四半期報告書-第60期第3四半期(平成29年9月1日-平成29年11月30日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出や生産の持ち直しにより、緩やかな回復基調が継続しています。また、世界経済の回復を背景に、当社グループの進出地域である中国、東南アジア、米国経済についても総じて堅調に推移しました。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、売上高は20,797百万円(前年同期比4.9%増)となりました。利益面では、増収および有利購買の推進や製品収率向上等コスト低減活動による原価抑制により売上総利益は増益を確保したものの、減価償却費およびシステム関連費用等での販売費及び一般管理費の増加を吸収しきれず、営業利益は1,728百万円(前年同期比2.4%減)、経常利益は1,914百万円(前年同期比0.7%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,158百万円(前年同期比1.3%減)となりました。
セグメントの業績の概況は、次のとおりであります。
①日本
(特殊潤滑油)
主要顧客である自動車関連では国内生産台数が前年同期比プラスで推移する中で、ダイカスト用油剤、切削油剤および難燃性作動液が既存顧客での増販、新規顧客の獲得および高付加価値品の増販により好調に推移しました。また熱間鍛造潤滑剤は顧客における自動車鍛造部品の輸出増に支えられ好調に推移しました。その一方で、連結子会社のエチレンケミカルでの自動車用ケミカル製品の売上は、顧客での在庫調整および輸出の減少により前年同期を下回りましたが、特殊潤滑油全体では前年同期を上回る実績となりました。
(合成潤滑油)
高温用合成潤滑油は、当社顧客による自動車ベアリング用グリースの輸出増に支えられ好調に推移しました。その一方で、近年のハードディスクドライブ出荷台数減少の影響を受け、ハードディスク表面潤滑剤の売上が当第3四半期連結会計期間は低調に推移したことにより、合成潤滑油全体では前年同期を下回る実績となりました。
(素材)
流動パラフィンは販売数量が全般的に堅調に推移したことに加え、原材料価格上昇に伴う販売価格の改定により、売上は前年同期を上回りました。
(ホットメルト接着剤)
粘着および空気清浄機フィルター向けの売上は、既存顧客での増販および新規顧客獲得により好調に推移した一方で、主力の衛生材用途での売上が顧客での販売減の影響を受け、当第3四半期連結会計期間に伸び悩んだことにより、ホットメルト接着剤全体では前年同期を下回る実績となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は15,607百万円(前年同期比1.4%増)、セグメント利益は1,093百万円(前年同期比4.2%減)となりました。
②中国
自動車生産台数が前年同期比プラスで推移する中で、ダイカスト用油剤、作動油および切削油剤等特殊潤滑油の売上は前年同期を上回りました。また、ホットメルト接着剤についても、空気清浄機フィルター向けの売上が前年同期を大幅に上回りました。
この結果、当セグメントの売上高は2,586百万円(前年同期比25.9%増)、セグメント利益は256百万円(前年同期比35.3%増)となりました。
③東南アジア
タイおよびインドネシアにおける自動車生産台数が総じて前年同期比プラスで推移する中で、ダイカスト用油剤、作動油および切削油剤等特殊潤滑油の売上は前年同期を上回りました。また、ホットメルト接着剤についても新製品の投入および新規顧客の獲得等により、売上は前年同期を上回りました。
この結果、当セグメントの売上高は3,323百万円(前年同期比11.3%増)となり、セグメント利益は346百万円(前年同期比6.1%増)となりました。
④北米
年初来、自動車販売台数が前年同期比減で推移する中で、主力のダイカスト用油剤の売上は前年同期並みで推移しました。
この結果、当セグメントの売上高は636百万円(前年同期比2.0%増)となり、人員増による人件費の増加および企業買収に係る費用の発生等により、セグメント損失は3百万円(前年同期は50百万円の利益)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて761百万円増加し、26,078百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が460百万円、受取手形及び売掛金が195百万円それぞれ増加したことによります。
