有価証券報告書-第58期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/24 16:18
【資料】
PDFをみる
【項目】
108項目

研究開発活動

当社グループの研究開発は、高度化と低価格化という相反する顧客ニーズに対応するため、より技術水準の優れた製品を企画し、それらを開発し、顧客に提供していくことを基本方針としております。
現在の研究開発は、社外との共同開発は一部行っておりますが、大部分は当社が単独で実施しております。主力加工分野である金属打抜(プレス)加工については、超高強度材の加工技術の開発や冷間鍛造加工技術の研究開発を行っております。また、当社の製品で重要保安部品でもあります金属ガスケットのシール性に関する研究を行っております。さらに、最近では環境保護や資源の有効利用を目的としての研究開発を実施しております。
その結果、当連結会計年度の研究開発費の総額は41百万円となっております。今後もより多くの顧客ニーズに対応するため、加工技術の研究開発を進め、合わせて環境問題や資源の有効利用に取り組んでいきます。
(1) 車輌関連部品事業
① 車輌用油圧配管ユニオンボルトの軸力-ガスケットのシール性の解析
② 薄鋼板の塑性加工性を左右する因子(塑性加工パラメータ)とその他の機械的性質、化学成分等との関係の解析
③ 超高強度材(スーパーハイテン材)の精密せん断加工技術の開発
④ 歯車部品のプレス加工技術の開発
車輌関連部品事業に係る研究開発費は22百万円であります。
(2) その他
① 連続ねじ締め機の開発と新規格の高性能ねじの開発
② 住宅用耐震・制振金物の開発
③ 家庭用及び業務用の果物類の皮むき機の開発
④ 新製品(家庭用生ゴミ処理機)の研究開発
その他に係る研究開発費は19百万円であります。
なお、当連結会計年度における上記の車輌関連部品事業の開発は技術本部が担当、その他の事業の開発は特販部が担当しております。