有価証券報告書-第59期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/26 15:26
【資料】
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【項目】
128項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、主に自動車内装部品の製造販売事業を行うための設備投資に照らして、必要な資金(主に銀行借入)を調達しております。一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用し、また、短期的な運転資金を銀行借入により調達しております。デリバティブについては、相場変動リスクのある資産・負債のうち、対象とする残高の範囲内でリスクヘッジに限定して利用することとしております。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。しかし、営業債権はすべて現地通貨建てであり、為替の変動リスクには晒されておりません。有価証券及び投資有価証券は、主に取引先企業等に係る株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。
営業債務である支払手形及び買掛金は、すべて1年以内の支払期日であります。
借入金及びファイナンス・リース取引に係るリース債務は、主に設備投資に必要な資金の調達を目的としたものであります。
デリバティブ取引は、余資運用のため、複合金融商品を利用しております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当社は、販売管理規定に従い、営業債権について、自動車部品営業及び住宅営業部門において主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。連結子会社についても、当社の販売管理規定に準じて、同様の管理を行っております。
当期の連結決算日現在における最大信用リスク額は、信用リスクに晒される金融資産の連結貸借対照表価額により表されています。
② 市場リスク(相場や金利等の変動リスク)の管理
投資有価証券については、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、また、その他有価証券については、取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
デリバティブ取引については、取引権限等を定めた社内規定に従い、取締役会での承認のもと、デリバティブ取引の実行及び管理は総合管理部において行っております。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
当社は、各部署からの報告に基づき総合管理部が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性を連結売上高の1ヶ月分相当以上に維持することなどにより、流動性リスクを管理しております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含めておりません((注2)を参照ください)。
前連結会計年度(平成25年3月31日)
(単位:千円)

連結貸借対照表
計上額
時価差額
(1)現金及び預金2,620,5222,620,522-
(2)受取手形630,488630,488-
(3)売掛金4,376,1604,376,160-
(4)投資有価証券(※3)
その他有価証券1,653,3981,653,398-
資産計9,280,5699,280,569-
(1)支払手形(※1)1,600,2781,600,278-
(2)買掛金2,112,7152,112,715-
(3)短期借入金2,679,1002,679,100-
(4)長期借入金(※2)1,051,8091,051,802△6
負債計7,443,9027,443,895△6

(※1)設備支払手形を含めております。
(※2)1年内返済予定の長期借入金を含めております。
(※3)組込デリバティブ取引については、時価の測定を合理的に区分できないため当該複合金融商品全体を「資産(4)投資有価証券」に含めて記載しております。
当連結会計年度(平成26年3月31日)
(単位:千円)

連結貸借対照表
計上額
時価差額
(1)現金及び預金3,381,3063,381,306-
(2)受取手形433,650433,650-
(3)売掛金4,814,5294,814,529-
(4)有価証券及び投資有価証券(※3)
その他有価証券1,829,6831,829,683-
資産計10,459,16910,459,169-
(1)支払手形(※1)1,891,4331,891,433-
(2)買掛金2,355,7482,355,748-
(3)短期借入金2,154,2822,154,282-
(4)長期借入金(※2)1,632,0001,632,560560
負債計8,033,4648,034,025560
デリバティブ取引(※3)3,1343,134-

(※1)設備支払手形を含めております。
(※2)1年内返済予定の長期借入金を含めております。
(※3)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しております。なお、組込デリバティブ取引については、時価の測定を合理的に区分できないため当該複合金融商品全体を「資産(4)有価証券及び投資有価証券」に含めて記載しております。
(注1)金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1)現金及び預金、(2)受取手形、並びに(3)売掛金
これらはすべて短期で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(4)有価証券及び投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっております。
また、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項は、(有価証券関係)注記を参照ください。
負 債
(1)支払手形、(2)買掛金、並びに(3)短期借入金
これらはすべて短期で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(4)長期借入金
長期借入金の時価については、以下の方法により算定しております。
変動金利による借入金については、変動金利が短期で市場金利を反映するとともに、当社の信用リスクに影響を及ぼす事象が発生していないため、時価は帳簿価額と近似していると考え、当該帳簿価額によっております。
固定金利による借入金については、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割引いた現在価値により算定しております。
デリバティブ取引
(デリバティブ取引関係)注記を参照ください。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額
(単位:千円)

区分平成25年3月31日平成26年3月31日
非上場株式96,27596,275

※ 上記については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められるため、「資産(4)有価証券及び投資有価証券」には含めておりません。
(注3)金銭債権及び満期がある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(平成25年3月31日)
(単位:千円)

1年以内1年超
5年以内
5年超
10年以内
10年超
受取手形630,488---
売掛金4,376,160---
投資有価証券
その他有価証券のうち満期があるもの-50,000-100,000
合計5,006,64850,000-100,000

当連結会計年度(平成26年3月31日)
(単位:千円)

1年以内1年超
5年以内
5年超
10年以内
10年超
受取手形433,650---
売掛金4,814,529---
有価証券及び投資有価証券
その他有価証券のうち満期があるもの50,000--100,000
合計5,298,179--100,000

(注4)長期借入金の返済予定額
前連結会計年度(平成25年3月31日)
(単位:千円)

1年以内1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
4年超
5年以内
5年超
長期借入金485,409472,00094,400---
合計485,409472,00094,400---

当連結会計年度(平成26年3月31日)
(単位:千円)

1年以内1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
4年超
5年以内
5年超
長期借入金291,000351,000330,000245,000210,000205,000
合計291,000351,000330,000245,000210,000205,000