有価証券報告書-第93期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)
有報資料
世界経済を概観しますと、先進国を中心に緩やかな回復傾向が見られました。米国経済は個人消費を中心に堅
調に推移し、また、債務危機国を抱えた欧州経済は、低成長ながら落ち着きをみせております。一方で、これま
で世界経済を牽引してきた新興国経済は、成長鈍化が鮮明になっており、米国の量的金融緩和縮小観測を受けた
資金流出や、中国における成長鈍化、過熱さを増すロシア情勢不安、中東・北アフリカ経済問題など多くの不確
定要素が存在しております。
国内経済は、金融・財政政策の効果や、家計や企業の景況感の回復により、上昇基調を維持しました。一方、エネルギー輸入コストの増加と輸出の伸び悩みから、貿易赤字が拡大したこともあり、実体経済の回復には引き
続き時間がかかるものと思われます。
また、豊田通商グループの従来の柱である自動車関連事業は、アフリカ、アジアなどの新興国を中心に市場の
拡大が続いていますが、次世代の新興国では、韓国・中国・インドメーカーの台頭、小型車市場の拡大もあり、今後も厳しい経営環境が続くものと予想しております。
このような環境のもと、豊田通商グループは、「GLOBAL 2020 VISION」の実現に向け、以下の課題に取り組ん
でまいります。
まず、「モビリティ分野」につきましては、トヨタグループ内で培われた物流、加工などの機能軸、地域軸、パートナー軸、メーカー軸をもとにトヨタグループ内外のお客様との取引拡大を推進いたします。
また、自動車産業界への貢献としまして、環境負荷を考えた自動車リサイクル事業の推進、次世代自動車等へ
の取り組みにも注力をしてまいります。
更に、「ライフ&コミュニティ分野」では、生活環境の向上に貢献する事業分野として、メディカル事業、
「アース&リソース分野」では、地球課題の解決に貢献する事業分野として、再生可能エネルギー事業などの領
域での事業発展・拡大に取り組んでまいります。
このように、「モビリティ分野」、「ライフ&コミュニティ分野」、「アース&リソース分野」の3分野での
事業拡大・深耕、事業間シナジーにより、豊田通商グループの次の柱を創出し、「GLOBAL 2020 VISION」の達成
を目指してまいります。
特に当社が資本参画したCFAO S.A.とは、アフリカにおける自動車分野での協業と共に、同社の医薬事業、飲
料事業分野でのネットワークを活用したシナジー追求により「ライフ&コミュニティ分野」、「アース&リソー
ス分野」の一層の強化を図ってまいります。
また、海外市場では、アフリカ以外にも、成長が期待される新興国を戦略的な位置づけとして最重点国、重点
国、開発国とに分け、優先度に応じた取り組みを強化し、積極的な投資を行います。
更に、海外事業を加速するためにも、従来の商品本部軸に基づく事業戦略に加え、世界各地の地域戦略の推
進、事業パートナーの戦略共有により、事業と地域の幅を広げ、パートナーと共に成長していきます。
そのグローバルな成長のためには、「人材=人財」としての多様性を活かした価値創造が必要であり、ダイバ
ーシティを重要な経営戦略の1つとして推進いたします。同時に、国内はもとより、海外での優秀な人材の採
用・育成・登用にも努めます。
これらの積極的な事業展開を推進する上で、適切な経営資源配分を実施し、効果的な投資リターン確保に努め
ます。また、健全な財務状態を維持するために、株主資本コストと相関性の高いROE及び財務状態の安定性
を示すネットDER、資金の動きを示すキャッシュ・フローを重点的に意識した経営を行っていく所存です。
調に推移し、また、債務危機国を抱えた欧州経済は、低成長ながら落ち着きをみせております。一方で、これま
で世界経済を牽引してきた新興国経済は、成長鈍化が鮮明になっており、米国の量的金融緩和縮小観測を受けた
資金流出や、中国における成長鈍化、過熱さを増すロシア情勢不安、中東・北アフリカ経済問題など多くの不確
定要素が存在しております。
国内経済は、金融・財政政策の効果や、家計や企業の景況感の回復により、上昇基調を維持しました。一方、エネルギー輸入コストの増加と輸出の伸び悩みから、貿易赤字が拡大したこともあり、実体経済の回復には引き
続き時間がかかるものと思われます。
また、豊田通商グループの従来の柱である自動車関連事業は、アフリカ、アジアなどの新興国を中心に市場の
拡大が続いていますが、次世代の新興国では、韓国・中国・インドメーカーの台頭、小型車市場の拡大もあり、今後も厳しい経営環境が続くものと予想しております。
このような環境のもと、豊田通商グループは、「GLOBAL 2020 VISION」の実現に向け、以下の課題に取り組ん
でまいります。
まず、「モビリティ分野」につきましては、トヨタグループ内で培われた物流、加工などの機能軸、地域軸、パートナー軸、メーカー軸をもとにトヨタグループ内外のお客様との取引拡大を推進いたします。
また、自動車産業界への貢献としまして、環境負荷を考えた自動車リサイクル事業の推進、次世代自動車等へ
の取り組みにも注力をしてまいります。
更に、「ライフ&コミュニティ分野」では、生活環境の向上に貢献する事業分野として、メディカル事業、
「アース&リソース分野」では、地球課題の解決に貢献する事業分野として、再生可能エネルギー事業などの領
域での事業発展・拡大に取り組んでまいります。
このように、「モビリティ分野」、「ライフ&コミュニティ分野」、「アース&リソース分野」の3分野での
事業拡大・深耕、事業間シナジーにより、豊田通商グループの次の柱を創出し、「GLOBAL 2020 VISION」の達成
を目指してまいります。
特に当社が資本参画したCFAO S.A.とは、アフリカにおける自動車分野での協業と共に、同社の医薬事業、飲
料事業分野でのネットワークを活用したシナジー追求により「ライフ&コミュニティ分野」、「アース&リソー
ス分野」の一層の強化を図ってまいります。
また、海外市場では、アフリカ以外にも、成長が期待される新興国を戦略的な位置づけとして最重点国、重点
国、開発国とに分け、優先度に応じた取り組みを強化し、積極的な投資を行います。
更に、海外事業を加速するためにも、従来の商品本部軸に基づく事業戦略に加え、世界各地の地域戦略の推
進、事業パートナーの戦略共有により、事業と地域の幅を広げ、パートナーと共に成長していきます。
そのグローバルな成長のためには、「人材=人財」としての多様性を活かした価値創造が必要であり、ダイバ
ーシティを重要な経営戦略の1つとして推進いたします。同時に、国内はもとより、海外での優秀な人材の採
用・育成・登用にも努めます。
これらの積極的な事業展開を推進する上で、適切な経営資源配分を実施し、効果的な投資リターン確保に努め
ます。また、健全な財務状態を維持するために、株主資本コストと相関性の高いROE及び財務状態の安定性
を示すネットDER、資金の動きを示すキャッシュ・フローを重点的に意識した経営を行っていく所存です。