有価証券報告書-第73期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/29 12:29
【資料】
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【項目】
123項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
これに伴い、当連結会計年度における売上高及び仕入高は、前連結会計年度と比較して減少しております。
そのため、当連結会計年度における経営成績等に関する説明は、売上高及び仕入高については前連結会計年度と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は前連結会計年度末に比べ4,903百万円増加し、176,245百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は前連結会計年度末に比べ4,041百万円増加し、113,102百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は前連結会計年度末に比べ862百万円増加し、63,143百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高512,981百万円、営業利益1,587百万円(前連結会計年度比8.1%増)、経常利益2,271百万円(同7.3%増)、税金等調整前当期純利益1,983百万円(同2.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,383百万円(同18.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
・酒類・食品等
当事業につきましては、売上高は512,108百万円、営業利益は1,038百万円(同13.8%増)となりました。
・不動産
当事業につきましては、売上高は800百万円、営業利益は598百万円(同0.5%減)となりました。
・その他
当事業につきましては、売上高は71百万円、営業利益は27百万円(同9.6%減)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、売上債権の増加3,610百万円、棚卸資産の増加1,489百万円がありましたが、仕入債務の増加3,988百万円、税金等調整前当期純利益1,983百万円があったことなどから、前連結会計年度末に比べ234百万円増加し、当連結会計年度末には31,313百万円(同0.8%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は909百万円(同74.4%減)となりました。これは主に売上債権の増加3,610百万円、棚卸資産の増加1,489百万円がありましたが、仕入債務の増加3,988百万円、税金等調整前当期純利益1,983百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は388百万円(前連結会計年度は2,904百万円の獲得)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出288百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は285百万円(同30.2%減)となりました。これは主に配当金の支払252百万円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(百万円)前年同期比(%)
酒類・食品等463-

(注)金額は販売価格によっております。
b.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称仕入高(百万円)前年同期比(%)
酒類・食品等490,717-

c.受注実績
当社グループ(当社及び連結子会社)は見込生産を行っているため、該当事項はありません。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)
酒類・食品等512,108-
不動産800-
その他71-
合計512,981-

