有価証券報告書-第56期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/28 11:30
【資料】
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【項目】
114項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における財政状態、経営成績に影響を与えるような見積り・予測を必要としており、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り・予測をしております。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度の当社グループの売上高は750億39百万円、営業利益41億1百万円、経常利益45億32百万円、親会社株主に帰属する当期純利益31億51百万円となりました。
売上高及び営業利益につきましては、「第2(事業の状況) 1(業績等の概要) (1)業績」に記載したとおり、電子デバイス事業で自動車関連製品などの売上と利益が増加したこと、また、精密成形品事業で半導体関連容器やOA機器用部品などの売上と利益が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ増収・増益となりました。
営業外損益の純額は、為替差益や受取利息などが、固定資産除却損などを上回り、4億31百万円の利益となりました。
特別損益の純額は、減損損失の計上により、1億58百万円の損失となりました。
(3) 財政状態の分析
当連結会計年度末における総資産は、現金及び預金が13億92百万円、流動資産のその他が11億12百万円それぞれ増加しましたが、受取手形及び売掛金が20億13百万円、機械装置及び運搬具(純額)が8億74百万円、建物及び構築物(純額)が6億38百万円それぞれ減少したことなどにより、928億45百万円(前連結会計年度末比10億43百万円減)となりました。
当連結会計年度末における負債は、未払法人税等が3億74百万円、未払費用が2億57百万円、未払金が2億19百万円それぞれ増加しましたが、支払手形及び買掛金が7億16百万円、固定負債のその他が2億12百万円それぞれ減少したことなどにより、215億92百万円(前連結会計年度末比46百万円減)となりました。
当連結会計年度末における純資産は、利益剰余金が23億45百万円増加しましたが、為替換算調整勘定が27億51百万円、非支配株主持分が8億36百万円それぞれ減少したことなどにより、712億53百万円(前連結会計年度末比9億96百万円減)となりました。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末から0.7ポイント増加し、76.7%となり、1株当たり純資産額は、前連結会計年度末から4円53銭減少し、870円12銭となりました。
(4) キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況については、「第2(事業の状況) 1(業績等の概要) (2)キャッシュ・フローの状況」に記載したとおりであります。