訂正有価証券報告書-第105期(2023/04/01-2024/03/31)
14.無形資産
(1) 増減表
前連結会計年度及び当連結会計年度における、無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減、及び帳簿価額は以下のとおりです。
[取得原価]
前連結会計年度末における「その他」の取得原価には、ブラジル旅客鉄道事業に係る営業上の権利等が69,106百万円含まれています。
当連結会計年度末における「その他」の取得原価には、エームサービス(以下「エーム社」)における顧客関連資産が45,261百万円含まれています。
[償却累計額及び減損損失累計額]
[帳簿価額]
前連結会計年度末における「その他」の帳簿価額には、ブラジル旅客鉄道事業に係る営業上の権利等が、41,264百万円(前連結会計年度末における残存償却期間は26年)含まれています。
当連結会計年度末における「その他」の帳簿価額には、エーム社における顧客関連資産が、43,364百万円(当連結会計年度末における残存償却期間は21~26年)含まれています。
耐用年数を確定できる無形資産の償却額は、主に連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に含めています。
無形資産の減損損失及び減損損失の戻入は連結損益計算書の「固定資産評価損益」に含めています。
前連結会計年度において、機械・インフラセグメントに属するブラジル旅客鉄道事業に関連する無形資産の帳簿価額を
回収可能価額41,264百万円まで減額し、15,080百万円の減損損失を連結損益計算書の「固定資産評価損益」に計上しています。回収可能価額の減少は主に運賃収入の減少及び割引率上昇に起因するものです。なお、回収可能価額は使用価値
を用いており、割引率は資金生成単位の固有のリスクを反映した市場平均と考えられる収益率を合理的に反映する率を使
用しています。
当連結会計年度において、機械・インフラセグメントに属するブラジル旅客鉄道事業に関連する無形資産の帳簿価額を回収可能価額27,423百万円まで減額し、19,505百万円の減損損失を連結損益計算書の「固定資産評価損益」に計上しています。回収可能価額の減少は主に運賃収入の減少及び将来キャッシュ・フローの確率加重平均を用いて評価したことに起因するものです。
(2) 暖簾及び耐用年数を確定できない無形資産の減損テスト
前連結会計年度の暖簾の減損テストにおいて、資金生成単位または資金生成単位グループに配分された金額には、当社グループ全体の暖簾の帳簿価額に比して重要性のあるものはありません。
当連結会計年度の暖簾の減損テストにおいて、資金生成単位または資金生成単位グループに配分された金額のうち、主なものはエーム社に配分された暖簾であり、当連結会計年度末の帳簿価額は76,854百万円です。回収可能価額は使用価値に基づき、同社の事業計画から見積もられた将来キャッシュ・フローの正味現在価値の合計を用いています。事業計画は、同社の経営会議にて承認された事業計画を基礎としており、対象期間は5年間です。
使用価値算定にあたっての主要な仮定は、営業利益率であり、過去の実績や投資後の業務効率化等を反映しています。割引率は、資金生成単位の固有のリスクを反映した市場平均と考えられる収益率を合理的に反映する率を使用しています。事業計画の対象期間を超える将来キャッシュ・フローの成長率は1.0%とし、日本のインフレ率等を勘案して決定しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度の耐用年数を確定できない無形資産の減損テストにおいて、資金生成単位または資金生成単位グループに配分された金額には、当社グループ全体の耐用年数を確定できない無形資産の帳簿価額に比して重要性のあるものはありません。
(1) 増減表
前連結会計年度及び当連結会計年度における、無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減、及び帳簿価額は以下のとおりです。
[取得原価]
暖簾 (百万円) | ソフトウエア (百万円) | その他 (百万円) | 合計 (百万円) | |
前連結会計年度期首 (2022年4月1日) | 151,599 | 75,893 | 284,833 | 512,325 |
増加 | - | 5,448 | 21,132 | 26,580 |
処分 | △335 | △3,858 | △8,499 | △12,692 |
為替換算差額 | 8,286 | 1,559 | 14,310 | 24,155 |
その他 | 12,891 | 6,699 | 8,445 | 28,035 |
前連結会計年度末 (2023年3月31日) | 172,441 | 85,741 | 320,221 | 578,403 |
増加 | - | 6,689 | 27,401 | 34,090 |
企業結合による取得 | 80,389 | 487 | 52,918 | 133,794 |
処分 | △9,225 | △10,358 | △7,425 | △27,008 |
為替換算差額 | 16,210 | 3,309 | 34,075 | 53,594 |
その他 | 14,720 | 8,988 | 17,944 | 41,652 |
