有価証券報告書-第87期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/24 15:00
【資料】
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【項目】
165項目

退職給付関係

(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
当社及び連結子会社は、確定給付型の制度として、複数事業主制度の企業年金基金制度、企業年金基金制度及び退職一時金制度を設けています。
また、従業員の退職等に際して、退職給付会計に準拠した数理計算による退職給付債務の対象とされない割増退職金を支払う場合があります。
なお、当社及び一部の連結子会社は、確定給付型制度の他、確定拠出型制度を設けています。更に、一部の在外子会社では退職給付制度として所在地国の公的制度を設けています。
当連結会計年度末現在、当社及び連結子会社全体で、複数事業主制度の企業年金基金については1社が、企業年金基金については11社が、退職一時金制度については36社が、また、所在地国の公的制度については2社が採用しています。
2.確定給付制度
(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
退職給付債務の期首残高70,767百万円68,608百万円
勤務費用2,5502,918
利息費用488428
数理計算上の差異の発生額△1,4441,225
退職給付の支払額△3,670△4,683
その他△82△213
退職給付債務の期末残高68,60868,284

(2)年金資産の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
年金資産の期首残高56,551百万円53,930百万円
期待運用収益2,1952,060
数理計算上の差異の発生額△3,345△3,892
事業主からの拠出額2,1891,762
退職給付の支払額△3,584△4,106
その他△75△285
年金資産の期末残高53,93049,468

(3)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る
資産の調整表
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
積立型制度の退職給付債務65,288百万円65,055百万円
年金資産△53,930△49,468
非積立型制度の退職給付債務11,357
3,320

15,587
3,228

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額14,67818,815
退職給付に係る負債14,739百万円18,828百万円
退職給付に係る資産△61△12
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額14,67818,815

(4)退職給付費用及びその内訳項目の金額
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
勤務費用2,550百万円2,918百万円
利息費用488428
期待運用収益
数理計算上の差異の費用処理額
△2,195
609

△2,060
797

過去勤務費用の費用処理額
その他
0
71

0
128

確定給付制度に係る退職給付費用1,5262,213

(5)退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
過去勤務費用△0百万円△0百万円
数理計算上の差異1,2914,320
合 計1,2904,319

(6)退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
未認識過去勤務費用4百万円3百万円
未認識数理計算上の差異5,6109,946
合 計5,6149,949

(7)年金資産に関する事項
① 年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
債券35.9%42.9%
株式36.729.1
生命保険4.715.4
現金及び預金6.74.6
オルタナティブ(注)16.07.8
その他0.10.2
合 計100.0100.0

(注)オルタナティブには、ファンド・オブ・ヘッジファンズ運用、マルチアセット運用等を含んでいます。
② 長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。
(8)数理計算上の計算基礎に関する事項
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
割引率主として0.5%主として0.5%
長期期待運用収益率主として4.0%主として4.0%
予想昇給率主として2.0%主として1.9%

(9)複数事業主制度の企業年金について
確定拠出制度と同様に会計処理する、複数事業主制度の企業年金基金への要拠出額は、前連結会計年度2百万円、当連結会計年度2百万円です。
① 制度全体の積立状況に関する事項
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
年金資産の額7,399百万円7,393百万円
年金財政計算上の数理債務の額と
最低責任準備金の額との合計額
5,0465,040
差引額2,3522,352

② 制度全体に占める当社グループの加入人数割合
前連結会計年度 0.85%(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度 0.99%(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
③ 補足説明
上記①の差引額について、前連結会計年度の主な要因は別途積立金2,352百万円です。当連結会計年度の要因は別途積立金2,352百万円です。本年度における過去勤務債務の償却方法は期間30年の元利均等償却です。
なお、上記②の割合は実際の負担割合と一致しません。
3.確定拠出制度
当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度998百万円、当連結会計年度824百万円です。