有価証券報告書-第109期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業収益を背景に設備投資の増加傾向や雇用・所得環境の改善が続き、ゆるやかな回復基調となりましたが、海外の不安定な政治動向や地政学的リスクの高まりなどにより、先行き不透明な状況で推移しました。
当社グループの経営環境は、電力機器事業において、一般向け変圧器の価格競争が厳しさを増しましたが、主要取引先である電力会社向け製品の需要は底固く推移しました。また、回転機事業において、中国における製造業の回復などを背景にハーメティックモータやプリント配線板の需要が伸長しました。
このような環境の中、創立75周年を迎えた当期は、中期経営計画2018「確かな技術で未来をひらく」のもと、事業・製品の拡大と経営基盤の強化への取り組みを進めてまいりました。事業・製品の拡大では、配電系統高度化関連製品や車載用モータの拡販に注力するとともに、アクチエータやバイオガス発電システムなどの新製品の開発を進めてまいりました。また、昨年10月に当社は販売子会社である愛電商事㈱を吸収合併し、一般向け製品の販売体制の見直しを行いました。経営基盤の強化では、連結ベースでの原価管理の強化、世代別研修の充実化および保有技術の文書化管理システムの整備などに取り組んできました。
以上の結果、連結業績につきましては、回転機事業が堅調に推移しましたが、電力機器事業が減収減益となったことから、売上高は782億3千2百万円(前期比4.5%増)、営業利益は51億3千5百万円(前期比24.1%減)、経常利益は50億7千3百万円(前期比29.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は33億5千1百万円(前期比36.7%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
電力機器事業では、小型変圧器や海外プラント工事が好調でしたが、前期高水準であった制御機器と中大型変圧器の売上減少の影響が大きく、事業全体としては減収減益となりました。売上高は315億6千3百万円(前期比6.7%減)、セグメント利益(営業利益)は50億6千2百万円(前期比27.0%減)となりました。
回転機事業では、介護用機器の売上が減少しましたが、ハーメティックモータとプリント配線板が前期下期から引き続き好調に推移しました。その結果、売上高は466億6千8百万円(前期比13.7%増)、セグメント利益(営業利益)は17億2千3百万円(前期比19.3%増)となりました。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 財政状態
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末と比べ19億6千6百万円増加し886億9千4百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比べ24億7千2百万円増加し644億円となりました。これは主に、現金及び預金の減少25億5千1百万円、受取手形及び売掛金の増加15億6千4百万円、電子記録債権の増加22億5千3百万円、棚卸資産の増加10億5千7百万円によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末と比べ5億5百万円減少し242億9千4百万円となりました。これは主に、有形固定資産の減少5億8千万円、投資その他の資産の増加8千3百万円によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末と比べ9億2千6百万円減少し373億1千7百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比べ15億9千3百万円増加し277億4千1百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加31億7千5百万円、電子記録債務の減少3億3千万円、短期借入金の減少7億3千9百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加5億8千8百万円、未払費用の増加2億1千1百万円、未払法人税等の減少14億7百万円によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比べ25億1千9百万円減少し95億7千5百万円となりました。これは主に、長期借入金の減少11億7千4百万円、退職給付に係る負債の減少13億5百万円によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ28億9千3百万円増加し513億7千7百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加19億7千2百万円、その他有価証券評価差額金の増加2億7百万円、為替換算調整勘定の増加2億5千万円によるものであります。
自己資本比率は、前連結会計年度末と比べ2.1ポイント増加し57.3%となりました。
セグメントごとの資産は、次のとおりであります。
電力機器事業の総資産は259億1千3百万円(前年同期261億9千万円)となり、前連結会計年度末と比べ2億7千7百万円減少となりました。
回転機事業の総資産は452億1百万円(前年同期415億4千6百万円)となり、前連結会計年度末と比べ36億5千4百万円増加となりました。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比べ29億9千6百万円減少し、122億8百万円となりました。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、18億6千8百万円(前年同期59億6千8百万円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益47億7千2百万円、減価償却費23億8千8百万円、仕入債務の増加額28億5百万円などの資金の増加と、退職給付に係る負債の減少額12億3千6百万円、売上債権の増加額33億4千3百万円、たな卸資産の増加額9億8千1百万円、法人税等の支払額28億1百万円などの資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、24億9千2百万円(前年同期19億8百万円)となりました。これは主に、定期預金の増加額4億4千5百万円、有形固定資産の取得による支出19億2千6百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は、24億6千4百万円(前年同期39億5千2百万円)となりました。これは主に、長期借入れによる収入11億円などの資金の増加と、短期借入金の返済による支出7億3千9百万円、長期借入金の返済による支出16億8千6百万円、配当金の支払額9億9千6百万円などによるものであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおり資本的支出を行う予定であります。また、資本の財源については自己資金でまかなう予定であります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業収益を背景に設備投資の増加傾向や雇用・所得環境の改善が続き、ゆるやかな回復基調となりましたが、海外の不安定な政治動向や地政学的リスクの高まりなどにより、先行き不透明な状況で推移しました。
当社グループの経営環境は、電力機器事業において、一般向け変圧器の価格競争が厳しさを増しましたが、主要取引先である電力会社向け製品の需要は底固く推移しました。また、回転機事業において、中国における製造業の回復などを背景にハーメティックモータやプリント配線板の需要が伸長しました。
