有価証券報告書-第87期(2025/04/01-2026/03/31)
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当連結会計年度のわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費が底堅く推移するとともに、企業の設備投資も持ち直しの動きがみられるなど、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、資源価格の変動や為替動向、地政学リスクの高まり等により、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
国内の新車総販売台数(軽を含む)は、登録車における新型車不足や供給制約による長納期化などの影響があり、前年比0.9%減の約453万台となりました。内訳は、登録車が同3.5%減の約285万台で、軽自動車においては同3.8%増の約169万台となりました。
このような景況下、当社グループでは、2030年に向けたパーパス「未来のモビリティ社会における最良のパートナー」を具現化するべく、地域密着型営業の推進によりお客様との関係を一層強化し、国内外の新規開拓と高付加価値商材の拡販に努めるとともに、M&Aや新規ビジネス開拓に注力いたしました。また、テレビCMの放映やSNS広告の運用だけでなく、モータースポーツへの協賛など、ブランディングへの投資も継続いたしました。
これにより、当社グループの売上高は466億92百万円(前年比112.4%)、営業利益は113億76百万円(同103.1%)、経常利益は129億31百万円(同104.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益は96億45百万円(同111.1%)となりました。
当期末の配当金につきましては、1株当たり35円とし、併せて創立80周年記念配当1株当たり3円を加え、1株当たり38円とさせていただきたく存じます。すでに中間配当金として1株当たり26円をお支払いいたしておりますので、年間配当金は1株当たり64円(普通配当61円、記念配当3円)となります。なお、株式分割換算後の1株当たり年間配当金の前期実績53円から11円の増配となります。
セグメント別の経営成績は以下のとおりであります。
(自動車部品・用品等販売事業)
当セグメントにおきましては、国内部門では、地域密着型営業による訪問活動の徹底と中之島R&Dセンターや東京支社への来社促進を通じてお客様と更に関係を強化し、新規開拓および高付加価値商材の拡販に努めました。また、アルコール検知器ではクラウド管理や自動点呼などの市場ニーズに応じた積極的な提案活動により、シェア拡大に取り組みました。
海外部門では、地域密着営業を一層推進し、より付加価値の高いオリジナル商材の拡販や新規開拓に努めました。期末にかけ急変した中東情勢により、同地域向け売上の一部で影響を受けましたが、全体としては前年を上回りました。また、連結子会社の株式会社ケー・エム・エンタープライズおよび森田産業株式会社においては、中東情勢による直接的な影響はなく、それぞれ強みの地域であるアジア、中南米向けを中心に自動車補修部品の販売に注力いたしました。
連結子会社のセントラル自動車工業株式会社は、需要の変化に対応するべく、目標品質の維持と効率的な生産体制のもと、商品の安定供給に努めました。
連結子会社の株式会社フラッグスは、新製品開発によるラインアップの拡充と、イベントへの出展およびSNS等のメディア発信の注力により、既存顧客の取引深耕と新規顧客の創出に努めました。
これにより、売上高は359億14百万円(前年比110.9%)、セグメント利益につきましては102億93百万円(同101.7%)となりました。なお、上記実績のうち、アルコール検知器に関しては、売上高15億71百万円(同127.3%)となりました。
(自動車処分事業)
当セグメントにおきましては、連結子会社の株式会社ABTは、中古車市場の活況等を支援材料に、後半にかけ取扱件数が大幅に増加するなか、適正かつ効率的な業務遂行に努めました。
これにより、売上高は107億78百万円(前年比117.5%)、セグメント利益につきましては10億78百万円(同117.7%)となりました。
目標とする経営指標に対する達成状況につきましては、次のとおりであります。
①売上高営業利益率
当社グループの売上高は466億92百万円(前年比112.4%)、営業利益は113億76百万円(同103.1%)となり、売上高営業利益率は前連結会計年度を2.2ポイント下回る24.4%となりました。今後とも増収を目指し、国内部門・海外部門ともに新規取引先の開拓と付加価値の高いオリジナル商品の販売を強化してまいります。
②ROE(自己資本当期純利益率)
当社グループの自己資本は629億53百万円(前年比113.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は96億45百万円(同111.1%)となり、ROEは前連結会計年度を0.1ポイント下回る16.3%となりました。当社はROEの向上のためには親会社株主に帰属する当期純利益を増加させることを最も重視しており、今後とも安定した増益を目指してまいります。
③配当性向
配当性向における達成状況につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおりであります。
仕入及び販売の実績は、次のとおりであります。
①仕入実績
当連結会計年度の仕入実績は、次のとおりであります。
(注) 上記の金額は、仕入価格で表示しております。
②販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。
(注) 1 上記の金額は、販売価格で表示しております。
2 主要な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
(2) 財政状態
当連結会計年度末の財政状態を分析しますと、
①総資産合計は712億44百万円と前連結会計年度末に比べて77億52百万円増加しております。
増加の主なものは、現金及び預金が56億89百万円、受取手形及び売掛金が8億37百万円、投資有価証券が18億29百万円であります。
減少の主なものは、のれんが4億84百万円であります。
②負債合計は82億91百万円と前連結会計年度末に比べて5億円増加しております。
増加の主なものは、支払手形及び買掛金が1億53百万円、流動負債のその他が4億83百万円であります。
