有価証券報告書-第131期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/29 9:22
【資料】
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【項目】
129項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)当連結会計年度末の資産の状況
当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ151億円減少し4,064億円となりました。資産の内、流動資産は、現金及び預金が113億円、受取手形及び売掛金が24億円減少したこと等により、138億円の減少となりました。固定資産につきましては、建設仮勘定が15億円、建物及び構築物が12億円増加した一方、その他無形固定資産が36億円、のれんが11億円減少したこと等により、12億円の減少となりました。
負債は、前連結会計年度末に比べ、借入金の一部を長期から短期に振り替えたこと等により、長期借入金が150億円減少した一方、短期借入金が132億円増加したほか、退職給付に係る負債が23億円増加、未払法人税等が34億円、未払費用が15億円減少したこと等により45億円減少し、1,689億円となりました。
純資産につきましては、利益剰余金が79億円増加した一方、自己株式が50億円増加し、為替換算調整勘定が90億円、その他有価証券評価差額金が37億円減少したこと等により、105億円減少し2,374億円となりました。
(2)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より9億円収入が増加し299億円のキャッシュを得ております。これは主にたな卸資産の増加24億円、法人税等の支払額133億円等による減少要因がありました一方、税金等調整前当期純利益225億円、減価償却費149億円、仕入債務の増加42億円となりましたこと等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より153億円支出が増加し、246億円の支出となりました。これは主に有形固定資産の売却による収入24億円等がありました一方、有形固定資産の取得による支出が215億円、投資有価証券の取得による支出が50億円となりましたこと等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より24億円支出が増加し、122億円の支出となりました。これは主に配当金の支払額が52億円、自己株式の取得による支出が50億円となりましたこと等によるものであります。
この結果、現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ102億円減少し、当連結会計年度末には、950億円となりました。
(3)当連結会計年度の経営成績の状況
当連結会計年度における売上高は、3,482億円(前連結会計年度比6.0%増)、売上総利益1,347億円(同3.8%増)、営業利益304億円(同9.2%増)、経常利益306億円(同2.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益132億円(同24.9%減)と、増収減益となりました。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度比23億円増の1,042億円となりました。
営業外収益は、為替差益の減少等により、前連結会計年度比13億円減の32億円となりました。営業外費用は、為替差損の増加等により前連結会計年度比19億円増の31億円となりました。その結果、営業外収支は、前連結会計年度比で33億円減の1億円となりました。
特別利益は、固定資産売却益の減少等により、前連結会計年度比で73億円減少し12億円となりました。特別損失は、減損損失、事業再編整理損の増加等により、前連結会計年度比で11億円増加し93億円となりました。
法人税等につきましては、法人税、住民税及び事業税の減少等により55億円減少しました。
非支配株主に帰属する当期純利益は、8億円となりました。
なお、事業別の分析は、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」の項目をご参照ください。