訂正有価証券報告書-第156期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/07/31 16:49
【資料】
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【項目】
169項目
(4)【役員の報酬等】
①報酬等の額の決定に関する方針
⦅方針の決定の方法⦆
当社は、会社法の規定に基づき、報酬委員会が取締役及び執行役の個人別の報酬等の額の決定に関する方針を定めています。
⦅基本方針⦆
取締役及び執行役の報酬等は、以下の基本方針に従って定めます。
・取締役及び執行役のそれぞれに求められる役割及び責任に応じたものとします。
・取締役の報酬は、経営監督機能の十分な発揮に資するものとします。
・執行役の報酬は、以下の要素を考慮して反映するものとします。
- 経営計画との連動
短期インセンティブ報酬及び中長期インセンティブ報酬において、経営計画で掲げる重要指標を評価指標(KPI)として採用し、その達成に向けた意欲を喚起します。
- 成長マインドの醸成に資する報酬体系と業績評価体系の確立
「成長」「収益性向上」「キャッシュ創出」について短期的な成果と中長期的な成果の最適バランスを追求し、短期の成果と中長期的な企業価値の向上の両立をめざします。
ストレッチした目標を設定するとともに、それに見合う報酬水準を設定し、達成した成果に大きく報いる報酬体系を確立します。
- サステナブル経営を促進する指標設定
サステナビリティ戦略に基づく具体的指標・目標を設定し、その実行を促します。
- 中長期的な企業価値の向上に報いる株式報酬の拡大
中長期的な企業価値と報酬の連動性を高めるべく、株式報酬を拡大します。
・グローバル視点を意識した競争力のある報酬水準
地域・出身にとらわれず、グローバル経営をリードする優秀な経営人財を確保するため、グローバル市場で競争力のある報酬水準を確保します。
・客観性・透明性を確保した報酬ベンチマーキング
日本市場ベンチマークに加え、米国・欧州市場ベンチマークを参照し、多面的な検証と水準設定につなげます。
・充実した報酬開示や投資家との対話を通じた透明性・客観性の担保
グローバルを意識した報酬制度に関する十分な開示と投資家との継続的な対話を通じ、投資家による理解と賛同を得られるよう努めるとともに、対話を通じて得られた気付きをもとに制度の継続的な改善に取り組みます。
⦅報酬体系⦆
(ⅰ) 取締役
取締役の報酬は、固定報酬である基本報酬及び株式報酬から成ります。基本報酬及び株式報酬の基準額の比率は、3:1を基本型とします。
各報酬の決定方法は、次のとおりです。
(基本報酬)
基準額に対して、常勤・非常勤の別、所属する委員会及び役職、出席会議等を反映した加算を行って決定します。
(株式報酬)
中長期的な企業価値向上を意識した経営の監督・助言を行うインセンティブとするため、譲渡制限付株式報酬ユニットを付与します。付与から3年経過後に、付与されたユニット相当分の普通株式又は現金を交付します。
在任期間中の不正行為への関与等が判明した場合は、報酬の返還が求められることとしております。執行役を兼務する取締役には、取締役としての報酬は支給しません。
(ⅱ) 執行役
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執行役の報酬は、固定報酬である基本報酬及び変動報酬である短期インセンティブ報酬・中長期インセンティブ報酬から成ります。執行役社長兼CEOの場合、基本報酬、短期インセンティブ報酬及び中長期インセンティブ報酬の基準額の比率は、グローバルな事業の成長を通じた企業価値の向上と株主価値との連動を重視するため、欧米企業を含めた主要グローバル企業の経営者報酬の構成比を参考に、1.0:1.5:3.0を基本型とします。また、役位が上位の執行役ほど、総報酬に占める変動報酬の割合が高くなるように設定します。
各報酬の決定方法は、次のとおりです。
(基本報酬)
・役位に応じた基準額に査定を反映して決定します。
(短期インセンティブ報酬)