減少の主なものは、退職給付に係る負債が98百万円であります。
③純資産合計は629億53百万円と前連結会計年度末に比べて72億51百万円増加しております。
増加の主なものは、親会社株主に帰属する当期純利益が96億45百万円、その他有価証券評価差額金が5億円であります。
減少の主なものは、配当金の支払いにより利益剰余金が31億28百万円であります。
これにより自己資本比率は、87.7%から88.4%となりました。
(3)キャッシュ・フロー
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは90億50百万円の資金の増加(前期比5億91百万円の資金の増加)となりました。
増加の主なものは、税金等調整前当期純利益134億78百万円によるものであります。
減少の主なものは、法人税等の支払額39億39百万円によるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは4億25百万円の資金の減少(前期比21億80百万円の資金の増加)となりました。
増加の主なものは、貸付金の回収による収入6億59百万円によるものであります。
減少の主なものは、有形固定資産の取得による支出2億3百万円、非連結子会社株式の取得による支出2億27百万円および連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出5億86百万円によるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、31億55百万円の資金の減少(前期比5億26百万円の資金の減少)となりました。
減少の主なものは、配当金の支払額31億21百万円によるものであります。
この結果、当期末の現金及び現金同等物の期末残高は260億44百万円(前期末に比べて54億83百万円の資金の増加)となりました。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
資金需要のうち主なものは、M&Aや研究開発のための設備投資、新商品の開発費用等にかかわるものであります。短期運転資金は自己資金を基本としており、十分な手元流動性を有しております。
なお、当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は260億44百万円であります。
永続的な企業存続のために、財務基盤を強化するとともに、必要な投資資金の確保を実現するために、保有する現預金は十分な水準であるべきと考えております。急激な環境の変化や多様化する顧客ニーズに迅速に対応するためには、自己資金を基本としながらも状況に応じて金融機関からの借入を行います。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
また、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当連結会計年度のわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費が底堅く推移するとともに、企業の設備投資も持ち直しの動きがみられるなど、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、資源価格の変動や為替動向、地政学リスクの高まり等により、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
国内の新車総販売台数(軽を含む)は、登録車における新型車不足や供給制約による長納期化などの影響があり、前年比0.9%減の約453万台となりました。内訳は、登録車が同3.5%減の約285万台で、軽自動車においては同3.8%増の約169万台となりました。
このような景況下、当社グループでは、2030年に向けたパーパス「未来のモビリティ社会における最良のパートナー」を具現化するべく、地域密着型営業の推進によりお客様との関係を一層強化し、国内外の新規開拓と高付加価値商材の拡販に努めるとともに、M&Aや新規ビジネス開拓に注力いたしました。また、テレビCMの放映やSNS広告の運用だけでなく、モータースポーツへの協賛など、ブランディングへの投資も継続いたしました。
これにより、当社グループの売上高は466億92百万円(前年比112.4%)、営業利益は113億76百万円(同103.1%)、経常利益は129億31百万円(同104.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益は96億45百万円(同111.1%)となりました。
当期末の配当金につきましては、1株当たり35円とし、併せて創立80周年記念配当1株当たり3円を加え、1株当たり38円とさせていただきたく存じます。すでに中間配当金として1株当たり26円をお支払いいたしておりますので、年間配当金は1株当たり64円(普通配当61円、記念配当3円)となります。なお、株式分割換算後の1株当たり年間配当金の前期実績53円から11円の増配となります。
セグメント別の経営成績は以下のとおりであります。
(自動車部品・用品等販売事業)
当セグメントにおきましては、国内部門では、地域密着型営業による訪問活動の徹底と中之島R&Dセンターや東京支社への来社促進を通じてお客様と更に関係を強化し、新規開拓および高付加価値商材の拡販に努めました。また、アルコール検知器ではクラウド管理や自動点呼などの市場ニーズに応じた積極的な提案活動により、シェア拡大に取り組みました。
海外部門では、地域密着営業を一層推進し、より付加価値の高いオリジナル商材の拡販や新規開拓に努めました。期末にかけ急変した中東情勢により、同地域向け売上の一部で影響を受けましたが、全体としては前年を上回りました。また、連結子会社の株式会社ケー・エム・エンタープライズおよび森田産業株式会社においては、中東情勢による直接的な影響はなく、それぞれ強みの地域であるアジア、中南米向けを中心に自動車補修部品の販売に注力いたしました。
連結子会社のセントラル自動車工業株式会社は、需要の変化に対応するべく、目標品質の維持と効率的な生産体制のもと、商品の安定供給に努めました。
連結子会社の株式会社フラッグスは、新製品開発によるラインアップの拡充と、イベントへの出展およびSNS等のメディア発信の注力により、既存顧客の取引深耕と新規顧客の創出に努めました。
