有価証券報告書-第117期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
21.デリバティブ金融商品
(1) ヘッジ指定されていないデリバティブ金融商品
トヨタは、金利および為替の変動によるリスクを管理するために、先物為替予約取引、通貨オプション取引、金利スワップ取引、金利通貨スワップ取引および金利オプション取引等を経済的な企業行動の観点から利用していますが、ヘッジ会計を適用することができない、もしくは適用することを選択していません。
トヨタはデリバティブ金融商品を投機もしくは売買目的で使用していません。
(2) デリバティブの公正価値および損益
2019年4月1日、2020年3月31日および2021年3月31日現在におけるデリバティブの公正価値は次のとおりです。
2019年4月1日、2020年3月31日および2021年3月31日現在におけるデリバティブの想定元本は次のとおりです。
ヘッジ指定されていないデリバティブ金融商品については、為替および金利の変動によるリスクをヘッジするために利用しており、対象となる債権債務と経済的なリスクを相殺する関係にあります。2020年3月31日および2021年3月31日に終了した1年間におけるデリバティブ損益 (△は損失) は、それぞれ13,419百万円および588百万円であり、連結損益計算書上、「金融事業に係る金融費用」、「為替差損益<純額>」に含めて計上しています。
なお、デリバティブ金融商品の取引に関連するキャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書上、営業活動によるキャッシュ・フローに含まれています。
(3) 信用リスクに関する偶発条項
トヨタは金融機関との間で国際スワップ・デリバティブズ協会に基づく基本契約を締結しています。この契約には、格付けが特定の水準を下回った場合に、取引相手より契約の清算あるいは資産の提供が求められる偶発条項が含まれています。
2019年4月1日、2020年3月31日および2021年3月31日現在において、偶発条項を有し、現金担保考慮後で、純額で負債となっているデリバティブ金融商品の公正価値は、それぞれ4,126百万円、6,750百万円および35,148百万円です。なお、現金担保として取引相手に提供している資産の2019年4月1日、2020年3月31日および2021年3月31日現在における公正価値は、それぞれ105,460百万円、230,830百万円および75,394百万円です。また、2021年3月31日現在において、仮に偶発条項に定められた条件に合致した場合、契約の清算あるいは提供に必要な資産の公正価値は最大で35,148百万円です。詳細については、注記23を参照ください。
(1) ヘッジ指定されていないデリバティブ金融商品
トヨタは、金利および為替の変動によるリスクを管理するために、先物為替予約取引、通貨オプション取引、金利スワップ取引、金利通貨スワップ取引および金利オプション取引等を経済的な企業行動の観点から利用していますが、ヘッジ会計を適用することができない、もしくは適用することを選択していません。
トヨタはデリバティブ金融商品を投機もしくは売買目的で使用していません。
(2) デリバティブの公正価値および損益
2019年4月1日、2020年3月31日および2021年3月31日現在におけるデリバティブの公正価値は次のとおりです。
金額:百万円 | |||||
移行日 (2019年4月1日) | 3月31日 | ||||
2020年 | 2021年 | ||||
デリバティブ資産 | |||||
ヘッジ指定されていない デリバティブ金融商品: | |||||
金利通貨スワップ | |||||
流動資産-その他の金融資産 | 74,971 | 105,724 | 37,852 | ||
非流動資産-その他の金融資産 | 114,642 | 372,786 | 236,023 | ||
合計 | 189,613 | 478,510 | 273,876 | ||
先物為替予約・オプション | |||||
流動資産-その他の金融資産 | 10,720 | 25,316 | 8,488 | ||
非流動資産-その他の金融資産 | ― | ― | ― | ||
合計 | 10,720 | 25,316 | 8,488 | ||
デリバティブ資産 総額 | 200,333 | 503,826 | 282,364 | ||
金額:百万円 | |||||
移行日 (2019年4月1日) | 3月31日 | ||||
2020年 | 2021年 | ||||
デリバティブ負債 |
ヘッジ指定されていない デリバティブ金融商品: | |||||
金利通貨スワップ | |||||
流動負債-その他の金融負債 | △28,911 | △76,568 | △89,681 | ||
非流動負債-その他の金融負債 | △189,157 | △343,557 | △226,434 | ||
合計 | △218,068 | △420,125 | △316,115 | ||
先物為替予約・オプション | |||||
流動負債-その他の金融負債 | △13,847 | △17,245 | △109,865 | ||
非流動負債-その他の金融負債 | ― | ― | ― | ||
合計 | △13,847 | △17,245 | △109,865 | ||
デリバティブ負債 総額 | △231,915 | △437,369 | △425,980 |
2019年4月1日、2020年3月31日および2021年3月31日現在におけるデリバティブの想定元本は次のとおりです。
金額:百万円 | |||||
移行日 (2019年4月1日) | 3月31日 | ||||
2020年 | 2021年 | ||||
ヘッジ指定されていない デリバティブ: | |||||
金利通貨スワップ | 21,001,883 | 20,310,018 | 21,453,268 | ||
先物為替予約・オプション | 4,005,578 | 3,916,824 | 4,884,400 | ||
合計 | 25,007,461 | 24,226,842 | 26,337,668 |
ヘッジ指定されていないデリバティブ金融商品については、為替および金利の変動によるリスクをヘッジするために利用しており、対象となる債権債務と経済的なリスクを相殺する関係にあります。2020年3月31日および2021年3月31日に終了した1年間におけるデリバティブ損益 (△は損失) は、それぞれ13,419百万円および588百万円であり、連結損益計算書上、「金融事業に係る金融費用」、「為替差損益<純額>」に含めて計上しています。
なお、デリバティブ金融商品の取引に関連するキャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書上、営業活動によるキャッシュ・フローに含まれています。
(3) 信用リスクに関する偶発条項
トヨタは金融機関との間で国際スワップ・デリバティブズ協会に基づく基本契約を締結しています。この契約には、格付けが特定の水準を下回った場合に、取引相手より契約の清算あるいは資産の提供が求められる偶発条項が含まれています。
2019年4月1日、2020年3月31日および2021年3月31日現在において、偶発条項を有し、現金担保考慮後で、純額で負債となっているデリバティブ金融商品の公正価値は、それぞれ4,126百万円、6,750百万円および35,148百万円です。なお、現金担保として取引相手に提供している資産の2019年4月1日、2020年3月31日および2021年3月31日現在における公正価値は、それぞれ105,460百万円、230,830百万円および75,394百万円です。また、2021年3月31日現在において、仮に偶発条項に定められた条件に合致した場合、契約の清算あるいは提供に必要な資産の公正価値は最大で35,148百万円です。詳細については、注記23を参照ください。