負債は、前連結会計年度末に比べて248百万円減少し、9,475百万円となりました。主な要因は、長期借入金が390百万円減少したことによります。
純資産は、利益剰余金の増加等により前連結会計年度末に比べて1,009百万円増加し、16,603百万円となりました。
(3)事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、935百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因および経営戦略の現状と見通し
わが国経済は、輸出や生産の持ち直しにより、緩やかな回復基調が継続しておりますが、地政学的リスク等により依然先行き不透明感が続いています。また、中長期的に国内需要の伸びが期待できない中、当社の主たる顧客である自動車部品メーカーや紙おむつメーカーは海外に生産拠点を拡充する等、ますますグローバル化を進めております。一方、主たる原材料のベースである原油価格は緩やかに上昇が続いております。
このような事業環境において、当社グループは中・長期的に成長が見込まれる中国、東南アジア、北米への重点的取り組みを行い、子会社の生産拠点がある中国、タイ、インドネシアならびにその周辺国における需要に対応してまいります。また、次の海外拠点として、今後経済成長が期待できるインドに子会社を設立し、潤滑油、ホットメルト接着剤の生産・販売の準備を進めております。
新製品開発では、有機ELが注目されてきている中、それに関連する封止材や世界最高水準の高性能ガス・水蒸気透過率測定装置(「モレスコスーパーディテクト」)を開発、改良するとともに、有機薄膜型太陽電池の量産化に向けた取り組みを行う等、「環境関連分野」、「情報関連分野」、「エネルギーデバイス分野」の3分野に重点をおき、国内外の顧客ニーズにあった製品開発に注力してまいります。また、予想以上に進展しつつあるEV化への対応を進めております。
生産面においては、昨年30周年を迎えた赤穂工場での品質の安定、生産効率の向上、コストダウンをさらに推進して国際競争力を高めるとともに、グループ生産拠点での原材料の最適調達、最適生産等、グローバル生産体制の構築を強化してまいります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出や生産の持ち直しにより、緩やかな回復基調が継続しています。また、世界経済の回復を背景に、当社グループの進出地域である中国、東南アジア、米国経済についても総じて堅調に推移しました。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、売上高は20,797百万円(前年同期比4.9%増)となりました。利益面では、増収および有利購買の推進や製品収率向上等コスト低減活動による原価抑制により売上総利益は増益を確保したものの、減価償却費およびシステム関連費用等での販売費及び一般管理費の増加を吸収しきれず、営業利益は1,728百万円(前年同期比2.4%減)、経常利益は1,914百万円(前年同期比0.7%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,158百万円(前年同期比1.3%減)となりました。
セグメントの業績の概況は、次のとおりであります。
①日本
(特殊潤滑油)
主要顧客である自動車関連では国内生産台数が前年同期比プラスで推移する中で、ダイカスト用油剤、切削油剤および難燃性作動液が既存顧客での増販、新規顧客の獲得および高付加価値品の増販により好調に推移しました。また熱間鍛造潤滑剤は顧客における自動車鍛造部品の輸出増に支えられ好調に推移しました。その一方で、連結子会社のエチレンケミカルでの自動車用ケミカル製品の売上は、顧客での在庫調整および輸出の減少により前年同期を下回りましたが、特殊潤滑油全体では前年同期を上回る実績となりました。
(合成潤滑油)
高温用合成潤滑油は、当社顧客による自動車ベアリング用グリースの輸出増に支えられ好調に推移しました。その一方で、近年のハードディスクドライブ出荷台数減少の影響を受け、ハードディスク表面潤滑剤の売上が当第3四半期連結会計期間は低調に推移したことにより、合成潤滑油全体では前年同期を下回る実績となりました。
(素材)
流動パラフィンは販売数量が全般的に堅調に推移したことに加え、原材料価格上昇に伴う販売価格の改定により、売上は前年同期を上回りました。
