有価証券報告書-第72期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は前連結会計年度末に比べ2,554百万円増加し、171,341百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は前連結会計年度末に比べ237百万円増加し、109,060百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は前連結会計年度末に比べ2,316百万円増加し、62,280百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高520,093百万円(前連結会計年度比7.2%減)、営業利益1,468百万円(同53.9%減)、経常利益2,116百万円(同44.5%減)、税金等調整前当期純利益2,031百万円(同46.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,168百万円(同53.9%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
・酒類・食品等
当事業につきましては、売上高は519,289百万円(同7.2%減)、営業利益は911百万円(同66.1%減)となりました。
・不動産
当事業につきましては、売上高は741百万円(同4.2%増)、営業利益は601百万円(同9.8%増)となりました。
・その他
当事業につきましては、売上高は62百万円(同5.5%増)、営業利益は30百万円(同21.7%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、有形固定資産の取得による支出1,909百万円、法人税等の支払939百万円がありましたが、定期預金の払戻による収入6,067百万円、税金等調整前当期純利益2,031百万円、売上債権の減少2,000百万円があったことなどから、前連結会計年度末に比べ6,051百万円増加し、当連結会計年度末には31,078百万円(同24.2%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は3,557百万円(前連結会計年度は4,555百万円の使用)となりました。これは主に法人税等の支払939百万円がありましたが、税金等調整前当期純利益の計上2,031百万円、売上債権の減少2,000百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は2,904百万円(前連結会計年度は1,174百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出1,909百万円がありましたが、定期預金の払戻による収入6,067百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は409百万円(同19.1%増)となりました。これは主に配当金の支払280百万円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.受注実績
当社グループ(当社及び連結子会社)は見込生産を行っているため、該当事項はありません。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識・分析及び検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識・分析及び検討内容
当連結会計年度のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、経済活動の停滞、個人消費の落ち込みが著しく、感染症収束の目途も立たない状況が続き、依然として先行きは不確実性が極めて高い状況で終始しました。
酒類・食品流通業界においても、市場全体が伸び悩むなかでの感染拡大が市場の落ち込みに拍車を掛け、特に飲食業態、業務用市場を中心に予測を上回る深刻な状況となり、業界全体の経営環境もさらに厳しいものとなりました。
当社グループは、このような状況のなか、役員、従業員ならびに関係各員の安全確保を第一とし、いち早くテレワークの環境整備を図ることで出勤率を減らしつつ、営業活動、受発注業務に支障を来すことなく、コロナ禍においても食の安定供給という社会生活に不可欠な機能を果たすことが求められる企業として、事業の継続に最善を尽くしました。
また、コロナ禍の影響により業務用業態の売上が激減するなか、家庭用需要の増加により売上が好調なスーパーマーケット、ホームセンター、ドラッグストア、コンビニエンスストア、EC(電子商取引)業態への営業を強化して、業務用業態の落ち込みによる影響を極力抑えるべく、営業活動を展開しました。
そのうえで、「酒類の公正な取引基準」の遵守徹底を図りつつ、『ヒト:社員の能力開発と向上』、『モノ:商品の開発と育成』、『コト:様々なイベントとの関わりによる酒類・食品市場の活性化に向けた環境』を“育てる”ことに注力し、最優先かつ必須の課題であるローコストオペレーションのさらなる強化・推進、「働き方改革」、卸売機能の拡充に努めましたが、コロナ禍による売上の減少、物流コストの上昇などにより、大変厳しい状況となりました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態の状況に関する認識・分析及び検討内容
