訂正有価証券報告書-第182期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/07/20 13:38
【資料】
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【項目】
147項目
当社は、「東芝Nextプラン・フェーズ1」の着実な実行を通じて、限界利益率の改善と固定費の削減という形で基礎収益力の強化に大きな効果が現われております。また、インフラサービスを中心とする安定収益モデルへの転換を図っており、今後も安定的継続的な収益力の改善を目指します。当社グループの株主還元の考え方は、今までと変わりなく平均連結配当性向30%(※)以上の実現を基本とし、適正資本水準を超える部分については、自己株式取得を含む株主還元の対象とします。2021年1月29日をもって東京証券取引所及び名古屋証券取引所から両取引所市場第一部銘柄に指定されましたが、これまでご支援いただきました株主の皆様に報いる為にも、今後とも一層の株主還元の促進を目指し、2021年度以降も配当の安定的且つ継続的な増加を目指す方針です。なお、適正資本水準は定期的に取締役会の検証を受けるものとします。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響に備え当面は財務の安定性を重視しますが、将来のキオクシアホールディングス㈱の株式売却から得られる手取金純額の過半を原則として株主還元に充当することを意図しております。今後、新型コロナウイルス感染症の状況が鎮静化しているようであれば、一層の株主還元の促進と当社の長期的な企業価値の向上を目的として、継続的な資本配分の改善のため、積極的なポートフォリオの見直し(これらには成長性の高いM&A機会の検討を含みます。)と事業売却を実行していく方針です。
(注)当面の間、キオクシアホールディングス㈱にかかる持分法投資損益は、本方針の対象外とします。
内部留保資金については、中長期的な戦略的投資等に活用していきます。
配当については、年2回とすることを基本として、取締役会が都度決定することとしています。また、「剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項は、法令に別段の定めがある場合を除き、取締役会の決議によって定めることができる。」旨定款に定めています。
なお、当期に係る剰余金の配当は以下のとおりです。
決議年月日配当金の総額
(百万円)
1株当たり配当額
(円)
2020年11月11日4,53610.00
取締役会決議
2021年5月14日31,76870.00
取締役会決議

また、2021年度については、上記の株主還元方針に基づいて、中間配当について1株当たり40円、期末配当についても40円を予定するとともに、1,000億円を上限額とする自己株式の取得及び2021年6月30日を基準日とする1株あたり110円の特別配当を行う予定です。