四半期報告書-第88期第1四半期(平成29年4月1日-平成29年6月30日)

【提出】
2017/08/10 9:43
【資料】
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による経済・金融政策を背景に企業収益や雇用環境が
改善し、緩やかな回復基調にあるものの、欧米の政治的リスクやアジアにおける地政学的リスクの高まりなどによ
り、景気の先行きが不透明な状況が続きました。
このような状況下、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は、前年同期比176百万円、0.5%減収の
33,509百万円、売上総利益は、前年同期比72百万円、2.3%減益の3,088百万円、営業利益は、前年同期比
124百万円、61.7%増益の326百万円、経常利益は、前年同期比309百万円、543.4%増益の365百万円、親会社株主
に帰属する四半期純利益は、前年同期比216百万円、3,831.9%増益の221百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①繊維関連事業
インナー関連は、機能性の高い原糸および生地の取引が伸長し、企画提案型の婦人ファンデーションも堅調に
推移しました。一方、肌着やパンスト等は平成28年9月末の事業譲渡により売上高が大きく減少するとともに、ソックスを含めたOEM取引は減少しました。
アウター関連は、アパレル用生地の米国向け輸出取引がやや持ち直しましたが、アウター製品のOEM取引
は、国内衣料市況の低迷から受注が伸びず減少しました。
以上の結果、当事業全体の売上高は前年同期比1,523百万円、5.5%減収の26,353百万円、セグメント利益
(営業利益)は前年同期比22百万円、16.2%減益の118百万円となりました。
②工業製品関連事業
半導体の需要拡大に伴い、米国における化学製品の売上高が大きく増加しました。また、欧米やアジア向けの
塗料の添加剤が堅調に推移し、樹脂の輸出取引や国内のフィルム取引も増加しました。
ホビー関連商品は堅調に推移しました。
以上の結果、当事業全体の売上高は前年同期比1,347百万円、23.2%増収の7,156百万円、セグメント利益
(営業利益)は前年同期比150百万円、75.9%増益の349百万円となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、売上債権の減少などにより、前期末比2,839百万円減少の
62,637百万円となりました。
負債は、仕入債務の減少などにより、前期末比2,589百万円減少の44,924百万円となりました。
純資産は、その他の包括利益累計額の減少などにより、前期末比250百万円減少の17,712百万円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題は
ありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動について、特記すべき事項はありません。