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は120,155百万円(前連結会計年度末は120,693百万円)となり、537百万円減少しました。現金及び預金の増加(31,175百万円から31,950百万円へ774百万円増)、未収入金の増加(10,341百万円から10,670百万円へ328百万円増)がありましたが、受取手形及び売掛金が減少(65,593百万円から63,610百万円へ1,983百万円減)したことが大きく影響しております。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は51,185百万円(前連結会計年度末は48,094百万円)となり、3,091百万円増加しました。株価の上昇に伴い投資有価証券が増加(7,338百万円から8,924百万円へ1,586百万円増)、近畿北部L.Cにおいて物流センターの完成により有形固定資産が増加(20,715百万円から21,983百万円へ1,267百万円増)したことが大きく影響しております。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は102,059百万円(前連結会計年度末は101,817百万円)となり、242百万円増加しました。未払法人税等の減少(803百万円から626百万円へ176百万円減)がありましたが、支払手形及び買掛金が増加(87,619百万円から88,454百万円へ834百万円増)したことが大きく影響しております。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は7,001百万円(前連結会計年度末は7,005百万円)となり、4百万円減少しました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は62,280百万円(前連結会計年度末は59,963百万円)となり、2,316百万円増加しました。株価の上昇に伴いその他有価証券評価差額金が増加(2,450百万円から3,505百万円へ1,054百万円増)、利益剰余金が増加(49,411百万円から50,300百万円へ888百万円増)したことが大きく影響しております。
b.経営成績の状況に関する認識・分析及び検討内容
当連結会計年度の売上高は、新型コロナウイルス感染拡大の影響があったことから、当連結会計年度の売上高は520,093百万円(前連結会計年度比7.2%減)となりました。
一方利益面では、経費の圧縮・削減に努めましたが、売上高減少に伴う売上総利益の低下が非常に大きいものとなり、経常利益は2,116百万円(同44.5%減)、税金等調整前当期純利益は2,031百万円(同46.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,168百万円(同53.9%減)となりました。
c.セグメントごとの経営成績の状況に関する認識・分析及び検討内容
・酒類・食品等
当事業の商品の販売状況は、清酒は、コロナ禍により大型容量パックなど「家飲み」用の商材がやや伸びたものの、市場全体が伸び悩み、前期実績を確保することが出来ませんでした。当社企画商材では「倶楽部・蔵」シリーズの拡販に努め、「八重寿」「鶴正宗」については、コロナ禍の影響を受けて大変苦戦するなか、「白神山地の四季」、「京都五山の四季」などの主力商材を中心にブランドの育成と販路拡大に努めました。
単式蒸留焼酎(本格焼酎)は、適正価格の維持に注力しつつ拡販に努めましたが、業務用市場の落ち込みが大きく、前期実績を確保することが出来ませんでした。このようななか、令和2年4月に発売した当社オリジナルの「田苑金ラベルハイボール缶」は好調に推移しました。
連続式蒸留焼酎については、アルコール不足による大手メーカー商品の休売や終売もあって、前期実績を確保することが出来ませんでした。
洋酒については、ウイスキーは、焼酎メーカーの参入などブームは続いており、家庭用商材の伸びも見られましたが、業務用市場での落ち込みが大きく、ワインも低価格の家庭用商材が伸びを示すに止まるなか、レモンサワー、ハイボールに牽引されたRTDが当期も好調に推移したことにより、洋酒全体としては前期実績を確保することが出来ました。
ビール類は、量販業態の新規帳合獲得がありましたが、樽・瓶商品の落ち込みが著しく、コロナ禍の影響を最も受けたカテゴリーとなり、前期実績を確保することが出来ませんでした。
食品については、外食業態や都市部におけるCVS業態の落ち込みが大きく、スーパーマーケット、ホームセンター、ドラッグストア等は伸長しましたが、食品全体としては前期実績の確保には至りませんでした。
これらの結果、当事業の売上高は、519,289百万円(同7.2%減)となりました。
・不動産
当事業につきましては、新規契約の獲得により、売上高は741百万円(同4.2%増)となりました。
・その他
当事業につきましては、保険代理業の売上高は23百万円(同37.0%増)、情報処理業務受託の売上高は11百万円(同8.2%減)、売電事業の売上高は27百万円(同6.3%減)となり、全体で62百万円(同5.5%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.資本の財源及び資金の流動性
当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金の活用及び金融機関からの借入により資金調達を行っております。
当社グループの運転資金需要の主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、設備資金需要の主なものは、建物やソフトウェア等固定資産購入によるものであります。
なお、当連結会計年度末における借入金、リース債務及び預り保証金を含む有利子負債の残高は9,816百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は31,078百万円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。また、新型コロナウイルス感染拡大による影響につきましては、今後、不確実な要素はありますが、現時点においては限定的であると考えております。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は前連結会計年度末に比べ2,554百万円増加し、171,341百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は前連結会計年度末に比べ237百万円増加し、109,060百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は前連結会計年度末に比べ2,316百万円増加し、62,280百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高520,093百万円(前連結会計年度比7.2%減)、営業利益1,468百万円(同53.9%減)、経常利益2,116百万円(同44.5%減)、税金等調整前当期純利益2,031百万円(同46.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,168百万円(同53.9%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
