有価証券報告書-第76期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/27 11:19
【資料】
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【項目】
60項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2016年6月27日)現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び会計上の見積
当社グループは、前連結会計年度(2014年4月1日から2015年3月31日まで)より、IFRSに準拠して連結財務諸表を作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要と思われる見積は合理的な基準に基づいて実施しております。
なお、重要な会計方針及び見積の詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 重要な会計方針」に記載しております。
(2) 経営成績の分析
経営成績の分析については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1) 業績」に記載しております。
(3) 財政状態の分析
当連結会計年度末の資産につきましては、総資産が1,310億31百万円であり、前連結会計年度末より15億33百万円増加いたしました。このうち、流動資産につきましては712億45百万円であり、前連結会計年度末より40億37百万円増加いたしました。非流動資産は597億86百万円であり、前連結会計年度末より25億4百万円減少いたしました。
負債につきましては、931億76百万円であり、前連結会計年度末より13億27百万円減少いたしました。
親会社株主持分につきましては、376億88百万円であり、前連結会計年度末より28億65百万円増加いたしました。当期利益の計上により利益剰余金が71億89百万円増加いたしましたが、前連結会計年度末に対して円高ドル安となり、在外営業活動体の換算差額等が減少したことにより、その他の包括利益累計額が43億15百万円減少した結果であります。
(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
運転資金及び設備資金につきましては、自己資金または借入金により調達することとしております。
借入金につきましては、2015年6月にシンジケートローン80億円を組成いたしました。また、2016年2月にシンジケート方式により、マルチカレンシー・コミットメントライン総額100億円を組成いたしました。
当社グループの資金状況は、営業活動に関するキャッシュ・フローにつきましては、棚卸資産の増加がありましたものの、当期利益、減価償却費及び無形資産償却費等の計上、売上債権の減少および買入債務の増加により、194億65百万円の収入(前連結会計年度は133億44百万円の収入)となりました。
投資活動に関するキャッシュ・フローにつきましては、有形固定資産及び無形資産の取得等により、109億93百万円の支出(前連結会計年度は123億3百万円の支出)となりました。
財務活動に関するキャッシュ・フローにつきましては、配当金の支払、長期借入債務の償還等により15億83百万円の支出(前連結会計年度は69億8百万円の支出)となりました。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、143億26百万円(前連結会計年度末残高は82億57百万円)となりました。