・役位に応じて基準額を定め、業績及び担当業務における成果に応じて、基準額の0~200%の範囲内で支給額を決定します。具体的な評価項目と評価割合は、次のとおりです。
0104010_015.png
・業績評価連動部分の報酬額は、全社業績評価及び部門業績評価の結果に基づいて変動します。
- 全社業績は、株主・投資家をはじめとするステークホルダーに対して公表した連結業績予想数値の達成度合いを測るため、売上収益や利益指標及びキャッシュ・フローを用いて評価します。
- 部門業績は、部門毎に経営計画や年度予算の業績目標の達成度合いを測るため、売上収益や利益指標及びキャッシュ・フローを用いて評価します。
・個人目標評価連動部分の報酬額は、担当業務を踏まえて設定した各執行役の個人目標の達成度合いの評価に基づいて変動します。
・サステナビリティ評価連動部分の報酬額は、サステナビリティに関する定量的な目標の達成度合いの評価に基づいて変動します。
(中長期インセンティブ報酬)
・在任時からの株式保有を通じて経営陣による株主との価値共有を一層高めることにより、中長期視点に基づく経営を推進し、企業価値の持続的な向上に対するインセンティブとするため、役位に応じて基準額(中長期インセンティブ報酬基準額(LTI基準額))を定め、在任条件を付した譲渡制限付株式報酬及び業績連動型譲渡制限付株式報酬を付与します。それぞれの条件とLTI基準額に対する付与割合及び譲渡制限付株式の付与時期は、次のとおりです。
0104010_016.png
・譲渡制限付株式報酬は、LTI基準額の30%相当分の譲渡制限付株式が付与され、譲渡制限付株式が付与された事業年度の期首から3事業年度における各執行役の在任期間に応じて、退任時に譲渡制限が解除されます。
・業績連動型譲渡制限付株式報酬は、一定の評価期間におけるKPIの達成度に応じて、評価期間経過後に譲渡制限付株式が付与され、退任時に譲渡制限が解除されます。業績連動型譲渡制限付株式報酬は、株価条件を付した報酬と経営計画目標達成条件を付した報酬から成ります。
- 株価条件付株式報酬は、LTI基準額の70%相当分の業績連動型株式報酬ユニットが付与され、本ユニットが付与された日の属する事業年度の期首から3事業年度における当社株式のTotal Shareholder Return(TSR:株主総利回り)成長率とTOPIX成長率を比較した結果(対TOPIX成長率)及び報酬委員会が定めるグローバル競合比較対象企業群の株価成長率における当社TSR成長率の%ileランク(対グローバル競合)に応じて、付与された本ユニットの0~200%相当分の譲渡制限付株式が付与されます。評価期間終了前に退任する場合は、評価期間のうち在任期間の占める割合を乗じて得た株式数に減算して事後評価します。
- 経営計画目標達成条件付株式報酬は、LTI基準額の20%相当分の業績連動型株式報酬ユニットが付与され、本ユニットが付与された日の属する事業年度を対象に含む経営計画の最終事業年度までの期間におけるROIC及びサステナビリティ指標の目標達成時に、付与された本ユニット相当分の譲渡制限付株式が付与されます。
・居住国の法規制等によって譲渡制限付株式を付与することが妥当でない場合、株価連動型の現金報酬で代替します。
・2019年4月1日から開始する事業年度より、それまでの株式報酬型ストックオプションに代えて、譲渡制限付株式を付与することとしており、2023年4月1日から開始する事業年度より、上記の中長期インセンティブ報酬を付与しています。
在任期間中の不正行為への関与等が判明した場合には、報酬の返還を求めることとしています。
外国人など外部から採用する人財の報酬については、上記の方針を参考にしながら、ベンチマークとする人財市場の報酬水準等も考慮し、個別に定めることがあります。外国人役員に対しては、中長期インセンティブ報酬として、譲渡制限付株式報酬ユニットを付与することとしています。本ユニットが付与された日の属する事業年度の期首から1事業年度経過毎に、3年間にわたり、付与された本ユニットの数の3分の1ずつを普通株式及び現金として支給します。
②報酬等の額
役員区分報酬等の
総額
(百万円)
