有価証券報告書-第63期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/28 15:02
【資料】
PDFをみる
【項目】
138項目

企業結合等関係

(企業結合等関係)
1.取得による企業結合
平成27年9月4日の取締役会において、持分法適用関連会社であるインフラレデックス,Inc.との間で、インフラレデックス,Inc.を存続会社として、当社子会社である株式会社グッドマンの子会社Goodman USA,Inc.が合併のために設立した新会社Nipro Vascular USA Corporationとの合併を行うことで、インフラレデックス,Inc.をGoodman USA, Inc.の完全子会社とすることを決議し、平成27年10月1日に合併しております。
(1) 企業結合の概要
① 被取得企業の名称および事業の内容
被取得企業の名称インフラレデックス,Inc.
事業の内容医療機器の開発・製造・販売

② 企業結合を行った主な理由
当社グループがインフラレデックス,Inc.を子会社とし、当社グループの一貫した経営方針の下で、中長期な視点から迅速かつ機動的な意思決定を可能とすることにより、血管内超音波(IVUS)に関して世界の中心市場と位置付けられる日本において、同社製品である「TVCイメージングシステム」の展開を確固たるものにすると同時に、海外における販売網の構築及び拡大を図るため。
③ 企業結合日
平成27年10月1日
④ 企業結合の法的形式
合併
⑤ 結合後企業の名称
名称に変更はありません。
⑥ 取得した議決権比率
合併直前に所有していた議決権比率25.06%
企業結合日に追加取得した議決権比率74.94%
取得後の議決権比率100.00%

⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 平成25年9月13日)の取得企業の決定方法の考え方に基づき、Nipro Vascular USA Corporationを取得企業と決定しております。
(2) 連結財務諸表に含まれている被取得企業の業績の期間
平成27年10月1日から平成28年3月31日まで
(3) 被取得企業の取得原価および対価の種類ごとの内訳
取得の対価 Nipro Vascular USA Corporationの時価等0百万円
取得原価0百万円

(4) 主要な取得関連費用の内容および金額
アドバイザリー費用等 183百万円
(5) 被取得企業の取得原価と取得するに至った取引ごとの取得原価の合計額との差額
段階取得に係る差損 2,238百万円
(6) 発生したのれんの金額、発生原因、償却方法および償却期間
① 発生したのれんの金額
6,579百万円
② 発生原因
今後の事業展開によって期待される超過収益力であります。
③ 償却の方法および償却期間
投資効果の発現すると見積もられる期間による均等償却
(7) 企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額ならびにその主な内訳
流動資産925百万円

固定資産8,457
資産合計9,383

流動負債9,383百万円

負債合計9,383

2.共通支配下の取引等
(1) 取引の概要
① 結合当事企業の名称及びその事業の内容
ニプロ株式会社医療機器・医薬品および医療用硝子製品の製造・販売
ニプロヨーロッパグループカンパニーズN.V.欧州地区における持株会社

② 企業結合日
平成27年12月22日
③ 企業結合の法的形式
当社の子会社株式をニプロヨーロッパグループカンパニーズN.V.(当社の連結子会社)へ現物出資
④ その他取引の概要に関する事項
当社はニプロヨーロッパグループカンパニーズN.V.を通じた欧州をはじめとする海外事業の体制強化を図ることを目的とし、当社が保有する連結子会社の株式を、ニプロヨーロッパグループカンパニーズN.V.に現物出資いたしました。
この取引における、現物出資対象会社のうち主なものは以下のとおりであります。
・ニプロヨーロッパN.V.
・ニプロファーマパッケージングインターナショナルN.V.
・ニプロファーマパッケージングフランスS.A.S.
・ニプロファーマパッケージングジャーマニーGmbH
(2) 実施した会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 平成25年9月13日)に基づき、共通支配下の取引として処理しております。
3.事業分離
(1) 事業分離の概要
① 分離先企業の名称
Sinocare,Inc.を中心企業とするSinocare Group
② 分離した事業の内容
連結子会社ニプロダイアグノスティクス,Inc.(以下、NDI)
事業の内容糖尿病関連製品の開発、製造および販売

③ 事業分離を行った主な理由
当社は平成22年3月に米国Home Diagnostics,Inc.(現NDI)を買収し、全世界で血糖自己測定器関連の事業に参入いたしました。以降、順調に販売を伸ばしてまいりましたが、北米を始め世界の市場で本製品に関する事業環境が厳しさを増し、業界内では淘汰や再編の動きも起こっております。
本事業に関して単独で製品開発や投資を続ける施策などとも併せて検討した結果、中国を中心として血糖測定関連製品などの検査関連製品により特化して事業展開を図っているSinocare GroupにNDIを譲渡し、今後は同社グループからの仕入品の販売という負担の少ない形で事業拡大を図るのがより効果的であると考え、今般の株式譲渡を行うことといたしました。
④ 事業分離日
平成28年1月7日
⑤ 法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
受取対価を現金等の財産のみとする株式譲渡
(2) 実施した会計処理の概要
① 移転損益の金額
関係会社株式売却益 14,072百万円
② 移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額ならびにその主な内訳
流動資産14,437百万円

固定資産15,790
資産合計30,227

流動負債14,560百万円

固定負債2,548
負債合計17,109

③ 会計処理
NDIの連結上の帳簿価額と売却額との差額を「関係会社株式売却益」として特別利益に計上しております。
(3) 分離した事業が含まれていた報告セグメント
医療関連事業
(4) 当連結会計年度の連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額
売上高18,078百万円

営業損失4,128