有価証券報告書-第79期(2024/01/01-2024/12/31)

【提出】
2025/03/26 15:35
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【項目】
155項目
(1)経営成績等の状況の概要
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における日本経済は、物価の上昇や企業における賃上げ幅の上昇、日銀の金利政策にも変化があった中で、日経平均株価が史上最高値を記録する等、景気の緩やかな回復基調が続きました。また円安もあり、インバウンドについては過去最高の水準を継続しました。海外では、米国における景気の底堅さやインドにおける堅調な経済成長、一部の国を除きインフレの緩和が見られるものの、欧州や中国の景気停滞、中東地域の情勢懸念の継続など景気先行きの不透明さが継続しました。
このような環境下、当社グループは、国内では飲食市場及び宿泊施設や流通販売業、病院・福祉施設等の飲食外市場への拡販を実施いたしました。海外では、需要の継続に対しての製品供給に注力するとともに、収益性の改善にも努めました。また、買収した企業による業績への影響がありました。
イ.経営成績
当連結会計年度の業績は、売上高は4,454億95百万円(前期比19.3%増)、営業利益は514億79百万円(同18.3%増)となりました。経常利益は578億23百万円(同14.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は371億70百万円(同13.2%増)となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントを変更しております。以下の前年同期との比較については、前年同期の数値を変更後の区分に組替えた数値で比較しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
1.日本
日本におきましては、深掘りを進める飲食市場、積極的な開拓を進める飲食外市場に向け、ノンフロン自然冷媒を使用した冷蔵庫、製氷機や、食器洗浄機等主力製品を中心とした拡販を実施いたしました。特に飲食・サービス業界においては、原材料費や人件費等のコストアップ、人手不足の深刻化等は継続しているものの、インバウンドの回復等を受け高まっている設備投資需要への対応に注力いたしました。その結果、売上高は2,252億96百万円(前期比8.0%増)、セグメント利益は287億29百万円(同20.5%増)となりました。
2.米州
米州におきましては、競争環境が厳しくなる中、製造面での生産性向上や顧客開拓・関係強化等に注力しながら、製氷機、冷蔵庫、ディスペンサ、食器洗浄機等の拡販に努めました。その結果、売上高は1,083億33百万円(前期比10.8%増)、セグメント利益は113億6百万円(同11.3%増)となりました。
3.欧州
欧州におきましては、グループ会社間の連携強化等にも注力しつつ、主力製品である製氷機、冷蔵庫等の拡販に努めました。一方、トルコにおける超インフレ経済下による利益への影響等を受けた結果、売上高は550億76百万円(前期比101.6%増)、セグメント利益は32億19百万円(同4.0%減)となりました。
4.アジア
アジアにおきましては、インドを中心に、冷蔵庫等の販売が堅調に推移しました。この結果、売上高は692億21百万円(前期比37.8%増)、セグメント利益は115億48百万円(同45.4%増)となりました。
ロ.財政状態
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ785億83百万円増加し、5,439億44百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ261億62百万円増加し、3,903億7百万円となりました。主な要因は、受取手形、売掛金及び契約資産、商品及び製品の増加によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ524億21百万円増加し、1,536億37百万円となりました。主な要因は、有形固定資産、のれんの増加によるものであります。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ288億43百万円増加し、1,612億67百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ239億52百万円増加し、1,285億90百万円となりました。主な要因は、契約負債、支払手形及び買掛金の増加によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ48億90百万円増加し、326億76百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ497億40百万円増加し、3,826億77百万円となりました。主な要因は、利益剰余金、為替換算調整勘定、非支配株主持分の増加によるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ126億80百万円減少し、2,143億91百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、473億44百万円の収入(前期は376億98百万円の収入)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益が552億91百万円ありましたが、法人税等の支払額が178億98百万円あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、373億73百万円の支出(前期は32億86百万円の収入)となりました。主な要因は、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出155億36百万円、有価証券及び投資有価証券の取得による支出123億11百万円、定期預金の純増による支出が56億13百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、401億71百万円の支出(前期は103億55百万円の支出)となりました。主な要因は、配当金の支払額が158億74百万円、自己株式の取得による支出が145億5百万円あったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
イ.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2024年1月1日
至 2024年12月31日)
前期比(%)
日本(百万円)86,339114.5
米州(百万円)85,315108.0
欧州(百万円)45,286230.8
アジア(百万円)51,026120.2
合計(百万円)267,968123.8

(注)金額は、販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
ロ.商品仕入実績
当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2024年1月1日
至 2024年12月31日)
前期比(%)
日本(百万円)57,234100.1
米州(百万円)1,996103.9
欧州(百万円)6,652215.8
アジア(百万円)12,570209.9
合計(百万円)78,454115.1

(注)金額は、仕入価格によっております。
ハ.受注実績
当社グループは、見込生産を行っているため、該当事項はありません。
ニ.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2024年1月1日
至 2024年12月31日)
前期比(%)
日本(百万円)217,485107.7
米州(百万円)107,671111.1
欧州(百万円)53,039204.8
アジア(百万円)67,298138.0
合計(百万円)445,495119.3

(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成においては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性の存在により、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。
また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ.経営成績等の分析
1.経営成績
売上高は4,454億95百万円(前期比19.3%増)となりました。セグメントごとの売上高(セグメント間の内部売上高を含む)は、日本は2,252億96百万円(同8.0%増)、米州は1,083億33百万円(同10.8%増)、欧州は550億76百万円(同101.6%増)アジアは692億21百万円(同37.8%増)となりました。海外売上高は2,280億9百万円(同32.9%増)となり、連結売上高に占める海外売上高比率は51.2%(同5.3ポイント増)となりました。
売上原価は2,790億46百万円(前期比17.5%増)となりました。売上総利益は1,664億49百万円(同22.3%増)となりました。売上総利益率は37.4%(同0.9ポイント増)となりました。
販売費及び一般管理費は1,149億69百万円(前期比24.2%増)となりました。販売費及び一般管理費の売上高に対する比率は25.8%(同1.0ポイント増)となりました。営業利益は514億79百万円(同18.3%増)となりました。セグメント利益は日本は287億29百万円(同20.5%増)、米州は113億6百万円(同11.3%増)、欧州は32億19百万円(同4.0%減)、アジアは115億48百万円(同45.4%増)となりました。
営業外収益は88億86百万円(前期比4.6%増)となりました。営業外費用は25億42百万円(同50.3%増)となりました。経常利益は578億23百万円(同14.9%増)となりました。
特別利益は1億34百万円(前期比39.2%増)となりました。特別損失は26億65百万円(同30.6%増)となりました。税金等調整前当期純利益は552億91百万円(同14.3%増)となりました。
法人税等合計は176億37百万円(前期比18.9%増)となりました。非支配株主に帰属する当期純利益は4億84百万円(同32.0%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は371億70百万円(同13.2%増)となりました。
なお、経営成績に影響を与える要因の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 」もご覧ください。
2.財政状態
財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 ロ.財政状態」のとおりであります。
3.キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」のとおりであります。
ロ.資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
また、事業運営上必要な資金を確保すると共に、経済環境の急激な変化に耐えうる流動性を維持することを基本方針としております。事業活動に必要な資金については、主に内部資金を活用しております。また、グループ内余剰資金を活用するためにキャッシュ・マネジメント・システムを導入し、資金効率の向上に努めております。
なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は90億54百万円、現金及び現金同等物の残高は2,143億91百万円となりました。

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