有価証券報告書-第65期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/26 13:52
【資料】
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【項目】
107項目

研究開発活動

当社グループにおける研究開発活動は、永年培ってきた貴金属製錬技術・産業廃棄物処理技術・精密洗浄技術・めっき薬品製造技術を基礎に「資源の有効活用」・「環境保全」・「高純度」・「高性能」をテーマとし、広く社会に貢献することを理念として、長期的視野に立った活動を推進しております。従いまして、当社グループにおける研究開発活動は、当社の貴金属事業・環境事業・精密洗浄事業・化成品事業を対象として行われております。
貴金属事業の回収部門においては、リサイクル対象原料の多様化に対応した貴金属の高回収率製錬技術の開発、及び高純度製品の製造技術の開発に注力しております。
また精密洗浄部門では、我が国の最先端産業である半導体製造装置の精密洗浄技術の開発を行っております。
更に化成品製造部門では、電子・半導体部品の製造に寄与する貴金属含有めっき薬品の製品開発を行っております。
一方環境事業においては「リサイクル」・「リユース」を念頭に入れ、変化する産業廃棄物の質に対応した無害化処理技術や廃棄物からの有価物回収技術、厳格化する環境規制へ対応した処理技術の開発に鋭意取り組んでおります。
更にサンプリング技術及び分析の精度向上を探求しております。
具体的な研究テーマ:
1 貴金属リサイクル技術の研究
2 主に貴金属含有めっき薬品及び貴金属製品製造技術の研究
3 半導体製造装置の洗浄及びメンテナンス技術の研究
4 産業廃棄物のリサイクル技術の研究
5 産業廃棄物の無害化処理技術の研究
6 上記の研究を支える分析技術の向上
また、これらの研究開発活動は一部社外の研究機関と共同で行い、早期に成果に結び付けられるよう推進しております。
当連結会計年度の主な研究開発成果:貴金属回収事業における納期短縮やコスト削減を目的とした新規貴金属回収設備導入及び回収技術開発を進めております。
貴金属回収事業の新規製造拠点の安定操業に向けた開発を進めてまいりました。
今後強化される排水基準値を遵守できる排水処理技術の開発を進めております。
なお、当連結会計年度の研究開発費は212百万円であります。