・酒類・食品等
当事業につきましては、売上高は519,289百万円(同7.2%減)、営業利益は911百万円(同66.1%減)となりました。
・不動産
当事業につきましては、売上高は741百万円(同4.2%増)、営業利益は601百万円(同9.8%増)となりました。
・その他
当事業につきましては、売上高は62百万円(同5.5%増)、営業利益は30百万円(同21.7%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、有形固定資産の取得による支出1,909百万円、法人税等の支払939百万円がありましたが、定期預金の払戻による収入6,067百万円、税金等調整前当期純利益2,031百万円、売上債権の減少2,000百万円があったことなどから、前連結会計年度末に比べ6,051百万円増加し、当連結会計年度末には31,078百万円(同24.2%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は3,557百万円(前連結会計年度は4,555百万円の使用)となりました。これは主に法人税等の支払939百万円がありましたが、税金等調整前当期純利益の計上2,031百万円、売上債権の減少2,000百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は2,904百万円(前連結会計年度は1,174百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出1,909百万円がありましたが、定期預金の払戻による収入6,067百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は409百万円(同19.1%増)となりました。これは主に配当金の支払280百万円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 酒類・食品等 | 630 | 78.4 |
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 仕入高(百万円) | 前年同期比(%) | |
| 酒類・食品等 | 486,426 | 92.7 | |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.受注実績
当社グループ(当社及び連結子会社)は見込生産を行っているため、該当事項はありません。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前年同期比(%) | |
| 酒類・食品等 | 519,289 | 92.8 | |
| 不動産 | 741 | 104.2 | |
| その他 | 62 | 105.5 | |
| 合計 | 520,093 | 92.8 | |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識・分析及び検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識・分析及び検討内容
当連結会計年度のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、経済活動の停滞、個人消費の落ち込みが著しく、感染症収束の目途も立たない状況が続き、依然として先行きは不確実性が極めて高い状況で終始しました。
酒類・食品流通業界においても、市場全体が伸び悩むなかでの感染拡大が市場の落ち込みに拍車を掛け、特に飲食業態、業務用市場を中心に予測を上回る深刻な状況となり、業界全体の経営環境もさらに厳しいものとなりました。
当社グループは、このような状況のなか、役員、従業員ならびに関係各員の安全確保を第一とし、いち早くテレワークの環境整備を図ることで出勤率を減らしつつ、営業活動、受発注業務に支障を来すことなく、コロナ禍においても食の安定供給という社会生活に不可欠な機能を果たすことが求められる企業として、事業の継続に最善を尽くしました。
また、コロナ禍の影響により業務用業態の売上が激減するなか、家庭用需要の増加により売上が好調なスーパーマーケット、ホームセンター、ドラッグストア、コンビニエンスストア、EC(電子商取引)業態への営業を強化して、業務用業態の落ち込みによる影響を極力抑えるべく、営業活動を展開しました。
そのうえで、「酒類の公正な取引基準」の遵守徹底を図りつつ、『ヒト:社員の能力開発と向上』、『モノ:商品の開発と育成』、『コト:様々なイベントとの関わりによる酒類・食品市場の活性化に向けた環境』を“育てる”ことに注力し、最優先かつ必須の課題であるローコストオペレーションのさらなる強化・推進、「働き方改革」、卸売機能の拡充に努めましたが、コロナ禍による売上の減少、物流コストの上昇などにより、大変厳しい状況となりました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態の状況に関する認識・分析及び検討内容
