有価証券報告書-第72期(2024/04/01-2025/03/31)
(追加情報)
(当社連結子会社元従業員による不正行為について)
当社連結子会社である上海フコク有限公司(以下「上海フコク」といいます)の元従業員が不正な経理処理により資金を着服した可能性があることが発覚いたしました。これを受けまして、外部専門家で構成された特別調査委員会を2024年11月29日付にて設置し、調査を実施し、2025年2月14日付で、特別調査委員会より調査報告書を受領しております。
連結財務諸表等に与える影響額について、当社は特別調査委員会から受領した調査結果に基づき、過年度の財務諸表に与える影響を検討しましたが、当該期間の損益に与える影響範囲が限定的であると判断し、過年度の決算の訂正は行っておりません。
2025年3月期決算における連結財務諸表等に与える影響額については、上海フコクの元従業員が2011年1月から2024年10月までの間に私的な用途のために不正出金した現預金相当分を債権とみなし、貸倒引当金繰入額として営業外費用に423百万円を計上いたしました。また、特別調査委員会による一連の調査委嘱に係る費用を、特別調査費用として営業外費用に213百万円を計上いたしました。
当社は、特別調査委員会の調査結果を真摯に受け止め、当社及び当社グループにおける内部統制の強化に取り組むため、代表取締役社長を委員長とする内部統制強化委員会を設置し、再発防止策の提言に沿って具体的な再発防止策を検討してまいりました。
特別調査委員会から指摘された各原因を受け、当社が策定した再発防止策の概要は、以下のとおりであります。
1.上海フコクの管理体制の立て直し
① 経理プロセスにおける内部統制の確立
ⅰ上海フコクにおいて、小口現金及び小切手を廃止します。
ⅱ印鑑の管理及び使用に関する業務プロセスを明確化します。
ⅲ経費等支払及び記帳における、起票組織の起票者及び起票確認者の分離、経理部門の支払い時におけるダブルチェック、支払い承認者及び支払実行者(出納担当者)の分離を徹底します。
ⅳ牽制及び業務分担について、規程等に明文化し上海フコク社内で周知徹底します。
ⅴ総経理は、上海フコクにおける日常の業務プロセス全般について、モニタリングを行います。
② 人事面でのリスクマネジメント
ⅰ出納事務及び原価計算業務の兼任は解消し、今後兼務することを禁止します。
ⅱ支払実行者(出納担当)、支払業務ダブルチェック者、支払業務承認者の当事者が長期間に渡り同一人物間で実施されることのないよう、当面の間3年以内に担当業務を変更もしくはローテーションを実施します。
③ 不正リスク・内部統制の重要性についての教育及び研修の実施
2025年2月、当社は現地において上海フコクの管理者全員に対し、不正リスク・内部統制の重要性について教育・注意喚起を実施しました。今後は、上海フコクの管理者全員に対し、内部統制における不正リスクを正しく認識させる研修を定期的に実施します。
④ 中国会社法上のガバナンス体制の強化
ⅰ上海フコクの業務執行状況を管理・監督する機関として、董事会を強化します。
ⅱ董事会には、当社より董事、監事を出席させており、総経理も参加しております。総経理を上海フコクの再発防止実施責任者とし、総経理は今後1年の間、牽制及び業務分担の実行を含む再発防止の実施状況に関して、董事会に対し毎月報告することとします。
ⅲ当社派遣の董事、監事は、再発防止の実施状況をモニタリングし、当社経営陣に対して四半期毎に報告します。当社経営陣は実施状況を評価し、2年目以降の開催及び報告頻度を判断します。
2.当社の上海フコクに対する管理体制の改善・強化
(1)上海フコクにおける再発防止策の策定及び実施の支援・モニタリング
今後1年間を目途として、上海フコクに再発防止策を周知させることとし、当社は、四半期毎に現地において再発防止の実施状況を確認し、必要に応じて実行を支援してまいります。
(2)グループ全体のガバナンス体制の改善・強化
内部監査室の機能を強化し、以下の施策に取り組んで参ります。
①子会社ごとの細やかなリスク評価
経理プロセスに関わる不正リスクに焦点を当てた内部統制に係る質問票を各拠点に送付、回答を収集し確認いたします。
②内部統制状況の実地検証による牽制
各子会社のリスク評価を踏まえ、優先順位を付けて、業務プロセス等の分析・深掘りをしたうえで、必要に応じて実地検証を実施してまいります。
③財務部及び経営戦略室が行う財務資料分析の深化・高度化
異常値発見の確度を向上させるべく、AI等を含む分析ツール等を活用した実施方法を検討いたします。
④内部統制の確立のための関係部署による支援
適切な内部統制上のコントロールを経理プロセスに組み込むための標準的な方法論等を示したガイドラインやマニュアルを整備、管理・更新を実施し各子会社に周知徹底いたします。
⑤子会社人事へのリスク評価の反映
リスク評価にて懸念が認められる子会社に対して、内部統制業務についての知見を持つ人員を当社より派遣いたします。また、一定期間内(3年間乃至最長5年間)でのローテーションを実施いたします。
⑥当社から海外拠点に派遣するマネジメント人材に対する研修・教育の充実
コンプライアンス意識の醸成を目的とした海外赴任前研修、及び経営戦略室・財務部による財務知識の教育を目的とした研修をより充実させ、経理プロセスにおける内部統制の方法論を研修内容に織り込みます。
⑦中間的な統括管理組織の活用
上海フコクに関しては、総経理及び管理担当副総経理が当社子会社フコク(上海)貿易有限公司と兼務する状況を解除し、今後1年間は、本社からの関与・牽制を強めていきます。