報酬等の種類別の総額(百万円)対象となる
役員の員数
(名)
固定報酬変動報酬その他
短期インセン
ティブ報酬
中長期インセン
ティブ報酬
取締役
(社外取締役を除く。)
7667-8-1
社外取締役477399-77-10
執行役6,1201,5652,0432,30620430
合計6,6742,0322,0432,39320441

(注)1. 取締役の員数には、執行役兼務の取締役2名を含みません。
2. 固定報酬及び短期インセンティブ報酬は金銭報酬、中長期インセンティブ報酬は非金銭報酬及び金銭報酬から成ります。
3. 「その他」欄には、フリンジ・ベネフィット相当額等を記載しています。
短期インセンティブ報酬の全社業績評価において参照した指標の状況は、次のとおりです。
指標当連結会計年度(2024年度)
目標実績
売上収益90,000億円97,833億円
Lumada事業売上収益(注)26,500億円30,210億円
Adjusted EBITA率11.5%11.7%
EPS(一株当たり親会社株主に帰属する当期利益)129円133円
コア・フリー・キャッシュ・フロー4,800億円7,805億円

(注)日立Astemoを除きます。
また、各中長期インセンティブ報酬において定めた指標の内容と実績は、次のとおりです。
名称指標の内容算定期間実績
株式会社日立製作所
第1回新株予約権
対TOPIX成長率2016年4月1日から2019年3月29日まで125.8%
株式会社日立製作所
第2回新株予約権
2017年3月31日から2020年3月31日まで121.6%
株式会社日立製作所
第3回新株予約権
2018年3月30日から2021年3月31日まで120.5%
譲渡制限付株式
(2019年5月発行)
対TOPIX成長率2019年4月1日から2022年3月31日まで146.7%
譲渡制限付株式
(2020年5月発行)
2020年4月1日から2023年3月31日まで167.2%
譲渡制限付株式
(2021年6月発行)
2021年4月1日から2024年3月31日まで205.8%
譲渡制限付株式
(2022年6月発行)
2022年4月1日から2025年3月31日まで213.8%
業績連動型譲渡制限付株式報酬
(2023年4月付与)
対TOPIX成長率2023年4月1日から2024年9月30日まで(注1)193.6%
2023年4月1日から2025年3月31日まで(注2)175.2%
対グローバル競合2023年4月1日から2024年9月30日まで(注1)100%ile
2023年4月1日から2025年3月31日まで(注2)90%ile
業績連動型譲渡制限付株式報酬
(2024年4月付与)
対TOPIX成長率2024年4月1日から2024年9月30日まで(注1)144.3%
2024年4月1日から2025年3月31日まで(注2)130.5%
対グローバル競合2024年4月1日から2024年9月30日まで(注1)90%ile
2024年4月1日から2025年3月31日まで(注2)80%ile

(注)1. 2024年9月30日に当社役員を退任した者が有する譲渡制限付株式に係る譲渡制限解除の個数又は業績連動型株式報酬ユニットに基づき付与する株式の個数を確定するために算定しています。
2. 2025年3月31日に当社役員を退任した者が有する譲渡制限付株式に係る譲渡制限解除の個数又は業績連動型株式報酬ユニットに基づき付与する株式の個数を確定するために算定しています。
連結報酬等の総額が1億円以上の役員及びその報酬等の額は、次のとおりです。
氏名会社名役員
区分
連結報酬等の種類別の総額(百万円)連結報酬
等の総額
(百万円)
固定報酬変動報酬その他
(注)3
短期
インセン
ティブ
(注)1
中長期
インセン
ティブ
(注)2
東原 敏昭当社執行役
(注)4
102165210-478
小島 啓二当社執行役
(注)4
150238303-691
阿部 淳当社執行役568177-231
日立グローバルライフソリューションズ㈱取締役43--
㈱日立ハイテク取締役会長43--
ブリス・コッホHitachi Europe Ltd.
