有価証券報告書-第68期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/22 15:02
【資料】
PDFをみる
【項目】
83項目

対処すべき課題

(1)当社は現場・現物に密着したものづくりを追求しております。安定的かつ効率的なものづくりの体制、そのために必要な技術の深掘り、それに携わる人材の育成に取り組むことで、永続的な成長と利益の確保を目指してまいります。
①人材の育成とスペシャリストの確保に注力いたします。ベテラン社員の技能承継も含めた人材の育成、開発・生
産・品質等の各工程におけるスペシャリストの確保、更に適材適所の人員配置により継続的な成長を目指しま
す。
②成長の維持と継続のため、積極的に投資を進めてまいります。既存事業の生産や品質にかかる投資だけでなく、
新規分野や新規事業に対しても慎重かつ迅速に検討してまいります。また、環境保全に関わる投資に対しても積
極的に進めてまいります。
③各事業で新規開発の伸長に取り組んでまいります。電子機能材事業においては、これまでの知見やノウハウ・技
術の複合化により新たな機能部品・製品を生み出し、新規市場の開拓を目指します。電気機能線材事業において
は、非電線分野を中心に新たな製品の開発と販売に注力してまいります。
④事業の拡大に必要となる継続的な投資や経営環境の急変にも耐えうるよう、より一層の財務体質の改善に努めて
まいります。
(2)株式会社の支配に関する基本方針について
当社は会社の財務及び事業の方針を支配する者の在り方については重要な事項と認識し、継続的に検討しています。しかしながら、親会社の議決権の所有割合が50%を超えている現状を鑑みて、現時点では買収防衛策等の導入はしていません。