方、東南アジアにおいては、輸出および内需の回復により、総じて景気は持ち直しの状況で推移しました。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、売上高は6,648百万円(前年同期比1.6%増)と前年同期比微増にとどまりました。利益面では、減価償却費およびシステム関連費用等で販売費及び一般管理費が増加した一方で、有利購買の推進や製品収率向上等コスト低減活動が奏功し、営業利益は567百万円(前年同期比19.1%増)、経常利益は598百万円(前年同期比6.9%増)となりました。また、法人税等の増加により親会社株主に帰属する四半期純利益は355百万円(前年同期比2.1%減)となりました。
セグメントの業績の概況は、次のとおりであります。
①日本
(特殊潤滑油)
主要顧客である自動車関連では、国内生産台数が前年同期比プラスで推移する中で、主力のダイカスト用油剤、切削油剤および熱間鍛造潤滑剤は新規顧客の獲得等により売上を伸ばした一方で、連結子会社のエチレンケミカルでの自動車用ケミカル製品の売上が、原材料価格下落に伴う販売価格の改定や顧客での在庫調整等により、前年同期を下回りました。特殊潤滑油全体では前年同期を下回る結果となりました。
(合成潤滑油)
高温用合成潤滑油は、当社顧客による自動車のベアリング用グリースの輸出が前年後半以降好調に推移していることから売上を伸ばした一方で、ハードディスク表面潤滑剤は、顧客での在庫調整等により前年同期を下回りました。合成潤滑油全体では前年同期並みの実績となりました。
(素材)
流動パラフィンは、リチウムイオンバッテリー向けや化粧品向けの出荷は堅調に推移した一方で、ポリスチレンの可塑剤用途で、大口顧客での定期修理による工場稼働率の低下により、売上数量は全体的に伸び悩んだものの、原材料価格の上昇に伴う販売価格の改定により売上高は前年同期を上回りました。
(ホットメルト接着剤)
主力の衛生材用途は前年同期並みの実績にとどまった一方で、粘着、自動車および空気清浄機フィルター向けの出荷が、既存顧客での増販および新規顧客獲得により前年同期を上回りました。
以上の結果、当セグメントの売上高は5,077百万円(前年同期比0.0%増)、セグメント利益は334百万円(前年同期比11.8%増)となりました。
②中国
小型車向け減税策縮小により自動車生産台数の伸びは鈍化したとはいえ、依然前年同期比プラスで推移する中で、ダイカスト用油剤、切削油剤および熱間鍛造潤滑剤等の特殊潤滑油は、現地通貨建ての売上高は前年同期を上回ったものの、円高による邦貨換算額の減少により前年同期並みの実績にとどまりました。また、ホットメルト接着剤は、衛生材用途および空気清浄機フィルター向けの出荷が増加した結果、前年同期を上回る実績となりました。
この結果、当セグメントの売上高は790百万円(前年同期比15.4%増)、セグメント利益は82百万円(前年同期比66.9%増)となりました。
③東南アジア
特殊潤滑油については、自動車生産が回復し始めたことに加え、新製品の投入や新規顧客への拡販が進展したことにより、またホットメルト接着剤についても新製品の投入等により、売上高は前年同期を上回りました。
この結果、当セグメントの売上高は1,075百万円(前年同期比8.0%増)となり、原価低減も奏功し、セグメント利益は130百万円(前年同期比36.9%増)となりました。
④北米
年初以来、自動車販売台数が5ヶ月連続で前期比減で推移する中で、主力のダイカスト用油剤は前年同期を上回る実績であった一方で、スルホネートは前年同期の実績を下回りました。
この結果、当セグメントの売上高は206百万円(前年同期比5.4%減)となり、人員増による販売費及び一般管理費の増加により、セグメント利益は8百万円(前年同期比55.1%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて99百万円減少し、25,217百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が314百万円、その他流動資産が131百万円それぞれ増加した一方で、受取手形及び売掛金が254百万円、投資その他の資産が250百万円それぞれ減少したことによります。
負債は、前連結会計年度末に比べて108百万円減少し、9,615百万円となりました。主な要因は、短期借入金が233百万円、その他流動負債が377百万円それぞれ増加した一方で、支払手形及び買掛金が149百万円、未払法人税等が114百万円、賞与引当金が270百万円、長期借入金が212百万円それぞれ減少したことによります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて8百万円増加し、15,603百万円となりました。主な要因は、利益剰余金が137百万円増加した一方で、為替換算調整勘定が104百万円減少したことによります。