(当社連結子会社元従業員による不正行為について)
当社連結子会社である上海フコク有限公司(以下「上海フコク」といいます)の元従業員が不正な経理処理により資金を着服した可能性があることが発覚いたしました。これを受けまして、外部専門家で構成された特別調査委員会を2024年11月29日付にて設置し、調査を実施し、2025年2月14日付で、特別調査委員会より調査報告書を受領しております。
連結財務諸表等に与える影響額について、当社は特別調査委員会から受領した調査結果に基づき、過年度の財務諸表に与える影響を検討しましたが、当該期間の損益に与える影響範囲が限定的であると判断し、過年度の決算の訂正は行っておりません。
2025年3月期決算における連結財務諸表等に与える影響額については、上海フコクの元従業員が2011年1月から2024年10月までの間に私的な用途のために不正出金した現預金相当分を債権とみなし、貸倒引当金繰入額として営業外費用に423百万円を計上いたしました。また、特別調査委員会による一連の調査委嘱に係る費用を、特別調査費用として営業外費用に213百万円を計上いたしました。
当社は、特別調査委員会の調査結果を真摯に受け止め、当社及び当社グループにおける内部統制の強化に取り組むため、代表取締役社長を委員長とする内部統制強化委員会を設置し、再発防止策の提言に沿って具体的な再発防止策を検討してまいりました。
特別調査委員会から指摘された各原因を受け、当社が策定した再発防止策の概要は、以下のとおりであります。
1.上海フコクの管理体制の立て直し
① 経理プロセスにおける内部統制の確立
ⅰ上海フコクにおいて、小口現金及び小切手を廃止します。
ⅱ印鑑の管理及び使用に関する業務プロセスを明確化します。
ⅲ経費等支払及び記帳における、起票組織の起票者及び起票確認者の分離、経理部門の支払い時におけるダブルチェック、支払い承認者及び支払実行者(出納担当者)の分離を徹底します。
ⅳ牽制及び業務分担について、規程等に明文化し上海フコク社内で周知徹底します。
ⅴ総経理は、上海フコクにおける日常の業務プロセス全般について、モニタリングを行います。
② 人事面でのリスクマネジメント
ⅰ出納事務及び原価計算業務の兼任は解消し、今後兼務することを禁止します。
ⅱ支払実行者(出納担当)、支払業務ダブルチェック者、支払業務承認者の当事者が長期間に渡り同一人物間で実施されることのないよう、当面の間3年以内に担当業務を変更もしくはローテーションを実施します。
③ 不正リスク・内部統制の重要性についての教育及び研修の実施
2025年2月、当社は現地において上海フコクの管理者全員に対し、不正リスク・内部統制の重要性について教育・注意喚起を実施しました。今後は、上海フコクの管理者全員に対し、内部統制における不正リスクを正しく認識させる研修を定期的に実施します。
④ 中国会社法上のガバナンス体制の強化
ⅰ上海フコクの業務執行状況を管理・監督する機関として、董事会を強化します。
ⅱ董事会には、当社より董事、監事を出席させており、総経理も参加しております。総経理を上海フコクの再発防止実施責任者とし、総経理は今後1年の間、牽制及び業務分担の実行を含む再発防止の実施状況に関して、董事会に対し毎月報告することとします。
ⅲ当社派遣の董事、監事は、再発防止の実施状況をモニタリングし、当社経営陣に対して四半期毎に報告します。当社経営陣は実施状況を評価し、2年目以降の開催及び報告頻度を判断します。
2.当社の上海フコクに対する管理体制の改善・強化
(1)上海フコクにおける再発防止策の策定及び実施の支援・モニタリング
今後1年間を目途として、上海フコクに再発防止策を周知させることとし、当社は、四半期毎に現地において再発防止の実施状況を確認し、必要に応じて実行を支援してまいります。
(2)グループ全体のガバナンス体制の改善・強化
内部監査室の機能を強化し、以下の施策に取り組んで参ります。
①子会社ごとの細やかなリスク評価
経理プロセスに関わる不正リスクに焦点を当てた内部統制に係る質問票を各拠点に送付、回答を収集し確認いたします。
②内部統制状況の実地検証による牽制
各子会社のリスク評価を踏まえ、優先順位を付けて、業務プロセス等の分析・深掘りをしたうえで、必要に応じて実地検証を実施してまいります。
③財務部及び経営戦略室が行う財務資料分析の深化・高度化
異常値発見の確度を向上させるべく、AI等を含む分析ツール等を活用した実施方法を検討いたします。
④内部統制の確立のための関係部署による支援
適切な内部統制上のコントロールを経理プロセスに組み込むための標準的な方法論等を示したガイドラインやマニュアルを整備、管理・更新を実施し各子会社に周知徹底いたします。
⑤子会社人事へのリスク評価の反映
リスク評価にて懸念が認められる子会社に対して、内部統制業務についての知見を持つ人員を当社より派遣いたします。また、一定期間内(3年間乃至最長5年間)でのローテーションを実施いたします。
⑥当社から海外拠点に派遣するマネジメント人材に対する研修・教育の充実
コンプライアンス意識の醸成を目的とした海外赴任前研修、及び経営戦略室・財務部による財務知識の教育を目的とした研修をより充実させ、経理プロセスにおける内部統制の方法論を研修内容に織り込みます。
⑦中間的な統括管理組織の活用
上海フコクに関しては、総経理及び管理担当副総経理が当社子会社フコク(上海)貿易有限公司と兼務する状況を解除し、今後1年間は、本社からの関与・牽制を強めていきます。