四半期報告書-第71期第1四半期(平成29年4月1日-平成29年6月30日)

【提出】
2017/08/10 9:16
【資料】
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【項目】
32項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善などを背景として緩やかな回復基調にあるものの、個人消費の回復は足踏み状況が続いております。また、海外の政治情勢不安や中国及び新興国の景気減速等もあり、先行き不透明な状況であります。
このような状況下、当社グループは、平成29年4月25日に中期経営計画「Chori Innovation Plan 2019」を発表し、その諸施策を推進しております。その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比10.6%増の675億35百万円となり、営業利益は、前年同期比12.3%増の14億73百万円、経常利益は、前年同期比27.3%増の16億15百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比8.5%増の11億9百万円となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
また、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
① 繊維事業
当セグメントにおきましては、国内衣料市況の低迷の影響を受け、売上高は、前年同期比3.3%減の234億93百万円となり、セグメント利益(経常利益)は、前年同期比15.4%減の4億88百万円となりました。
② 化学品事業
当セグメントにおきましては、有機化学品分野の市況回復等により、売上高は、前年同期比9.7%増の323億75百万円となり、セグメント利益(経常利益)は、前年同期比33.2%増の8億48百万円となりました。
③ 機械事業
当セグメントにおきましては、中南米向け車輛事業の回復により、売上高は、前年同期比61.2%増の116億39百万円となり、セグメント利益(経常利益)は、前年同期比340.1%増の36百万円となりました。
④ その他
当セグメントにおきましては、売上高は、前年同期比14.3%増の26百万円となりましたが、セグメント利益(経常利益)は、前年同期比14.3%減の14百万円となりました。
なお、 「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に記載の通り、従前、セグメント利益については、税金等調整前四半期純利益を基礎に記載しておりましたが、当第1四半期連結会計期間より経常利益を基礎として記載する方法に変更しております。

(2) 財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、966億57百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億25百万円減少しました。これは主に受取手形及び売掛金が35億63百万円減少、商品及び製品が23億44百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債は、495億7百万円となり、前連結会計年度末に比べ21億32百万円減少しました。これは主に支払手形及び買掛金が21億53百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、471億49百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億6百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により11億9百万円増加、その他有価証券評価差額金が5億3百万円増加、配当金の支払により5億39百万円減少、為替換算調整勘定が2億77百万円減少したことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は11百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。