(ホットメルト接着剤)
粘着および空気清浄機フィルター向けの売上は、既存顧客での増販および新規顧客獲得により好調に推移した一方で、主力の衛生材用途での売上が顧客での販売減の影響を受け、当第3四半期連結会計期間に伸び悩んだことにより、ホットメルト接着剤全体では前年同期を下回る実績となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は15,607百万円(前年同期比1.4%増)、セグメント利益は1,093百万円(前年同期比4.2%減)となりました。
②中国
自動車生産台数が前年同期比プラスで推移する中で、ダイカスト用油剤、作動油および切削油剤等特殊潤滑油の売上は前年同期を上回りました。また、ホットメルト接着剤についても、空気清浄機フィルター向けの売上が前年同期を大幅に上回りました。
この結果、当セグメントの売上高は2,586百万円(前年同期比25.9%増)、セグメント利益は256百万円(前年同期比35.3%増)となりました。
③東南アジア
タイおよびインドネシアにおける自動車生産台数が総じて前年同期比プラスで推移する中で、ダイカスト用油剤、作動油および切削油剤等特殊潤滑油の売上は前年同期を上回りました。また、ホットメルト接着剤についても新製品の投入および新規顧客の獲得等により、売上は前年同期を上回りました。
この結果、当セグメントの売上高は3,323百万円(前年同期比11.3%増)となり、セグメント利益は346百万円(前年同期比6.1%増)となりました。
④北米
年初来、自動車販売台数が前年同期比減で推移する中で、主力のダイカスト用油剤の売上は前年同期並みで推移しました。
この結果、当セグメントの売上高は636百万円(前年同期比2.0%増)となり、人員増による人件費の増加および企業買収に係る費用の発生等により、セグメント損失は3百万円(前年同期は50百万円の利益)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて761百万円増加し、26,078百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が460百万円、受取手形及び売掛金が195百万円それぞれ増加したことによります。
負債は、前連結会計年度末に比べて248百万円減少し、9,475百万円となりました。主な要因は、長期借入金が390百万円減少したことによります。
純資産は、利益剰余金の増加等により前連結会計年度末に比べて1,009百万円増加し、16,603百万円となりました。
(3)事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、935百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因および経営戦略の現状と見通し
わが国経済は、輸出や生産の持ち直しにより、緩やかな回復基調が継続しておりますが、地政学的リスク等により依然先行き不透明感が続いています。また、中長期的に国内需要の伸びが期待できない中、当社の主たる顧客である自動車部品メーカーや紙おむつメーカーは海外に生産拠点を拡充する等、ますますグローバル化を進めております。一方、主たる原材料のベースである原油価格は緩やかに上昇が続いております。
このような事業環境において、当社グループは中・長期的に成長が見込まれる中国、東南アジア、北米への重点的取り組みを行い、子会社の生産拠点がある中国、タイ、インドネシアならびにその周辺国における需要に対応してまいります。また、次の海外拠点として、今後経済成長が期待できるインドに子会社を設立し、潤滑油、ホットメルト接着剤の生産・販売の準備を進めております。
新製品開発では、有機ELが注目されてきている中、それに関連する封止材や世界最高水準の高性能ガス・水蒸気透過率測定装置(「モレスコスーパーディテクト」)を開発、改良するとともに、有機薄膜型太陽電池の量産化に向けた取り組みを行う等、「環境関連分野」、「情報関連分野」、「エネルギーデバイス分野」の3分野に重点をおき、国内外の顧客ニーズにあった製品開発に注力してまいります。また、予想以上に進展しつつあるEV化への対応を進めております。
生産面においては、昨年30周年を迎えた赤穂工場での品質の安定、生産効率の向上、コストダウンをさらに推進して国際競争力を高めるとともに、グループ生産拠点での原材料の最適調達、最適生産等、グローバル生産体制の構築を強化してまいります。