有価証券報告書-第64期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/23 16:05
【資料】
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【項目】
124項目

研究開発活動

グローバル化と顧客価値の最大化を追求し「DCS & Labeling」を世界に展開するためには、画期的新製品の開発および技術・ソリューションの組み合わせによって顧客志向イノベーションを起こすことが必要です。
このため、新商品開発については日本において専任のプロジェクト体制を構築するとともに、海外の開発技術者を日本に呼び、各国の技術動向やニーズを直接情報収集することで、セグメントNo.1を狙えるユニークな新商品の開発を進めてまいりました。
これらの活動により、当連結会計年度におきましては以下の新商品をリリースすることができました。
①ラベル印字貼付機ハンドラベラーの新製品として、大きく見やすい文字で、販促用途に最適な「UNO PROMO(ウノ プロモ)」を2013年4月にリリース。
②オフィスや店舗、病院などに幅広く採用されているコンパクトな業務用ラベルプリンタの最新モデル、『L'esprit(レスプリ)V-exシリーズ』を2013年7月にリリース。
③FA・製造、物流、化学、製薬などの幅広い現場で活躍する業務用ラベルプリンタの最新モデル、『スキャントロニクスSG400R-exシリーズ』を2013年7月にリリース。
④グローバル市場に向けて、世界のどこでも誰もが簡単に使えるユニバーサルな産業用バーコード/RFIDプリンタ『CL4NXシリーズ』を2014年4月1日に世界で同時リリース。(日本のみ2015年発売予定)
特に、CL4NXはグローバル企業のボーダレスな運用に求められる機能を徹底的に分析し、30年以上にわたり培ってきた製品設計技術を集約した4インチのバーコード/RFIDプリンタであり、「SATO, Beyond Expectations(お客さまの期待を超える)」をコンセプトに、市場機のプラグ&プレイを容易にする仕様を標準搭載しております。また、作業環境や言語、インフラの違いを越えて、世界のどこでも誰もが簡単に使えるユニバーサル性を追求した機能、デザインが大きな特長となっております。
このような研究・開発活動の結果、電子プリンタやハンドラベラーといったメカトロ製品にあっては機能や性能面で高水準のレベルを維持しながらお客様に満足いただける豊富な品揃えが可能となり、サプライ製品につきましても素材の研究、新技術の応用で耐熱、耐薬品、耐磨耗に優れ、高密度、高精細印字に適したシール、ラベル、カーボンリボンなどの新製品開発、供給が可能となっております。
合わせて、地球環境に優しい製品開発を目指した省資源・省電力化を進めるとともに、持続可能な社会への貢献に向けて安心・環境保全を追及する基礎研究開発を行っております。
さらに、周辺機器との連携を可能にし、より効率的にバーコードシステムを活用できるソフトウエアの開発にも注力し新規市場を開拓するための総合力を培ってまいります。
なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は2,225百万円であり、主に日本セグメントで発生しております。