当連結会計年度末 (2024年3月31日) | 274,535 | 94,856 | 445,134 | 814,525 |
前連結会計年度末における「その他」の取得原価には、ブラジル旅客鉄道事業に係る営業上の権利等が69,106百万円含まれています。
当連結会計年度末における「その他」の取得原価には、エームサービス(以下「エーム社」)における顧客関連資産が45,261百万円含まれています。
[償却累計額及び減損損失累計額]
暖簾 (百万円) | ソフトウエア (百万円) | その他 (百万円) | 合計 (百万円) | |
前連結会計年度期首 (2022年4月1日) | 79,718 | 54,305 | 125,263 | 259,286 |
償却額 | - | 9,611 | 14,684 | 24,295 |
減損損失 | 392 | 379 | 18,093 | 18,864 |
処分 | - | △2,479 | △7,378 | △9,857 |
為替換算差額 | 4,086 | 1,130 | 7,402 | 12,618 |
その他 | 752 | 1,472 | △6,343 | △4,119 |
前連結会計年度末 (2023年3月31日) | 84,948 | 64,418 | 151,721 | 301,087 |
償却額 | - | 8,561 | 19,699 | 28,260 |
減損損失 | 1,036 | 576 | 19,709 | 21,321 |
処分 | △8,841 | △8,819 | △6,919 | △24,579 |
為替換算差額 | 7,768 | 2,682 | 17,073 | 27,523 |
その他 | 937 | △173 | 1,903 | 2,667 |
当連結会計年度末 (2024年3月31日) | 85,848 | 67,245 | 203,186 | 356,279 |
[帳簿価額]
暖簾 (百万円) | ソフトウエア (百万円) | その他 (百万円) | 合計 (百万円) | |
前連結会計年度末 (2023年3月31日) | 87,493 | 21,323 | 168,500 | 277,316 |
当連結会計年度末 (2024年3月31日) | 188,687 | 27,611 | 241,948 | 458,246 |
前連結会計年度末における「その他」の帳簿価額には、ブラジル旅客鉄道事業に係る営業上の権利等が、41,264百万円(前連結会計年度末における残存償却期間は26年)含まれています。
当連結会計年度末における「その他」の帳簿価額には、エーム社における顧客関連資産が、43,364百万円(当連結会計年度末における残存償却期間は21~26年)含まれています。
耐用年数を確定できる無形資産の償却額は、主に連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に含めています。
無形資産の減損損失及び減損損失の戻入は連結損益計算書の「固定資産評価損益」に含めています。
前連結会計年度において、機械・インフラセグメントに属するブラジル旅客鉄道事業に関連する無形資産の帳簿価額を
回収可能価額41,264百万円まで減額し、15,080百万円の減損損失を連結損益計算書の「固定資産評価損益」に計上しています。回収可能価額の減少は主に運賃収入の減少及び割引率上昇に起因するものです。なお、回収可能価額は使用価値
を用いており、割引率は資金生成単位の固有のリスクを反映した市場平均と考えられる収益率を合理的に反映する率を使
用しています。
当連結会計年度において、機械・インフラセグメントに属するブラジル旅客鉄道事業に関連する無形資産の帳簿価額を回収可能価額27,423百万円まで減額し、19,505百万円の減損損失を連結損益計算書の「固定資産評価損益」に計上しています。回収可能価額の減少は主に運賃収入の減少及び将来キャッシュ・フローの確率加重平均を用いて評価したことに起因するものです。
(2) 暖簾及び耐用年数を確定できない無形資産の減損テスト
前連結会計年度の暖簾の減損テストにおいて、資金生成単位または資金生成単位グループに配分された金額には、当社グループ全体の暖簾の帳簿価額に比して重要性のあるものはありません。
当連結会計年度の暖簾の減損テストにおいて、資金生成単位または資金生成単位グループに配分された金額のうち、主なものはエーム社に配分された暖簾であり、当連結会計年度末の帳簿価額は76,854百万円です。回収可能価額は使用価値に基づき、同社の事業計画から見積もられた将来キャッシュ・フローの正味現在価値の合計を用いています。事業計画は、同社の経営会議にて承認された事業計画を基礎としており、対象期間は5年間です。
使用価値算定にあたっての主要な仮定は、営業利益率であり、過去の実績や投資後の業務効率化等を反映しています。割引率は、資金生成単位の固有のリスクを反映した市場平均と考えられる収益率を合理的に反映する率を使用しています。事業計画の対象期間を超える将来キャッシュ・フローの成長率は1.0%とし、日本のインフレ率等を勘案して決定しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度の耐用年数を確定できない無形資産の減損テストにおいて、資金生成単位または資金生成単位グループに配分された金額には、当社グループ全体の耐用年数を確定できない無形資産の帳簿価額に比して重要性のあるものはありません。