(3)事業上および財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、305百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因および経営戦略の現状と見通し
為替、原油価格の安定、自動車生産台数の回復等を受け、我が国経済は緩やかな回復傾向にありますが、海外経済はアメリカの保護主義台頭、中国の景気減速懸念等不透明な状況です。そうした中、当社の主たる顧客である自動車部品メーカーや紙おむつメーカーは海外に生産拠点を拡充する等、ますますグローバル化を進めております。
このような事業環境において、当社グループは中・長期的に成長が見込まれる中国、東南アジア、北米への重点的取り組みを行い、子会社の生産拠点がある中国、タイ、インドネシアならびにその周辺国における需要に対応してまいります。中国・天津市のホットメルト接着剤工場では、中国における紙おむつだけではなくその他用途のホットメルト接着剤需要への対応を進めております。東南アジアでは引き続き市場開拓を推進するとともに、ベトナム、マレーシアにおいても、積極的に自動車部品メーカー等の需要を取り込んでまいります。さらに、今後高い成長が見込まれるインドに子会社を設立し、ホットメルト接着剤、特殊潤滑油の需要を掘り起こしていきます。北米においては、現地の人材を採用し、営業、開発を強化し、日系企業だけでなく現地企業との取引拡大に力を入れてまいります。
新製品開発では、有機ELが注目されてきている中、それに関連する封止材や世界最高水準の高性能水分透過率測定装置(「モレスコスーパーディテクト」)を開発、改良するとともに、他社との技術提携等により有機薄膜型太陽電池の量産化に向けた取り組みを行う等、「エネルギーデバイス分野」に力を入れております。また、研究開発本部では、コート剤他3つのプロジェクトを中心に、長期的な視野にたった研究開発を推進するとともに、ビジネスに結びつく研究開発にスピード感をもって取り組んでまいります。
生産面においては、操業50年を経た千葉工場におけるプロジェクトで、品質の安定、生産効率の向上、コストダウンを推進し国際競争力を高めてまいります。また、グループ全体として、生産拠点での原材料の最適調達、最適生産等、グローバル生産体制の構築を強化してまいります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出や生産の持ち直しなど、企業部門がけん引役となって、緩やかな回復基調が続くものの、個人消費は依然として力強さに欠ける状況です。海外経済については、米国は雇用が改善基調で推移しているものの、個人消費の伸び率鈍化に伴って実質GDP成長率は鈍化傾向にあり、景気減速が懸念される状況です。中国においても、政府消費やインフラ投資など財政による下支えにより、実質GDP成長率は緩やかに上昇しておりますが、先行きについては鈍化の懸念もあります。一方、東南アジアにおいては、輸出および内需の回復により、総じて景気は持ち直しの状況で推移しました。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、売上高は6,648百万円(前年同期比1.6%増)と前年同期比微増にとどまりました。利益面では、減価償却費およびシステム関連費用等で販売費及び一般管理費が増加した一方で、有利購買の推進や製品収率向上等コスト低減活動が奏功し、営業利益は567百万円(前年同期比19.1%増)、経常利益は598百万円(前年同期比6.9%増)となりました。また、法人税等の増加により親会社株主に帰属する四半期純利益は355百万円(前年同期比2.1%減)となりました。
セグメントの業績の概況は、次のとおりであります。
①日本
(特殊潤滑油)
主要顧客である自動車関連では、国内生産台数が前年同期比プラスで推移する中で、主力のダイカスト用油剤、切削油剤および熱間鍛造潤滑剤は新規顧客の獲得等により売上を伸ばした一方で、連結子会社のエチレンケミカルでの自動車用ケミカル製品の売上が、原材料価格下落に伴う販売価格の改定や顧客での在庫調整等により、前年同期を下回りました。特殊潤滑油全体では前年同期を下回る結果となりました。
(合成潤滑油)
高温用合成潤滑油は、当社顧客による自動車のベアリング用グリースの輸出が前年後半以降好調に推移していることから売上を伸ばした一方で、ハードディスク表面潤滑剤は、顧客での在庫調整等により前年同期を下回りました。合成潤滑油全体では前年同期並みの実績となりました。
(素材)
流動パラフィンは、リチウムイオンバッテリー向けや化粧品向けの出荷は堅調に推移した一方で、ポリスチレンの可塑剤用途で、大口顧客での定期修理による工場稼働率の低下により、売上数量は全体的に伸び悩んだものの、原材料価格の上昇に伴う販売価格の改定により売上高は前年同期を上回りました。
(ホットメルト接着剤)
主力の衛生材用途は前年同期並みの実績にとどまった一方で、粘着、自動車および空気清浄機フィルター向けの出荷が、既存顧客での増販および新規顧客獲得により前年同期を上回りました。
