13.のれん及び無形資産
(1) 増減表
のれん及び無形資産の取得原価、償却累計額および減損損失累計額の増減、ならびに帳簿価額は、次のとおりであります。
① 取得原価

(単位:百万円)
	のれん	無形資産
		ソフト ウエア	開発資産	技術資産	顧客関連 資産	その他	合計
前連結会計年度期首 (2021年1月1日)	590,459	81,217	8,427	347,113	97,485	109,605	643,847
内部開発	―	1,298	933	―	―	―	2,231
取得	―	1,632	―	―	―	6,024	7,656
企業結合による取得	414,320	140	―	152,566	34,715	19,333	206,754
科目振替	―	―	―	7,628	―	△7,628	―
売却または処分	―	△4,605	△2,230	△51	―	△23,027	△29,913
為替換算差額	84,673	527	―	43,637	10,921	3,171	58,256
その他	―	6	―	―	―	212	218
前連結会計年度残高 (2021年12月31日)	1,089,452	80,215	7,130	550,893	143,121	107,690	889,049
内部開発	―	1,335	751	―	―	―	2,086
取得	―	1,892	―	―	―	7,503	9,395
企業結合による取得	9,410	―	―	227	―	5	232
科目振替	―	―	―	908	―	△908	―
売却または処分	―	△2,494	△1,715	△1,264	―	△2,400	△7,873
為替換算差額	166,595	829	―	81,824	20,378	6,864	109,896
その他	―	△25	―	―	―	△285	△310
当連結会計年度残高 (2022年12月31日)	1,265,457	81,752	6,166	632,588	163,499	118,470	1,002,475

② 償却累計額及び減損損失累計額

(単位:百万円)
	のれん	無形資産
		ソフト ウエア	開発資産	技術資産	顧客関連 資産	その他	合計
前連結会計年度期首 (2021年1月1日)	―	△65,218	△4,375	△123,436	△23,623	△62,431	△279,083
償却費	―	△6,188	△1,638	△56,437	△8,450	△13,601	△86,314
減損損失	―	△17	―	―	―	―	△17
売却または処分	―	4,367	2,230	51	―	22,987	29,635
為替換算差額	―	△418	―	△14,573	△1,877	△1,532	△18,400
その他	―	8	―	―	―	△100	△92
前連結会計年度残高 (2021年12月31日)	―	△67,466	△3,783	△194,395	△33,950	△54,677	△354,271
償却費	―	△5,266	△1,363	△84,092	△14,852	△19,308	△124,881
減損損失	―	―	―	―	―	△7,007	△7,007
売却または処分	―	2,494	1,715	1,264	―	2,081	7,554
為替換算差額	―	△705	―	△28,978	△3,945	△3,087	△36,715
その他	―	105	1	―	―	177	283
当連結会計年度残高 (2022年12月31日)	―	△70,838	△3,430	△306,201	△52,747	△81,821	△515,037

③ 帳簿価額

(単位:百万円)
	のれん	無形資産
		ソフト ウエア	開発資産	技術資産	顧客関連 資産	その他	合計
前連結会計年度期首 (2021年1月1日)	590,459	15,999	4,052	223,677	73,862	47,174	364,764
前連結会計年度残高 (2021年12月31日)	1,089,452	12,749	3,347	356,498	109,171	53,013	534,778
当連結会計年度残高 (2022年12月31日)	1,265,457	10,914	2,736	326,387	110,752	36,649	487,438

(注) 1 無形資産のソフトウエアのうち、自己創設に該当する帳簿価額は、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ636百万円および526百万円であります。
2 ソフトウエア仮勘定は、無形資産の「ソフトウエア」に含めております。
3 無形資産のその他のうち、ソフトウエアライセンスの使用契約による無形資産(ライセンス使用料)に該当する帳簿価額は、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ29,761百万円および21,096百万円であります。また、主としてライセンスの利用可能期間(5年以内)に基づく定額法により償却しております。
4 所有権に対する制限および負債の担保に供した無形資産はありません。
5 無形資産の取得に関するコミットメントについては、「36.コミットメント及び偶発債務」をご参照ください。
6 無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に含めております。
7 減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含めております。減損損失の内容については、「15.非金融資産の減損損失」をご参照ください。
(2) 重要な無形資産
無形資産のうち主なものは、2017年2月の旧インターシル社、2019年3月の旧IDT社、2021年8月のDialog社および2021年12月のCeleno社との企業結合により取得した技術資産および顧客関連資産であります。技術資産の帳簿価額は、前連結会計年度末および当連結会計年度末において、それぞれ356,498百万円および326,387百万円であり(うち、Dialog社のPPAで識別された技術資産の帳簿価額は、それぞれ141,370百万円および134,474百万円)、当連結会計年度末の残存償却年数は1～10年であります。顧客関連資産の帳簿価額は、前連結会計年度末および当連結会計年度末において、それぞれ109,171百万円および110,752百万円であり、当連結会計年度末の残存償却年数は3～11年であります。
(3) 未だ使用可能でない無形資産
無形資産のうち、未だ使用可能でない資産の帳簿価額は「その他」に含めており、前連結会計年度末および当連結会計年度末において、それぞれ12,767百万円および6,768百万円であり、仕掛中の研究開発であります。なお、仕掛中の研究開発については、開発が完了し事業の用に供した資産から償却を開始しており、「その他」から「技術資産」に振替えております。前連結会計年度および当連結会計年度の振替額は、それぞれ7,628百万円および908 百万円であります。