このような環境の中、創立75周年を迎えた当期は、中期経営計画2018「確かな技術で未来をひらく」のもと、事業・製品の拡大と経営基盤の強化への取り組みを進めてまいりました。事業・製品の拡大では、配電系統高度化関連製品や車載用モータの拡販に注力するとともに、アクチエータやバイオガス発電システムなどの新製品の開発を進めてまいりました。また、昨年10月に当社は販売子会社である愛電商事㈱を吸収合併し、一般向け製品の販売体制の見直しを行いました。経営基盤の強化では、連結ベースでの原価管理の強化、世代別研修の充実化および保有技術の文書化管理システムの整備などに取り組んできました。
以上の結果、連結業績につきましては、回転機事業が堅調に推移しましたが、電力機器事業が減収減益となったことから、売上高は782億3千2百万円(前期比4.5%増)、営業利益は51億3千5百万円(前期比24.1%減)、経常利益は50億7千3百万円(前期比29.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は33億5千1百万円(前期比36.7%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
電力機器事業では、小型変圧器や海外プラント工事が好調でしたが、前期高水準であった制御機器と中大型変圧器の売上減少の影響が大きく、事業全体としては減収減益となりました。売上高は315億6千3百万円(前期比6.7%減)、セグメント利益(営業利益)は50億6千2百万円(前期比27.0%減)となりました。
回転機事業では、介護用機器の売上が減少しましたが、ハーメティックモータとプリント配線板が前期下期から引き続き好調に推移しました。その結果、売上高は466億6千8百万円(前期比13.7%増)、セグメント利益(営業利益)は17億2千3百万円(前期比19.3%増)となりました。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(百万円) | 前期比(%) |
| 電力機器 | 29,553 | △5.8 |
| 回転機 | 44,344 | 14.9 |
| 合計 | 73,897 | 5.6 |
(注) 1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(百万円) | 前期比(%) | 受注残高(百万円) | 前期比(%) |
| 電力機器 | 31,277 | △7.7 | 1,450 | △16.5 |
| 回転機 | 47,770 | 15.4 | 3,801 | 40.8 |
| 合計 | 79,047 | 5.0 | 5,252 | 18.4 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前期比(%) |
| 電力機器 | 31,563 | △6.7 |
| 回転機 | 46,668 | 13.7 |
| 合計 | 78,232 | 4.5 |
(注) 1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 販売高(百万円) | 割合(%) | 販売高(百万円) | 割合(%) | |
| 中部電力㈱ | 22,061 | 29.5 | 19,004 | 24.3 |
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 財政状態
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末と比べ19億6千6百万円増加し886億9千4百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比べ24億7千2百万円増加し644億円となりました。これは主に、現金及び預金の減少25億5千1百万円、受取手形及び売掛金の増加15億6千4百万円、電子記録債権の増加22億5千3百万円、棚卸資産の増加10億5千7百万円によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末と比べ5億5百万円減少し242億9千4百万円となりました。これは主に、有形固定資産の減少5億8千万円、投資その他の資産の増加8千3百万円によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末と比べ9億2千6百万円減少し373億1千7百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比べ15億9千3百万円増加し277億4千1百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加31億7千5百万円、電子記録債務の減少3億3千万円、短期借入金の減少7億3千9百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加5億8千8百万円、未払費用の増加2億1千1百万円、未払法人税等の減少14億7百万円によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比べ25億1千9百万円減少し95億7千5百万円となりました。これは主に、長期借入金の減少11億7千4百万円、退職給付に係る負債の減少13億5百万円によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ28億9千3百万円増加し513億7千7百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加19億7千2百万円、その他有価証券評価差額金の増加2億7百万円、為替換算調整勘定の増加2億5千万円によるものであります。
自己資本比率は、前連結会計年度末と比べ2.1ポイント増加し57.3%となりました。
セグメントごとの資産は、次のとおりであります。
電力機器事業の総資産は259億1千3百万円(前年同期261億9千万円)となり、前連結会計年度末と比べ2億7千7百万円減少となりました。
回転機事業の総資産は452億1百万円(前年同期415億4千6百万円)となり、前連結会計年度末と比べ36億5千4百万円増加となりました。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比べ29億9千6百万円減少し、122億8百万円となりました。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、18億6千8百万円(前年同期59億6千8百万円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益47億7千2百万円、減価償却費23億8千8百万円、仕入債務の増加額28億5百万円などの資金の増加と、退職給付に係る負債の減少額12億3千6百万円、売上債権の増加額33億4千3百万円、たな卸資産の増加額9億8千1百万円、法人税等の支払額28億1百万円などの資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、24億9千2百万円(前年同期19億8百万円)となりました。これは主に、定期預金の増加額4億4千5百万円、有形固定資産の取得による支出19億2千6百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は、24億6千4百万円(前年同期39億5千2百万円)となりました。これは主に、長期借入れによる収入11億円などの資金の増加と、短期借入金の返済による支出7億3千9百万円、長期借入金の返済による支出16億8千6百万円、配当金の支払額9億9千6百万円などによるものであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおり資本的支出を行う予定であります。また、資本の財源については自己資金でまかなう予定であります。