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は120,155百万円(前連結会計年度末は120,693百万円)となり、537百万円減少しました。現金及び預金の増加(31,175百万円から31,950百万円へ774百万円増)、未収入金の増加(10,341百万円から10,670百万円へ328百万円増)がありましたが、受取手形及び売掛金が減少(65,593百万円から63,610百万円へ1,983百万円減)したことが大きく影響しております。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は51,185百万円(前連結会計年度末は48,094百万円)となり、3,091百万円増加しました。株価の上昇に伴い投資有価証券が増加(7,338百万円から8,924百万円へ1,586百万円増)、近畿北部L.Cにおいて物流センターの完成により有形固定資産が増加(20,715百万円から21,983百万円へ1,267百万円増)したことが大きく影響しております。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は102,059百万円(前連結会計年度末は101,817百万円)となり、242百万円増加しました。未払法人税等の減少(803百万円から626百万円へ176百万円減)がありましたが、支払手形及び買掛金が増加(87,619百万円から88,454百万円へ834百万円増)したことが大きく影響しております。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は7,001百万円(前連結会計年度末は7,005百万円)となり、4百万円減少しました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は62,280百万円(前連結会計年度末は59,963百万円)となり、2,316百万円増加しました。株価の上昇に伴いその他有価証券評価差額金が増加(2,450百万円から3,505百万円へ1,054百万円増)、利益剰余金が増加(49,411百万円から50,300百万円へ888百万円増)したことが大きく影響しております。
b.経営成績の状況に関する認識・分析及び検討内容
当連結会計年度の売上高は、新型コロナウイルス感染拡大の影響があったことから、当連結会計年度の売上高は520,093百万円(前連結会計年度比7.2%減)となりました。
一方利益面では、経費の圧縮・削減に努めましたが、売上高減少に伴う売上総利益の低下が非常に大きいものとなり、経常利益は2,116百万円(同44.5%減)、税金等調整前当期純利益は2,031百万円(同46.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,168百万円(同53.9%減)となりました。
c.セグメントごとの経営成績の状況に関する認識・分析及び検討内容
・酒類・食品等
当事業の商品の販売状況は、清酒は、コロナ禍により大型容量パックなど「家飲み」用の商材がやや伸びたものの、市場全体が伸び悩み、前期実績を確保することが出来ませんでした。当社企画商材では「倶楽部・蔵」シリーズの拡販に努め、「八重寿」「鶴正宗」については、コロナ禍の影響を受けて大変苦戦するなか、「白神山地の四季」、「京都五山の四季」などの主力商材を中心にブランドの育成と販路拡大に努めました。
単式蒸留焼酎(本格焼酎)は、適正価格の維持に注力しつつ拡販に努めましたが、業務用市場の落ち込みが大きく、前期実績を確保することが出来ませんでした。このようななか、令和2年4月に発売した当社オリジナルの「田苑金ラベルハイボール缶」は好調に推移しました。
連続式蒸留焼酎については、アルコール不足による大手メーカー商品の休売や終売もあって、前期実績を確保することが出来ませんでした。
洋酒については、ウイスキーは、焼酎メーカーの参入などブームは続いており、家庭用商材の伸びも見られましたが、業務用市場での落ち込みが大きく、ワインも低価格の家庭用商材が伸びを示すに止まるなか、レモンサワー、ハイボールに牽引されたRTDが当期も好調に推移したことにより、洋酒全体としては前期実績を確保することが出来ました。
ビール類は、量販業態の新規帳合獲得がありましたが、樽・瓶商品の落ち込みが著しく、コロナ禍の影響を最も受けたカテゴリーとなり、前期実績を確保することが出来ませんでした。
食品については、外食業態や都市部におけるCVS業態の落ち込みが大きく、スーパーマーケット、ホームセンター、ドラッグストア等は伸長しましたが、食品全体としては前期実績の確保には至りませんでした。
これらの結果、当事業の売上高は、519,289百万円(同7.2%減)となりました。
・不動産
当事業につきましては、新規契約の獲得により、売上高は741百万円(同4.2%増)となりました。
・その他
当事業につきましては、保険代理業の売上高は23百万円(同37.0%増)、情報処理業務受託の売上高は11百万円(同8.2%減)、売電事業の売上高は27百万円(同6.3%減)となり、全体で62百万円(同5.5%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.資本の財源及び資金の流動性
当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金の活用及び金融機関からの借入により資金調達を行っております。
当社グループの運転資金需要の主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、設備資金需要の主なものは、建物やソフトウェア等固定資産購入によるものであります。
なお、当連結会計年度末における借入金、リース債務及び預り保証金を含む有利子負債の残高は9,816百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は31,078百万円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。また、新型コロナウイルス感染拡大による影響につきましては、今後、不確実な要素はありますが、現時点においては限定的であると考えております。