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識・分析及び検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識・分析及び検討内容
当連結会計年度のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響から経済活動の停滞、個人消費の落ち込みが続き、昨年9月30日付の「緊急事態宣言」解除により正常化の兆しがみられたものの、その後の新型株の感染拡大により、依然として先行き不透明な状況で推移しました。
酒類・食品流通業界においても、度重なる緊急事態宣言の発出を受け、特に飲食業態、業務用市場を中心により深刻な状況となり、業界全体の経営環境も一段と厳しいものとなりました。
当社グループは、このような状況のなか、役員、従業員ならびに関係各員の安全確保を第一とし、営業活動、受発注業務に支障を来すことなく、コロナ禍においても食の安定供給という社会生活に不可欠な機能を果たすことが求められる企業として、事業の継続に最善を尽くしました。
また、コロナ禍でもたらされた、消費行動や嗜好の変化など市場の大きな変化への対応とコロナ禍後の迅速な対応に向けて、マーケティング機能の強化を図るとともに、業務用業態の回復にも備えつつ、営業活動を展開しました。
そのうえで、当期も「酒類の公正な取引基準」の遵守徹底を図りつつ、『ヒト:社員の能力開発と向上』、『モノ:商品の開発と育成』、『コト:様々なイベントとの関わりによる酒類・食品市場の活性化に向けた環境』を“育てる”ことに注力し、最優先かつ必須の課題であるローコストオペレーションのさらなる強化・推進、「働き方改革」、卸売機能の拡充に努めました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態の状況に関する認識・分析及び検討内容
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は125,304百万円(前連結会計年度末は120,155百万円)となり、5,148百万円増加しました。受取手形及び売掛金が増加(63,610百万円から67,222百万円へ3,611百万円増)、棚卸資産が増加(12,656百万円から14,145百万円へ1,489百万円増)したことが大きく影響しております。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は50,941百万円(前連結会計年度末は51,185百万円)となり、244百万円減少しました。子会社にて減損損失を計上した土地が減少(12,905百万円から12,654百万円へ251百万円減)したことが大きく影響しております。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は107,156百万円(前連結会計年度末は102,059百万円)となり、5,096百万円増加しました。支払手形及び買掛金が増加(88,454百万円から92,443百万円へ3,988百万円増)、未払金が増加(4,180百万円から5,045百万円へ864百万円増)したことが大きく影響しております。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は5,946百万円(前連結会計年度末は7,001百万円)となり、1,055百万円減少しました。固定負債その他が減少(3,188百万円から2,375百万円へ813百万円減)したことが大きく影響しております。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は63,143百万円(前連結会計年度末は62,280百万円)となり、862百万円増加しました。利益剰余金が増加(50,300百万円から51,431百万円へ1,131百万円増)したことが大きく影響しております。
b.経営成績の状況に関する認識・分析及び検討内容
当連結会計年度の売上高は512,981百万円となりました。
一方利益面では、業務の効率化を推進し経費の削減による利益確保に努めたことにより、経常利益は2,271百万円(前連結会計年度比7.3%増)、税金等調整前当期純利益は1,983百万円(同2.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,383百万円(同18.5%増)となりました。
c.セグメントごとの経営成績の状況に関する認識・分析及び検討内容
・酒類・食品等
当事業の商品の販売状況は、清酒は、市場全体の落ち込みが続き、前期実績を確保することが出来ませんでした。同様に「八重寿」「鶴正宗」も大変苦戦しましたが、当社企画商材の「倶楽部・蔵」春夏秋冬シリーズは、家飲み需要の増加もあって好調に推移しました。
単式蒸留焼酎(本格焼酎)は、適正価格の維持に注力しつつ拡販に努めましたが、前期同様、業務用市場の落ち込みが大きく、前期実績の確保には至りませんでした。このようななか、得意先限定の「本格焼酎ハイボール」の発売や1.8リットルパックの「バンドル販売(組合せ販売)」などの拡販に取り組みました。
連続式蒸留焼酎については、リサイクル可能な容器を使用した商品などがやや伸長しましたが、大容量パック商品の需要回復には至らず、前期実績を確保することが出来ませんでした。
洋酒については、ウイスキー、ワインともに緊急事態宣言の解除や飲酒規制の緩和を受けて、特に業務用向けの輸入商品の需要が回復傾向となり、RTDはやや伸び率は鈍化したものの前期実績を上回り、洋酒全体としては前期実績を上回ることが出来ました。
ビール類は、上半期は、前期にも増して厳しい状況となりましたが、下期から業務用の需要が徐々に持ち直しの動きを見せ始め、各メーカーによる家庭用商材の活発な展開と相まって、前期実績を確保することが出来ました。
食品については、ノンアルコール飲料の需要が伸長し、加工食品では、量販系得意先の新規帳合獲得などもあって、前期実績を上回ることが出来ました。
これらの結果、当事業の売上高は、512,108百万円となりました。
・不動産
当事業につきましては、賃貸用マンション契約の売上増加により、売上高は800百万円となりました。
・その他
当事業につきましては、主に保険代理業の売上高は24百万円、情報処理業務受託の売上高は11百万円、売電事業の売上高は31百万円となり、全体で71百万円となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.資本の財源及び資金の流動性
当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金の活用及び金融機関からの借入により資金調達を行っております。
当社グループの運転資金需要の主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、設備資金需要の主なものは、建物やソフトウェア等固定資産購入によるものであります。
なお、当連結会計年度末における借入金、リース債務及び預り保証金を含む有利子負債の残高は9,705百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は31,313百万円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。また、新型コロナウイルス感染拡大による影響につきましては、今後、不確実な要素はありますが、現時点においては限定的であると考えております。

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