これにより、売上高は359億14百万円(前年比110.9%)、セグメント利益につきましては102億93百万円(同101.7%)となりました。なお、上記実績のうち、アルコール検知器に関しては、売上高15億71百万円(同127.3%)となりました。
(自動車処分事業)
当セグメントにおきましては、連結子会社の株式会社ABTは、中古車市場の活況等を支援材料に、後半にかけ取扱件数が大幅に増加するなか、適正かつ効率的な業務遂行に努めました。
これにより、売上高は107億78百万円(前年比117.5%)、セグメント利益につきましては10億78百万円(同117.7%)となりました。
目標とする経営指標に対する達成状況につきましては、次のとおりであります。
①売上高営業利益率
当社グループの売上高は466億92百万円(前年比112.4%)、営業利益は113億76百万円(同103.1%)となり、売上高営業利益率は前連結会計年度を2.2ポイント下回る24.4%となりました。今後とも増収を目指し、国内部門・海外部門ともに新規取引先の開拓と付加価値の高いオリジナル商品の販売を強化してまいります。
②ROE(自己資本当期純利益率)
当社グループの自己資本は629億53百万円(前年比113.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は96億45百万円(同111.1%)となり、ROEは前連結会計年度を0.1ポイント下回る16.3%となりました。当社はROEの向上のためには親会社株主に帰属する当期純利益を増加させることを最も重視しており、今後とも安定した増益を目指してまいります。
③配当性向
配当性向における達成状況につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおりであります。
仕入及び販売の実績は、次のとおりであります。
①仕入実績
当連結会計年度の仕入実績は、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 仕入高(千円) | 前期比(%) |
| 自動車部品・用品等販売事業 | 18,081,027 | 117.2 |
| 自動車処分事業 | 8,779,393 | 119.0 |
| 合計 | 26,860,420 | 117.8 |
(注) 上記の金額は、仕入価格で表示しております。
②販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(千円) | 前期比(%) |
| 自動車部品・用品等販売事業 | 35,914,568 | 110.9 |
| 自動車処分事業 | 10,778,252 | 117.5 |
| 合計 | 46,692,820 | 112.4 |
(注) 1 上記の金額は、販売価格で表示しております。
2 主要な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 株式会社ユー・エス・エス | 5,695,316 | 13.7 | 5,773,857 | 12.4 |
(2) 財政状態
当連結会計年度末の財政状態を分析しますと、
①総資産合計は712億44百万円と前連結会計年度末に比べて77億52百万円増加しております。
増加の主なものは、現金及び預金が56億89百万円、受取手形及び売掛金が8億37百万円、投資有価証券が18億29百万円であります。
減少の主なものは、のれんが4億84百万円であります。
②負債合計は82億91百万円と前連結会計年度末に比べて5億円増加しております。
増加の主なものは、支払手形及び買掛金が1億53百万円、流動負債のその他が4億83百万円であります。
減少の主なものは、退職給付に係る負債が98百万円であります。
③純資産合計は629億53百万円と前連結会計年度末に比べて72億51百万円増加しております。
増加の主なものは、親会社株主に帰属する当期純利益が96億45百万円、その他有価証券評価差額金が5億円であります。
減少の主なものは、配当金の支払いにより利益剰余金が31億28百万円であります。
これにより自己資本比率は、87.7%から88.4%となりました。
(3)キャッシュ・フロー
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは90億50百万円の資金の増加(前期比5億91百万円の資金の増加)となりました。
増加の主なものは、税金等調整前当期純利益134億78百万円によるものであります。
減少の主なものは、法人税等の支払額39億39百万円によるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは4億25百万円の資金の減少(前期比21億80百万円の資金の増加)となりました。
増加の主なものは、貸付金の回収による収入6億59百万円によるものであります。
減少の主なものは、有形固定資産の取得による支出2億3百万円、非連結子会社株式の取得による支出2億27百万円および連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出5億86百万円によるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、31億55百万円の資金の減少(前期比5億26百万円の資金の減少)となりました。
減少の主なものは、配当金の支払額31億21百万円によるものであります。
この結果、当期末の現金及び現金同等物の期末残高は260億44百万円(前期末に比べて54億83百万円の資金の増加)となりました。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
資金需要のうち主なものは、M&Aや研究開発のための設備投資、新商品の開発費用等にかかわるものであります。短期運転資金は自己資金を基本としており、十分な手元流動性を有しております。
なお、当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は260億44百万円であります。
永続的な企業存続のために、財務基盤を強化するとともに、必要な投資資金の確保を実現するために、保有する現預金は十分な水準であるべきと考えております。急激な環境の変化や多様化する顧客ニーズに迅速に対応するためには、自己資金を基本としながらも状況に応じて金融機関からの借入を行います。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
また、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。