(注)5
Director19727310955636
アリステア・ドーマー当社執行役233393569311,228
德永 俊昭当社執行役6699103-269
加藤 知巳当社執行役486449-161
シャシャンク・サマント当社執行役114---583
Hitachi America, Ltd.
(注)5
Chairman8322698-
Hitachi Digital LLC
(注)5
Executive
Chairman
61---
アンドレアス・シーレンベックHitachi Energy Ltd
(注)5
CEO1281694854400
ロレーナ・デッラジョヴァンナ当社執行役142221163173705
㈱日立産機システム取締役32--
永野 勝也当社執行役486665-180
中畑 英信当社執行役4860131-240
長谷川 雅彦当社執行役446065-176
㈱日立ハイテク取締役32--
ジュゼッペ・マリノHitachi Rail Ltd.
(注)5
Director951178210305
明田 篤弥当社執行役--32-124
日立(中国)有限公司
(注)5
董事長3638-17
網谷 憲晴当社執行役151941-117
㈱日立ビルシステムズ取締役1820--
日立グローバルライフソリューションズ㈱取締役21--
飯泉 孝当社執行役334-115
㈱日立ハイテク取締役社長323437-
稲田 康徳当社執行役364332-112
久米 正当社執行役323841-116
㈱日立インダストリアルプロダクツ取締役21--
㈱日立ビルシステムズ取締役10--

氏名会社名役員
区分
連結報酬等の種類別の総額(百万円)連結報酬
等の総額
(百万円)
固定報酬変動報酬その他
(注)3
短期
インセン
ティブ
(注)1
中長期
インセン
ティブ
(注)2
斎藤 隆当社執行役363741-114
谷口 潤Hitachi Digital LLC
(注)5
CEO36423637153
中北 浩仁当社執行役--10-170
Hitachi Asia Ltd.
(注)5
Chairman36383650
中津 英司当社執行役364041-117
西澤 格当社執行役363936-111
貫井 清一郎当社執行役363941-116
アンドリュー・バーHitachi Europe Ltd.
(注)5
Director101441139268
細矢 良智当社執行役343536-107
㈱日立情報通信エンジニアリング取締役10--
馬島 知恵当社執行役334036-114
㈱日立システムズ取締役21--
森田 和信当社執行役304041-114
㈱日立ハイテクソリューションズ取締役2---
依田 隆当社執行役343941-116
㈱日立パワーソリューションズ取締役10--
ニテッシュ・バンガGlobalLogic Worldwide Holdings, Inc.(注)5CEO106---106

(注)1.短期的な業績評価及び個人目標評価の結果に基づいて支給される報酬です。
2.譲渡制限付株式報酬、業績連動型譲渡制限付株式報酬、譲渡制限付株式報酬ユニット又は株価連動型の現金報酬です。
3.「その他」欄には、フリンジ・ベネフィット相当額等を記載しています。
4.当連結会計年度において取締役を兼務していましたが、取締役としての報酬等は受けていません。
5.海外子会社における報酬等については円換算して表示しています。
③報酬委員会の権限・役割と活動内容
当社の報酬委員会は、会社法に基づき設置され、独立性がある社外取締役が報酬委員の過半数を占めるとともに、取締役及び執行役の報酬決定に関する法定の権限を有し、報酬決定プロセスの客観性・透明性・公正性の確保に努めています。報酬委員会は、取締役及び執行役の報酬内容決定の方針を定め、当該方針に基づいて取締役及び執行役の個人別の報酬の内容(報酬額等)を決定する権限を有しています。個人別の報酬内容の決定においては、固定報酬の額の査定や執行役の短期インセンティブ報酬に係る業績評価及び個人目標評価について、そのプロセスと内容を確認・審議しており、当事業年度における個人別の報酬の内容が、当社の取締役及び執行役の報酬内容決定の方針に沿うものであると判断しています。
報酬委員会の委員及び活動状況については、「(1)コーポレート・ガバナンスの概要 ②会社の機関の内容」に記載しています。

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