以上の結果、当セグメントの売上高は5,077百万円(前年同期比0.0%増)、セグメント利益は334百万円(前年同期比11.8%増)となりました。
②中国
小型車向け減税策縮小により自動車生産台数の伸びは鈍化したとはいえ、依然前年同期比プラスで推移する中で、ダイカスト用油剤、切削油剤および熱間鍛造潤滑剤等の特殊潤滑油は、現地通貨建ての売上高は前年同期を上回ったものの、円高による邦貨換算額の減少により前年同期並みの実績にとどまりました。また、ホットメルト接着剤は、衛生材用途および空気清浄機フィルター向けの出荷が増加した結果、前年同期を上回る実績となりました。
この結果、当セグメントの売上高は790百万円(前年同期比15.4%増)、セグメント利益は82百万円(前年同期比66.9%増)となりました。
③東南アジア
特殊潤滑油については、自動車生産が回復し始めたことに加え、新製品の投入や新規顧客への拡販が進展したことにより、またホットメルト接着剤についても新製品の投入等により、売上高は前年同期を上回りました。
この結果、当セグメントの売上高は1,075百万円(前年同期比8.0%増)となり、原価低減も奏功し、セグメント利益は130百万円(前年同期比36.9%増)となりました。
④北米
年初以来、自動車販売台数が5ヶ月連続で前期比減で推移する中で、主力のダイカスト用油剤は前年同期を上回る実績であった一方で、スルホネートは前年同期の実績を下回りました。
この結果、当セグメントの売上高は206百万円(前年同期比5.4%減)となり、人員増による販売費及び一般管理費の増加により、セグメント利益は8百万円(前年同期比55.1%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて99百万円減少し、25,217百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が314百万円、その他流動資産が131百万円それぞれ増加した一方で、受取手形及び売掛金が254百万円、投資その他の資産が250百万円それぞれ減少したことによります。
負債は、前連結会計年度末に比べて108百万円減少し、9,615百万円となりました。主な要因は、短期借入金が233百万円、その他流動負債が377百万円それぞれ増加した一方で、支払手形及び買掛金が149百万円、未払法人税等が114百万円、賞与引当金が270百万円、長期借入金が212百万円それぞれ減少したことによります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて8百万円増加し、15,603百万円となりました。主な要因は、利益剰余金が137百万円増加した一方で、為替換算調整勘定が104百万円減少したことによります。
(3)事業上および財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、305百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因および経営戦略の現状と見通し
為替、原油価格の安定、自動車生産台数の回復等を受け、我が国経済は緩やかな回復傾向にありますが、海外経済はアメリカの保護主義台頭、中国の景気減速懸念等不透明な状況です。そうした中、当社の主たる顧客である自動車部品メーカーや紙おむつメーカーは海外に生産拠点を拡充する等、ますますグローバル化を進めております。
このような事業環境において、当社グループは中・長期的に成長が見込まれる中国、東南アジア、北米への重点的取り組みを行い、子会社の生産拠点がある中国、タイ、インドネシアならびにその周辺国における需要に対応してまいります。中国・天津市のホットメルト接着剤工場では、中国における紙おむつだけではなくその他用途のホットメルト接着剤需要への対応を進めております。東南アジアでは引き続き市場開拓を推進するとともに、ベトナム、マレーシアにおいても、積極的に自動車部品メーカー等の需要を取り込んでまいります。さらに、今後高い成長が見込まれるインドに子会社を設立し、ホットメルト接着剤、特殊潤滑油の需要を掘り起こしていきます。北米においては、現地の人材を採用し、営業、開発を強化し、日系企業だけでなく現地企業との取引拡大に力を入れてまいります。
新製品開発では、有機ELが注目されてきている中、それに関連する封止材や世界最高水準の高性能水分透過率測定装置(「モレスコスーパーディテクト」)を開発、改良するとともに、他社との技術提携等により有機薄膜型太陽電池の量産化に向けた取り組みを行う等、「エネルギーデバイス分野」に力を入れております。また、研究開発本部では、コート剤他3つのプロジェクトを中心に、長期的な視野にたった研究開発を推進するとともに、ビジネスに結びつく研究開発にスピード感をもって取り組んでまいります。
生産面においては、操業50年を経た千葉工場におけるプロジェクトで、品質の安定、生産効率の向上、コストダウンを推進し国際競争力を高めてまいります。また、グループ全体として、生産拠点での原材料の最適調達、最適生産等、グローバル生産体制の構築を強化してまいります。