四半期報告書-第86期第1四半期(平成27年4月1日-平成27年6月30日)

【提出】
2015/08/10 10:02
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【項目】
30項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緩やかな回復基調にあるものの、個人消費の持ち直しに勢いが見られず、中国経済の減速やギリシャの債務問題など海外景気に下振れ懸念があることから、依然として先行き不透明な状況で推移しました。
このような状況下、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は前年同期比736百万円、2.2%減収の32,375百万円、売上総利益は、前年同期比204百万円、6.0%減益の3,199百万円、営業利益は、前年同期比191百万円、66.1%減益の98百万円、経常利益は、前年同期比89百万円、47.5%減益の99百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年並の103百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①繊維関連事業
インナー関連は、機能性の高い原糸および生地の取引が減少するとともに利益率が低下し、製品のOEM取引も、円安進行によるコスト高で採算が悪化したことに加えて、取引も減少するなど、苦戦しました。
アウター関連は、欧米のアパレル向けの生地輸出の取引が好調に推移しました。一方、製品のOEM取引は、レディース向けは前年並みとなりましたが、アウトドア向けは減少しました。
以上の結果、当事業全体の売上高は前年同期比772百万円、2.9%減収の26,158百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比198百万円、92.5%減益の16百万円となりました。
②工業製品関連事業
塗料・樹脂の添加剤は、欧米やアジアでの取引が伸長し、半導体用途の化学製品は、米国での取引が伸長しました。また、フィルムの取引は前年並みとなりました。一方、半導体関連の部材や化粧品原料などの輸入品は、円安の影響を受けて取引が減少しました。
ホビー関連商品は、堅調に推移しました。
以上の結果、当事業全体の売上高は前年同期比36百万円、0.6%増収の6,217百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比17百万円、8.3%増益の224百万円となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、売上債権の減少などにより、前期末比1,486百万円減少の64,399百万円となりました。
負債は、仕入債務の減少などにより、前期末比1,347百万円減少の48,476百万円となりました。
純資産は、配当および連結範囲の変更に伴う株主資本の減少などにより、前期末比139百万円減少の15,922百万円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動について、特記すべき事項はありません。